二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常
日時: 2015/04/10 09:05
名前: 葉月 ◆jtnqjTHVKE (ID: 0/Gr9X75)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28062

葉月「ふぁーい、みんな注目〜タイトルコール行きますよ〜」
木実「もふもふしたいおー!」
沙綾「ペロペロしたいおー!」
沙千「ぼふぼふしたいおー!」
雪菜「アイスクリーム食べたいおー!」
麻友「ケーキ食べたいおー!」
純(石田)「ちょwwww みんなwwww 真面目にやってwwww それ、自分の欲望じゃんwwww」

TAKE2

葉月「じゃあ、改めてタイトルコール行きますよ〜」
木実「ゴリラ人間ここに降臨!」
沙綾「笑いあり、カオスありのはちゃめちゃすぎる日常やで〜」
沙千「今回から初参加の作品も出ます」
雪菜「こちらが扱う作品はごちゃ混ぜですよ〜☆」
麻友「キャラ崩壊、カオス、何でもありやねんで〜☆」
純(石田)「そんなカオス過ぎる僕達の日常です」


☆注意事項☆ ※時によっては増えたり減ったりします。

・ごちゃまぜオールスターズ
・ネタ豊富
・裸族ばりのカオスwwwww
・シリアス? 何それおいしいの?
・ヒャッハー! カオス祭りだぁー!
・ゴリラ人間
・初参戦作品あり
・暇を持て余した神々の遊び
・ネタによってはホモだったりレズだったりしますwww
・コラボやコメント、質問は大歓迎ですが、誹謗中傷や暴言、作者や読者が迷惑になるような書き込みは絶対にやめてください。作者同士の言い争いなぞ以ての外です。
・ボボボ鳥(ボボボ鳥www by.高尾)(NEW)


・目次・

登場作品 >>2

募集用紙 >>17

他の小説の募集用紙+α >>489

タグ >>459>>759


その1 >>62

その2 >>580

その3 >>895




質問や紅葉時空機関への依頼やコラボや合作云々 >>648



高尾「注意事項に『カオス祭り』とか『シリアス? なにそれおいしいの?』とか言ったな? あれは嘘だ」
彰久「実はシリアスもあります。とある話によっては鬱になるかも知れません」
マリオ「それでも見たい人はゆっくりしていってね!」


追伸:私の小説を探す人はカキコ内にある「検索」を押して、名前のところにチェックして「葉月」と入力してから検索してみてください。

追伸その2:募集とかコラボとか紅葉時空機関の依頼とか合作とか質問とかは常時募集中です。興味のある方はどうぞコメントしてください。


追伸その3:第二弾出来ました。また一時保存を多くすると思います。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.250 )
日時: 2014/05/28 19:25
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

 絶体絶命だと思われた矢先、現れたのはやる夫とやらない夫の二人だった。やる夫は炎を纏った剣で妖魔の集団を焼き払い、やらない夫は氷を纏った槍で辺り一面を凍らせる。全く正反対の属性を持つやる夫とやらない夫の連携は抜群で、一部の兵士を一掃した。

やる夫「アリンさん! 大丈夫かお!」
アリン「やる夫さん、やらない夫さん、私は平気です。少し痺れただけですので……」
やらない夫「だが、無茶はするな。俺たちでやらなきゃな!」
アリン「はい! この状況を乗り越えましょう! あなた達、覚悟はよろしいですかねぇ!?」

 アリンはやる夫とやらない夫に支えながら立ち上がり、大鎌を構えて妖魔軍を睨み付ける。その時、彼女の目は赤くなり、大鎌からはメラメラと燃える炎を付加した。この時のアリンは本気モードで、妖魔軍に向かって走り出す。
 彼女は炎をまとった大鎌を振るい、周囲にいる妖魔兵を燃やし尽くした。妖魔兵の攻撃を弾いて炎で燃やし尽くす。
 やる夫もやらない夫もアリンに続き、炎と氷を妖魔兵に飛ばした。妖魔兵は燃えたり凍ったりする中、黄泉は雷をまとった結界を張って不敵な笑みを浮かべた。

黄泉(若松)「ちったぁおもしれぇじゃねぇか。相手にしてやるよ……と言いたいところだが、そろそろお開きにするぜ」
アリン「待ちなさい! 逃げる気ですか!?」
黄泉(若松)「あ? 逃げる? 妲己から言われたんだよ。時間稼ぎになったから戻って来いってな」
アリン「私から逃げるとは許しませんよ! ハァアアアッ!」
やる夫「アリンさん! 待つお!」

 黄泉は踵を返して撤退しようとして、アリンは逃がすまいと炎をまとった大鎌を構えて黄泉を追いかけて振り下ろす。その時、何者かがアリンと黄泉の間に割り込み、アリンの攻撃を受け止めた。

???「スイマセン! 黄泉さんをやらせるわけにはいかないんです!」
アリン「!?」
黄泉(若松)「桜花か……助かったぜ」

 アリンの攻撃を受け止めたのは鴉天狗の少年・桜花だった。桜花は羽扇を手にしてアリンの攻撃を受け止めた後、押し返した。

アリン「受け止めたのはまさかの桜井君!? え!? どうして!?」
桜花(桜井)「あの……僕は桜花と言います。桜井ではないんです……スイマセン」

 アリンは桜花が受け止めたことに驚きを隠せずにいた。炎をまとった大鎌を桜花が羽扇で受け止めて押し返したのもそうだが、何よりも驚いたのは桜花が黄泉と同じく桐皇学園高校の桜井だったことだった。気弱な性格とは裏腹にアリンを力で押し返すのは予想外だった。一体どこから力が出るのかも彼女にとって分からない。

妖魔兵(猪)「ブヒャヒャ! 桜花様は素早さが一番早いお方だ! どんな距離だろうと駆けつけることが出来るのだ!」
妖魔兵(モブ武将)「小娘、予想外だという顔をしてるな? そりゃそうだろうな。桜花様は気弱な性格だが、潜在能力も高いのだからな!」
桜花(桜井)「もし、これ以上僕達の邪魔をするなら……たとえあなた方だろうと許すわけにはいきません。お引き取りください」

 桜花に帰れと言われたアリンとやる夫とやらない夫だが、そう易々と帰るわけにはいかなかった。

やる夫「断ると言ったら?」
黄泉(若松)「容赦なくてめぇらをぶっ潰す。俺らがお開きだと言ってるんだ。死にたくなかったら大人しく言うことを聞くんだな」
やらない夫「お前らにやられる俺たちじゃねぇだろ。俺たちはミッションのためにお前らと戦うだろ」
アリン「これ以上私を怒らせるとどうなるか……分かりますよね?」
黄泉(若松)「てめえこそ俺らを怒らせるとどうなるか分かってるだろうな?」

 黄泉とアリンはお互いに睨み合い、バチバチと火花を散らせるような重い空気を漂わせる。アリンの目は炎のように赤く、黄泉の体からはバチバチと電気が流れている。桜花は二人のいがみ合いを見てびくびくしながらも話し掛ける。

桜花(桜井)「ひっ……! ですからそうなる前にお引き取りください! 僕だってあなた達と戦いたくないんですよぉ!」

 威圧的な空気に怯え、涙目になりながら桜花はアリンとやる夫、やらない夫に帰れと要求する。これ以上面倒なことになるなら妖魔軍の言葉に従ったほうがいいと捉えるが、やる夫とやらない夫は渋々ながらも桜花の言うことに従う。しかし、アリンは納得がいかなかった。
 彼女の怒りは徐々に上がり、体中からもメラメラと燃え上がっていく。目も真っ赤に燃えるような赤になり、彼女の得物も炎に包まれていた。

やる夫「ア……アリン、さん……?」
やらない夫「アリンさん、ここは大人しく言うことを聞いたほうがいいだろ! まだ始まったばっかだし、こいつらをやるのは後にした方がいいだろ!」
妖魔兵(雑魚兵)「全く聞く耳を持たねぇ小娘だなぁ? 大人しく言うこと聞きゃあ命くらいは助けてやるってのによぉ」
やる夫「アリンさん! やめるお! 敵陣を走るなお!」

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.251 )
日時: 2014/05/28 19:27
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

アリン「誰が帰るもんですかぁあああああああああああ! お前らの言うことを聞けるわけがない! お前らを燃やして燃やして燃やし尽くしてやるわぁあああああああ!!」

 アリンの怒りは有頂天に達していて力が暴走する。やる夫とやらない夫の声も届かず、理性を失った彼女は本能のままに妖魔兵を燃やし尽くした。ただ一人敵陣の中を突っ走り、妖魔軍を炎で燃やし尽くす。

アリン「私の邪魔をするな! お前らの言葉なんぞ信じるか! 私はやるんだ!」

 アリンに触れた妖魔兵は一瞬に跡形もなく灰と化し、地面に還る。それを見たやる夫とやらない夫、妖魔軍は大きく目を見開いた。

妖魔兵(猪)「な……何だ!? 今の炎は!?」
妖魔兵(一つ目)「完全に理性を失っておる……あの小娘の力が暴走したんだな」
やらない夫「まずいだろ! このままじゃ俺たちも彼女の餌食だろ! 早く正気に戻さないと!」

 彼女の暴走は敵味方関係なく燃やし尽くす力があり、下手をすれば逃走者すらも燃やすかもしれない危険性が非常に高い。

桜花(桜井)「どうしても帰らないのなら仕方ないですね……乱暴なことはしたくありませんが、こうするしかないですね……『ふう』! 『せつ』! 『じん』! 『せん』! 『耀よう』! 『れん』! 『ぜん』! 『しょう』! 『れつ』! 『ごう』!」

 桜花が印を結び、アリンの動きをピタリと止めた。彼女は抗おうと力尽くでも体を動かそうとした。しかし、体の言うことが聞かず、動かそうにも動くことすら出来なかった。

アリン「ッ……!? うああああああっ!」
桜花(桜井)「スイマセン! あなたを止めるにはこうするしかなかったんですスイマセン! 動けば動くほど精神が蝕んでいくんです……。ですからもうやめてください!」

 呪縛を掛けられたアリンはもがけばもがくほど精神を蝕んでいくという危険な状況になる。アリンは目を赤くしたままで、唸り声を上げた。このままでは彼女が危険な状態に陥るが……。





『現在の逃走者の位置』

朱雀・やる夫、やらない夫、沙綾、里桜、高尾、アリン

青龍・火神、麻友、伊那谷

白虎・千尋、黄瀬、緑間、YUMA

玄武・青峰、樹海、沙千


*エキストラ及びドラマ出演者*


龍希……妲己に仕えているキョンシーの妖魔。語尾に「アル」をつける。暗殺武道の達人で、暗器使い。ちなみに劉が演じているアル。

黄泉……妲己に仕えている鬼の妖魔。ぶっきらぼうで口が悪いが、根は優しい性格。怪力の持ち主で、身長ぐらいの雷をまとった大剣を振るう。ちなみに若松が演じている。

桜花……追加情報:トップクラスの素早さを持ち、武器は羽扇で戦う。風を操り、呪術を使う。

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.252 )
日時: 2014/05/28 19:30
名前: 葉月@iPhoneにて執筆なのだよwww (ID: viAVUXrt)

※なんちゃってバトロワですが、ドッキリだと知るまではドシリアスですwww バトロワが始まる前の最初はそうでもないけどwww

『ドッキリ大作戦!』殺しあえ、狂気の果てまで

葉月の家に招待されたのは、かの有名な作者であるアリンやYUMA、伊那谷ユウナやトーチ、ゆめひめ、幽鈴、山岸や琴葉姫、百合花だった。彼女達は葉月と交流があるということで、呼ばれた。

琴葉姫「お邪魔しま〜す」
YUMA「来たよ」
アリン「お土産も買いましたよ〜!」

葉月の家に次々と入る作者組。リビングの中に入ると、そこには葉月の世界のキャラがいた。彼らも彼女の家にお邪魔しているようだ。
しかも変態行動をしながらwwwwww その変態行動のライダーキックを高速でやる青峰と小牟とワリオ。青峰は速すぎてキモいし、ワリオはお腹がぽよんぽよん動いているしでカオスだ。

青峰・小牟・ワリオ「ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ……」
ドンキー「あ。みんな来たんだ。いらっしゃい」
幽鈴・山岸「ぴゃ〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アリン「ちょwwwwww 三人がドゥエドゥエしてるwwwwww」
ゆめひめ「ファーwwwwww」
YUMA「何やってんだよお前らwww」
トーチ「ふなっしーばりの変態wwwwwwwww」
百合花「ふざけるのも大概にしてよ!」(ドゥエドゥエしてる変態に斬りかかるwww
変態ども「あんぎゃああああ!!」
木実「百合花さんwwwwww 容赦ないwwwwww」

ドゥエドゥエしていた変態どもを見て、腹が立った百合花は三人の変態を斬り捨てた。変態は百合花に刻まれてボロボロだった。
尚、ギャグでの死亡はカウントに入らないので悪しからず。

変態ども「」(切り刻まれているwww
紫原「峰ちんwwwwww」
黄瀬「青峰っちwwwwwwwww 変態はやめてwwwwwwwww」
ルイージ「どうしてこうなったwwwwww」
伊那谷「知らんがなwwwwww」

カオス大好物組はその変態がやられるのを見て腹筋崩壊していて賑やかな感じだった。






カオスはここまで。次回からシリアス並びに鬱展開になります。

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.253 )
日時: 2014/05/28 19:34
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: viAVUXrt)

悲劇はここから始まった。


カオスな空気に包まれるのも束の間、その空気は一変した。放送で事態は変わった。

『御機嫌よう諸君。君達にはあるゲームをしなくてはならない。そう、あるゲームとは殺し合いというものだ』

ボイスチェンジャーで声が変わっていて、機械音のような声で淡々と説明する。

琴葉姫「おいおい、冗談じゃねぇだろうな?」
アリン「殺し合いって……まさか……私達でやるんですか?」
零児「……お前は何がしたい?」
木実「何かの間違いだよね……?」

謎の声でざわめく仲間達。殺し合いという単語を聞いて、更にざわついた。

『おやおや。信じられないと言った感じかい? 君達が嘘だと思うのなら、台所でも行って確かめてきたらどうだい?』

YUMA「台所……? 台所に何があるんだ?」
沙綾「うちが見てくるわ!」
氷室「俺も行くよ!」
アリン「私も行きます!」

放送を聞いて、台所に向かって駆けつける沙綾、氷室、アリンの三人。台所にいたのは……。

アリン「!?」
沙綾「いやぁあああああ! 純くぅうううん!」
氷室「ジュン……何で……?」

沙綾の悲鳴で駆けつけた木実と零児。二人も台所で見たのは腹に血を流して倒れている純だった。純の姿に親友の木実も沙綾と同じく「いやああああああ!」と叫んだ。
零児は純の右手で脈を取り、首を横に振った。

アリン「そんな……なんでいきなり死体が出るんですか……?」
氷室「殺し合いがあるというのはただのドッキリじゃないってことだね……ジュンが死んでるからはっきりしたね……」
木実「沙綾ちゃん……純が……純がぁ……!」
沙綾「分かっとる……純君が死ぬのうちも辛いんよ……」

『これで分かったかね? このように死人がいるのが分かっただろう? このゲームは最後の一人まで殺しあってもらうよ。制限時間は無制限。道具は何を使っても構わないから思う存分やりあってくれ。ただし、魔法とか属性技とかは一切使わないように』

血も涙もない放送にYUMAは怒り心頭になり、口調も関西弁に変わる。

YUMA「ふざけんなボケ! うちらがなんでこないなことせなアカンねん!? ええ加減にせんと貴様をシバくで! いや、貴様を跡形もなく消したるわ!」
琴葉姫「YUMAさん抑えて……」

YUMAの怒りは無視し、機械音のような声をした放送は言う。

『それでは、御機嫌よう』

放送が終わるとブツ、という音をした。

しばらくの沈黙が続き、空気も重くなっている中、先に口を開いたのはリコだった。

リコ「まさか純君が死ぬなんてね……ドッキリにしてはリアルすぎないかしら?」
籃「確かに……本物の死体がありましたからね……」
黄瀬「嫌ッスよ……この中で殺し合うのは嫌ッスよ!」
青峰「落ち着け黄瀬! 嫌なのは俺達も同じだ!」
黄瀬「青峰っちにはまだ分かっていない! 殺し合いっていうのは命がかかったものなんスよ!? 必ず誰かが殺されるんだよ!」
ルイージ「黄瀬君……」
黄瀬「純君だって誰かに殺されたじゃないッスか! 俺達もいつかそうなるかもしれないんスよ! 殺されるかも……しれないから……」

大きかった黄瀬の声がだんだん小さくなり、怯えていたはずがいつの間にか怯えなくなる。その様子に気づいた紫原は恐る恐る黄瀬に言う。

紫原「黄瀬ちん……? 何をするの……?」
黄瀬「……そうだ。殺されるくらいならいっそのこと殺しちゃえばいいんだ。それがみんなを助ける方法なら……」

ブツブツと呟きながら黄瀬は懐から小型の鞘付き包丁を取り出してグサリとなのはの腹を突き刺した。突然刺されたなのははじわじわと腹から血が滲み出て、やがて意識が朦朧となって倒れた。


雪菜「きゃあああああ!」
桃井「きーちゃん! どうしてそんなこと……!」
笠松「黄瀬てめぇ! 何しやがるんだよ!?」
フェイト「なのは! なのは!」
彰久「だれかなのはさんに傷の手当てをして! 早く!」

なのはが刺され、部屋中は騒然。アリンはそんな黄瀬に対して激しい怒りを覚えて、大きな鎌のスレッテを構えて斬りかかる。当然、目の能力は使わないように注意している。

アリン「黄瀬君……よくもなのはさんを傷つけましたね……? 私に殺される覚悟はよろしいですかねぇ!?」
黄瀬「あははは! そういうアンタも俺に殺されに来てるじゃん! いいよ!アンタも殺してあげるよ!」

黄瀬も鞘でスレッテを受け止めて応戦する。

火神「おい! 黄瀬! 何で作者であるアリンさんを殺そうとしてんだよ!?」
琴葉姫「とにかくみんなは部屋に出ようぜ! 何だかヤバイ雰囲気だし!」
はやて「アリンさんも黄瀬君もやめて! ここで争ったらアカン!」
ヴィータ「はやて!? そっちに行くんじゃねぇ!」

琴葉姫の指示に従って避難をする中、はやてが黄瀬とアリンが激しい打ち合いをしている場所に向かって走る。ヴィータが彼女を制止するが時既に遅し。彼女が黄瀬とアリンの間に入り、腹と背中を刺された。
ちなみに刺した場所は黄瀬が腹、アリンが背中だ。

アリン「はやてちゃん……? 何で……?」
シャマル「はやてちゃん! 何で!?」
はやて「げほっ……! 二人とも……怪我は無いみたいやな……」
黄瀬「アンタは馬鹿ッスよ……はやてっち……自分から殺されに行くなんて……大馬鹿ッスよ……!」

はやての返り血を浴びるアリンと黄瀬。はやての口からは血を流して、ずるりと体が倒れていく。シャマルが慌てて駆けつけて、彼女の傷の手当てをした。尚、治癒魔法の使用は禁止ではないため、必死に治療したが、はやてはそのまま息を引き取った。

アリン「はやてちゃん……いや……死なないで……! はやてちゃん……!」
黄瀬「アリンさん……アンタが悪いんスよ……」
アリン「黄瀬君……?」
黄瀬「アンタが死ねばはやてっちがこんなことにならなかったんスよ……なんでアンタがいるんだよぉッ!」
アリン「がっ……あぁ……!」
黄瀬「殺す……アンタを殺してやるよアリンさん!」

黄瀬はアリンを押し倒して馬乗りになって彼女の首を持って絞めていた。力を込めて彼女の首を強く絞めていく。

アリン「ぐ……あぁ……あ……がぁ……!」
黄瀬「死ね……死ね死ね死ね死ね! 死んでしまえぇえええッ!」
アリン「はぁっ……あ……うぅ……!」

黄瀬に首を絞められてアリンは息苦しくなり、はぁはぁと息を吐いていた。ぐぐぐぐ、と力を入れて、アリンはもがき、黄瀬の手を掴んで引き離そうとしても離すことが出来ない。スレッテもはやての背中に刺さったまま、 抜くことが出来ない。
代わりにシャマルが彼女のスレッテを抜き、背中の治療をする。
アリンは首を絞められて目からは涙も流れた。次第に彼女の意識も朦朧として、そのまま目を閉じた。

Re: 『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常 ( No.254 )
日時: 2014/05/28 19:37
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: viAVUXrt)

避難をした人達はというと、混乱に包まれていた。純の死亡となのはの刺殺と黄瀬の豹変で更に騒然となった。

笠松「ふざけんなよ……なんであんなことしたんだよ黄瀬……! 次に会ったらしばいて目を覚まさせてやる!」
フェイト「なのは……大丈夫かな……」

シャマル(フェイトちゃん! 大変よ! はやてちゃんが……はやてちゃんがぁ……!)

フェイトに話しかけてきたのは、シャマルだった。話しかけるというよりは、脳に伝っていくという感じだ。俗に言うテレパシーだった。そのテレパシーのようなものを念話という。

フェイト(え!? はやてがどうかしたんですか!? なのはは!?)
シャマル(なのはちゃんは黄瀬君に刺されて死んだわ……はやてちゃんも……黄瀬君とアリンさんに刺されて……死んだの! 黄瀬君、今度はアリンさんの首を絞めているらしいの!)

シャマルの衝撃的な言葉にフェイトは驚くばかりだった。なのはもはやても死んだ。親友二人が失い、彼女は悲しさと悔しさで泣き崩れた。

フェイト「そんな……なんで……」
沙千「フェイトさん? どないしたんですか?」
YUMA「具合でも悪いのか?」
フェイト「……なのはとはやてが……死にました……! シャマルから……聞いたんです……!」
零児「なのはとはやてが!? 一体誰にやられた?」
フェイト「なのはは黄瀬君、はやては黄瀬君とアリンさんです……!」
琴葉姫「嘘だろ……? ほとんど黄瀬君がやってるじゃねぇか……!


なのはとはやてが死んだという事実を知ったと同時に誰かが叫んだ。

木実「誰かこっちにも来てぇ! 誰か倒れてるよぉ!」
緑間「木実の声だ!」
伊那谷「恐らく二階の方だ!」
山岸「行くしかないですね……」
彰久「みんなはここに待っててください」

木実の叫び声に二階に駆け上がったのは零児、彰久、マリオ、伊那谷、山岸、緑間、高尾、YUMA、ゆめひめの九人。
彼らが駆けつけた先には、廊下で血を流しているヨッシーの姿があった。

山岸「でっていうぅうううう!」
高尾「でっていうwwwwww」
緑間「笑っている場合か! ヨッシーが血を流している倒れているのだぞ!」
マリオ「駄目だ……死んでる……ヨッシーも殺された!」
YUMA「嘘だろ……? ヨッシーまで……!」
木実「それだけじゃないの! あっちにも血が点々と続いて……!」

彼女の言うとおり、廊下に続いている血があった。点々と伝っていく血がある場所に木実達が向かう。

ゆめひめ「まさか……もう一人……」
伊那谷「あれは……勝家!?」

向かった先にいる緑色の甲冑を着た青年ーー柴田勝家だった。手には鎌を持っていて、誰かの返り血を浴びている。

勝家「……なぜここに来た?」
YUMA「なぜって……気になるからに決まっとるやろ! はよぉ退き!」
高尾「見るんじゃねぇよユマさんっ!」

YUMAが勝家を押し退けようとすると、高尾が叫んで呼び止める。

YUMA「高尾……?」
高尾「この先には……家康が死んでるんだよ……! 家康は……こいつが殺したんだ!」
YUMA「は!? 家康が死んでる!? 何故お前がそれを知っている!?」
高尾「見えるんだよ。勝家の先にいる家康の姿が……首を刈られて血を流して死んでいるんだよ!」
彰久「なっ……!」
琴葉姫「ひでぇ……」

高尾の的確な発言で家康が首から血を流して死んでいるのを緑間と零児が向かい、彼の状態を確認した。彼の姿は正(まさ)しく高尾の発言通りだった。

零児「高尾の言う通りだ……。家康は首を刈られて死んでいる……」
ゆめひめ「ひどい……!」
勝家「そう……家康様を殺したのは私だ……その前の恐竜も私が殺した」
伊那谷「は!? ヨッシーもお前が殺した!?」
勝家「私の姿で分かるだろう? 証拠も持ってある。二つの命を奪ったのだ……」
勝家以外「…………」

ヨッシーも家康も殺したのは自分だと告白する勝家。勝家の頬や体に返り血があり、手に持っている鎌もべっとりと血がついていた。衝撃すぎる内容に木実達は黙るしかなかった。


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