BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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お前と俺。俺と君。
日時: 2017/06/25 19:45
名前: 朝倉 (ID: nZxsmZ3d)

オリジナルのBL小説載せていきたいと思います!

一部屋に2人で住んでいる男達の話です。

小説下手かもしれませんが、興味のある方は閲覧していってください!


2016.10.09 閲覧数500突破!感謝!
2017.03.02 閲覧数800突破!感謝!
2017.05.01 閲覧数900突破!感謝!
2017.06.23 閲覧数1000突破!感謝!

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.9 )
日時: 2016/04/17 11:10
名前: 朝倉 (ID: Zn9JBKpx)

階段を降りていると目前から細身の男が歩いて来た。春の風が吹いているが、寒いのか肩を上げて両手をジーパンのポケットに突っ込んでいる。階段を登ってきた。顔へ視線をやると、ニット帽を被り、サングラス、マスクをしていて、殆ど顔は見えなかった。流石に驚いたが、こちらには見向きもせず、階段を登って行く。すれ違い際、何か甘い香りがした。ショートケーキみたいな…。髪の色は確か明るい茶髪。ネックウォーマーもしていた。寒がりなんだろう。

今のやつは今まで見たことも無い。俺はハッとして振り返る。どこの部屋へ入ったのか確認しようと振り返ったのだが、姿はもうなかった。俺が考え事をしている間に部屋へ入ったのかもしれない。

悔しい思いで、仕事へ向かった。

仕事から戻ると、やはり電気は消えていた。

「ただいまー…」

小さな声で言っては靴を脱いであがる。
キッチンを除くと、手作りのチーズケーキがラップされて置いてあった。
それが美味しそうで空腹の俺は食べたくて仕方なかった。でも、なぜ置いてあるのか気になった。
もしかして、最近俺と話してもいないから寂しくて、会話の一つにでもしようと、疲れを癒やしてほしいと、作ってくれたのか?
なんていいやつなんだ。ラップを開けてフォークで一口食べると、あまりの美味しさに気付けば皿の上は空で俺の腹は満腹になっていた。

風呂に入って、歯磨きをして、電気はつけずに、目が慣れた為消したまま横になって眠りへついた。

朝方、恵ちゃんの「あぁー!!」という声に起こされる。

「なんだよ、うるさいな…俺は今日せっかくの休みなんだから休ませ…」

「無いんだよ!ここに置いてたはずなのに!」

俺が話を途中で遮って話す恵ちゃん。焦っている声。キッチンの辺りにいる。そこを眺めても、寝起きで視界はボヤけていて恵ちゃんの姿は見えない。

「ん〜、何探してんの?」

俺が眠たそうな声で聞くと、苛立ったような声で応える。

「チーズケーキ!!」

「あー、昨日食べた。俺の為に作ってくれたんだろ?」

「はあ?」

俺が当然の如く言うと、いつもの声より少しだけ低い声が聞こえた。怒っている。そこで自分の為に作ってくれたのではないことがわかった。

「お前なんかのために作るわけねぇだろ。」

「うわ、傷つく。浅井さん心痛めて死んじゃうよ…」

「そのまま死ね」

冷たく鋭い口調。相当怒っていることがわかった。誰に用意したチーズケーキなのか、どこへ持っていくものだったのか、モヤッとした。

「チーズケーキ、どこに持っていくの?」

「…お前にはカンケーない」

「誰に用意したものなの?」

「……なに、謝罪もなしに尋問?」

ハッとする。気付けば口に出していた。キッチンから出てこない恵ちゃんの姿は未だ見えない。視界はハッキリしてきた。

「…ごめん。でも何か手伝えるなら!」

「お前に手伝えることなんかない。もう間に合いそうもねぇから作れねぇし」

冷たい口調が和らぐことはない。恵ちゃんを苛立たせてしまったのだ。酷く後悔した。皿を洗っているのか、水の流れる音や食器の音がした。
俺は何とか仲が悪くなるのは避けようと、縋るように声をかけた。

「ねぇ!それなら、今度お詫びさせてよ!」

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.10 )
日時: 2016/04/17 13:35
名前: 朝倉 (ID: Zn9JBKpx)

「そういやアンタ今日休みっつったな」

「へ?あぁ、うん。明日も休みだけど…」

俺の問いかけは綺麗にスルーされたのか恵ちゃんの言葉には驚かされる。素っ頓狂な声を上げて、目を丸くしながらも答えると、頼み事をされた。

「それならさ、俺の代わりに俺のダチと、ちょっと相手しててくんね?」

「え!?恵ちゃんの友達と!?」

「その呼び方やめろ」

「女の子?」

「男。ちょっとイカツイけど、まぁ、隣人とでも言っとけば丸く収まるから」

「…(なにそれ、なんか納得いかない)でもー、相手してろって…俺、男抱いたことはないんだけどなー。興味もないし。」

「そういう相手の仕方しろって言ってねぇよ!まぁ、アンタなら俺帰って来るまで、もちそうだし。」

「え、なにそれ、どういう」

「ダチは13時頃にでも来ると思うから。2、3時間程度相手してて?すぐ戻るから」

小声で言った恵ちゃんの言葉の意味が気になって問いかけたがまた軽くスルーされ、用件だけ俺に伝えると恵ちゃんは出て行った。恵ちゃんがガサゴソとカーテンの向こうで準備してる間、そちらを向いて話していたから、カーテンの向こうが静かになって、恵ちゃんが閉めた玄関の扉の音で恵ちゃんが部屋を出て行ったことに気づいた。
部屋を出て行く時の恵ちゃんの声はいつもの声音で、何だか楽しそうにも聞こえた。きっと笑ってはいないんだろうが、声はそうだった。

恵ちゃんが部屋を出て行って俺は寝た。
結構寝ていたようで、インターホンの鳴る音で目が覚めた。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.11 )
日時: 2016/04/17 18:11
名前: 朝倉 (ID: Zn9JBKpx)

「けーいーすーけーさん!朝ですよー!って、もう昼か。あはははっ!」

玄関の扉の向こうから明るく楽しそうな口調で聞こえてくる男の声。
まるで、恵ちゃんと会えるのを物凄く楽しみにしてたかのよう。

「ごめんね、恵ちゃんに君の相手を頼まれてるんだ。浅井です、よろしく」

玄関の扉を開けると190ぐらいの大きな男が立っていた。金髪で少し太眉。ピアスもしてる。チャラいというよりはチンピラのような彼は俺を見ると目を点にして驚いたあと、鋭い形相で睨みつけてくる。

「誰だアンタ。恵介さんとどういう関係?」

先程までの高い声も一気に低くなり、彼の目を見ると今にも刺されそうでゾッとする。血の気が引くのを感じる。
そんな時、彼の問いかけにふと恵ちゃんの言葉を思い出す。
“まぁ、隣人とでも言っとけば丸く収まるから”
あの時は俺が話題を変えたけれど、全く納得いかなかった。
そりゃあ、恵ちゃんの顔を見た事も、姿を見た事さえもない。下手したら隣人以下、ネットでの知り合いみたいなものだ。
それなのに、そんな関係だとしても、納得がいかない。

「そうですね、同居人、ですかね?」

俺は、それでも納得いかなかったが、今はそれ以上の関係があるとは言えない。
不敵な笑みを浮かべて金髪の彼を見ると、彼は眉をピクリと動かす。
俺は首に激痛を感じて、両手を首へ持っていくと、首が締められ苦しくなるのを感じた。金髪の彼は片手で俺の首を締め、その腕を上へあげる。
手を離そうと掴むが離れない。両足が床から離れてバタバタしてしまう。
苦しくて“離せ”と訴えかけようと彼を見ると、彼の目はこちらを見ていて“殺す”と訴えかけていた。
俺は死を感じた。このまま死ぬのか、と。

意識を失いそうになった時、ゴンッと鈍い音が鳴り、手が離された。
床に尻餅をつき、首を抑えながら荒い呼吸をする。

「いっでぇ〜。誰だ!」

「誰だじゃねぇよ。なにしてんだよ、お前」

顔を上げると金髪の彼は後頭部を両手で抑えて苛立った声を上げながら振り返る。
(聞き覚えのある声が聞こえる。でも誰の声だったか…)
働かない頭でも、状況を把握しようと2人を見上げる。

「ハッ!す、スンマセン!つい…」

「次やったら……わかるな?」

「ハイッ!スンマセン!」

金髪の彼の後ろに立つ男は明るい茶髪。金髪の男は前髪が真ん中分け。茶髪の彼は右寄りの6:4分け。徐々に長くなる斜めに切られた髪。分けられてるところは短い。
顔が整っているし、ひ弱そうには見えない白い肌。左の髪は耳にかけている。
そして、細身にも見える体型にお洒落な格好だ。目を惹き付けられた。

金髪の彼は茶髪の彼に釘指すように言われビシッと姿勢を正しい、腰から曲げて謝罪する。

「で、でも!恵介さん、こ、こいつは!」

金髪の彼が焦りながら茶髪の彼を見て俺を指さす。
(…ん?“恵介さん”?)

「あぁ、隣人だけど、同居人でもあるヤツ。浅井さん。お前より年上なんだから敬ってやれよ?」

(いや、ちょっと待て。茶髪の君が恵ちゃんなら、君がまず俺を敬ってよ。それに敬って“やれ”って何?何でそっちが上から目線なの!?)

「ウッス!」

嬉しそうに返事する金髪の彼。

「でも、同居人って、何かされてないッスか?恵介さん!」

「何かってなんだよ。されるわけねぇだろ」

「今のところはッスね?恵介さん可愛いんスから、気をつけないと!」

「はぁ?お前殺すぞ?」

「ハッ!スンマセン!つい!」

金髪の彼が恵介と呼ばれる彼に“可愛い”というと、174ぐらいの彼は身長が低いにも関わらず、金髪の彼の胸倉を掴んで睨みつける。
我に返ったようにハッとする金髪の彼だが誤魔化せていない。

俺が咳払いをすると、茶髪の彼はこちらを見て思い出したように俺に金髪の彼を紹介した。

「あぁ、コイツ柴田寛治しばたかんじ。俺の高校の時のダチ。けど、一つ後輩。見ての通り馬鹿なんで、懐かれたら危険すね。」

「何言ってんスかぁ!俺が懐くのは恵介さんだけッスよぉ!」

「キモイ!くっつくな、この犬野郎」

「もう、恵介さんは相変わらずツンデレっスねぇ!可愛いッス!」

茶髪の彼が俺に柴田を紹介すると、柴田は明るくデレた声と表情で両手を広げ、茶髪の彼に抱きつこうとするが、茶髪の彼はそれを知ってか柴田の顔を手で押して近づけないようにする。嫌がる顔も柴田の言う通り少し可愛い。何故そう思うかは疑問だった。

「もしかして、恵ちゃん?」

「その呼び方やめろって言いませんでした?物覚えの悪い馬鹿は2人もいりませんよ、浅井さん?」

声も名前もそっくりな彼に俺が問いかけると、こちらを見て、小馬鹿にするようにニヤケては挑発的口調と表情をして上記を述べる。
流石に苛立った。
(間違いない。彼は恵ちゃんだ)
そう確信した。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.12 )
日時: 2016/04/20 01:30
名前: 朝倉 (ID: Zn9JBKpx)

(というか、恵ちゃん、全然イケメンじゃねぇかコノヤロウ。イケメンでも、どちらかというと女顔だな。美形で。)

そんなことを考えながら恵ちゃんの顔を凝視していると、視線に気づいたのかこちらを見る。視線が合うとドキッとする。

(ドキッとって何だよ。乙女か!!)

自分の中でツッコミを入れつつ、綺麗な丸い大きな瞳から視線を逸らせずにいると、向こうから一気に眉間に皺寄せ、顔を歪め不満気な表情をする。

「なに見てんだよ」

「恵ちゃんさ……」

聞きたいことは山ほどある。けど、ここで聞けることは少ない。聞いてもいいかもわからない。応えてくれるかどうかも。
ただ、顔が可愛く見えて、声もタイプだったからか、聞きたかった。“恋人はいるの?”“好きな人は?”“俺のこと、どう思ってる?”急に言われても驚くんだろうが、聞きたい衝動を抑えるのに必死だった。
頭の回らない俺が言った一言は目の前にいる二人の目を丸くさせた。

「女装してみない?」

「……は?」

「…あ、ごめんっ!す、少し似合うかなって思って」

「俺が女顔とでも言いてぇのか、てめぇ」

どす黒いオーラを身に纏い、敵を目の前にした群れのボス猫のような顔をして言ってくる。
恵ちゃんには申し訳ないが、可愛すぎる。身長の問題で、俺の顔を見て睨みつけるなら自然と上目使いになってしまうこと。
頬が赤くなってしまったんじゃないかと疑う程、ドキドキする。
随分と乙女ちっくだが、相手は男の隣人(?)同居人だから、頭がおかしいのかもしれない。

(疲れてるようだ。俺は女の子が好きだ。)

そう自分の心の中で呟く。
きっといつか、自分で制御出来なくなってしまうと思ったから。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.13 )
日時: 2016/04/23 13:35
名前: 朝倉 (ID: Zn9JBKpx)

「恵介さん!今日は仕事、休みなんッスよね!ゲームしましょ!それか映画観に!」

柴田が嬉しそうに尻尾を降ってるかのような態度で恵ちゃんに聞く。

「ゲームは面倒だから却下」

「エッ!何でッスか!?」

「お前弱いから相手にならねぇし。つまんねぇ」

「ガーン」

柴田は表情や態度で全て出してしまう奴なのだろう。落ち込んだところも声に出している。

「じゃ、映画観ましょ!」

俺は少し耳を傾ける。すぐ近くに立っているから会話は丸聞こえなのだが、聞き逃すまいかと言う気で聞く。

「最近面白いのやってねぇだろ。この間、同僚と観に行ったんだよな、映画」

「え〜、そうなんスかぁ〜…じゃ、TSU●YAで借りてきたビデオ観ましょ!」

「…どうせ、お前が借りたのAVだろ」

「ウッス!」

肩から提げてた鞄の中へ手を突っ込み、ガサゴソ探した後、恵ちゃんの呆れた表情に満面の笑みで返事をしてDVDを二枚片手に少し広げて取り出す。
(BLのAVだ…恵ちゃんこんなの観てたらヤり方わかるじゃん!)
俺は少し悔しい思いでそれを見ていると、恵ちゃんは深いため息をついた後、柴田を中へ入るように言う。

「はぁー…まぁ、とりあえず入れよ」

「今日こそはノリ気なんスね!」

「誰もヤるとは言ってねぇよ」

恵ちゃんは柴田と会話をしながら呆れた様子で先にカーテンの奥へ行くと、後をつけるように柴田もカーテンの奥へ楽しそうに笑いながら入っていく。
俺はカーテンの奥へ入ることを許可されていないから入れない。
渋々自分の寝床へ戻って広げてある布団を畳む。
すると、恵ちゃんの俺を呼ぶ声が聞こえた。

「あれ、浅井さーん?」

「え……、な、何!?」

呼ばれたのは初めてではないけれど、俺の指示ではなく恵ちゃんから純粋に呼ばれたのは初めてで、驚いて固まった後、返事をすると、急いで返事を返そうと焦ったからか声が上ずって恥ずかしくなる。

「なに驚いてんすか…今日は柴田も居るんで、特別に入っていいですよ」

俺は、その言葉が嬉しくて心に響いた感覚で、急いでカーテンを開けて入る。
恵ちゃんはテレビの近くで背もたれ椅子に胡座かいてもたれ座りながら俺を見ている。
一方柴田は綺麗に畳まれた恵ちゃんの布団に座りながら恵ちゃんの枕を抱きしめて、それに顔を埋めている。
俺はスタスタと歩いて恵ちゃんの隣へ胡座をかいて座る。

「座布団とかないっすけど、そこに座りたいんなら我が儘言わないでくださいね」

恵ちゃんは自分の座ってる椅子を貸そうという気は無いのか上記を俺に告げると、テレビ画面へ顔を向ける。

「あ!もうすぐ始まるッスよ!!恵介さんの好きなプレイで選択してくださいッス!」

元気に恵ちゃんに話す柴田の声を聞きながらテレビ画面へ視線を送ると、メニュー画面が上がっていて、色々なパターンというべきか、プレイが載っていて、俺は観る気は全く無いどころか、気分も悪くなってくる。だが、画面には受けの男が載っていて、それがどうも恵ちゃんに似ているものだから気になって恵ちゃんの反応を見ようと顔を見る。

「んー、3番とか」

先程と変わらない表情。平然としている。興味は無さそうなのに番号を指名するあたりは、観る気はありそうでもある。
お菓子の入った袋からポ●キーを取り出して食べ始めている。

「3番ッスね!目隠しプレイッスか!結構マニアックなもの選ぶんスね!恵介さん」

「んー」

返事もどうでもよさそうにしている。白いVネックのシャツにジーパン。タフな格好でも似合っている。いつ着替えたのか、服装は先程とは変わっていた。白い首に目がいく。どうしてだろうか、恵ちゃんには吸い寄せられそうで、顔を反らす。

テレビ画面では自己紹介等が行われていて、初めての経験だから等と前説が述べられていて、本番始まる頃には恵ちゃんはポッ●ーも食べ終わり、ふわあぁ〜と欠伸をしていた。
柴田の様子を一応見ると、テレビ画面から目を離さず真剣な表情で観ていた。
そんなに真剣に観るものかどうかもわからないが。またテレビ画面へ視線を戻すと、やはり受け側は恵ちゃんそっくりだった。
流石に瓜二つとまでは言えないが、俺の視力が悪ければ恵ちゃんに見えなくもなかっただろう。

暫く経って、鼻息が荒くなっている柴田に気付いて恵ちゃんを見ると、両手を後頭部へ持っていき、眠そうな目でテレビ画面を見ている。睫毛が長いとか、綺麗な顔立ちだとか、色々気づくけど、今はそれどころじゃない気がして、柴田を見る。
柴田は勃起してる…。血の気が引くのがわかる。嫌な予感がする。

「恵介さん……」

「あ?」

柴田が両手を両足の膝の上に握り拳をして置きながら恵ちゃんに声をかける。恵ちゃんは相変わらず表情、態度、口調も変えずに耳を傾ける。視線はテレビ画面のまま。テレビ画面ではヤってる最中だ。
そんな中の柴田の恵ちゃんへの声かけは、一つしかないだろうと、嫌な予感がした。
俺の思った通り、柴田はテレビ画面を見つめたまま恵ちゃんに下記を述べた。

「ヤりたいッス…」


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