二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ONEPIECE×青の祓魔師
- 日時: 2012/01/23 14:56
- 名前: 夏蜜柑 (ID: 6C/2QBw5)
皆様おはこんばんちわ。
何個小説かいてるの!?
と思う方もおりますかもしれませんがこれは私がスレを立てただけで、書いているのはネ申のサリーsなのでお間違えのないようお願いします。
これは題名のとおりONEPIECEと青の祓魔師の合体バージョン(なんじゃそりゃ)です。
私よりもとても描写の上手なお方なので、見ていってください。
とても長々とした話となってしまいました。
最後に、基本のルールを書いて終わりたいと思います。
*・*ルール*・*
*荒らし・中傷目的の方は戻るをクリック。
*サリーsの小説を侮辱しない方は来てくださって構いません。
*荒らしに反発しないでください。
私が書くわけではないのですが、この二つは必ず守ってください。
荒らしなどをみて気分を損ねる方もいると思われるので。
>>1 目次
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- Re: ONEPIECE×青の祓魔師 ( No.173 )
- 日時: 2012/02/12 14:47
- 名前: サリー# (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/1329025388895.jpg/img/
ワンピ52巻を青エクでパロってみました。
- Re: ONEPIECE×青の祓魔師 ( No.174 )
- 日時: 2012/02/12 15:07
- 名前: サリー# (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/1329025388895.jpg/img/
もうすぐでバレンタインですね〜
たぶん、出雲は
「あんた達の為じゃないんだからね!!///」って言いながらチョコを渡して
受け取った男共(特に志摩&サンジ)は大喜びで、
最後にナミが
「じゃ、10000円」
「「「「払うんかい!!!!」」」」
ッて感じになりそう…。
- Re: ONEPIECE×青の祓魔師 ( No.175 )
- 日時: 2012/02/12 19:20
- 名前: サリー# (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/1329025388895.jpg/img/
目次>>02
- Re: ONEPIECE×青の祓魔師 ( No.176 )
- 日時: 2012/02/20 19:46
- 名前: サリー ◆qbNb6Ma0MY (ID: ZjIbjScL)
第十一話「一人の喧嘩は皆の喧嘩」(前編)
明朝。
小鳥が囀り、空へ飛び立って行く。
洗面所では燐が歯磨きをしていた。
“コツコツ…”
誰かが階段を下りてくる。
出雲だ。
「おはよ」
「ぼかぼう(おはよう)」
すると出雲の足が止まった。
はち会ってしまった。
「お…おはよう…」
少し顔の引きつったナミが言った。
そのまま彼女は燐から右へ3つ目の蛇口へ。
出雲は燐から左へ4つ目の蛇口へ。
何故彼女達はそんなに離れているのか、真中にいた燐は頭を混乱させた。
“シュコシュコ”“ジャ——ッ”“ガラガラガラ…ペッ!”
しばらくは歯磨きの作業の音しか聞こえない。
「いい?あんたら」
「「?」」
「昨日あたしが泣いた事は絶対誰にも言わないで」
出雲はものすごく真剣な顔で言った。
「え…?誰が?何を??」
「いいから黙って約束して!!」
「言わねーよ!!」
「…これ!」
少し怒った顔の彼女は燐に向かって畳んだ服を渡した。
「貸してくれて…ありがとう…。
あんたが来てくれなかったら、あたしも朴もどうなっていたか…
—そこは一応感謝してるから…!!」
出雲の頬はまるで林檎のように赤くなっていた。
ナミはこの事で彼女の性格が分かった。
(ツンデレ…?)
「なんだよ、お前いい奴じゃねぇか」
「きっ…汚かったから洗っただけ!!」
「えっ…!!」
「あんた、なに真に受けてんのよ」
◆◆◆
朴はあと2,3日すれば熱が引いて動けるようになるらしい。
結局、彼女は塾をやめる事を決心したらしい。
—そして、事件は《聖書:教典暗唱術》で起こった。
「大半の悪魔は《致死節(ちしせつ)》という死の理…
必ず死に至る言や文節を持っているでごザマース。
詠唱騎士は《致死節》を掌握し、詠唱するプロなんでごザマースよ!」
少し年を取った派手な女の先生は塾生に説明した。
「では宿題に出した“詩篇の三〇篇”を暗唱してもらうでごザマース。
神木さん、お願いするでごザマース」
「はい!」
いつもよりも焦った声を出した出雲は目を閉じて、暗唱を始めた。
「…神よ我汝あがめん汝…我をおこして…我のこと……—忘れました…」
先生は「めずらしい」と驚いた後に勝呂を指名した。
「いや…でもあいつがテストでスーパーいい点数取ったのは薬学の時だろ?」
「“詩篇の三〇篇”はすげぇ長ぇしな」
勝呂は、スゥッ…息を吸って暗唱を始めた。
「“…神よ 我汝あがめん”」
テンポ良く、スラスラと一つも詰まらず“詩篇の三〇篇”が暗唱されていく。
その姿を見た一同はあんぐりと口を開けたり、汗をたっぷりと掻いたりと
様々なバリエーションの驚き方をしていた。
「—“我が神よ 我永遠に汝に感謝せん”」
「「「「……スゲェ—————————ッ!!!!」」」」
「人は見た目に寄らないって本当だったのね」
「やかましわお前ら!!」
◆◆◆
「すごいねぇ勝呂君!びっくりしちゃった」
「いやいや惚れたらあかんえ?」
「惚れるか、クソトサカ」
「なっ…なんやと眉毛!!」
「坊は頭いいと違おて、暗記が得意なんですよね」
「コラ子猫丸…それつまり頭いいゆうことやろ?」
「あ、はい」
「暗記なんてただの付け焼き刃じゃない」
その一言で周りの者たちは一斉に黙った。
- Re: ONEPIECE×青の祓魔師 ( No.177 )
- 日時: 2012/02/20 19:45
- 名前: サリー ◆qbNb6Ma0MY (ID: ZjIbjScL)
第十一話「一人の喧嘩は皆の喧嘩」(後編)
「はぁ?4行も覚えられん奴に言われたくないわ」
勝呂は挑発的に言い返す。
すると、出雲は立ちあがってこう叫んだ。
「あたしは覚えられないんじゃない!!覚えないのよ!!
詠唱騎士なんて、詠唱中は無防備だから班(パーティ)にお守りしてもらわないと、
ただのお荷物じゃない!!」
「なんやとぉ…!?詠唱騎士目指してる人間に向かってなんや!!」
「何よ!殴りたきゃ殴りなさいよ!!」
喧嘩が始まり、志摩や子猫丸は必死に止めようとするが止まらない。
「だいたいお前は気にくわへんねや!!
人の夢を笑うな!!」
「あ——!それおれが言「黙っとれ!!」ハイ…」
「あんな冗談笑う以外にどうすればいいのよ!!」
「じゃあなんや、お前は何が目的で祓魔師目指してるんや…あ?いうてみ!!」
「目的…?」
出雲は過去を思い出すかのように黙った。
そして口を開いた。
「…あたしは他人に目的を話した事がないの!
あんたみたいな目立ちたがり屋とは違ってねっ!!」
「—この!!」
勝呂は出雲の胸倉を思いっきり掴んだ。
負けじと彼女も勝呂の胸倉を掴もうとした途端—
“バンッ”
立ち上がろうとした燐に衝突した。
「喧嘩なら他所でやれ——————————————ェッ!!!!!!!」
◆◆◆
太陽が空から消え、代わりに三日月が現れた。
「皆さん、少しは反省しましたか?」
雪男が《囀石(バリヨン)》という人間が持つとどんどん重くなる
石のような悪魔を膝に乗せた一同に聞いた。
「なんで俺らまで…」
「こっちは被害者だぞ!!」
「連帯責任ってやつです…この合宿の目的には“学力強化”の他に
“塾生同士の絆を深める”というものもあるんですよ」
「こんな奴等と慣れ合いなんてごめんよ」
「慣れ合ってもらわなければ困る」
雪男は黒ぶち眼鏡の位置を直してこう言った。
「祓魔師は1人では闘えない!!」
そこをよく考えてくださいと言った後、彼は腕時計を見た。
「では僕は今から3時間程、任務で外します。
しかし昨日の《屍》の件もありますのでこの寮の全ての出入り口に施錠し強力な魔除けを施して行きます。
僕が戻るまで3時間、皆で仲良く頭を冷やして下さい」
“バタンッ”
扉が閉まる音が鳴り終わった瞬間、一同の雪男への評価は「鬼」となった。
「つーか誰かさんの所為でエライ目に」
「はぁ!?あんただってあたしの胸倉掴んだでしょ!!」
「このクソトサカが…グチグチと同じような事を…!!」
「おう、眉毛繋がりで助けてやってんのか優しいな」
「なんだとこのマリモヘッド!!」
「また微妙に俺を挟んで…!!」
「やかましいあんたら!!!うるさい!!!」
“ボカボカボカボカッ!!!!”
堪忍袋の尾が切れたナミが喧嘩していた4人と何故か燐の頭にたんこぶを作った。
その瞬間—
“フッ…”
停電が起こった。
「きゃあああああ!!!」
「ぎゃぁああああ!!!」
ビビったしえみとウソップの悲鳴が響き、志摩が急いで携帯の電気をつけた。
外の家の明かりはついている。
停電はこの建物だけだ。
「俺ちょっと見てくるわ」
「志摩さん、気ぃつけてナ」
「俺こういうハプニングワクワクする性質なんよ。
リアル肝試し…」
扉を開けた志摩の顔が笑顔のまま止まった。
「なんや夢やろか…」
目の前には、嘘とも言ってほしい光景があった。
大量の《子鬼(ボブゴブリン)》、そして《屍》が2体いたのだった。
“バギャ!!”
《屍》は扉を突き破って入ってきた。
そしてその頭が膨らみ——
“ボンッ!”
———
「囮って…!!」
「三本!?」
「お前は…」
「任務完了」
次回第十二話「裏切り手騎士」に続く
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