社会問題小説・評論板
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- 終わらない戦い—祝!参照1500越え!—
- 日時: 2011/07/27 17:48
- 名前: 向日葵 (ID: 5obRN13V)
どうも。はじめまして、向日葵です。
こちらが初!投稿作品です。
文章変だとは思いますが、最後まで見てくれたら嬉しいです。(更新あんまりできませんっ!)
人物紹介・>>3・>>68・>>74・>>151
まとめ的なもの?(読まなくてもおkです)・>>218
出会い編・>>4>>7>>10
里香&亜子編・>>11>>12>>17>>24>>30>>45>>49>>50
崩壊編・>>53>>55>>61>>65
洵&薫編・>>67>>73>>75>>76
過去編・>>77>>80>>81>>82>>85>>86>>94>>97>>100>>106>>139
綾編前半・>>140>>142>>143>>146
仲直り編・147>>148>>149>>150>>160>>169
綾編後半・>>173>>174>>175>>176>>190>>191>>226new!(製作途中)
参照1000回記念企画・>>207>>215>>216
番外編
遊園地編・>>234・>>253
- Re: 終わらない戦い ( No.73 )
- 日時: 2010/12/17 16:57
- 名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)
続き
榛名・香奈美・鮎湖・薫・幸人・拓斗で話していると、鮎湖は時間を気にしているようだったので榛名は鮎湖に声をかけてみた。
「あゆどうした?」
「あ、うんいやー…先生に呼び出されてて…」
鮎湖は嘘をつくのが不得意で、すぐにバレてしまう。そう。今みたいに。付き合いの長い榛名と香奈美はすぐにこれが嘘だと分かった。だが。
「そうなの?行ってらっしゃい?」
と笑顔で見送った。
鮎湖は一瞬悲しげな顔をした。
だがすぐにいつもの顔に戻っていて、
「いってきます」
と言って走って行ってしまった。
「行っちゃったねー」
榛名がそういうと、幸人は静かに口を開いた。
「てかさ。今の完璧嘘、でしょ」
榛名と香奈美は内心とても驚いていた。
何故、分かったのか
鮎湖は普段から無表情なことで知られている。そのため感情が顔に出にくい。
(な、なんで分かるの…出会ってまだ数分しかたってないのに)
クラスの中で、鮎湖のごくわずかな表情の変化を見破れるのは榛名と香奈美、そして咲恵くらいだった。
「わ、ぐっちーすご…っ」
思わず口にしてしまった香奈美。皆の視線が一斉にあつまる。
「…あゆ、嘘ついてたよ…それにしても!ぐっちーすごいね…あゆの表情を読み取るなんて」
香奈美は幸人に関心していた。
「あぁ…人間観察得意だから」
得意げに話す幸人。薫はどこか嬉しそうに笑っていた。
たわいもない話をしていると、どこかから聞き慣れた声が聞こえた。
「かお君」
その声の持ち主は、薫の最も恐れる者。
「洵ちゃん…」
薫を対人恐怖症にした張本人だった。
- Re: 終わらない戦い ( No.74 )
- 日時: 2010/12/17 17:03
- 名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)
またもや新キャラ登場です
イワセ ジュン
岩瀬 洵
1年4組2番。吹奏楽部所属。独占欲が強い。中学時代は薫と仲が良かった。薫を対人恐怖症にさせた張本人。頭がよく、テストは毎回順位が一ケタ。
- Re: 終わらない戦い ( No.75 )
- 日時: 2010/12/17 20:14
- 名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)
続き
「「えっ!?」」
薫のつぶやきにより、皆は一斉に声のほうを振り向いた。
「楽しそうだね…かお君?」
洵の顔は狂気に満ち溢れていた。
薫の体は小刻みにけいれんしている。
「かー君!」
「薫!」
これは何故か洵を見ると起こってしまう症状で、感情のコントロールが出来なくなる。正確には記憶のフラッシュバック。中学の時にもこの症状が起こり、学校の窓ガラスを2、3枚割った。その割った現場を見ていた香奈美と榛名はすぐさま止めに入る。ちなみに「かーくん」というのは薫の事で、幼稚園時代から知り合いの人だけにはこの呼ばれ方をしていた。
「落ち着いて!」
「薫!」
薫は頭を抱えはじめた。
「っぁ…あぁ…っ…」
嗚咽を洩らしながら、必死に感情を抑えようとしている薫。それを必死に見守る香奈美と榛名。一方、洵は楽しげに笑みを浮かべている。
洵が、一歩前に出た。
「!?」
皆洵から眼が離せない。
「近寄らないでっ!!」
香奈美の声だった。
「これ以上かー君に近寄らないでっ!!!」
香奈美にしては珍しく、怒っているようだった。
ちょうどその時、薫の体が前のめりに倒れた—…
「「薫!?」」
あまり状況の読みこめない幸人と拓斗が驚いた顔で薫を見ている。そして、倒れるギリギリのところで薫の体を幸人に拓斗、香奈美に榛名という大人数で支えた。
「まずは、保健室っ…!」
すっかりリーダーになっている香奈美の命令で1階にある保健室に運ぶことになった。
「榛名、先生呼んで来て!」
香奈美が叫ぶ。
「分かった!」
返事をする頃にはもう走り出していた。
1分もせずに1年4組担任の溝口 昌弘がやってきた。
「薫君っ!」
先生は薫の体を支えると、校内電話で保健室の先生を呼んだ。保健室の先生は来るなり、
「!運びます!そこの子手伝って!」
と担架を広げた。香奈美たちは近くにいたので強制的に手伝わされることになった。
「はい、いち、にっ、さんっ!」
先生の掛け声とともに薫の体を慎重に担架に乗せた。
ここまでにしておきます($・・)/~~~
- Re: 終わらない戦い ( No.76 )
- 日時: 2011/05/21 17:48
- 名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)
「はい、道開けてっ」
保健室の先生の声が廊下に響く。何事だ、と担架を覗き込んでくる者もいる。
(あぁ、うっぜぇ)
香奈美は内心、野次に対して怒っていたが、今はそれどころではない。
「階段下がるよー道開けて」
という先生の声に従う者もいれば、反抗する者もいた。その反抗した者は昌弘に呼ばれて怒られていた。
—保健室前—
「ベットに乗せてくれる?」
香奈美たちは、「はい」と返事をすると出来るだけ薫に衝撃を与えないようにゆっくり、静かに乗せた。
「ありがとう…あなた達は教室に戻りなさい」
「はい、分かりました」
榛名は言いたいことがあったが香奈美が「分かった」と返事をしてしまったため発言することが出来なかった。
教室までの帰り道。香奈美たちは沈黙状態が続いていた。
その状態を破ったのは、幸人だった。
「それにしても…ビックリしたよ…じゅん、だっけ?」
「あぁ…顔を見ただけで…」
拓斗も幸人のように顔には出さないが驚いていた。
「仲悪いのか…?」
事情をしらない幸人と拓斗はまだ驚いていた。だが事情を知っている香奈美と榛名は悲しい顔をしていた。
「うんん…元々は、あの二人仲、良かったんだよ…?」
と、榛名が言い放った。それは怒っていおるようにも見えたが榛名は俯いているので前髪が邪魔して顔が見れない。
「榛名!!!」
香奈美が急に叫んだ。どうやら話題には触れられたくないらしい。
「だって…!二人も知りたいでしょ…?」
榛名はいつの間にか涙目になっていた。幸人と拓斗は急に話題を振られ、驚いたが、すぐに答えは出た。
「あぁ…友達の事だもんな」
「俺も…知りたくないと言ったら嘘になる」
二人の心は一致していた。
「………ふー…」
香奈美は覚悟を決めたようにため息をついた。
そして、今まで黙っていた香奈美がゆっくりと話し出す。
「…絶対に、他言しないでね」
幸人と拓斗はコクコクと頷いた。
「東中の…元3年2組の人だけが知ってるんだけど…」
ここから、長い長い薫の昔話が始まった。
- Re: 終わらない戦い ( No.77 )
- 日時: 2011/02/16 17:41
- 名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)
「元々は薫と洵ちゃんは仲がよかったの——」
〜3年前〜
「じゅ〜んちゃ〜んっ!!」
とうっ、と薫が勢いよく洵ちゃんに抱きつく。
「かお君」
それを見て微笑む洵。この二人は誰もが知る仲良し二人組だった。
「おはよ」
「うん、おはよう」
挨拶を交わす二人。
すると、
「薫ーおはよー」
この声は学級委員の高塚 裕樹の声だった。裕樹はクラスのムードメーカーでいつも龍一と一緒にクラスを盛り上げてくれる、クラスに欠かせない人だった。
「おはよー高塚ー」
小学校時代地味キャラで通っていた薫だったが、中学に入って友達がかなりたくさん出来た。薫はそれを嬉しく思っていたが、洵はそうは思っていないらしい。洵の顔が険しくなっていく。
「かお君」
「ん?何?洵ちゃん」
薫はにこっ、と笑って洵を見た。
「僕以外の人と話さないで」
洵は真剣な顔をしてこう言った。すると薫は、冗談に受け取ったらしく笑いながらこう言った。
「洵ちゃん、流石にそれは無理だよっ」
洵はこの時初めて薫に腹が立った。
「かお君…」
「あ、おはよー、かー君」
「おはよーマッチ」
香奈美の後ろには榛名がいた。
「おっはよー薫ー」
「おはよー榛名」
次々と挨拶をかわしていく中、洵が黙っていることに気がついた薫。どうしたんだろうと思い話しかけると、
「かお君。向こういこ」
と、腕を引っ張った。
「え、あ、うん」
薫は戸惑いながらも洵の後について行った。
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