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ハイキュー伊達工業
日時: 2017/06/05 13:31
名前: タヌキ (ID: v8ApgZI3)

アニメ、ハイキューの伊達工業高校の物語を自己満で小説あげたいと思います!

腐です!ほとんど二口受けだと思います!
伊達工中心、二口中心です。
裏要素あんまりないです。殆どギャグ。

何かおかしな点や、こんなシチュ見たい等ありましたら意見聞かせてください!
気軽に声かけてください!

よろしければ閲覧どうぞ。

2016/11/18 閲覧数100突破!ありがとうございます!
2017/02/11 閲覧数300突破!ありがとうございます!
2017/03/19 閲覧数400突破!ありがとうございます!
2017/04/12 閲覧数500突破!ありがとうございます!
2017/05/10 閲覧数600突破!ありがとうございます!
2017/06/05 閲覧数700突破!ありがとうございます!

Re: ハイキュー伊達工業 ( No.10 )
日時: 2016/11/14 22:23
名前: タヌキ (ID: P4RGPyNJ)

女川side

授業も全て終わって、日誌も先生へ提出後、部室へ向かった。
部室に近づくと、体育館からバレーボールの音とシューズの足音(?)、声かけ、二口が黄金を注意して、黄金が謝る声まで聞こえた。
昼は一緒だったけど、練習は早くしたいみたいで、小原は先に行っていた。
部室に入るとそこには誰も居なくてガランとしていた。

先輩達が引退して先輩達の分も強くならなきゃいけない。
そんなことをどうしても思ってしまう、寂しいから。
着替え終えて、ロッカーを閉じようとした時に何か紙切れが降ってきた。

「…なんだろう。携帯の、アドレス?」

何処から降ってきたのかも分からない白い紙の切れ端には携帯の番号が2つ書かれていた。
誰のかは知らないけど、それよりまずは部活だと思い出して、番号には部活が終わってからかけてみようと思い、ロッカーを閉めればそれをポケットに突っ込んで駆け足で体育館へ向かった。

Re: ハイキュー伊達工業 ( No.11 )
日時: 2016/11/14 23:47
名前: タヌキ (ID: P4RGPyNJ)

黄金川side

部活が始まっている。今日は女川先輩が遅れて来ることを小原先輩が二口先輩に伝えていた。
二口先輩と青根先輩はネット際でブロック練習をしている。
俺達一年生はサーブ&レシーブ練習。

ボールを拾って、ふと先輩達の方を見る。小原先輩が上げられたボールを叩くと、二口先輩の手に当たって小原先輩のコートへ落ちる。二口先輩も青根先輩と同時に着地する。

「キレイだな」

無意識にそう呟く。それまでにも色々準備運動とかランニングとかしてたからそれなりに汗はかいてて、顎に伝った汗を手の甲で拭いながらも次、どこにアタックが来るのか相手コートの人から目を離さないでいる二口先輩にその自然な美しさに釘付けだった。
ふと、二口先輩が何かに気づいて俺達の方を見て、
腰に両手をあてたかと思うと軽く首を傾げて大声を出した。

「おいこら!黄金川!ボーッとすんな!練習に戻れ!」

そこで俺は漸く二口先輩をずっと見ていたことに気づいてハッと我に返ると、大声で謝り腰を曲げて謝りさっさとサーブ練習に戻った。

「ハッ!すっ、スンマセン!」

サーブを一本してチラリと二口先輩を見ると、呆れた様子で元の定位置へ歩き戻って行った。
次は怒られないように暫くは練習に集中した。
途中から女川先輩も来て練習試合形式でメンバーを別けて少しだけやった。

二口先輩が相手コートにいて、トスは青根先輩や女川先輩に上げた。まだ、上手くないみたいで女川先輩は何回か空振りしていた。もっと上手くならないと!と思って拳を握る。

「黄金、もっと力抜け」

「っ、ハイッ!」

相手コートの二口先輩がちょうど前衛に回ってきていて声をかけられた。俺だけに話す時の声量。アドバイスを受け取り、嬉しくて意気込み思いっきり頷いた。

Re: ハイキュー伊達工業 ( No.12 )
日時: 2016/11/15 22:51
名前: タヌキ (ID: P4RGPyNJ)

二口side

部活中、相手コートでアタックを打つためトスを上げてもらうバレーボールを小脇に抱えて小原が一年生一年生の練習するコートを向いて話しかけてきた。

「二口…黄金が棒立ちしてる」

苦笑いして言う小原の視線の先を追うと、バレーボールを両手で持ったままこっちを見てボーッとしているのが目に入る。思わず、はぁ、と呆れたため息が零れる。
黄金川はウチで育てる要の大型セッター、つっても動きはまだまだ素人くさくて、茂庭さんには到底敵わない。
時折、ああやってボーッとしていることがある黄金川は、もっと練習量を増やすべきなのかも考え中だ。
一言注意の為、声をかけると黒髪のトサカがピンッと立って頭を下げて謝った黄金川はサーブ練習に戻った。
黄金川がサーブ練習に戻ったのを確認して、自分の練習に戻った。

後から女川も揃い、少しアップをしてから練習試合形式でレギュラーメンバーを別けてやった。
流石に相手コートに青根が居るとなかなかキマらない。悔しいけど、同じチームで出来るのは嬉しい。

黄金川のセッターでのトスは力みすぎているように見えた。だから、打点を通り過ぎたり打点より高くて女川や青根までも空振りをしていた。
丁度黄金川の目の前に回ってきた時にアドバイスをしてやると、シャキッとして嬉しそうに大きく頷いた。
それからは…まあまあ出来てたからいいとした。

部活を終えて、部室で着替えを始めると一年レギュラーが何か楽しそうに話を広げているのが耳に入った。

Re: ハイキュー伊達工業 ( No.13 )
日時: 2016/11/16 11:45
名前: タヌキ (ID: P4RGPyNJ)

作並side

部活が終わって着替え中に、吹上くんが今朝やっていたテレビでの占いの話をした。
それは午前5時に1度だけやって、他の時間帯はやらないらしいけど、それがどうも当たるらしい。
星座占いで、ラッキーアイテムを持っていれば順位が低くても高くても通常の生活が送れるけど、持っていないと大変なことになるらしい。
吹上くんの実体験を聞いてると本当に当たっているように思えて面白く黄金川くんと一緒にうんうんと大きく相槌を打ったり頷いたりして聞いて楽しんでいると、二口先輩から声がかかった。

「なあ、何の話してんの?」

二口先輩はロッカーが一番壁際で、隣に青根先輩、小原先輩がいるから僕達一年生からはあまり着替えている最中の光景は見たことが無い。声が聞こえていないと、居るのかどうかもわからないぐらいで、青根先輩の後ろからひょっこり顔を覗かせた。
二口先輩は試合中にはあまり見せないけど結構表情の変わる人で、今も目を丸くさせて純粋な表情で首を軽く傾げて聞いてくる。
そんな幼げのある表情は可愛くも思えるけど、言ったら怒られそうだから言わない。タイミングあれば言うかも(笑)

二口先輩に当たる占いの話をすると、二口先輩はため息をついた。

「…なんだ、それで盛り上がってんの?信じるのもいいけど、あんまり信じ過ぎて自分見失うなよな」

「二口先輩は信じてないんですか?」

「俺、そーいうの信じないタイプだから。たまたまあたっただけだろ。偶然偶然。さ、早く着替えて帰れよー、部室閉めるぞー」

興味無さげに背を向けた二口先輩は着替え終わっていて、皆に声をかければ自分のロッカーを閉めた。
皆が着替え終わって、二口先輩も部誌を書き終えると帰宅した。
明日、実際に当たる占いのテレビを見てみようと思った。

Re: ハイキュー伊達工業 ( No.14 )
日時: 2016/11/18 09:56
名前: タヌキ (ID: P4RGPyNJ)

二口side

『最下位は?残念〜、蠍座の貴方』

「…は?まじかよ…」

今日はたまたま早く目が覚めてテレビをつければ星座占いがやっていた。なんと俺の星座である蠍座が最下位。朝から嫌なもん見たなと思いながら脱力して、パンを焼きにトースターにパンを入れた。

『何をやっても上手くいかず不幸の嵐が降ってくるでしょう!』

んなことよくテレビで言えんな、と思いながら冷蔵庫からお茶を取り出し耳だけ傾けていた。

『そんな蠍座のラッキーアイテムは?…自分の苦手な人!この機会に色んなことにチャレンジしてみるのはいかがでしょう?さて、今日も一日がんばりましょう!』

「最悪の日に苦手な人と絡めって鬼かよ。ま、よくある占いだな」

独り言を呟いて、パンの様子を見るとまだ焼けていない。先に支度をしてトースターの音が鳴ったのを聞いて向かえば、最悪なことに何故かパンが焦げていた。

「げっ」

携帯に着信が入って見れば黄金川からで“二口先輩!起きてるっスか?朝練、よろしくお願いします!”とだけ。昨日帰宅後に明日の朝練に付き合ってほしいと言われて許可したのを忘れていた。

「あ!やっべ!」

時計を見れば、普段なら全然余裕の時間帯。けど、今日は黄金川との朝練。体育館の鍵は部室に保管、部室の鍵は俺が持っている。黄金川はいつも早めに来るから待たせることになる。最近は寒くなってきてるから待たせて風邪なんかひかれて練習出来なくなれば朝練とかやってる場合じゃなくなる。

朝食は諦めて、鞄と上着マフラー持つと慌てて学校へ走った。

部室を開けて体操着に着替えれば体育館に向かった。黄金川は来ていない。
体育館を開けて座って待っていると、足音が遠くから聞こえてきた。

「あ!二口先輩!おはようございます!」

「おー」

「早いっスね!今日はサーブ見てほしいっス」

「ん、じゃネット用意すんぞ」

「ウッス!」

二人でネットを用意すれば準備完了。黄金川は朝から元気で、寒くないのか疑いたくなる。子供は風の子なんて言葉が脳裏を過ぎる。黄金川は走ってバレーボールの入ったかごごと運んでくればサーブ練習を始めた。
俺はまた、壁にもたれて座り黄金川の後ろからそれを眺めた。

「ハッ!見ました?!二口先輩!今入ったっスよ!」

「ふあ〜、お〜、アウトー」

「え゛!マジっすか!」

相手コートのラインギリギリアウト。欠伸をしながら聞かれたことに答えると軽くショックを受けて、またシャキッと練習を再開する。

「二口先輩!ありがとうございました!」

「今日練習試合俺のチームだから、ミスんなよ」

「ウッス!」

朝練を終えて片付け体育館を閉め、部室で着替えた。黄金川に軽く脅しを入れて部室を閉めれば黄金川と登校した。


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