二次創作小説(紙ほか)

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自由人の理想【あんスタ】
日時: 2016/03/21 15:47
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

「今日から俺、アイドルはじめまーす」



「あっ!思い付いた!今すぐ書かなきゃ!」



「俺は俺のやりたいようにやらせてもらうぜ」




これは男性アイドルの育成に力を注ぐ、夢ノ咲学園に通う一人の自由人のお話。



作詞が得意な少年の、強く儚い理想。



※これはあんさんぶるスターズの二次小説です。

Re: レッスン開始 ( No.101 )
日時: 2016/04/17 21:57
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

蒼「さ、そろそろ切り替えてレッスンしよーよ?」

パンパンと手を鳴らし、3人に呼び掛けた。

仁「そうらよ。俺たちは今日はレッスンしに来てるんだぞ。蒼ちんだって見に来てくれてるんだ」

蒼「うんうん」

天「えー」

真「にーちゃんたちが言うなら...」

紫「光くん、レッスン始めましょうか」

天「わかったんだぜ」





仁「・・・3・・・2・・・1・・・はい!」

にーちゃん先輩の合図で1年生三人は動き出した。
にーちゃん先輩は踊らず側でテンポをとっている。

紫「〜♪〜♪〜♪...ハァハァ・・・」

天「〜♪〜♪〜♪」

真「〜♪〜♪〜♪...ハァ・・・」

3人ともちゃんと歌えているけど、紫之くんと真白くんは息切れしてるな。
やはり、踊りながら歌うのはキツイらしいな。




仁「どうらった?こいつらのダンスと歌は」

テンポをとるのを止め、俺に訪ねるにーちゃん先輩。

蒼「歌はあまり言うことは無い...かな。強いて言うならもう少し声のボリュームを上げるべきだと思う。そして、問題はダンス」

ギクッと3人は反応する。


何だ・・・・自分達で気づいてるんじゃないか・・・。

蒼「動きはバラバラだし、一つ一つのタイミングが微妙にズレてる。天満くん、君は体力に自信有るんだろうけど、ちょっと自己主張強すぎ」

天「うっ」

蒼「もっと下がらないと他の二人のダンスが目立たないよ」

天「ごめんなさい...なんだぜ」

ショボーンとする天満くん。

蒼「でも自己主張が強いのは逆に強みでもある。もっと紫之くんと真白くんが天満くんに十分着いてこれるようになったら...」

天「?」

蒼「その時は思う存分、自分を目立たせれば良い。輝かせれば良い。それまでもう少し人に合わせるという気持ちを持った方が良いだろ」

天「!・・・分かったんだぜ!」

元気よく返事する天満くん。

蒼「で、一番の問題はやっぱり紫之くんと真白くんの二人」

紫、真「「!!」」

蒼「天満くんに付いていけてないどころか、歌とダンスがズレてる。それに体力が無さすぎ。途中、ハァハァ言いまくってたでしょ?」

紫「は、はい」

蒼「ライブだとマイク通して観客に聞こえちゃうかも知れない。だから、出来るだけ息切れは少ない方が良いな。少しでも余裕があった方がダンスも上手く踊れるし、歌も上手く歌える。それに周りに気を配ることだってできる」

真「じゃあ、俺たちは...」

蒼「取り合えずレッスン前と後にでも体力作りしたらどうかな。ま、最終的に決めるのは俺じゃなくて、リーダーのにーちゃん先輩や、本人の君らなんだからな?」

紫「はい!でも、体力作りやってみます!」

真「確かに光に比べて俺ら全然体力ないから、体力つけたら光が俺たちを気にせず目一杯歌える...!」

天「俺も頑張るんだぜー!」

Re: 俺の実力 ( No.102 )
日時: 2016/04/24 15:15
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


真「それにしても凄いですね!これだけ的確な指示がしてもらえるなんて...!」

紫「にーちゃんも凄いですけど、榮倉先輩も凄いですね!」


二人は嬉しそうに誉めてくれる。

蒼「あ、ありがとう」


仁「流石はUNDEADのメンバーだな。まだ見たことは無いが、実力はもっと凄いんだろうな」

蒼「あはは。俺の実力は大したことないですよ。ライブだってUNDEADに入ってから4、5度しか出てないですし..」

笑って誤魔化す。
まあ、誤魔化すも何も本当に実力は大したことないけど。

仁「確かに榮倉蒼輔って名前はあまり聞いたりしなかったな」

天「何で?こんなに蒼ちゃん先輩凄いのにライブ出ないんだ?」

蒼「俺は元々人前に出るのが少し苦手だったからな..。ライブだってレッスンだって俺がいなくても出来るからな」










蒼「俺も一回おちた人間だからな。這い上がるのってなかなか難しいものなんだ」

小さく呟いた。

紫「昔、何があったのか僕は知らないけど、でも先輩凄いですから。きっと僕たちの目指すような、先輩が目指すようなアイドルになれますよ・・・!」

励ますように紫乃くんは言う。

Re: 自由人の理想【あんスタ】 ( No.103 )
日時: 2016/04/26 14:39
名前: ヤミ (ID: I69Bg0jY)

しののん可愛い〜♪♪

Re: 自由人の理想【あんスタ】 ( No.104 )
日時: 2016/04/26 23:01
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

だよね〜♪
紫乃くんはホントに癒しだよ(*´ω`*)

Re: 遊木真くんHappyBirthDay! ( No.105 )
日時: 2016/04/30 09:54
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


今日、4月30日は隣のクラスの遊木の誕生日らしい。

朝、アドくんが

乙「あいつは弱い。だから肉をやる」

と、バックから肉を取り出していたのを見かけた。

同じクラスの真緒くんも

衣「ちょっと真を祝いに行ってくるな」

と隣のクラスへ出掛けた。

なので2-Aはとても騒がしい。
おめでとう...の声が鳴り止まないし、クラッカーの音が何度も響き渡る。

大「ちっ、、、うるせーな!何だってA組は、あんなにうるせーんだよ!」

わーわー騒がしいA組にイラつく大神。

伏「確かA組の遊木様が今日お誕生日では?なので隣のクラスは皆様でお祝いされているのでしょう」

凛「それでも煩いよねー。眠気が吹き飛びそう」

鳴「あら、凛月ちゃんの眠気が無くなるなら良いことじゃない♪」

凛「うっさい、オカマ」

鳴「お、オカマ・・・・!?」

うるせー!とギャンギャン騒ぐ大神に、のほほんと喋りかける伏見、それに煩くて機嫌が悪い凛月くんに話しかけ、オカマと言われショックを受けるオカ...げふんげふん...嵐ちゃん。

ホント、うちのクラスは個性豊かだよね。

蒼「俺も一言、お祝い言ってくる〜」

俺は席を立ち、A組の教室に向かおうとする。

伏「榮倉様。A組に行かれるのであれば衣更様にもう少しでHRが始まりますゆえ、戻ってくるようにお伝えください」

蒼「ん〜。了解、了解〜」


伏見から伝言を預かり、A組の教室に向かう。


蒼「おはよー。それと遊木おたおめ〜」

ガラッとドアを開けるとそこには...

瀬「ゆうくーん!お誕生日おめでとう!お兄ちゃんも一緒に祝ってあげるから逃げないでよ〜!」

遊「ぎゃーー!!泉さん!こっち来ないで!!」

ハアハア言ってる瀬名先輩を前に涙目になりながら叫び逃げ惑う遊木の姿が...。

遊「?」

瀬「ん?」

A組に居た人たちはドアから入ってきた俺に気づきこちらを向いた。

蒼「えーっと...?...何かお邪魔しましたー」

くるりと向きを変え帰ろうとした俺の肩を掴まえて遊木は必死に言う。

遊「ちょっと待って!帰らないで、榮倉くん!泉さんを追い払って!!」

瀬「追い払うって...ちょっとヒドくない?ゆうくん」

蒼「誕生日なのに可哀想だね、遊木」

遊「そう思うなら助けて!?」

遊木は俺の後ろに素早く隠れた。

瀬「ちょっと〜!退いてくんない?くらくん!」

蒼「いや、退くも何も...。遊木嫌がってんじゃん」

そうだそうだ!と言うように激しく首を縦に振る遊木。

瀬「嫌がってる?...くらくん何言ってんの?これはゆうくんの遠回しの愛情表現だよ」

蒼、遊「「いや、あんたが/泉さんが何言ってんの!?」」


蒼「駄目だ。遊木、ごめんけど瀬名先輩を止めることは俺には出来ないや...」

遊「ええっ?!」

蒼「その代わり・・・・。ねえ、アドくん?」

乙「なんだ」

近くに座っていたアドくんに話しかける。

蒼「遊木ってヒョロヒョロのモヤシみたいじゃん?だからか弱いものだと思わない?...アドくんのポリシーは弱いものは守る...だよね」

乙「あぁ、分かった」

俺の言いたいことが分かってくれてすぐに頷いてくれたアドくん。

乙「弱いものを苛めるのは俺が許さない!」

瀬「はあっ?!ちょっと巨体!!あんた邪魔なんだけどぉ?退けてよ!」




アドくんは瀬名先輩を止めてくれたようだ。

遊「ありがたいけど...。僕、モヤシって言われた(泣)」

蒼「ま、気にすんなって」


衣「蒼輔、帰らないのか?」

真緒くんが声をかけてきた。

蒼「あ、そうだ。俺、伏見に真緒くん連れて帰ってこいって言われてたんだった」

衣「あぁ。じゃあ帰ろうぜ」

蒼「うん。あ、それと...」


A組を振り返り俺は言う。


蒼「遊木、お誕生日おめでとう」


遊「!・・・・・うん!ありがとう!」


蒼「あ、これあげる」

ポイッと小さな袋を遊木に向かって投げる。

遊「これは?」

蒼「昨日、クッキー作ったからさ。良かったら食べてよ」


遊「ありがとう!」



嬉しそうに遊木は笑ってくれたので俺は...



蒼「どういたしまして!(ニッ」



...俺も嬉しそうに笑ってみた。


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