複雑・ファジー小説

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命を賭けてまで人を愛したくない!!
日時: 2019/06/16 20:39
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

どうも、本書の筆者の「通りすがり」と申します。
初作品ですので、少々おかしい所もあるかと思いますが、暖かい目で見てください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。

受験を目の前に控えている三年生だ。学級委員もしている。

極々平凡な生活を送っていた。授業もまともに、真面目にやって来た。

赤点も取った事は一度か二度しかない。

だが.....

人生の変わり目な出来事が.....目の前に.....目の前に。


最初から最後までなら >>1-54までです。
「その後」の最初からなら>>56からです。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.52 )
日時: 2019/06/16 09:42
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

逃げようと思えばいつでも逃げられた。
牛乳配達の時、警察官にバレた時にそのまま保護されれば良かった。
なのに私は逃げた。
彼女と別れたくない、その一心で。
坂野
「立見.....」
立見
「なぁに??.....」

坂野
「自首.....するか?」

彼女は断るかと思ったが、予想は外れた。
「坂野君が言うなら。私は従うよ?」
そう彼女は言った。
坂野
「よっしゃ、行こか。」
そして私はドアを開けた。
???
「確保ォ!!」
私は腕を掴まれ、家から離された。
???
「坂野君、保護!!」
黒い格好をした男性がドアの前に立っていた。
私には分からなかった。
「突入!!」
そして数人の男性が入り、そのまま立見を捕まえた。
何があったのか全く理解出来なかった。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.53 )
日時: 2019/06/16 18:49
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

回りでは「SAT」と呼ばれている、黒い格好の集団。
彼らは私を保護し、彼女を殺人、監禁、拉致の容疑で連行した。
彼女は最後まで私の名前を呼び続け、そのまま車に乗せられた。
坂野
「由緒ッ!!立見ィィ!!!」
SATの隊員
「坂野君だね!!助けに来たよ!!さぁ、帰ろう。」
パトカーに乗せられ夜中、近くの交番に連れてかれた。
交番には私の両親や父の従妹のおばさんが待っていた。
両親は私を見て、泣き出した。

「純!!良かった!良かった!!!」

「無事やったのね!!本当に良かった.....!!」
坂野
「おう、大丈夫やで。俺は頑丈やからな!!」
少しして、警察関係者の人間がやって来た。
どうやら、彼女には精神的な負担があり、その衝動で私に手を出したと言う。
起訴するかどうかは私に問われたが、不起訴にした。
坂野
「由i.....。彼女はとても良い人なんです。私を拉致して監禁したと言いますが。」
坂野
「そんな事は絶対にありませんでした。」
その人は彼女を不起訴にした事を確認した後、交番を去っていった。
裁判の結果は「まだ幼い。恐らく猶予が着くだろう。」と話していた。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.54 )
日時: 2019/06/16 20:34
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

後日、彼女はこの前の予想通り、少年院行きではなく監査が着くだけで済んだ。
私は今日、あの二人の家に行き、彼女に会う予定だ。
坂野
「ゆ、由緒!!おるか〜?」
部屋の中で物音がして、カギを開けて来たのはもちろん彼女だった。
立見
「純君!!ようこそ〜。いや、お帰りなさーい!!」
彼女は優しい微笑みを見せ、私を歓迎した。
坂野
「ただいまやで」
立見
「ご飯出来てるよ〜」
私はあれから、毎日放課後、休日には勉強を終え次第、よく来ている。
何故なら、彼女は私の「嫁」見たいな存在だからだ。
坂野
「やっぱり落ち着くで、ここ。」
立見
「良かった〜!!そうだ。純君、あの時見たいに勉強教えてよ?」
坂野
「ええで?何の教科?」
彼女は少し考え、答えた。
立見
「理科!!理科を教えて欲しいよ〜」
坂野
「もちろんええで。イオンからやな」

実は、彼女の両親は精神的な虐待をしており、それから逃げ出したらしい。
後輩部員の上田は大阪での事件により指導されたとの事だ。
由緒のした事は許されないが、彼女は深く後悔し、責任を感じているらしい。
何にしろ私は幸福者だ。  END

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.55 )
日時: 2019/06/16 20:37
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

ありがとうございました。
登場人物が出てこなくなったり、話の繋がりが急展開だったりと低クオリティでしたが、
それでも楽しんでくだされば幸いです。
ここから先は「その後」を書くつもりです。
引き続きお楽しみください。
「通りすがり」でした。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!! ( No.56 )
日時: 2019/06/16 22:40
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

   -その後-
あれから月日が経ち、夏休みに入った。
私は毎日、彼女の家へ向かった。
彼女はいつも、私を手厚くもてなしてくれる。私もそれに応えなくてはならない。
だから.....
坂野
「おーい!!由緒〜、おるか〜?」
立見
「.....!!はーい!!!今、開けるね!!」
ガチャンとドアが開くと、満面の笑みで迎えてくれた。
立見
「おかえりー!!」
坂野
「おう、ただいま。」
彼女はテーブルに冷えた麦茶を置いた。
立見
「暑かったでしょー?エアコンは無いけど、扇風機買ったから点けるね。」
坂野
「ンッンッンッ.....ハァ!!.....おう、頼むわ。」
彼女は私に今日の勉強の内容を聞いてきた。
だが、今日は勉強を教えに来たのでは無い。
坂野
「今日は勉強を教えに来たんとちゃうんよ。」
立見
「えっ?んじゃあ私と過ごしに来たの??」
彼女はとても幸せそうにしていた。
坂野
「いやいや、まぁ...ソレモアルケド。実は!!今日の夜に近くのA神社で夏祭りがあるんや。」
立見
「も、もしかして.....。一緒に行くの?!」
坂野
「そう、それを誘いに来たんや。行く?」
立見
「もちろん!!」
彼女は目を輝かせ、もはや上の空だった。こんなに目を輝かせて喜ぶ彼女を見たのは久し振りだ。
誘拐されて始まったこの生活。今じゃ私から来るとは、変わった物だ。

その夏祭りの時間までは雑談や、私が連れていかれたあの公園で野良猫を触ったりして過ごした。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行き、夕方になった。

「ゴロゴロ.....」
坂野
「もうこんな時間や。もうすぐ夏祭りが始まるで。」
立見
「早いねー。一旦、家に戻ろ?」
坂野
「ん?ええけど.....」
そして家に戻ったら、彼女は「ちょっと待ってて」と言い、私を家の前に留めた。
それから数分後。彼女は浴衣姿で出てきた。
その浴衣は花柄で、彼女にはとても似合っていた。
恐らくこれ以上に、美しい人間は見た事無いだろう。
坂野
「おー!!可愛いやんか〜!!似合っとる似合っとる!!」
彼女は褒められた事にとても照れて、顔を赤くしていた。
立見
「そ、そんなに可愛い?」
坂野
「めっちゃ可愛いで!!良くそんなん買ったなぁ。」
立見
「実はこう言う日の為に買ってたんだ〜。んじゃ、行こ!」
坂野
「そんじゃ行こか」
私達はそのままA神社へ向かった。
そこでは沢山の屋台が開かれており、賑やかだった。
坂野
「色々開かれとんな〜」
立見
「何か欲しい〜?」
坂野
「いやいや、ここは男が奢るんや。」
立見
「別に良いよ〜。そこまでしなくても!!純君には迷惑かけたくないし.....」
坂野
「大丈夫!!大丈夫や!!いつも世話になっている分のお返しやって!!」
彼女はそれを聞き、「んじゃ.....綿あめ.....欲しいな〜?」と言って綿あめを欲しがった。
私は屋台の中から見つけ出し、綿あめを一つ買った。
坂野
「はい、綿あめ。デカイな、これ。」
立見
「うん、一人じゃ食べきれないや。」
つまり、「一緒に食え」と言う事か。
だが私はあえて、どうするのか聞いた。
立見
「.....えっ!.....うーん.....捨てちゃもったいないよ〜」
「出来れば一緒に食べて.....」と彼女は小声で言った。
坂野
「え?何やって?」
ニヤニヤしながら言った。
立見
「もー、いじわるだよ!一緒に食べてよ〜!」
坂野
「最初からそう言えば良いんや。」
立見は私には微笑みかけ、私と一緒に綿あめを食べた。
素朴な味で美味かった。
私達はしばらく屋台並びを歩き回り、花火大会があると聞いたので、見に行った。
坂野
「さぁ、もうすぐやで。」
立見
「うん。」
彼女は私に寄りかかり、待っていた。
最初の花火が打ち上がった。
ドーンと大きな花火から始まった。
観客は皆、拍手をしており、私と彼女も自然と拍手をしていた。
立見
「おっきいねぇー!!」
坂野
「せやなー!!」
しばらくその、花火に見とれていた。
花火大会も終わり、私達は家に帰る途中だった。
坂野
「どうやった?」
立見
「楽しいかったねー!」
そのまま何事も無く帰ろうと思ったが、後ろから突然声をかけられた。
???
「おい!!あんたらちょーと待てや。」
坂野
「.....!お、俺らか?」
立見
「見たいだね.....」
???
「おい、無視すんなや!!」
坂野
「な、何やお前。何か様か?」
そいつは同じ中学生位の男だった。
体格は強そうに見えた。銃剣があれば私は勝てただろうが、置いてきた。
???
「お前ら見とったら、イチャイチャしよってムカつく。しばいたる!」
そして殴りかかって来た。
私はまともに食らって倒れた。
坂野
「う.....何やねん.....」
彼女の方へふと、見てみると、その目は怒りに震えていた。
あの時と一緒で光も無かった。
???
「何や?やんのか?」
立見
「私の純君をいじめるなんて許さないよ!!そんな奴は死んでしまえ!!」
そして彼女は飛びかかっては首を締めに入った。
「ウグッ!!.....」その男はうめき、そのまま倒れた。
なんて握力だろう。
立見
「純君!大丈夫だった?あいつは私が倒したよ!!」
坂野
「ゆ、由緒.....ありがとさ〜ん.....」
彼女は私に肩を貸し、そのまま家に帰った。
やはり彼女は強かった。
私も見習おう。

今日の夏祭りは楽しかった。
恐らく、最高の思い出となるだろう。
私は「これからも彼女の事を大切にしていこう」そう思った。


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