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ハイキュー!国見ちゃん受け
日時: 2015/02/04 18:50
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

何人か知っている方いらっしゃると思いますが、月音です。初の自スレなので、よろしくお願いします。

この小説は国見ちゃん受けなので、基本国見ちゃんの小説を書きますが、リクエストあれば言って下さい。書けるように頑張ります。国見ちゃん受けのリクエストなら大歓迎です。
また、知識が足りない点などもありますので、よろしくお願いします。
家の事情でたまにこれなくなったっり、あまり夜遅くまで来れないので申し訳ありません。あと文才無いです・・・。
気軽に来てください。

Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.151 )
日時: 2015/02/20 19:27
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

春さん来ないなー。最近来ないなー。忙しいのかなー。少しでもいいからコメントしてほしいなー。寂しいなー。

Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.152 )
日時: 2015/02/20 20:07
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

 せってー



 国見英 三年 WS 主将
 青葉城西高校男子バレー部の主将。無口、無表情、無愛想、鈍感、天然で金田一以外の人との関りを持ちたがらない。

 金田一勇太郎 三年 MB 副主将
 青葉城西高校男子バレー部の副主将。しっかりしていて、国見のよき理解者。

 矢巾秀 二年 S 
 新入部員の及川に正セッターをとられたが、それを受け入れている(菅原さんみたいな)。主将の事は理解していて、距離の取り方を分かっている。

 渡親冶 二年 L
 国見のことを『よく分からない性格』と思っているが、実力は認めている。

 及川徹 一年 S
 正セッター。国見の事があまり分かっていなかったが、プレーを見るうちに・・・。

 岩泉一 一年 WS
 三年からも信頼されるタイプ。国見のプレーは認めている。

 花巻貴大 一年 WS
 国見の事は年上だがよくからかう。挑発上手(国見を除いて)

 松川一静
 花巻と一緒に居ることが多い。おだて上手(国見を除いて)

Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.153 )
日時: 2015/02/21 16:16
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

 (金田一+後輩)×国見

 今日は青葉城西高校の入学式。わくわくとした気分で、及川は幼馴染の岩泉を待っていた。
(岩ちゃん早く来ないかな・・・)
 中学で『阿吽の呼吸』と言われるほどバレーのチームワークの良かった二人は、沢山の推薦の中から四強にはいる強豪、青葉城西高校を選んだ。ここなら自分の実力を出せるだろうを思ったからだ。
「あ、岩ちゃん!遅いよ!」
「うっせ—!」
「てゆか岩ちゃん制服似合わなさすぎ!」
「んだと!?」
 ぎゃーぎゃー言いながら学校へ向かうと、沢山の入学生が部活のチラシを持っていた。勧誘だろうか、こちらにも沢山のチラシを持った人たちが近づいてきた。二人はそれを軽くあしらい、バレー部の体育館へ行った。
そこには既に推薦組と今日バレーの勧誘を受けた者たちが集まっていた。推薦組は春から練習があったので、何人か知っているが、ちゃんとしたあいさつをするのは今日が初めてだ。

「あ、岩ちゃん、あのラッキョウみたいな人がやっぱり主将かな」
「たぶんな。」
 二人は自己紹介のため並ぶ時、春から注目していたラッキョウ髪型の人の事を噂していた。
「・・・・・・・です。よろしくお願いします!」
 及川たちの番が来た。
「及川徹です!ポジションはセッターです!よろしくお願いします!」
「岩泉一です。ウィングスパイカーです。おねがいします!」
 ザワリ——。ざわめきがおこった。阿吽の呼吸の噂は、とどまることを知らなかった。

 二年が終わり、次は三年だ。
「副主将の金田一だ。ポジションはウィングスパイカー。よろしくな」
 ザワリ——。ここでもざわめきが起こった。そのざわめきには及川たちも含まれていた。
「ぇ、あの人主将じゃないの?」
「春休みに一緒に練習したときも、しっかりしてたし・・・」
「じゃあ、主将はダレ?」
 しかし、本来主将が居る場所、金田一の横には、誰もいなかった。推薦組とて、春休みに金田一以外の主将らしき人は見なかった。
「主将は春休み前に怪我して、明後日くらいには来るとおもうぞ。」
「次、コーチの溝口だ。」
「監督の入畑だ。早速だが体力測定などに入る。各自、同じポジションごとに固まるように。これでスタメン・ベンチ入りが確定する。」
 練習が始まった。




「うわあ、次移動なのに、もうすぐチャイム鳴る!」
 バレー部に入ってから二日・・・及川は廊下を走っていた。と・・・
「わっ・・・げふっ!おも、くない!?」
 階段から人が落ちてきた。
「うあ・・・お前大丈夫・・・?悪い・・・」
 全然悪気のない謝りように、及川は少しカチンときたが、それよりも、その人の顔にくぎ付けだった。
(きれいな人だな・・・)
 キーンコーンカーンコーン——及川の運命の鐘が鳴った。
「ヤバイ、あの先生こわいんだ!」
 たいして話もせず及川はそこを立ち去った。



 ———また会うとも知らずに。
 

Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.154 )
日時: 2015/02/21 18:09
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

 (金田一+後輩)×国見


「いーわちゃんっ!主将って、どんな人かな?」
 部室で着替えている時、及川は岩泉に聞いてみた。
「あー、そういえば、考えたことなかったな。金田一さんが主将みたいな感じだったからホントに。面倒見いいし、しっかりしてるし・・・」
「おーい、そろそろ練習はじまんぞー。」
「あ、はい!」
 

「えー、今日は先日行った能力テストの結果を発表する。あと、主将の紹介もしたいところだが、少し遅れているので、今金田一が迎えに行っている。   レギュラーメンバーは、一年———及川、岩泉、花巻、松川。以上だ。」
「・・・やった・・・?」
「おい、クソ川!ぼーっとしてんじゃねえ!」
 愚痴を飛ばしながらも、嬉しそうな岩泉。
「やったあ、岩ちゃん!俺、スタメン!」
 喜んでいる。と、
「すんません!遅れました!」
 金田一が、主将と思わしき人物の腕を引っ張って体育館に入ってきた。
「・・・あっ!?」
「こいつ、主将の国見。おい、自己紹介くらいしろよ・・・。」
 その人物———国見の顔を見たとたん、及川は休み時間の出来事を思い出していた。
「じゃあメンバーも揃ったところだし、レギュラーは第二体育館へ移動しろ。」



「国見さん!」
 厳しい練習の後、及川は国見の下へ駆け寄っていった。当の本人はこちらを見て別に驚いた様子も無く、
「・・・」
 無視した。
「ちょ、無視しないでください!」
 国見はめんどくさそうに及川の方へと向き合った。
「あの、国見さん、汗かいてないですよね?さっきから思ってたんですケド、なんでまじめに・・・」
「お、及川!国見のプレースタイルだから———」
「みんな汗かいて必死に練習してるんですよ?国見さんも必死にやったらどうですか?」
「及川!」
 金田一の声を無視して国見に詰め寄ると、黙っていた国見が、
「・・・お前に理解してもらおうとは思わない。」
 一言でいい切り、さっさと背を向ける。
「及川クン。あんまり先輩に変なこと言わない方がいいぞ〜。」
「そうそう、特に国見さんの事はよく分かんないからサ。」
 さっきまで黙って聞いていた松川と花巻が及川をからかうように言う。
「だって・・・」
 すると、金田一が、
「ぷっ、くくく・・・」
「「「!?」」」
「や、悪い。初めてなんだよ、新入りで。国見に詰め寄って、更にムキにさせたのは。」
 そこまでいって、いったん及川たちに背を向け、
「あ、」
 何かを思い出したようにまたこちらに向き直り、
「国見のプレー、もうすぐ見れるから、そうしたら少しはあいつのコト分かると思うぜ」









春さん来ない〜。あと、ここからは捏造の大会入りまーす。

Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.155 )
日時: 2015/02/22 17:51
名前: 月音 (ID: HK6OImIM)

 (金田一+後輩)×国見


(国見さんのプレーって、何だろ)
 及川は、昨日のことを思い出していた。
「クソ川」
(金田一さんもあそこまで言うプレー・・・)
「クソ川!」
(早く大会になんないかな・・・)
「クソ川!!」
「いたっ!なに岩ちゃん!酷いよ!」
「無視するてめえが悪いんだろうが!・・・何悩んでるのか知らねえけど、こんどの大会俺もお前も、先輩押しのけて出場するんだ。なめたプレーしたらぶっ飛ばすぞ」
「・・・そうだね、岩ちゃん。」
「そうそう、俺もそう言ってくんないと困るシサ—」
 突然、後ろから声をかけられた。振り返ると、二年のセッター矢巾さんがいた。
「矢巾さん・・・」
「俺、お前のプレー見た時、こりゃ勝てないわって思ったんだよ。だからさ、お前には期待してるの。俺の代わりに出て、優勝・・・するぞ」
「・・・はい!」
「国見さん、ミステリアスだろ。でも、いい人だよ。プレーも、ちょっと不器用だけど、性格も。」
「え・・・」
(性格・・・まだちょっと)
「はは、苦手か。」
「え、や、そうゆわけじゃ・・・」
「かくさなくてもいいよ。俺も入部した時はあの人のコト分かってなかったし。」
「・・・」
「でも、そのうち分かるよ。」





 ハア〜〜〜〜。俺、及川は深呼吸する。大丈夫、練習もたくさんした。只今バスの中で、俺は緊張をほぐしている。・・・のだが、
「おーい、国見さん?」
 隣で寝ている国見さんを起こそうとする、が起きないどうしてこうなったのかと言うと実は数時間前———

「悪い、国見の隣頼んだ。」
「はい?」
 ちょっと待って下さい金田一さん。なんで俺なんですか。
「実はな、毎年の恒例行事で、最初の公式試合のバスの席順はあみだできまるんだ。はら、運動系の部って、上下関係きついだろ?だから緊張をほぐすためだ。・・・寝汚いけどな」

 ということなのである。まあ金田一さんの言うとおり、いつまでも寝ていること。こっちは緊張してるってのに。でも、ちょっと寝顔可愛いかも・・・なんて、おいおい、俺は男だぞ!?でも、いつもサボってばっかだし・・・ちょっとくらいいたずらしてもいいよね。ちょんちょん、国見さんのほっぺたをつつく。
「・・ん、うぅ・・・きん、だいち?」
 ・・・やばい、起こしたか?と、思ったら寝言だったみたいで、面白くなってもっといたずらしてみる。
「・・ふ、あ・・・?」
 あ、こんどこそ起きてしまった。でも、半目でいつもより数倍眠たそう。あ、寝た・・・え、えーーーー!?国見さん?なんで俺の肩にもたれかかってるんスか!?やばい、理性壊れちゃいそう・・・ってなんでなんで?俺男!相手も男!
 パニクってる俺お構いなしに眠っている国見さん!お願いだからそんなきれいな顔しないで!?襲っちゃいますから!
「おーい、国見?」
 救世主金田一さん!おねがいします起こして下さい!
「悪かったな及川。迷惑かけちまったみたいで。」
「いっ、イエトンデモゴザイマセン。」
「おーい、国見?着いたぞ?起きろ〜。」
「んん、う、んー、ねむい・・・」
「ハイハイ、じゃ、みんな俺とこいつ先行くから、後から来いよー。矢巾と渡、頼んだぞ。」
 テキパキと指示を出し、まだウトウトしている国見さんの手を引いて、というか半ば引っ張って出ていく。あの人の方が主将に向いているんじゃないだろうか。



 やばいかも。決勝戦まで勝ち進んだのはいいが、一セット目は相手チームがとってしまった。只今二セット目。俺のサーブ。俺たちはマッチポイント。だがこのサーブ失敗すれば、デュ—スになってしまう。お落ちつけ、落ちつけ、集中していると、視界の隅に国見さんが見えた。なんとあくびしている。おいおい、こちらと集中してんですよ?なんでそんなのんきにいられるんすか・・・すると、金田一さんがこちらを向いて一言、
「信じてるからな。」
 その言葉で、自然と落ち着いてきた。そして・・・
「・・・ぃよっしゃあ!」
 みごと、俺のサーブが決まった。二セット目ゲット!金田一さんに頭をぐしゃぐしゃにされる。他のみんなにも。ただ、国見さんは遠くからそれを見ているだけだった。
 


 そして今、決勝戦。三セット目のデュース。監督がタイムアウトをとってくれたおかげで、少し落ちつくことが出来た。あのままプレーしていたら間違いなくコンビミスをしていただろう。でも、このままだと負けてしまう・・・みんなは疲れ切っているし・・・
「及川」
「え、へっ、国見さん!?」
 まさかの国見さんから声をかけられた。
「うるさい。お前、この休憩あけたらトスは極力俺に。」
「え、ちょっと?」
「及川、頼んだぞ。」
 突然話しかけられ混乱している俺に追い打ちをかけるように金田一さんはそう言った。


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