二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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『募集なう』作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常
日時: 2015/04/10 09:05
名前: 葉月 ◆jtnqjTHVKE (ID: 0/Gr9X75)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28062

葉月「ふぁーい、みんな注目〜タイトルコール行きますよ〜」
木実「もふもふしたいおー!」
沙綾「ペロペロしたいおー!」
沙千「ぼふぼふしたいおー!」
雪菜「アイスクリーム食べたいおー!」
麻友「ケーキ食べたいおー!」
純(石田)「ちょwwww みんなwwww 真面目にやってwwww それ、自分の欲望じゃんwwww」

TAKE2

葉月「じゃあ、改めてタイトルコール行きますよ〜」
木実「ゴリラ人間ここに降臨!」
沙綾「笑いあり、カオスありのはちゃめちゃすぎる日常やで〜」
沙千「今回から初参加の作品も出ます」
雪菜「こちらが扱う作品はごちゃ混ぜですよ〜☆」
麻友「キャラ崩壊、カオス、何でもありやねんで〜☆」
純(石田)「そんなカオス過ぎる僕達の日常です」


☆注意事項☆ ※時によっては増えたり減ったりします。

・ごちゃまぜオールスターズ
・ネタ豊富
・裸族ばりのカオスwwwww
・シリアス? 何それおいしいの?
・ヒャッハー! カオス祭りだぁー!
・ゴリラ人間
・初参戦作品あり
・暇を持て余した神々の遊び
・ネタによってはホモだったりレズだったりしますwww
・コラボやコメント、質問は大歓迎ですが、誹謗中傷や暴言、作者や読者が迷惑になるような書き込みは絶対にやめてください。作者同士の言い争いなぞ以ての外です。
・ボボボ鳥(ボボボ鳥www by.高尾)(NEW)


・目次・

登場作品 >>2

募集用紙 >>17

他の小説の募集用紙+α >>489

タグ >>459>>759


その1 >>62

その2 >>580

その3 >>895




質問や紅葉時空機関への依頼やコラボや合作云々 >>648



高尾「注意事項に『カオス祭り』とか『シリアス? なにそれおいしいの?』とか言ったな? あれは嘘だ」
彰久「実はシリアスもあります。とある話によっては鬱になるかも知れません」
マリオ「それでも見たい人はゆっくりしていってね!」


追伸:私の小説を探す人はカキコ内にある「検索」を押して、名前のところにチェックして「葉月」と入力してから検索してみてください。

追伸その2:募集とかコラボとか紅葉時空機関の依頼とか合作とか質問とかは常時募集中です。興味のある方はどうぞコメントしてください。


追伸その3:第二弾出来ました。また一時保存を多くすると思います。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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コメント返信 ( No.665 )
日時: 2015/02/10 06:23
名前: 葉月 (ID: k9gW7qbg)

>伊那さん

あ、大丈夫です。気にしないでください。彼女はああいう人ですから厳しいこと言っても無駄ですよ。逆ギレされるので。
言いたかったことを言ってくれてありがとうございます。



>ジャガーさん

揉め事起こすのかどうかはわからないですが、荒れるだろうと思ってますので。


そんな空気の状態ですけど、めげずに頑張りますんでよろしくお願いします。

私でも怒る時はありますからね?(#^ω^) カオスが大好きだけども自分勝手なヤツや礼儀知らずな輩は大嫌いです(#^ω^)

没ネタ・NG集 ( No.666 )
日時: 2015/02/10 09:50
名前: 葉月@別のPCなう (ID: jAQSBAPK)
参照: 重い空気のままじゃ嫌なのでカオスでやるぜおい!

没ネタ集・NG集

※ネタバレ注意

「亜空の使者を演じてみたより 舞台裏」

〜今吉ガレオムのシーン *三剣士編*〜

今吉「オマエラガアイテナンクァアアアアアアア! オrrrrrレガマトメテアイテシタrrrrrrrルワァアアアアアアアアアア!!」
氷室・緑間・火神「(巻き舌!?)かかってこい!」

〜収録後〜

桃井「先輩wwww 巻き舌すごかったですよwwwwww」
氷室「若本びっくりの巻き舌でしたよ★」
火神「あれはびっくりした、です(´・ω・`)」
今吉「意識してやったらこうなってもうたwwwww すまんwwww」
リコ「今度は巻き舌しないで普通に喋れますか?www」
今吉「善処するわwww」

妖怪サトリ、意識しすぎて巻き舌になったのでござるwwwww


〜例のプリム集団〜

黒子「さすがにカオスでしたねwwww」
原「俺らもわにゃわにゃ演じるの楽しかったよwwwww」
高尾「わにゃわにゃ楽しすぎるぜ〜wwwwwwwww」
桃井「テツ君のわにゃわにゃ可愛かった〜!(>∇<)」
黒子「桃井さん、僕は男です」
桃井「つれないテツ君もいいね!」


短いけど切ります。

没ネタ集・NG集 ( No.667 )
日時: 2015/02/10 10:51
名前: 葉月@別のPCなう (ID: jAQSBAPK)
参照: 重い空気のままじゃ嫌なのでカオスでやるぜおい!

「秀徳の圧倒的悪役率wwwwwww」

緑間「なぜ俺以外が悪役なのだよ……orz」(メタナイト
高尾「ごめんな真ちゃんwwwww 先輩達がすんごいノリノリで演じてたから俺の腹筋が死んだわwwwwwwwwwwww」(クリボー『ディディーも兼任』
木村「まぁ、スマブラは数が多いからな。兼任でやる人も出てくるだろうwww」(ボスパックン『デデデも兼任』
大坪「そう落ち込むな緑間。俺もやるときは悪役も演じきるからな」(ワリオ
宮地「高尾も大坪もノリノリで演じてるんだ。お前も楽しくやらないと刺すぞ」(ハンマーブロス
緑間orz

唯一味方サイドの緑間ナイトは悪役の秀徳に対して胃痛状態なのだよwwww


「キラーだよ〜」

高尾(クリボー)「これで食らいな! キラー発射!」
黒子「キラーだよ〜」
岡村「あいつら……汚い真似しおって……!」
高尾(ディディー)「オイラに任せな! ピーナッツ・ポップガン!」
黒子「撃たれたよ〜」

〜収録後〜

高尾「黒子wwwww 棒読みなうえに『キラーだよ〜』はねぇよwwwwwwwww」
黒子「キラーってどう演じればいいかなと思って……どんな口調で話すか分からなかったからこんな口調になりました」
岡村「まぁ、キラーはあまり喋らんしなwww 喋るのが思いつかんのぉwww」

黒子キラーは黒子がキラーのセリフに困惑していたためこうなりましたwwwwww ちなみに黒子のセリフはアドリブでやってますwww

黒子キラー「キラーだよ〜」



「forの新キャラの配役決定時」

黄瀬「え!? 俺がロックマンとゲッコウガやるんスか!? フォックスも加えたら三役ッスよ!?」
桃井「きーちゃんはまだいいよ。私やリコさんなんか合わせて十個以上もやってるのよ?」

桃井ーーピーチ、リュカ、ナナ、ピカチュウ、ロゼッタ、パルテナ、(亜空の使者にて)、ウェンディ、むらびと(女の子版)

リコーーサムス、ゼルダ&シーク、ポポ、ピット(亜空の使者にて)、チコ、ポケトレ、ダックハント(鴨)、Wii Fit トレーナー(女性版)

黄瀬「そういえば収録に毎回出てるよね、二人とも。お疲れッス……」

ヒロイン二人は何個も兼任してるので大変です。


切りますの。

没ネタ・NG集 ( No.668 )
日時: 2015/02/10 11:17
名前: 葉月@別のPCなう (ID: jAQSBAPK)
参照: 重い空気のままじゃ嫌なのでカオスでやるぜおい!

「本来ならYUMAさんに実況を戻すつもりだった 〜魔女の家パート3〜」

実は魔女の家の実況、YUMAさんに再び戻す予定だったんですよね。緑間がプレイヤーだからこそサクサク進めたんじゃないかなって思います。もし、プレイヤーが緑間じゃなくてYUMAさんだったらこうなりますのwwww

「よそ見厳禁の部屋より」

うどんこ星人「あ、僕、このゲームやったことあるよ。確か貼り紙を読まなければ、よそ見してもよかった気がすr「うどんっち、ユマさんがまた貼り紙読んでフラグ立てたッスよ」( ゜д゜)」
鷹「うどんちゃんwwwwwww 顔wwwwwwwwww」
まー「ドンマイwwwww うどんお兄ちゃんwwww」




ユマ「ほな、今度はナイフをよけんで進めたろか」
緑「よけなくて正解だったな」
うどんこ星人「ナイフはフェイクだったのか」
アンリ「ユマさん、斜め移動はやめてくださいよwwwwwwwwwwwwwww」
鷹「斜め移動でうろうろやめてwwwwwwwww」

ここはアンリ(アリン)さんで見たからクリアしますねwwww

「例のカエル殺害シーン」

うどんこ星人「牢屋みたいな部屋だね」
鷹「ユマさん、セーブして入ってみ?」
ユマ「は!?( ゜д゜)」
きい「鷹っちwwww アンタ何したいんスかwww」
鷹「死ぬところも見てみたいからwwwwww」
きい「えげつないッスwwwwwwwww」
アンリ「あ、よそ見のところはないんですね」
まー「あ、ホンマや! 途中の部屋がない!」
紫芋「またよそ見のところだとめんどーだし」
鷹「じゃあ、セーブもしたことだしユマさん死んでねwwww」
アンリ「ちょwwwwwww 死ねってひどくないですかwwwww」
うどんこ星人「死ねってwwwwww」
ユマ「何故死ぬんや!? 訳が分からへんよ!」
きい「鷹っちwwwwww ひどいッスwwwwwww」
ユマ「もうどうにでもなぁれ(´・ω・`)」
うどんこ星人「ユマさんwwwwww やけくそになってるwww」
紫芋「あ、ここからまーちんは見ないでね?」
まー「?」(紫芋に目隠しされている

ヴィオラが巨大ヘビに食べられるwwwwww

ユマ「」(白目で気絶中www
きい「ユマさんwwwwww 白目やめてwwwwwww」
まー「白目のまま気絶しおったwwwwww」
紫芋「ユマさーん、生きてるー?www」




ゲス尾発動wwwwww

悪夢の断章 −おとぎの鎮魂歌− プロローグ的な何か ( No.669 )
日時: 2015/02/10 14:43
名前: 葉月@別のPCなう (ID: jAQSBAPK)
参照: 重い空気のままじゃ嫌なので話を書くぜおい!

クリック? クラック!

さぁ、今回はこのお話をいたしましょう。

最初の話は『灰かぶり』。


 昔、ひとりのお金持ちの男がいました。男は妻と一人娘と幸せに暮らしていましたが、やがて妻は病気になり、死の床に就きました。

 最期の時、母は娘を呼んで言いました。

「かわいい子、私はおまえを置いて逝かなければなりません。

 でも天国に行ったら、おまえのことを上から見ていますよ。私のお墓の上に小さな木を植えなさい。そして、なにか欲しいものがあったら、その木を揺すりなさい。それにおまえに困ったことがあったら、助けを送りますからね。だから、いい子にしていらっしゃい」

 そう話すと、母は目を閉じ、死んでしまいました。子どもは泣いて、小さなハシバミの木を1本、お墓の上に植えました。その木に水をやるのに水を運ぶ必要はありませんでした。なぜなら、子どもの涙で十分でしたから。

 雪がお母さんのお墓に白いハンカチをかぶせ、太陽が再びそれをはがし、お墓に植えた木が二度目に緑になったとき、男は別の女を妻にしました。この継母には、最初の夫との間に娘がふたりありました。ふたりは顔は美しかったのですが、心は高慢でうぬぼれが強く意地悪でした。

 結婚式がとり行われ、この三人が家にやってくると、子どもにとってつらい時が始まりました。

「ろくでもない役立たずが、居間で何をしているんだい」と、継母は言いました。

「とっとと台所へ行きな。パンが食べたきゃ、まずその分働くんだね。わたしたちの女中になればいいんだ」

 それから継姉さんたちは娘の洋服を取り上げ、古い灰色の上着を着せました。

「おまえにはこれがお似合いさ」と言って、ふたりの継姉さんたちはその子をあざ笑い、台所へ連れて行きました。そこでかわいそうな子どもは骨の折れる仕事をしなければなりませんでした。日の出前に起き、水を運び、火を起こし、食事の支度をし、洗濯をしなければなりません。その上継姉さん達は、ありとあらゆる心痛を与えたり、あざけったり、灰の中にえんどう豆やレンズ豆をあけたりしたので、子どもは1日中座り込んで、豆を選り分けなければなりませんでしたし、疲れても、夜、ベッドに入ることはできず、暖炉の脇の灰の中に寝なければなりませんでした。そして、そうやっていつも灰とほこりの中をはいずりまわり、薄汚く見えたので、灰かぶりアッシェンプッテルと呼ばれるようになりました。

 
 ある時、王様が舞踏会を催し、舞踏会はきらびやかに3日間続くことになりました。この舞踏会では王子のお妃を選ぶのです。舞踏会には、ふたりの高慢な姉さん達も招かれました。

「灰かぶり!」

 姉さん達は呼びつけました。

「上がっといで。わたしたちの髪をとかして、靴にブラシをかけるのよ。そして、しっかりと靴紐をお結び。あたしたち、舞踏会の王子様のところへ行くのよ」

 灰かぶりは一生懸命に、できるだけきれいに姉さんたちをおめかしさせました。けれども継姉さんたちは、灰かぶりを叱りつけてばかりで、支度がすむと、あざけるように聞きました。

「灰かぶり、おまえも一緒に舞踏会に行きたいわよね?」

「ええ、それはもう。でも、どうやって行けばいいのかしら。わたしにはドレスがないのですもの」

「ドレスがなくて良かったのよ」上のお姉さんが言いました。

「お前が舞踏会に行ったら、あたしたち、恥をかくところさ。おまえが私たちの妹だなんて、ほかの人たちに聞かれでもしたらね。

 おまえは台所にいればいいんだ。ここに鉢いっぱいのレンズ豆があるから、あたしたちが帰ってくるまでに、これを選り分けておくのよ。悪いのが混ざらないように、よく気をつけてね。さもないと痛い目にあうからね」

 そう言うと、姉さん達は出かけてしまいました。灰かぶりは、立ってふたりを見送りました。そして、何も見えなくなると悲しい気持ちで台所に行き、かまどの上にレンズ豆をあけました。豆は大きな山になりました。「ああ」と、灰かぶりはため息をつきました。

「これでは真夜中まで選り分けていなければならないわ。眠ることもできやしない。まだまだ苛められるのかしら。このことをお母さんがご存知だったら!」

 灰かぶりがかまどの前の灰の中にひざまずき、豆を選り分けようとした時、白い鳩が2羽、窓から飛び込んできて、かまどの上の豆の横に降り立ちました。

「灰かぶり、レンズ豆を選り分けるのを手伝おうか?」

 灰かぶりがうなずくと、鳩は声をそろえて歌い始めました。

悪いお豆はおなかの中へ

良いお豆はお鍋の中へ

 そうして、こつ、こつ! とついばみ、悪い豆は食べてしまい、良い豆だけ残しました。15分後にはレンズ豆はすっかりきれいに選り分けられ、ひとつだって悪いのは混じっていなかったのです。灰かぶりはその豆を鍋に入れることができました。更に、鳩達は言いました。

「灰かぶり、姉さんたちが王子様と踊るところが見たいなら、鳩小屋の上にお上がりよ」

 灰かぶりは鳩達の後についていき、はしごの最後の段まで登りました。するとお城の大広間が見え、姉さんたちが王子と踊っているのが見えました。何千ものろうそくがきらきら光り輝いています。灰かぶりはじっくり眺めると、鳩小屋から降りました。気持ちが沈んで、灰の中に横になって眠ってしまいました。



 次の朝、ふたりの姉さんたちは台所に入ってくると、灰かぶりがレンズ豆をすっかりきれいに選り分けてあるのを見て、腹を立てました。姉さんたちは、灰かぶりを叱り飛ばしたかったのです。しかし、そう出来ないので、舞踏会の話を始めました。

「灰かぶり、とても楽しかったわよ。踊りの時、王子様は あたし達をリードなさったのよ。あたし達のどちらかがお妃になるのよ」

「そうね」灰かぶりが言いました。

「わたし、ろうそくが輝いているのを見たわ。さぞかし華やかだったことでしょうね」

「なんですって! おまえ、どうやって見たの」

「わたし、鳩小屋の上に立っていたのよ」

 これを聞くと、上の姉さんはすぐに鳩小屋を取り壊させました。

 そして灰かぶりはまた姉さんたちの髪をとかし、おめかしさせなければならなくなりました。すると、まだ少しだけ心の中で同情していた下の姉さんが言いました。

「灰かぶり、あんた、暗くなったらお城に来て、窓から見ればいいんだわ!」

「およしったら」上の姉さんが言いました。「そんなことさせたら、灰かぶりが怠け者になるばっかりさ。ここに袋いっぱいのそら豆がある。灰かぶり、これを良い豆と悪い豆に選り分けるんだよ。怠けるんじゃないよ。明日になってもきれいに選り分けていなかったら、この豆を灰の中にぶちまけてやるからね。全部選り分けるまでは、何も食べさせてやらないよ」

 灰かぶりはしょんぼりとかまどの上に座り、そら豆を開けました。そこへ、またあの鳩たちが飛び込んできて、親しげに言いました。「灰かぶり、そら豆を選り分けてあげようか」

悪いお豆はおなかの中へ

良いお豆はお鍋の中へ

 こつ、こつ! こつ、こつ! まるで、手が十二もあるような速さです。全部片付けてしまうと、鳩達は言いました。

「灰かぶり、あなたも舞踏会に行って踊りたい?」

「まあ、なにを言うの。こんな汚い服で、舞踏会なんて行けないわ」

「お母さんのお墓の木のところへ行って、木を揺すって、素敵なドレスをお願いしてごらん。でも真夜中までには戻ってくるんだよ」

 そこで灰かぶりは表へ出て、小さな木を揺すりながら言いました。

ハシバミさん

ゆらゆら、ゆさゆさ、体を揺すって

金銀を落として

 灰かぶりがそう言い終えたか終えないうちに、きらびやかな銀のドレスが灰かぶりの前にありました。それに、真珠、銀の飾り縫いのついた絹の靴下、銀の靴、そのほかに必要なものがなにもかもありました。

 灰かぶりは、それをみんな家に持って帰りました。そして体を洗い、ドレスを着ると、露に洗われたバラのように美しくなりました。

 灰かぶりが玄関の前に出てみると、羽飾りをつけた黒馬六頭立ての馬車があり、青と銀の服を着た召使いもいて、灰かぶりを抱き上げ、馬車に乗せました。そして駆け足で王様とお城へと向いました。

 王子は、馬車が門の前に止まるのを見て、知らない姫がやって来た、と思いました。そこで自ら階段を降りて、灰かぶりを馬車から降ろし、大広間へと連れて行きました。そして何千ものろうそくの明かりに照らされると、灰かぶりは誰もが驚くほど美しくなりました。

 継姉さんたちもそこにいて、自分達よりも美しい者がいることに腹を立てました。けれどもそれが、家で灰にまみれている灰かぶりだとは決して思いませんでした。

 王子は灰かぶりと踊り、お姫様にふさわしくもてなして、心の中で思いました。

 ——花嫁を選ぶなら、この人以外に考えられない。

 長い長い間、灰と悲しみの中にいた灰かぶりは、今や華やかさと喜びの中にいました。けれども真夜中になると、時計が12時を打つ前に、灰かぶりは立ち上がり、お辞儀をして、どんなに王子が頼んでも、もうこれ以上はいられない、と言いました。

 そこで王子は、灰かぶりを下まで送りました。下では馬車が待っていて、やってきた時と同じように華やかに走り去りました。

 灰かぶりは家に着くと、再びお母さんのお墓の木のところに行きました。

ハシバミさん、

ゆらゆら、ゆさゆさ、体を揺すって!

ドレスをもとに戻しておくれ!

 すると木は、再びドレスを取り上げました。灰かぶりは、もとの灰の服を着ました。そして家に戻ると、顔をほこりだらけにして、灰の中に横になりました。


切ります。


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