二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ダンガンロンパC 紅に染まる希望の学園
日時: 2015/02/27 23:29
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: ltRlmf2I)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27499

どもです、ランスロットです。
大体のコラボの内容が決まりましたので、本日付から書かせていただきます。
この作品は、「ダンガンロンパ」のオリジナルシリーズとなります。
超高校級の生徒様は既に募集済みなので、募集は致しません。どうかご了承をよろしくお願いいたします。


もしかしたら原作の、スーダン及びゼロ、Fおよびad libのネタバレが出てくるかもしれません。ですので、ネタバレが嫌な方はブラウザバックです。F、ad libならば検索すれば出てくるかと思われますのでそちらをご覧ください。
この作品のことがもっとご理解いただけるかと思います。


この作品に登場する生徒さん紹介をはさみ、本編へと参ります。
コラボなので(私が)足を引っ張ることもあるかもしれませんが、どうか温かい目で見てやってください。

ご意見・ご感想などがございましたらぜひお願いいたします。それではよろしくお願い申し上げます。



目次

キャラクター紹介 >>1

chapter00 〜アリエナイ日常、ありえない新生活〜
>>2 >>3 >>10-12 >>17 >>23 >>31-32
>>33 >>36-37

chapter1 〜イキノコレ〜
>>43 >>44-45 >>50 >>54 >>61 >>67 >>74 >>79

非日常編
>>86 >>92 >>102 >>109

学級裁判編
>>115 >>118 >>128 >>129 >>138←オシオキ編
>>143

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 (非)日常編
>>152 >>159-160 >>161-163 >>175 >>181
>>185-186 >>189 >>190-191 >>199-200

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 非日常編
>>211 >>214 >>217 >>220

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編
>>226-227 >>228-229 >>238 >>242(おしおき編)
>>249 >>252


chapter3 〜望みのチェックメイト〜
>>261 >>266-268 >>273 >>279 >>282 >>287
>>290-291 >>294 >>297 >>303

chapter3 〜望みのチェックメイト〜 非日常編
>>314 >>317 >>320

chapter3 〜望みのチェックメイト〜 学級裁判編
>>323 >>328 >>333 >>336←オシオキ編
>>341  >>345

Chapter04 〜絶望に咲く一輪の花〜 (非)日常編
>>351 >>352-353 >>356 >>359 >>363 >>366
>>377 >>380 >>383-385 >>388 >>391-392 >>397
>>401-402 >>403

Chapter04 〜絶望に咲く一輪の花〜 非日常編
>>411-412 >>416 >>419-420

chapter01 裏話 >>148-149
chapter02 裏話 >>259


イメージCV >>94

更新一時停止のお知らせ >>349

コメント返信(基本的にどちらかが返信致します。)

YUMA 様 >>5 >>14 >>21-22 >>42 >>46 >>64 >>85 >>91 >>94 >>110 >>117 >>124 >>133 >>173-174 >>207 >>219 >>258 >>313 >>332 >>340 >>355 >>358 >>375 >>387 >>415
雨柳 様 >>7 >>21-22 >>30 >>35 >>42 >>49 >>53 >>85 >>91 >>97 >>110 >>121 >>131 >>140 >>151 >>167 >>207 >>258 >>281 >>313 >>349 >>375
レイナ 様 >>9 >>64 >>127 >>207 >>313 >>375
りゅーと 様 >>16 >>42 >>97 >>99 >>110 >>127 >>173-174 >>177 >>198 >>210 >>225  >>251 >>258 >>313 >>365 >>376
のりは 様 >>21-22 >>42 >>58 >>69 >>85 >>99 >>168 >>174 >>198 >>207 >>258 >>313 >>340 >>362 >>375-376 >>415
菜種 様 >>30 >>207 >>375
アヴリル 様 >>30 >>91 >>158 >>390
白悪魔 様 >>30 >>53 >>58 >>63 >>73 >>85 >>91 >>105 >>112 >>114 >>122 >>142 >>158 >>167 >>198 >>207 >>213 >>225 >>258 >>313 >>327 >>332 >>335 >>340 >>349 >>362 >>375 >>382
ソラ 様 >>58
ゆうたん 様 >>105 >>198 >>225 >>313 >>327
このみこ 様 >>173
バタフライ 様 >>179-180 >>225 >>313 >>375 >>418
IR 様 >>188
kuzan 様 >>313
菜葉 様 >>415

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chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.226 )
日時: 2014/06/28 16:30
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: qsw8GWEd)

「みんなもう知ってると思うけど、忘れてる人の為に、学級裁判の簡単な説明から始めましょう。
 学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
 正しいクロを指摘した場合は、クロだけがおしおき。
 ただし、間違った人物をクロとしてしまった場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが、卒業できるのです」


緊迫した空気が流れる中、モノクマは淡々と学級裁判のルールを再確認し始める。
そうだな、今できることをやっておかないと。




〜片桐の記録ノート〜





被害者:「超高校級の体育委員」浅峰小太郎
死因:不明
死亡時刻:午後1時30分頃
死体発見場所:寄宿舎1F 食堂内 厨房
備考:顔に何かで殴られた打撲痕がある。




コトダマ
『モノクマファイル2』浅峰の被害状況がまとめられている。何故か死因の欄が『不明』になっている。
『浅峰の顔の打撲痕』顔全体に痛々しいほどに痕が残っている。鼎野の検死結果で、これは死因を偽装するためのものの可能性が高くなった。
『浅峰の吐血痕』浅峰の口から出ている血液。浅峰は毒殺された可能性が高い。
『浅峰のジャージ』濡れている箇所がある。浅峰は死ぬ前に水を飲んでいた可能性が高い。
『コップの破片』浅峰の手の周りと顔の周りに飛び散っている固い破片。浅峰はそのなくなった5、6個のコップで殴られたのだろう。
『三神の証言』午前中に彼女がジュースを飲みに来た時と、今の棚に入っているコップの数に違いがある。明らかに5、6個少なくなっている。
『棚の中の毒』黄瀬が犯行に使ったものと同じもの。1回目の事件の時よりも量が減っているため、使用された形跡がある。
『片桐とモノクマの会話』毒の隠し場所を知っているのは片桐とモノクマのみ。彼らの会話を盗み聞きして持って行った人がいる。
『鼎野の検死結果』浅峰の打撲痕は死後につけられたものの可能性が高い。死因を偽装するためのカモフラージュなのかもしれない。
『死体発見アナウンス』死体を犯人以外の3人以上の人間が発見した時に流れるアナウンス。しかし、今回の場合は片桐と寺阪が見た時点で流れたため『彼らより前に死体を見た人間がいる』という可能性がある。
『小鳥の証言』昼食時間、食堂にいたのは『片桐、小鳥、七花、鷹取、月樹野』の5人。彼らが食堂にいる途中で春白が食堂にやって来て、彼らが食堂から出る前にそこを去って行った。
『瀬川の証言』今回のクロは浅峰を殺すつもりではなかった……?では一体誰を殺そうとしていたのだろう?
『モノクマの証言』毒を持って行った人物は『片桐とモノクマの会話』を聞いていた人物で間違いないらしい。
『鷹取の証言』浅峰は事件直前まで鷹取、寺阪と共にプールにいた。浅峰が『水を飲む』と言って厨房に向かった後、彼が戻ってこないのを心配し寺阪が厨房へ向かったところで『死体発見アナウンス』が流れた。


「……よし、こんなところかな」
「では参りましょう!!議論、スタート!!」




〜学級裁判 開廷〜



早緑「とりあえず、モノクマファイルに書かれていたことを確認してみましょう。そこの不自然なところから意見を導き出すんです」

藍川「あ、じゃあ私がモノクマファイルを読み上げるねー!今回の事件の被害者は『超高校級の体育委員』である【浅峰小太郎】クン。死因は【不明】で、死亡時刻は【午後1時30分頃】。食堂内の【厨房】で発見されたんだったね」

寺阪「誰だ……誰なんだっ!!さっさと白状しろ!!!」

小鳥「お、落ち着けって寺阪にーちゃん!感情的になっちゃったら解決できる問題も解決できなくなっちゃうぞ?!」

月樹野「それにしても、悲惨でしたよね…。浅峰君は【何かで殴られて】殺されてしまったなんて…」









『それは違う!!』
【何かで殴られて】←『鼎野の検死結果』




B R E A K ! !








片桐「月樹野、浅峰が撲殺された可能性は低いぞ」

月樹野「ど、どうしてです…?浅峰君は顔に傷を負っていたんですよ?何かで殴られて殺されてしまったとしか思えません!」

鼎野「俺が検死を行って分かったことなんだけど…。浅峰の傷、どうも死後につけられたものの可能性が高いんだ」

瑞哉「……忍者が嘘をついていないなら、熱血は別の方法で殺された。……そういうこと?」

瀬川「あぁ。鼎野がしっかり調べたんだから間違いないだろうさ」

春白「でも、鼎野クンが嘘をついている可能性だってあるわけだよね?自分が犯人で、わざと検死役を買って出て嘘の検死結果を吐いた、とかさ」

三神「あんた、まだそんなこと言ってんの?!」

鼎野「…悪いけど、自分が死ぬとわかっていて嘘の情報吐けるかよ。俺が言っている情報は【真実】だ」

春白「ならさ、浅峰クンを殺した【本当の凶器】。それはなんなのさ?」

早緑「それらしきものは何かありませんでしたか?」

瑞哉「……アンテナ。何か『情報』持っているでしょ、違う?」

片桐「(瑞哉、何かに気付いているのか…?情報を引き出せるかもしれない、ここは本当の凶器である『あれ』を出してみるか)」









物品及び証拠提供
【本当の凶器】←『棚の中の毒』









片桐「……実は、厨房を捜査しているときに棚の中でこんなものを発見したんだ」

波希「毒、みたいだね。黄瀬さんの事件の時と同じものかな?」

三神「あぁ、それならあいたんと鼎野くんも確認したよね!ご丁寧に『トリカブト』って書いてあったから黄瀬さんの事件と同じ毒だよ!」

片桐「念のために中身も確認してみたんだけど、量がすごく減っていたんだ。恐らく…浅峰は『この毒で』殺されたんだろう」

七花「口から血を吐いていたし、その線で間違いなさそうですね」

鷹取「うぅっ、浅峰っ……!!」

瑞哉「……理解不能。レイ、よく食堂に立ち寄るけど…そんな毒なんてなかった」

早緑「問題はそこなんですよね…」

瀬川「じゃあ、次は『なんで厨房に毒が置いてあったのか』について話し合おうよ。そうすれば…きっとこんなこと仕組んだ卑劣な奴の正体もわかるだろうからさ」

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.227 )
日時: 2014/06/29 18:27
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: dCFCK11c)

七花「厨房に毒が置いてあった…?そもそもそこにはなかったんですよね?」

三神「当たり前だよー。厨房に毒なんて置いてあったら危険じゃん!」

春白「でも、【もともと置いてあった】可能性だってあるよね?」

小鳥「きっと【モノクマが置いた】に違いないぞ?!」

瑞哉「【誰かがこっそり厨房に置いた】のかも……」

片桐「(厨房に毒なんてあったらたまったもんじゃないからな…。きっとあいつの意見が正しいだろ)」









『それに賛成する!!』
【誰かがこっそり厨房に置いた】←『モノクマの証言』




  同    意









片桐「瑞哉の言うとおりだ。あの毒は、『誰かが厨房に持ち出した』に違いないよ」

瑞哉「犯人が持ってきた……?違いそうだけど」

藍川「ねぇねぇ、じゃあその毒はどこから持ち出したの?」

モノクマ「そりゃあ『購買部』に決まってんじゃ〜ん?」

鷹取「なぜお前がしゃしゃり出てくるんだ!!」

片桐「……この場合は鷹取に賛成したいが、モノクマの言っていることは本当だ。俺がこの目で『モノクマが毒を置く』ところを見ているからな」

早緑「と、いうことは…毒のありかを知っているのはモノクマさんを除くと片桐さんだけ、ですよね?」

波希「また片桐くん絡みなんだね?……片桐くん、君本当に『超高校級の幸運』?」

片桐「俺に聞くなよ…」

月樹野「まぁ、その話は置いといて…。モノクマの話が本当で、他に見ている人もいなければ…毒のありかを知っているのは『片桐君』と『モノクマ』だけなんですよね?」

三神「じゃあ片桐くんが犯人なんじゃないの?」

寺阪「否、それは違うぞ!!」

三神「なんでそんなこと言えんのー?【片桐くんが犯人じゃない証拠】でもあるのー?」












『それは違う!!』
【片桐くんが犯人じゃない証拠】←『死体発見アナウンス』




B R E A K ! !









片桐「証拠ならあるぞ」

三神「なになにー?もしも嘘はいたらあいたん許さないからねー?」

小鳥「三神ねーちゃん、ちょっと怖い…」

片桐「『死体発見アナウンス』だよ。このアナウンスは、『死体をクロ以外の3人が見たとき』に流れるらしいんだ。俺は浅峰の死体を見た後、そのアナウンスを聞いたんだよ」

寺阪「あぁ。俺も浅峰の亡骸を見た後にそのアナウンスを聞いている…」

瀬川「つまり、少なくとも死体発見アナウンスを聞いた『片桐』と『寺阪』は犯人ではないということだな」

三神「うぅ…。片桐くんのことは分かったけどさー、じゃあ誰が毒を持って行ったの?」

藍川「そこなんだよねー。毒が購買部から持ち去られたことは分かったけど、昇クンでもなかったら誰が持ち去ったのかな…」

小鳥「うーん、うーん……。あっ!!もしかしたら昼の『あいつの行動』怪しいんじゃないか?!」

七花「『あいつの行動』?」

小鳥「ほら!!俺達が食堂で昼飯食べてただろ?!その時に入ってきた奴がいるじゃん!そいつ、今思ったら絶対怪しい行動とってたって!!」

七花「あぁ…。『あいつ』か。片桐君も分かりますよね?一緒に行動していたはずなんですから」

寺阪「だ、誰なんだ?!怪しい奴って…」

片桐「(『あいつ』…。小鳥が怪しいと思っている奴って、もしかして…)」






怪しい人物指定





『お前しか、いない!!』

→【ハルシロ スズカ】






片桐「…『春白 鈴花』、お前なんじゃないのか?」

春白「は?どうしてそうなるのさ」

小鳥「お前、俺達が一緒に昼飯食ってた時厨房に水を飲みに来たじゃんかー!!その時厨房に入ったのは『月樹野ねーちゃんとお前』。だけど、月樹野ねーちゃんは片桐にーちゃん達の飯を作ってて手が離せなかったはず。
   だから、【毒を置けたのはお前しかいない】んだよ、春白ねーちゃん!!」









春白『あーあ、興醒めするよ…』



   反  論 ! !






春白「どうしてボクだって言い切れるの?毒が置かれた時間帯も分からないのに、犯人扱いされちゃあ困るねぇ」

七花「ですが、犯行時刻近くに怪しい行動を取っていたのは君以外にいないんだけど」

春白「それ以前にだれか動いていた可能性は?月樹野さんが毒を持ち去った可能性は?」

片桐「そ、それは…」

春白「そんな薄っぺらい推論、ボクがデザインし直してあげるよ」





反論ショーダウン   vs.春白鈴花


START!!




春白「そもそも、そんなの君の推論だよね?


   キミ達は確かに昼食時にボクを見たかもしれない。


   だけど、【それだけじゃ決定づけられないよ】」



【それだけじゃ決定づけられないよ】←『三神の証言』


   発  展 ! !



片桐「ちょっと待ってくれ。厨房に来たのはお前と月樹野だけじゃない。


   三神だってジュースを飲みに午前中来ているんだぞ?


   毒だって気付いていたら、すぐに誰かに教えるはずだよな?」



春白「ふぅん、三神サンも来ていたのは初耳だよ。だったら彼女が持って来たんだろうね。


   だって、彼女いかにも裏の顔がありそうな顔してるじゃん?


   【モノクマの話を聞いて】さ…、きっと思いついちゃったんだろうね、今回の犯行を…」




「その言葉、斬らせてもらう!!」
【モノクマの話を聞いて】←『片桐とモノクマの会話』




 B R E A K ! !





片桐「…待ってくれ。どうしてモノクマの名前が出てくるんだよ」

春白「どうしてって、キミ頭までおじいさんになっちゃったのかい?ついさっきキミが言ってたじゃないか。『モノクマが毒を置いたのを見た』ってさ」

片桐「じゃあ、どうして『俺とモノクマが話し合っている』のを知っていたんだ?」

春白「……どういうことだい?」

瑞哉「アンテナは『モノクマと話した』とは一言も言っていない…。どうして、知ってるの?」

春白「そ、それは、言葉の綾で…。見たのなら話を聞いているはずだろう?!」

瀬川「片桐が購買部に毒を置いているのを見ただけかもしれないじゃないか。それは言葉の綾とは言わないぞ」

三神「それに、あいたん毒なんて持ってってないし、悪意ある顔なんてしてないし!!『午前中は棚の中に毒なんてなかった』よ!!」

鼎野「三神の後に厨房に出入りしたのは月樹野と春白だけらしいからな。……もう言い逃れは出来ないんじゃないか?」

春白「…………チッ」

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.228 )
日時: 2014/06/30 18:50
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: Z7CFL5rC)

藍川「どうなの?鈴花ちゃん!鈴花ちゃんが毒を厨房に持ち出したの?!」

瀬川「片桐の証言と、今までの状況を察知すれば『春白以外に』毒を持ち出すことなんか不可能なんだ」

鷹取「お前が…お前が…浅峰を殺したのか…!!」

七花「いや、まだ殺したと決まったわけじゃ…」

寺阪「毒を持ち出しておいて犯人じゃないのはおかしいだろ?!春白、さっさと自供しろ!!!」

片桐「(確かに、2人の言うことはわかる。だけど、それで片付けてしまっていいのか…?)」

春白「…………ふふ、あっはははははははははは!!!

   正解!!愚民のくせによく見破ったじゃないか。そう、片桐の馬鹿とモノクマの会話を聞き、購買部から厨房に毒を持ち出したのはこのボク、『春白鈴花』だよ。

   今回ばかりは見破られてしまったから自供するしかないね」

月樹野「えっ…?だったら浅峰君を殺してしまったのもあなたなんですか?」

鷹取「そうに決まっている!!お前のその目つき、『獲物を殺す目』と一緒だからな!!」

小鳥「だから目つきだけで決めていいもんかなー…」

春白「でも、キミ達は『詰めが甘い』。このままだとみんなおじゃんだよ?ま、ボクを犯人に仕立て上げたいのならそれでもいいけどね」

三神「この期に及んでそんな言い訳するわけ…?!やっぱり犯人じゃない!!」

片桐「(何か…何か違う気がする…。このまま春白を犯人として扱っていいのか…?だったらあいつはなんで追いつめられているのに余裕なんだ…?)」

モノクマ「えーと?議論の結果が固まったようなので、投票タイムに………」

















瑞哉「…………待って」

モノクマ「なに?瑞哉さん、言いたいことがあるならどうぞ?」

瑞哉「……まだ、そこの男装を犯人と決め付けるのは早いと思う」

早緑「どうしてですか?毒を持ち出したのは春白さん、ならば犯人は春白さんで間違いありませんよね?」

瑞哉「アンテナ、よく聞いて。アンテナがあのアナウンスを聞いたとき、『何人』その場にいたの?」

片桐「(……あの場にいたのは俺と寺阪だけ。ということは、浅峰が殺されてから俺が厨房に来るまで、誰かが先に来ていたということなのか…!!)」

早緑「毒を持ち出したのは春白さん。ですから、【犯人は春白さん】で間違いないはずです!!」












『それは違う!!』
【犯人は春白さん】←『瀬川の証言』




B R E A K ! !









片桐「…瀬川。お前の抱いていた『違和感』って…」

瀬川「やっと気付いたみたいだな。そう、恐らく最初に浅峰の死体を見たのは春白だ」

寺阪「な、なんだと?!」

瑞哉「……レイも、メガネから話を聞いて変だと思った。アンテナと鉢巻が死体を見てアナウンスが流れたのに、その前には誰も熱血が死んだとは気付いていなかった。
   ……ということは、最初に死体を見た人間が『誰にも知らせなかった』。そうでしょ?」

瀬川「…この中で、そんなことを平気でしそうなのはこのコロシアイを肯定している『春白』、あんただけなんだ」

春白「……ふふ、そこまで気付かれているとは思わなかったよ。別に死体を見たところで人に教える義理はないだろう?」

小鳥「おおありだよ!!人が死んでるんだぞ?!」

藍川「…じゃあ、小太郎クンを殺しちゃったのは…一体誰なの?」

鷹取「うあー、自分全然分からないぞぉーーー!!」

早緑「…んー…。『浅峰さんが殺害された方法』でもわかればいいんですけどねぇ…」

瑞哉「……おさげ。それ、もらい」

早緑「え?」

瑞哉「アンテナ。【熱血が殺された方法】…何か心当たりはある?分からなくてもいい、みんなの意見を聞いて考えて答えを見つけ出して。そこに……『本当の答え』はある」

片桐「(浅峰が殺された方法か…。浅峰は、死ぬ直前に何をしていたんだろう…。
    ……あ、もしかすると……!!)」









物品及び証拠提供
【熱血が殺された方法】←『浅峰のジャージ』









片桐「……そうだ、ジャージだ!!」

七花「ジャージ?ジャージが何かあったんですか?」

鼎野「あぁ、もしかして片桐は『浅峰のジャージが濡れていた』ことを言っているのか?」

片桐「あぁ。濡れていたにしては随分時間が経っていないように見えたんだ。たぶん…浅峰は『死ぬ前に水を飲んでいた』可能性が高いぞ」

藍川「えっと…でも、それと小太郎クンが殺されたことと何か関係があるの?殺される前に水を飲んでいただけかもしれないよね?」

小鳥「そんなのんきに水飲んで、警戒してなかったのかな?」

七花「まさか、自分が殺されるとは思ってませんしね…」

寺阪「むしろ、どうやって毒が使われたんだ?」

早緑「水に毒が含まれていたのでしょうか?」

三神「そんなわけないでしょ?!」

月樹野「【コップに毒を塗って、被害者に水を飲ませれば】…」

片桐「(…………!!)」









『そうだ、そうかもしれない!!』
【コップに毒を塗って、被害者に水を飲ませれば】←『コップの破片』




  同    意









片桐「浅峰は、『水を飲んで』殺されたんだ!!」

小鳥「ええええええええええええ?!」

三神「ま、ま、摩訶不思議すぎるんですけどー?!」

片桐「ほら、死体の状況見てみろよ。コップの欠片、明らかに不自然なところに飛び散ってるだろ?」

鼎野「…本当だ、ほかの欠片は顔の近くなのに手の近くに少しだけ散らばってるぞ」

鷹取「だったら!!だったら誰が殺したんだ!!!」

片桐「(あんな時間帯にそんなことが出来たのは………。あいつしか、いない!!)」





怪しい人物指定




片桐「…わかったかも知れない。浅峰を殺した犯人が!!」

寺阪「誰、誰なんだ?!」












→【ツキキノ ユウ】






片桐「そう、あの時間帯に厨房に出入りしていた春白以外の人物…。犯人はお前しかいないんだ、『月樹野ゆう』!!!」

藍川「……え?……え?ゆうちゃん、どういうこと……?」

月樹野「……は、い?」

chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.229 )
日時: 2014/07/01 00:05
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: ZneQN.ef)

月樹野「……どういうことですか?私に殺人をする動機なんてありませんよ?」

片桐「だけど…厨房に『午前中』に来た三神や毒の自供をして犯人扱いされても『どうともしなかった』春白の他に、お前以外に誰か来たのか?」

月樹野「そ、それは……」

七花「それに、春白さんが毒を置いていった時間帯…。厨房には誰も入っていないし、誰かが来た覚えもない。むしろ入っていたら僕達が見てますよ」

小鳥「そうそう、入れるわけないよー。もし殺害するために来たんなら、『俺たちに見られなきゃ』ダメなんだからな」

月樹野「で、ですが!!それだけで私がやったとどうして言えるのですか?!毒が塗られた時間帯など誰にも分らないでしょう?!」

春白「じゃあ聞くけど。ボクが来た時間帯、具体的に覚えてる?」

月樹野「…………え?」

鷹取「あっ、それなら自分がきっちり覚えてるはずだぞ!春白がやってきたのは……。確か『12時45分』のはずだ。それで、帰って行った時間が『12時50分』だったな。
   自分達が昼食を食べ終え帰って行ったのは…『午後の1時20分頃』だったな!」

片桐「浅峰が来るまでの10分間、誰か食堂にやって来たか?」

鷹取「自分はそのままプールへと直行したので行ってないぞ」

寺阪「俺は元々プールにいたな」

七花「僕は暫く片桐くんや小鳥くんと行動していましたね」

鼎野「俺は瀬川と一緒にいたぞ」

藍川「私は三神ちゃんとお部屋で音楽トークしてたかなー。以外にコアな曲も知ってるんだよね彼女!凄いと思っちゃった」

三神「えへへへ、ありがと!」

波希「僕?早緑さんと一緒にいたよー」

月樹野「み、瑞哉さんは?!瑞哉さんはどうなんですか?!」

瑞哉「……レイは殺してない」

月樹野「それだけじゃ証明できないじゃないですか!!10分間の間、もしかしたら【ここに来たかも】しれないじゃないですか!!!」









『それは違う!!』
【ここに来たかも】←『片桐とモノクマの会話』




B R E A K ! !









片桐「そんなわけないだろ!!瑞哉はもともと人嫌いなんだぞ。人がいそうな厨房に、それに人がいそうな時間帯に来ると思うか?!
   それに、瑞哉はここで判明するまで毒の場所は知らなかったはずだ。なぜそんなことが言えるのかご説明願おうか!!」

月樹野「違う…違うんです!!どうして信じてくれないんですかぁ!!」

瀬川「…多分、俺が思うに月樹野は…『春白の言葉がきっかけになって』殺人をしようと思ったんだろう。そう推測している」

藍川「どういうこと?」

瀬川「だって、あまり動じそうにない月樹野が殺人を犯すんだぞ?モノクマの動機なんかで動くわけないじゃないか」

モノクマ「なんかってなんだよなんかってー!!」

春白「……ふふ」

三神「あからさまに笑うところが余計に怪しー!」

瀬川「そして、春白が毒をおいていったことに気付いた彼女は…おそらく、『春白殺し』を企てた。だけど…それは別の人物の死によって終焉を迎えた…」

鼎野「浅峰が毒が塗ってあるコップで、水を飲んで死んでしまったんだな…」

月樹野「ち、ちがう……ちがう……」

早緑「だったとしたら、月樹野さんは動揺していたのではないでしょうか…。だって、春白さんを殺すつもりが浅峰さんが死んでいたんですから」

鷹取「つき…きの…」

月樹野「違うって……違うって言ってるじゃないですか!!!私は殺してない!!殺してないんですよ!!!」

片桐「月樹野…」

月樹野「私はころしてません!!!お願いです!!信じてくださいよぉ!!!」

片桐「(月樹野……なんとかして止めないと!!)」







MachineGun TalkBattle vs.月樹野 START!!




月樹野「いい加減にしてください!!!私は殺人なんかやってません!!!」
片桐「だったら、お前も見てるはずだろ!!!浅峰を殺そうとしていた奴を……!!」


月樹野「うるさい、やかましい、黙ってください!!!誰の声も聴きたくありません!!!!」
片桐「いい加減にしろ!!!他の誰も厨房に入ってないんだぞ!!!」

月樹野「私じゃない!!私じゃない!!私じゃない!!!【私がやったっていう証拠】はあるんですか?!」
片桐「(……そうか、毒を塗ったのなら、そのコップに触っているはずだ……!!)」






『これで、決める!!!』
【私がやったっていう証拠】←『コップの破片』






 B R E A K ! !








片桐「モノクマ。『浅峰の手の近くに散らばっているコップ』の指紋、とれるか?」

月樹野「あ、え……?」

モノクマ「はいはいお安い御用ですよ〜!!このコップの欠片だよね〜?」

小鳥「いつの間に?!」

モノクマ「うん、ボクが念入りに調査した結果……。このコップについていたのは『浅峰クン』のものと『月樹野さん』のものでしたーーーーー!!!」

藍川「そ、そんな…じゃあ…本当に…」

片桐「今回の事件をまとめて、終わろう……」



Act.1
「今回の事件は、昼食時に始まりを迎えた。春白が厨房に毒を置きに厨房へやって来たんだ。
 途中で会った俺達には「水を飲みに来た」と適当な理由をつけ、厨房の中へと入っていった。」


Act.2
「厨房の中には俺達の昼食を作っていた犯人がいた。犯人は彼女が毒を持っていることに気付き、春白と話したんだろうな。
 だけど…犯人は彼女に言い詰められ、彼女を殺すことを計画してしまったんだ。その後、春白は棚に毒を置いて厨房を後にした。」


Act.3
「春白が厨房から出たことを確認した犯人は、俺達に昼食を食べさせている間に春白殺しを企てた。
 別の棚の中に入っているコップを一つ取って、その中に毒を塗ったんだ。その後、俺達が昼食を食べ終わって食堂から出たのを確認し、犯人もその場を後にしたんだ。」


Act.4
「しかし、犯人の意図とは別に…食堂に浅峰がやって来て、その毒の塗られたコップで水を飲んでしまったんだ。
 毒が塗られていることを知らない浅峰は、そのまま倒れて死んでしまったんだ…。」




片桐「これが、今回の事件の全貌だ。そうだな……『月樹野 ゆう』」

月樹野「……どうして……どうして浅峰君が……死んじゃったんですか……!!」

Re: ダンガンロンパC 紅に染まる希望の学園 ( No.230 )
日時: 2014/06/30 21:37
名前: りゅーと (ID: ccgWKEA2)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

ゆうちゃん・・・覚悟はしてたけど・・・
あと、遺品のもば。





「ゆうの遺品」ロケットタイプの簪ブローチ
赤い宝珠がついたロケットチャーム付きのブローチ。ブローチについているピンを合わせれば簪になるし、ロケットを開けるカギにもなる。父親に買ってもらった誕生日プレゼント。
ピンでロケットを開けると、旅館の前で撮影した集合写真が入っている。写真には小さな赤い髪の少女と彼女の家族、その家族の付き人や仲居さんや料理長達が仲良く微笑んでいるも、少女の横にいる母親らしき女性の顔が切り抜かれている・・・。





大事な家族がくれた宝物の中には経営難に陥る前の旅館と彼女の家族と自分を可愛がってくれた仲居さんや気っ風(きっぷ)のいい料理長などの写真が入っている。余談であるがゆうの家はゆう・父・姉・弟・祖父・祖母・あと「元」母親の7人家族である。
この写真が撮影された時期はまだ幸せであり、あの事件が起きる前だった。この時のゆうの髪の毛は赤色であり、元の髪の色でも可愛かった。だが、「元」母親が消えた事件でいろいろと大変な事が起きたので「元」母親への憎悪が半端ない。憎い母親と同じ髪の色だったのですぐさまに染め、ロケットの写真の顔をくり抜いた。写真類は全部処分したため、ゆうの「元」母親の顔は過去の物なので思い出す事もないし、思い出したくもない。この件は月樹野家や旅館のタブーにもなっている・・・。


彼女の補足説明もつけて遺品のも。文章からするとヤバいなオイ・・・


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