BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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お前と俺。俺と君。
日時: 2017/06/25 19:45
名前: 朝倉 (ID: nZxsmZ3d)

オリジナルのBL小説載せていきたいと思います!

一部屋に2人で住んでいる男達の話です。

小説下手かもしれませんが、興味のある方は閲覧していってください!


2016.10.09 閲覧数500突破!感謝!
2017.03.02 閲覧数800突破!感謝!
2017.05.01 閲覧数900突破!感謝!
2017.06.23 閲覧数1000突破!感謝!

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.24 )
日時: 2016/06/21 12:20
名前: 朝倉 (ID: 0K/ebJFU)

「それじゃ、俺もう風呂入るんで、自分の寝床へ戻ってくださいネ。」

疲れたようにため息混じりに恵ちゃんは言うと、箪笥から衣服を取り出し、立ち上がる。
俺は、あの手紙の相手についてさり気なく聞いた。

「あ、恵ちゃんさ…、俺以外にも…その…男と付き合った経験とかある?」

振り返ってこちらを見る恵ちゃんは俺が感に触るのか、眉を寄せてばかりだ。

「は?あるわけねぇだろ。お前と付き合うのも、ただの暇つぶしだって言って…」

「暇つぶしだとしてでもだよ?」

「……ねぇよ」

苛立ったように恵ちゃんが俺と暇つぶしで付き合うと言ってる最中に、暇つぶしだとしてでも男と付き合ったことはあるのか食い気味に問うと、息を詰めたように1度黙った後、ボソッと冷たく上記を述べて恵ちゃんは俺に背を向けて風呂へ向かった。

少し、喧嘩気味にはなってしまったけど、喧嘩ではないから平気だもんね〜、と自分を励まして、自分の寝床へ戻る。

(岩崎直也……誰なんだろ。どんな人かな…どうかイケメンではありませんように!!)

布団に入って拝むように両手を合わせた。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.25 )
日時: 2016/07/01 09:09
名前: 朝倉 (ID: DVcR0E4k)

俺はなかなか寝付くことが出来ず、恵ちゃんが風呂から出てきて、ドライヤーの音が聞こえ、白い腕がカーテンから出てくると思ったら電気の紐を引っ張り電気が消える。布団に入る音がする。俺は仰向けになったまま天井を見つめつつ、恵ちゃんに静かに声をかけた。

「ねぇ恵ちゃん」

「…なんだよ」

疲れ混じりに苛立ちも含んだ返事が返ってくる。

「今度の土曜日、遊園地に行く事に決まったから」

「…あっそ」

「俺の友達二人もいるけど、あんまり気にしないで」

「お前と2人っきりじゃねぇなら何でもいいっすよ」

「……ちょっとそれは言い過ぎじゃない?」

「もう寝るんで、話しかけないでくださいネ」

恵ちゃんの冷たい態度に流石にと文句を言うと、話を切られた。
静かになった部屋で俺は、今度の土曜日のことを考えて浮かれていた。
(ダブルデートか〜…楽しみ楽しみ〜恵ちゃんの弱点を見つけなきゃ)

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.26 )
日時: 2016/07/06 23:03
名前: 朝倉 (ID: DVcR0E4k)



いよいよ明日は待ちに待った初デートの日!!
俺は恵ちゃんの弱点を見つけるべく、そして、良い感じの雰囲気にさせるべく今日は休みを頂いた。

金曜日は混むからなかなか休暇を取ることは出来ないが、なんとか頼み込んだらOKを、貰えた。
恵ちゃんに伝えると……

「お前馬鹿じゃねぇの?もっと早めに休暇とるって言わねーと仕事の人達困るに決まってンだろ」

と怒られはしたものの、休みをわざわざこんな日に取るな、なんてことは言わなかった。
恵ちゃんは仕事らしく、夜まで帰ってこない。

俺は明日着て行く服を選んだり、遊園地のマップを見て恵ちゃんが怖がりそうな所や、ムードのでそうな所を見て、行く順番を練った。

ジェットコースターで、恐怖に少しでも声を聞ければ満足かな…(笑)
お化け屋敷で、お化けにビビって抱きついてきてくれてもいいな…。服の袖掴んで「浅井さん、行かないで」なんて言われたら……ヤベェ、意識飛ぶ。嬉しすぎて何するかわかんないや。
まぁ、他にもあるけど、最後はやっぱり観覧車でしょう!
観覧車の一番上に来た時に恵ちゃんの方へ寄って、キ・ス…うわ、ヤッバイ、テンション上がってきたー!

なんて独りで妄想しながら、遊んでいると時間はあっという間に過ぎて、恵ちゃんは帰ってきて早々俺を見て、まるで腐ったザリガニが目の前に落ちているのを見つけた時の顔をして「気持ち悪」と告げて隣へ戻った。
俺は、恵ちゃんはツンデレと思うことにして明日の為にと、今日は早めに寝ることにした。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.27 )
日時: 2016/07/14 23:47
名前: 朝倉 (ID: DVcR0E4k)

恵ちゃんが風呂に入って、シャワーの音が耳に聞こえたのを最後にいつの間にか眠っていた。

「…さん……ぃさんっ……いさん!…浅井さん!」

意識の奥底で声が聞こえ始めて、その声はどんどん大きくなって…最後の大きな声と、左横顔に痛みを感じで目を覚ます。

「っ…痛い……な〜にー?恵ちゃん」

左側に恵ちゃんが立って俺を不機嫌気味に俺を見下ろしている。眠いのに、とこちらも不機嫌気味に相手の用は何かと聞く。

「何じゃないデショ。今日の遊園地はどうしたんデスカッ!」

左顔から押し付けられていた何かが退かされ、恵ちゃんが床を蹴りながら言って脳が急回転して、目を見開いて飛び起きる。

「ああ!しまった!今何時?!」

慌てて腕時計を探すと、時計を見ると同時に恵ちゃんが俺を見下ろしながら不機嫌気味に下記を述べる。

「もう10時過ぎてますよ」

俺らの応援と上手くいくように協力してくれた友人の佐々木と待ち合わせしていたのは、駅前9時だった。遅刻……。顔が青ざめたまま、恵ちゃんの方を見ると、肩掛けミニバッグを付け、お洒落な服装で腕組みをして眉を寄せている。睨みつけられた状態で、申し訳ないと何回か謝り、恵ちゃんが不機嫌のまま、2人で遊園地へ直行することにした。
着信が入っていた佐々木にも謝って理由を話し、用件を伝えた。

やっとのこと遊園地について、佐々木にも合流出来たが、俺と恵ちゃんの間には少し亀裂が入っていた。

Re: お前と俺。俺と君。 ( No.28 )
日時: 2016/07/20 00:15
名前: 朝倉 (ID: DVcR0E4k)


「お前遅刻とか、マジねぇわ。気遣いとかいらなかったってか?なぁ」

「ごめんって!えっと、そちらは?」

佐々木に怒られ両手を合わせて頭を下げて謝り、佐々木の隣に熊の耳のカチューシャを付けた可愛い系チビの男の子?に視線を変えると片手で佐々木に紹介を促す。

「あぁ、一ヶ月前、半月に渡るストーカーを終えて付き合うことになったそう可愛いからって取ったら…」

「あああ!わかってる、わかってる!ってか、恵ちゃんいるから取らねぇし!」

「奏です!宜しくお願いします!佐々木さんから聞いてます、浅井さん、今日は楽しみましょう!」

「お、おう!ノリがいいな、少年!」

「……僕は18歳の青年ですよ…?」

佐々木の彼女?ってか男は童顔で、俺が少年なんて言うと拗ねられた。

「じゃ、手馴しにジェットコースターで!」

俺が奏に苦笑いして先程言った失礼をなかったことにしようとすると、佐々木が上記を述べて進行した。

「いよいよ、弱点を握るチャンスだ!がんばるぞ!」

皆に見えないように小さく拳を目の前へ持ってきてガッツポーズをした。


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