BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ハイキュー!国見ちゃん受け
- 日時: 2015/02/04 18:50
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
何人か知っている方いらっしゃると思いますが、月音です。初の自スレなので、よろしくお願いします。
この小説は国見ちゃん受けなので、基本国見ちゃんの小説を書きますが、リクエストあれば言って下さい。書けるように頑張ります。国見ちゃん受けのリクエストなら大歓迎です。
また、知識が足りない点などもありますので、よろしくお願いします。
家の事情でたまにこれなくなったっり、あまり夜遅くまで来れないので申し訳ありません。あと文才無いです・・・。
気軽に来てください。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.156 )
- 日時: 2015/02/23 16:21
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
(金田一+後輩)×国見
(極力俺にって・・・言われてもなぁ。ま、頑張るか)
「国見さん!」
マッキ—がレシーブしたボールを、国見さんに上げる。ボスっ・・・気持ちいい音がした。後半にこんな力強い音を聞くのは久しぶりだ。
(あれ、国見さんまだ余力がある・・・?)
合わせて気づいたのは二つ。一つ目は、国見さんが前半に手を抜いていたのは、後半みんなが疲れた時に活躍する為。もう一つは・・・
「ナイス!国見さん!」
スパイクを決めたて、金田一さんに褒められた時、少し頬をゆるめること。それを見るたび、俺はドキドキしていた。でも、今はそんなのを気にしてる場合じゃなくて———
「あと一本!」
ここまで来たからには、勝ちたい———今は相手のサーブ。これを上げさえすればあとは・・・
「っ金田一さん!」
やばい、少しトスがずれた———ブロックされる・・・!
「っあ、も一本!」
なんとかはじかれたボールを渡さんが拾って、俺のところに返してくれたが、
(どうする、金田一さんは今上げたから力が十分入んないだろうし、ここはマッキーに———)
「及川」
けして大きくない、だけどはっきり聞こえたその声の方向に、俺は反射的にボールを上げた。トン・・・少し気の抜けた音。おそらくフェイントをしたのだろう。ぴーっ———試合終了のホイッスルが鳴る。
(勝ったのか、負けたのか———)
振り向くと、金田一さん達が駆け寄ってきているのが見えた。ああ、勝ったのか。ふと俺はトスを打った人物を見てみた。
「・・・ッ国見さん・・・!?」
国見さんが打ったのは分かった。だが、そんなことよりも、
(国見さんが、笑ってる?)
少し、少しだけだが、国見さんが笑っているのが見えた。それを見て、満足そうな金田一さんも見た。そして俺は・・・
(可愛い!)
そこから、気が付いたら家にいた。どう帰ったのかは覚えていない。でも、脳裏から、国見さんの笑顔が消えない。
「明日の部活、楽しみだな・・・」
もう、あの人とバレーをすることが出来なくなると知らずに。
ふっふふふふふふふ。ここから、えーーーっと思うような内容になります。
2月23日
すみません、編集します。夜のテンションって怖いよね・・・まあいいや。ヒントのままにしとくと、変な内容になるから、そのまんまにする。でも、こっからはバレーはあんま関係なくなるかも。
ごめん、やっぱりヒントのままにしとく
ヒント 英の読み方をわざとあきらって書かなかったこと。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.157 )
- 日時: 2015/02/23 17:12
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
(金田一+先輩)×国見
国見さんが、来なくなった。部活にも、学校にも。金田一さんも、理由は知らなかった。先生からは、転校したとだけ聞かされた。俺は、この良く分からない気持ちを、忘れていった。
そして、時は流れ、大学三年生。出会いとは、唐突だ。
「岩ちゃん!」
俺は、岩ちゃんと同じ、東京の大学を受けた。それからもう三年。今年も、桜の季節が来た。不思議と新しい気持ちになる。俺は、いまだに寝ている岩ちゃんを起こす。
「早くしないと、新人君をほかの部に持って行かれちゃうよ!」
俺は、大学に入ってもバレーを続けている。それは、国見さんを忘れないためだと思っている。
(いつから、そんなに未練がましくなってるのかな。俺。もう、あの人と会えるか分からないのに。)
階段を降りながら俺はそんなことを考える。確か、国見さんと初めて会ったのも、こんな・・・
「うわっ!」
考え込んで降りていたら、足が滑った。
「うわ、どいてどいてそこの・・・!」
国見さん・・・?振り向いたその子の顔を見たとたん、忘れていたあの気持ちを思い出した。
「どふっ・・・ごめ・・・え?」
「おも、い・・・どいて、下さい・・・!」
「国見さん・・・?」
「・・・・?」
その子は、国見さんの面影を残していたが、国見さんではなかった。眼鏡をかけていたのもあるが、国見さんとは少し違った雰囲気をまとっていた。でも・・・・
「いった・・・あの・・・?」
俺は、その子を抱きしめていた。涙を見せないために。その子が国見さんではない事は知っていたけど、それでも、
「やっと、会えた・・・!」
「ごめんね〜。君」
ひとしきり泣いた後、俺はその子に謝った。にしても、
「ほんと、似てるね・・・」
ぼそり・・・つぶやいたはずなのに、ひとり言のつもりだったのに、その子はちゃんと聞いていた。
「・・・あ、お、ぅ・・・」
「え・・・?」
その子は何を言おうか迷っている様子だった。でも、しばらくして、こちらをちゃんと見て、
「国見、英です。」
「・・・は?」
「兄・・・英の、知人ですか・・・?」
頑張って、言葉を選んで話している様子だった。口下手なのかな?でも、
「国見さんの・・・弟?」
新たな出会い。
ここからは、先輩(金田一含む)×国見英 に、なります。先輩はせってーのままです。金田一、矢巾、渡、及川、岩泉、花巻、松川になります。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.158 )
- 日時: 2015/02/23 18:59
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
先輩×国見
「「「「「国見さん!?」」」」」
「の、弟君です。」
高校の先輩方も、東京方面の大学だったので、月に一度飲み会がある。今日はたまたまその日だったので、国見君を連れていく。
「おー、あきらか。」
「・・・・・」
いきなり注目され、更に金田一さんに声をかけられたので、少し怖がっている国見君は、俺の腕にくっついている。
「金田一さん、国見君のコト知ってたんすね。」
「まあ、あの事があって国見の家に電話したら、あきらがでてさ。そっから仲良くなったんだよ。会うのは今日が初めてだけどな。」
「国見さんに弟いたの!?」
勝手に話をすすめていたら、驚きから覚めたのか、マッキ—が聞いてくる。
「うん。俺も今日国見君の上に落ちなかったら知らないままだったかも」
「落ちる?」
「うん、階段から落ちて。国見さんと会った時はあっちが落ちてきたから」
そのことを話すと、国見君の顔が曇った。
「・・・あきらさ、怖がってないでこっちおいでよ。」
金田一さんに声をかけられ、やっと動けるようになった国見君。かわいいなあ。
「弱いんだな・・・酒」
たった一杯飲んだだけで俺の膝の上で眠っている国見君を見て、俺はどうしようかと悩んでいた。
「ほんと似てるな。こいつ」
眼鏡をとっている国見君。それを見て、金田一さんも俺と同じようなことを言っている。可愛い。やっぱり笑った顔も似ているのだろうか。国見さんに。
「で、コイツどうすんの?」
そう、それが問題だ。誰の家に持ち帰るかでみんなの目がきらきらしている。さてさて、ここは公平に・・・
「じゃんけんと行きますか・・・」
「なあ、俺思ったんだけど・・・」
え、ちょっと及川さん話に入れてもらいたいんですケド・・・国見君どいてください。こんなとき憎らしくなる可愛いこの子。えいっと思ってほっぺを突いて見る。
「・・・んん、うぅ?」
反応も、似てる。もっとつつく。と、まっつんが面白がってはいってきた。
「あれ、もう終わったの?何話してたの?」
「別に—。こいつおもしれえ。起きねえな。」
そのうち矢巾さん、渡さんも参加してくる。
「はーーっ、おいかわあ、あやくいこうぜえ」
「うん、いあちゃん。いつの間におれたちのマンションに泊まるってなったの?」
若干酔いながら、ルームシェアをしている部屋に、みんなを連れて向かう。
「そのおうが、えんなあらそいしなくてすむだろ〜」
はいそうですか。もう、勝手に決めて・・・まあいいや。部屋広いし。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.159 )
- 日時: 2015/02/24 18:57
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
先輩×国見
「及川〜、水〜」
「僕も〜」
「はいはーい」
「及川〜吐く〜」
「この部屋出て右にトイレ」
「及川〜鍋これでいいか〜?」
「うん、後は肉を入れて〜」
「クソ川〜酒〜」
「はいはー・・・って、岩ちゃんはもう飲まない!てゆか何!さっきから俺ばっかり雑用やらされてるんだけど!」
「だって」
「さっき」
「国見の」
「膝枕」
「してたじゃん」
「俺らも」
「したかった」
「・・・国見ちゃーん・・・」
みんなして酷いや。国見ちゃんに癒してもらおう。
「はい・・・?」
「よしよししてー!」
「?・・・よしよし?」
ぶはっ・・・鼻血ブシャ〜。
「あっ、及川ズリ〜」
「俺も!」
結局みんな国見ちゃんによしよししてもらっている。俺の国見ちゃん・・・
「あの、国見ちゃんって何ですか?」
「んー、なんとなく?」
そう、なんとなく。間違って国見さんと呼ばないようにしないためじゃない。
「お兄さんさ、なにしてるの?」
ビクリ———彼の肩がふるえる。やっぱり触れられたくなかったか。その話題に。
「や、なんでもな「・・・知りたいですか、兄の、居なくなった理由」・・・え?」
さっきまで黙っていた金田一さんたちもこちらに乗り出してくる。そりゃそうだ。みんなが知りたがっていたことだから。
「、教えて、くれるの?」
「・・・知りたいのなら、来週の日曜日。午後一時、青葉城西高校に来てください。時間厳守です。」
それだけ言うと、国見君は自分の荷物をつかんで出て行った。
「・・・」
沈黙が流れる。だって、あまりに突然だから。
「会えるのか・・・国見さんに・・・」
俺の言葉さえ、空間の沈黙に吸い込まれて消えた。
日曜日の午後一時———俺たちは、母校の前に居た。
「懐かしいよね・・・この学校も。」
「だな・・・あいつが居なくなってもう何年もたつのか・・・」
「・・・遅れました。」
「あ、国見ちゃん。時間厳守って言ったの誰だっけ。」
「こっち、です。俺の家」
「無視ですか」
ほんと、似てる。反応が。可愛いなあって、ときどき思ったりする。俺は、あの人にこの子を重ねているだけなのに。
「兄さん、連れてきたよ。」
・・・国見ちゃん、障子に向かって言ってるってことは、向こうに国見さんが居るってこと?
「あ、の、兄は、話せない、というか、会えない、ので、言いたいことだけ、言って下さい・・・」
つまり、一方的に言っていいってことか。金田一さんが口を開いた。
「・・・前々から、自由だなって、思ってたけど、まさかここまでとは思わなかった。引っ越して無いじゃん・・・何なんだよ、部活も、学校も辞めるんだったら、最初から言えよぉ・・・」
最後の方は涙交じりだった。それから、ほかの部員も順々に自分の言いたいことを言っていった。でも、俺は何も言わなかった。
「国見ちゃん、今日はありがとうね。」
「・・・イエ、兄が、なんか勝手なことをしたのは分かりました。すみません」
「お前が謝ることなんてないよ。・・・でも、どうして会ってくれなかったんだろね」
「・・・・・」
「及川!」
「あ、ハーイ。じゃあね、国見ちゃん」
国見は、みんなが帰った後、障子をあけた。そこには、国見はなぶさの写真が飾られた仏壇があった。
「兄さん、事情は知らないけど、病気が治らないって分かったあの日、学校も部活も辞めるって言った理由が分かったよ。」
国見はただ淡々と、一人で話す。まるではなぶさがそこにいるかのように。
「眩しすぎるもんね、あの人たちは。本当のことを話したら、きっと泣く。だから兄さんは、何も言わずに辞めたんだね。」
最後に国見は、眼鏡をとり、にこりと笑った。
「俺、ちゃんと約束守ったよ。兄さんが死んだってことを隠すこと、それから、あの人たちを、ここに連れてくること。あともうひとつ、守った・・・だから、」
「もう、これはいらない」
国見は、視力は普通だった。眼鏡は、その整った顔立ちを隠し、自分のようにいじめられないようにとはなぶさが与えたものだった。
『及川たちにあったら、もう眼鏡は外していいよ。あいつらなら守ってくれるから。』
それが、国見がはなぶさから聞いた、最後の約束だった。そして、もう、兄の声は聞いていない。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.160 )
- 日時: 2015/02/24 19:28
- 名前: とおる☆ (ID: /48JlrDe)
うっひょあああああ!!
ε=(///ω///)=33
国見ちゃん…
ほんとツッキーの小説やばい…
あ、ごめんね、春たん呼んでるのに。
俺なんかが来ちゃって迷惑だね…(泣)
続きが楽しみ!!┏(^O^ ┓)┓
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