社会問題小説・評論板

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終わらない戦い—祝!参照1500越え!—
日時: 2011/07/27 17:48
名前: 向日葵 (ID: 5obRN13V)

どうも。はじめまして、向日葵です。
こちらが初!投稿作品です。
文章変だとは思いますが、最後まで見てくれたら嬉しいです。(更新あんまりできませんっ!)

人物紹介・>>3>>68>>74>>151

まとめ的なもの?(読まなくてもおkです)・>>218

出会い編・>>4>>7>>10

里香&亜子編・>>11>>12>>17>>24>>30>>45>>49>>50

崩壊編・>>53>>55>>61>>65

洵&薫編・>>67>>73>>75>>76

過去編・>>77>>80>>81>>82>>85>>86>>94>>97>>100>>106>>139

綾編前半・>>140>>142>>143>>146

仲直り編・147>>148>>149>>150>>160>>169

綾編後半・>>173>>174>>175>>176>>190>>191>>226new!(製作途中)



参照1000回記念企画・>>207>>215>>216


番外編
遊園地編・>>234>>253

Re: 終わらない戦い ( No.173 )
日時: 2011/03/19 16:51
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

朝、鮎湖と咲恵が教室に入ると何故か皆がヒソヒソ話をしている。
「?どうしたのかな…」
鮎湖が不思議がってそう言うと、
「じゃ、私聞いてくるね」
と咲恵がスクールバックを机に置き、人がたくさん集まっているグループに近づく。
「ね、何があったの?」

咲恵の疑問に答えたのは咲恵の一番近くにいた綾だった。


「…帆波が、自殺したらしい……」




「えっ……帆波ちゃんが………?」



咲恵と帆波は『仲良し』では無かったが紛れも無く『クラスメート』だった。同じ教室で学んだ仲だ。少なからずショックを受ける。




「どうしたの、ガジョ」

鮎湖がこちらへ歩いてきた。

「…帆波ちゃんが、自殺したって」

「…!!!」

鮎湖と帆波は中学校の時に同じ委員会に属していた。咲恵よりも関わりがあるため、咲恵よりもショックを受けている。

「…那美、ちゃんは?」

那美とは帆波の親友だ。幼稚園の時からの知り合いで誰もが認める『仲良し』だった。

そんな2人のうちの1人が欠けたのだ。

欠けたのが、那美であっても、帆波であっても。

どちらか1人が必ず傷付く。

2人はお互いに依存しあっていた。


そんな時。

「!那美!」

綾が一番に那美が教室に入ってきたことに気がついた。

「……綾、ちゃん」

「大丈夫?那美」

那美は誰が見ても分かるほどやつれていた。眼のクマに、ボサボサの髪。櫛も通していないだろう。そしてしっかり付けられていないリボン。

「…………」

普段温厚な那美のものとは思えない、殺気の籠った睨み。

睨みつけた相手は—————









だった。




「綾ちゃんのせいで、綾ちゃんのせいで、綾ちゃんのせいで…っ!!!ほなちゃんを返してっ!!返してよっ!!!」



那美は泣き叫ぶ。



綾は無表情でそんな那美を見つめる。



咲恵は2人の様子をじっと観察していた。



鮎湖は不安そうに那美を見つめる。



「綾ちゃんがっ!ほなちゃんを虐めなければ……っ!!!綾ちゃんのせいなんだっ!!ほなちゃんが死んだのは、綾ちゃんのせいなんだ……っ!!!!」


那美が崩れ落ちる。



「何か言ってよっ!!!」


那美の叫びに、綾の答えは、思いがけないものだった。





「………じゃあ、あんたも死ねば?」





綾は酷く残酷な眼をしていた。




「死んじゃえばいいじゃん。死ねば帆波と一緒にいられるかもよ?」





はは、と笑う綾。




それを見つめる那美。




見兼ねた鮎湖がとうとう動きだした。





「束田、お前が死ねっ!!!!」




鮎湖が綾に飛びかかる。




「!?」




普段はおとなしく、綾にパシられることが多い鮎湖だったのでこんな行動を見せたのは勿論初めてだった。




鮎湖のビンタが綾の頬に炸裂する。




「何!?帆波ちゃん殺しておいて、那美ちゃんまで死ねって!?お前が死ねよっ!人殺しがっ!!!」

Re: 終わらない戦い ( No.174 )
日時: 2011/03/19 17:09
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

「…あのさぁ」


今まで黙っていた咲恵が動き出す。



「………」


無言で綾のほうに近づく。



「ひっ…!」


綾が小さく悲鳴を上げる。咲恵の眼が先ほどの綾と同じく酷く残酷な眼をしていたからだ。


逃げようとするが、上に鮎湖が乗っているので身動きが出来ない。



綾まであと30cmという所で咲恵が立ち止った。



「いつまでも何も言わないと思ったら大間違いだっつーの!!!!」




「ひっ!!!ぃ…っ痛い痛い痛い痛い痛いっ!!!!」




咲恵が足で綾の肩を踏んだのだ。勿論全体重をかけて。



綾は咲恵の足から逃れようと精一杯もがく。




「はっ!痛い?あんたが帆波ちゃんにやった事ぐらいのことをしたまでだけど?…私たちが何も知らないとでも?こっちには優秀な情報屋がいるもんでね」


悠長にそう言いながらもグリグリと肩を踏む咲恵。


「あ゛…ああああああああああああああああああああっ!!!」


痛みからか綾が叫ぶ。




クラスのみんなは傍観している。何も言わず、ただただ無表情で。





「気絶とか、止めてよ?めんどくさくなるから…。あ、鮎もう押さえなくていいよ」


鮎湖はその言葉に従順に従い、綾からやっと離れた。


Re: 終わらない戦い ( No.175 )
日時: 2011/03/29 10:45
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

「最近調子乗ってるみたいだけどさー……人、殺すのは不味いんじゃないかな?」

咲恵は笑顔で綾に迫る。綾はガタガタと震えている。

「鮎は感情的になり過ぎ。まぁその気持ちも分からない訳じゃないけどね」

咲恵は鮎湖にスクールバックの中に入っているあるものを取ってきて、と要望する。

「ガジョー、これ?」

鮎湖が手にしているのは、カッター。

「そうそう!有難うー」

笑いながらそれを受け取る。

すると、咲恵の後ろにとある影が。

「へぇ、面白うな事してるじゃん。私も混ぜて?」

まるで一緒に遊ぼう、と言っているかのような言葉。

咲恵は声だけでその人物を判断したのか、振り向かずそのままの状態で口元を吊り上げた。

「いいよー、香奈美ちゃん♪」

咲恵がにっこりと頬笑み、香奈美もそれにつられて笑う。

香奈美の一人称が『マッチ』から『香奈美』に変わっていた。これは咲恵、というよりもこの4人の決まりごとだ。
こういった状況になった場合は名前呼びをしよう、と———

香奈美はちゃっかりと綾の右腕を抑えている。それに気がついた咲恵が感心したような口調で言う。

「さっすが香奈美!仕事が早いね!次やることももう分かってるっぽいし」

咲恵はすっかり気分を良くしていた。

この状況を何もせずに傍観するクラスメートたち。

話しの分かる仲間。

こんなに騒いでいても誰も駆け付けない馬鹿な教師たち。

すべてが、咲恵の気分を良くする元となっていた。

Re: 終わらない戦い ( No.176 )
日時: 2011/03/29 10:44
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

榛名はもうとっくに教室に入っていた。香奈美が教室に入った直後、榛名も教室に入ったのだ。
だが虐めに参加することはせず、ただ机に座り傍観しているだけだった。周りの人々が立っているのでそれの影になって咲恵たちの様子は窺えなかったが、聞こえてくる声で何が起こっているのかは大体分かる。
(…教師っていうのも本当に馬鹿だねぇ…こんなに騒がしいのに)
ちらり、と時計を見ればまだ7時35分。ホームルームは8時からなのでまだまだ時間に余裕がある。
(まぁ職員室は1階だしね…)
職員室などの特別教室は1階にあり、この教室もとい1年の教室は全て4階にある。ちなみに2階は3年、3階は2年といった具合だ。2階ならまだしも4回からの声など当然1階に届くはずがない。
(…何だか今日はつまらない)
榛名がつまらないと感じるのには訳がある。今日に限って常備している小説を家に忘れてきてしまったのだ。昨日の夜遅くまでそれを読んでいてすっかりベットの横に忘れてきてしまった。そのことに気が付いたのは教室に入ってからだ。虐めに参加せず、小説を読もう、と思った時に自分の失態に気が付いたのだ。
(…親指探し、読みたかったなぁ……)
スクールバックをバフバフ叩いてみる。小説が出てくることを願って。

「さっすが香奈美!仕事が早いね!次やることももう分かってるっぽいし」
咲恵のやや興奮気味の声が聞こえる。

(…やっぱ無理だよなー…。……よし、行ってくるかな)





「なーに3人だけで面白そうなことしてんのー?」
この声は、と3人同時に声のするほうに振り向く。

「「「榛名!」」」

「ははっ、遅くなってごめんね?」
「いいよいいよー。あ、じゃあ腕押さえてもらえる?」
「はいはい、お安いご用ですー」
榛名は言われた通り左腕を掴む。
「ひっ…」
綾は怯え、ガタガタと震えている。

「動かないでねー?ちょ〜っと間違えると」

咲恵はそこでいったん言葉を区切り、自分の口元を綾の耳元に近づけ囁いた。




「死んじゃうから♪」





「っ!!!」

綾の眼元から涙があふれ出る。もう何をされるか分かっているようだ。

咲恵は綾のサイドテールにし、肩に付く髪をひとすくいするとそれにカッターを近づけた。綾の髪は漆黒のストレートで綺麗だと評判だった。
咲恵の赤茶の少し天然のかかった髪とは正反対の美しさだった。


自らの自慢でもあった髪がカッターによって無残にも切られた。


「…」


綾は無言だったがその眼からは大粒の涙が溢れ出ていた。

Re: 終わらない戦い ( No.177 )
日時: 2011/03/29 23:00
名前: ガジョベー (ID: EUu3Ud2H)


おひさ

なんか私いっぱいだしてもらっちゃってわるいね


鈴蘭、パソ新しくしたんだってじゃん

いいなぁ

チョコラン始めたから
いつかあおうや


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