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- ハイキュー伊達工業
- 日時: 2017/06/05 13:31
- 名前: タヌキ (ID: v8ApgZI3)
アニメ、ハイキューの伊達工業高校の物語を自己満で小説あげたいと思います!
腐です!ほとんど二口受けだと思います!
伊達工中心、二口中心です。
裏要素あんまりないです。殆どギャグ。
何かおかしな点や、こんなシチュ見たい等ありましたら意見聞かせてください!
気軽に声かけてください!
よろしければ閲覧どうぞ。
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- Re: ハイキュー伊達工業 ( No.35 )
- 日時: 2017/02/04 22:10
- 名前: タヌキ (ID: CjSVzq4t)
ーーーーー後編
こいつが茂庭に素で懐いているのだけはわかった。態度が違う。茂庭には嬉しそうにしてる。本人では気づかないだろうが、俺に冷たい表情をする事が多いからそこの変化は見分けがつくようになった。同級の青根にもそんな感じだったな。
「あっづー…あ、ちょっと小窓開けますね。寒かったら言ってください。閉めないですけど」
「あ゛あ?」
真っ暗でも月明かりで暗闇に目が慣れれば二口の姿や、周囲の物の位置は見えた。なんといっても真夏の夜。虫の鳴き声が聞こえる。夜だからといっても夏なのは変わりない。小窓を開けて風の通り道を塞ぐぐらい小窓に顔を寄せて目を瞑っている。深く深呼吸をしている。汗で顔や首に首に付いていた髪が風で乾いてくれば風の流れに遊ばれて動き始める。
当の本人は未だ微動だに動かない。眠ってるみたいだと思った。マットの上に座って、月明かりに照らされる二口を見つめる。
やっぱり顔は綺麗で肌のデコボコも見えないし、爽やか系の顔は女子にもモテそうだ。身長は高い方なのに、青根や俺と比べると華奢な方で、チャラい感じはしてたが、深く知れば意外と堅実な所が見え隠れする。ムカつく発言は多いけど本心で正しいことの方が多い。
もっと素直にいれば可愛いんだけどな、きっと素直にいると照れくさいんだろ。
「なんすか?視線、痛いんすけど」
「そんな見てねぇだろ」
「鎌先さんも涼みたいんすか?あと1時間待ってください」
「待つ領域の時間じゃなくねぇか?」
目を瞑ったまま話しかけてきた二口。ホントに俺がずっと見ているのが見えてるのかと内心思ったが、すぐ別の話を持って来たから適当に言っただけだろう。1時間待てと言われて普段なら怒るかもしれねぇが、不思議と冷静になれて、二口の顔を凝視しながら返事すれば、二口はクスッと笑った。
「寝る時はマットで寝るか?」
「…いや、流石にここから出たいっす」
「マットも気持ちいいもんだぞ?」
「さすが、まだ動物に近いってどこでも生活しやすそうで羨ましいですー」
俺の隣に座るようにマットを軽く叩いて促すが、流される。こうやってうまい具合に逃げ切るやつこそ、捕まえたくなるのが狩の習性を持つ男だろう。
「もう今日は誰も来ねぇだろ」
「今が何時か知れたらいいんすけど」
「あ?スケジュール覚えてんのか?」
「いーえ、夕食と寝る時間だけ覚えてましたー」
「ああ、なるほどな」
「鎌先さん、明日なんて謝ります?」
「喧嘩しない宣言するか?!」
「えー、出来るんすか?俺はできますけど、鎌先さん短気だかr」
「どっちが喧嘩売ってきてんだと思ってんだ!」
「鎌先さんでしょ」
「二口だろうが!」
「あーもーはいはい、また熱くなるの嫌なんで、それでいいですよ」
「…二口、そこで寝んのか?」
「……そうっすよ、鎌先さん寝相悪そうだし」
「でも跳び箱は背中痛くならねぇか?」
「大丈夫っすよ、明日痛かったら俺の分まで(叩いて決めて)責任とってくださいよ」
「おう!任せとけ!お前の倍とってやるよ!」
「じゃ、おやすみなさい」
「おう、おやすみ!」
ーーーーー↓あとがきへ。
- Re: ハイキュー伊達工業 ( No.36 )
- 日時: 2017/02/07 18:25
- 名前: 月影 英 (ID: FSosQk4t)
タヌキさん来たよぉ〜!ノシ
続き待ってるかんね〜♪
ガンバッ!(`・ω・´)フンスッ
- Re: ハイキュー伊達工業 ( No.37 )
- 日時: 2017/02/08 09:18
- 名前: タヌキ (ID: CjSVzq4t)
ありがとうございます!
頑張ります(p`・ω・´q)
- Re: ハイキュー伊達工業 ( No.38 )
- 日時: 2017/02/08 10:31
- 名前: タヌキ (ID: CjSVzq4t)
まだ前三年居る設定なので、二つのチームに別けて、他校と練習試合する設定です。
本レギュラー
茂庭S
青根MB
残り前三年
準レギュラー
二口WS
鎌先MB
笹谷WS
残り前三年
ーーーーーあとがき。
案の定……
「二口が腰を痛めた!?」
「おう」
「ちょっ、茂庭さん、声デカイ!」
「う、うん…ごめん」
「…部長には言わないでほしいんスよ」
「え?でも、気づかれるんじゃないか?痛いんだろ?」
「大丈夫っすよ、何かあったら鎌先さんに責任とってもらうし」
「おう!そうだぜ、茂庭!」
「うーん、わかった。でも怪我には気をつけろよ」
「はぁい、もちろん(*^^)」
ー練習試合開始ー
「「「お願いしアァァァス!!!」」」
バンッ ピッ B高準vs伊達工準2ー10
「お前二口と昨日何したんだよ?(‾▽‾)ニヤニヤ」
「あ?昨日は一緒に寝ただけだぞ」
「おいおい、お前らマジで?」
ババンッ ピッ B高準vs伊達工準 3−10
「笹谷さーん、なに無駄口叩いてんすか?」
「お前らの関係気になって集中出来ない( '-' )」
「別に何も無いスよ」
バンッ ピッ B高準vs伊達工準 3−11
「でも二口腰痛めたって?(‾▽‾)」
「寝た所が悪かったからです」
「ああ、なんだ、そういうことか」
ピッ B高準vs伊達工準 3−12
「…マット無かったのか?」
「鎌先さんが跳び箱に寝かせたんです」
「は?」
「二口テメェがそこがいいつったんだろ!」
「え?」
「うるさい、鎌先さん、試合中」
「なっ!ゴルァ一!」
ババァンッ ピッ B高準vs伊達工準 3−13
「どうだ二口!俺のスパイクキマッてたなァ!」(バシッ)
「痛ッ、俺に加減出来ないんすか?全く、パワーゴリラなんすから(´Д`)」
「ああ!?」
「……(コイツらの会話、聞けば聞くほどヤバイ方向行ってねぇか?)」
ピピーッ
ー試合終了ー
「二口、大丈夫だったか!?」
「あ、茂庭さん!全っ然平気でしたよ!(´▽`*)」
「強がってんじゃねぇ!まだ痛てぇだろ?」(バシッ)
「イダッ、っーだから、鎌先さんが叩くから悪化するんスよ!(ムカッ)」
「んだと!?ホントのこと言っただけだろ!」
「お前ら、喧嘩したらまた倉庫だぞ?!」
「お、おう、そうだな」
「茂庭さん、練習後って空いてます?」
「ん?ああ、空いてるけどどうした?」
「背中マッサージしてください」
「二口、茂庭は先輩だぞ?」
「わかってますよ、笹谷さん。でも青根に頼めないじゃないすか」
「なんだ、お前ら仲悪いのかァ?」
「ぎこちないだけです(キッパリ)」
「なんだ?ハッキリ言うなぁ!カハハッ(笑)」
ーーーーー
茂庭、笹谷、鎌先と二口が集まって何かしら話しているのを前部長が見て、仲直りしたと納得した。
笹谷は面白がって周りに噂を流し、暫くは鎌先と二口が恋人関係にあるという噂が影で回っていたことを本人達は知る由もない。
後に茂庭に懐いたり青根と居ることの増えた二口を見て、その噂も二人は別れたのでは?という曖昧なものになり、霧のように消えてしまったという話があったりなかったり…笑
ーーーーー
二口と青根は一緒に試合する時にチームメイトになってから仲良くなったって設定。
倉庫から早朝前部長に出してもらった二人は、朝食を鎌先はガッツリ食べ、二口は眠そうにウトウトしながら食べ、シャワーを浴びて練習に入った。
- Re: ハイキュー伊達工業 ( No.39 )
- 日時: 2017/02/09 01:08
- 名前: タヌキ (ID: CjSVzq4t)
息抜き。茂→二みたいな(笑)
茂庭視点。三年引退後、茂庭達二年、二口達一年設定。
ーーーーー
「鎌先さんが悪いんでしょー?」
「関係ないっつってんだろ!!」
ああ、また始まった。
「おい、こらこら、二人共!また喧嘩か?」
「茂庭さん…」
そんなショボンとすんなよ、二口。怒りにくいだろ?
「喧嘩じゃねぇよ茂庭!」
「じゃあ何だよ?喧嘩にしか見えなかったぞ?」
鎌ち、最近様子が変だ。俺が二口と鎌ちの間に入ればすぐ焦る。そして黙る。言い訳を考えてる。
「全く、もう喧嘩はやめろよ?やめないなら反省するまでバレー部での活動禁止にするぞ?」
「「!!?」」
こんなこと言いたくない。二人共レギュラーだし、練習来てくれないと俺が困るし、寂しい。だから、絶対うんとか言うなよ二人共!
「わかりました」
「え?」
「は!?いいのかよ!俺は嫌だ!」
嘘だろ、二口。お前そんなにバレー嫌いだったか?気づかなかったな。じゃない!お前居ないとどうするんだよ!意外とお前で一年カバーしてんだろ!?
「ふ、二口?本気か?」
「なに焦ってんすかぁー茂庭さん」
「いや、承諾するとは…」
「茂庭さんが持ちかけた話でしょー?ビビることないっすよー」
え?なんでこの状況でいつも通りヘラヘラ笑えんの?俺、お前の考えてること分かんないなー?
「二口テメェ!勝手な判断してんじゃねぇぞ、この野郎!」
「うっわ!なんすか、鎌先さん」
あ、鎌ちが怒った。うわあ、わわっ!二口の胸倉掴んでる!ダメダメ!殴る勢い!しかも近いよお前ら!二口怒った鎌ち見て引いてても変わらぬ態度ってお前ってやっぱ心強いわー。
「おいおい、鎌ち、やめろって!」
「茂庭さんの言う通りですよ、鎌先さん」
「あ゛あ!?俺はバレー続けてぇだけだ、テメェみたいにへらへr」
「喧嘩」
「え?」
「あ?」
「しなければいいんすよ、ね?」
あ、二口がニヤッとした。何か企んでんの?こっち見ないで、誰にも言ってないけどその顔結構可愛いから。俺に悪戯する時はやめてほしいけどな(苦笑)
いや、てか、それより
「どいういことだ?二口」
「簡単な話ですよ、茂庭さん」
「あ?俺もわかんねぇz」
「俺、鎌先さんと仲は悪くないんですよ」
「おう、そうだな」
二口?その顔でゆっくりした口調は何それ?ちょっとこっちもたじろぐよ?あ、二口鎌先と肩組んだ…お前ら身長近くて羨ましいよ。
「ただ、俺ちょっと天邪鬼なところがあってぇー」
「あ?」
二口、そのキャピって…テレペロ顔やめろ。なんか、怒りたくなるけど嫌いじゃないから笑えてくる。我慢キツイから!鎌ち解ってないし!
「こうしろとかこれはこうだ!とか言われると逆らいたくなっちゃうんですよー、特に鎌先さん相手だと」
「んだぁ、それ、喧嘩売ってんのかぁ?あぁん?二口ィ」
「違いますよ、鎌先さんと仲良くなりたくて気持ちが先走って逆らっちゃう?みたいな?」
二口、お前気づいてないだろうけど、人を罠にかけようとしてる時のお前の顔、目を瞑ってるみたいで、ニコッて効果音の合う爽やかなイケメンの顔、してるんだよ?なんて言えないけど。言ってもやめなそうだし。
「気持ちが先走る」
「そうです、茂庭さん。だからさっきのも喧嘩じゃありません。ですよね?鎌先さん」
「あ?あぁ、お、おう!そうだぞ!茂庭」
鎌ち半分聞いてなかったってか頭で考えること放棄してたよね。それなら、爆弾落とそうか。
「はぁ、そっか。じゃあどっちが悪かったの?」
「鎌先さんです」「二口だ」
「はぁ…」
「ちょっと鎌先さん、今のは完全に鎌先さんが悪い流れでしょ?」
流れ、ねぇ?
「二口が悪いのには変わりねぇだろ!俺は被害者だ!」
「被害者って言葉よく知ってましたね、鎌先さん」
「ああ!?」
あ!また胸倉掴んでる!
「ああ、もう!こらこら!お前ら何で喧嘩…言い争ってたんだよ?」
「……」
「……」
「なんだよ、俺には言えないの?」
「違いますよ」
「じゃあなんだ?二口」
言おうか迷ってる時、口をムッてさせる。顔がいいやつは羨ましい。二口、お前って可愛いよ。言わないけど。言ったら変に思われるからな。問い詰めれば、ホントを話す。二口は押しに弱いから。
「…笑わないでくださいよ?」
「笑わないから」
「…部活、始まる前にプリン食べようと思ってて部室に置いておいたんですよ」
ん?プリン?ウチの部室に冷蔵庫なんて無かったよな?
「う、うん、それで?」
「呼び出しくらって10分後部室に戻ったら、空のプリン容器と鎌先さんが居たんです」
ああ、なるほど。
「俺は何にも関係ねぇぞ!俺も普通に部室で着替えてたら二口が戻って来て叫んで空のプリンの容器押し付けてくるから、ムカついただけだ」
「そんな言い訳、信じるわけないデショ?」
「ああ!?ホントの事だつってんだろ!」
ああ、これは埒があかないな。…しょうがない!
「あああ、わかったわかった!」
「…なんすか、鎌先さん許しませんからね」
「だから違うっつ」
「二口!俺が代わりにプリン買ってやるから!」
「なっ!茂庭!」
「え!?まじっすか?」
もう、そんな目、輝かせんなって…俺ほんとダメだな…二口の顔に弱過ぎて…はぁ…
「うん、じゃあもう喧嘩すんなよ!」
「してないですよー」
ケラケラいつも通り笑って、お前さ、凄い猫みたいだけど、真面目なところあるから、猫ってハッキリ言えないんだよな(笑)猫っぽいよ。行ったり来たり、どこで何するかわからない。一途に1人とずっといる所も見るし、その人懐っこさか、顔の良さか、達者な口を使ってか、色んな人の所に行くお前も見る。目が離せない後輩だよ、お前は。
「二口、1個だけ言っていいか?」
「なんすか?」
「次、鎌ちと口論した時、胸倉掴まれそうになったら……避けろよ、な?」
ーーーーーおわり。
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