二次創作小説(新・総合)

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自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲
日時: 2023/01/16 22:59
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

ユマです。

いよいよ本格始動です。"いつもの奴"を。

ep3番外・体内マナとある死体の話>>244-247

0.プロローグ・豪華客船にて>>1-4
1.舞台とルールと参加者のみなさん>>21-28
2.オープニング・取材クルー現る>>34-39
3.ドラマパート1・黒いケースの眠れるお宝>>52-59
4.ミッション1・宝玉はどこにある?>>69-75
5.ミッション1・死季時計、起動セリ>>83-92
6.通達2・死季時計の惨状>>100-105
7.ドラマパート2・通報します>>109-117
8.ミッション2・警備員室の残影>>121-130
9.ミッション2・ベルフェゴール・デッキ>>135-140
10.ミッション2・戻る記憶>>145-151
11.通達3・ユマを信じるな!>>154-163
12.ドラマパート3・ホワイダニット>>169-179
13.ミッション3・復活したいなら>>183-194
14.ミッション3・最後のお宝>>197-201
15.ミッション3・復活ゲーム裏側編>>206-213
16.ミッション3・反撃開始>>216-223
17.通達4・船内、大パニック>>226-231
18.ドラマパート4・置き土産>>234-240
19.ミッション4・逃走者達、地獄を見る>>248-254
20.ミッション4・もう、黙ってて下さい>>256-267
21.通達5・例のやり方とセピアの秘密>>268-271
22.ドラマパートF・助ける価値、ありましたか?>>272-276
23.エピローグ・死季ノヲワリニ>>277-281

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.167 )
日時: 2020/08/19 10:07
名前: Ga.c=evo. ◆/3YY/mapGo (ID: g8fOXsqd)

待たせてすまたんな〜Ga.です〜


裏側でちょっと触れたんですけどスゥの能力……バックドア仕込む以上のヤツなのは分かってきたんですけど、それ以上が分からないので公表待ちですね……


仮面の男の正体がまさか、ワンダークロック作成者本人だとはねぇ……しかし、中身だけが違うってセリフがかなり気になるところですけど……その辺の経緯も気になるところです


自分達は宝石に囚われた人を救出成功!今回、割と活躍できててめっちゃ嬉しいですね!でも家に帰るまでが遠足ってよく言われるから慎重に行かないと……


あと、ケイオスは何故わざわざ偽物の方の化石を狙ったんでしょうかね……偽物じゃない別の役割があるのかなぁ……




乱文感想失礼しました。





Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.168 )
日時: 2020/08/20 19:40
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

こちらにもお返事します

Ga.さん>
改めて、裏側込みでお久しぶりのコメントですね。驚きましたぞ。

人狼ゲームで言うと殺した輩の皮を被った人狼、バックドア...貴方の場合はスゥの能力に関してそういう意見が出ましたか。

一字一句を見逃していませんか。ふむ。作成者本人の名前を何故ジェネさんとトクマさんが仮面の男に提示したのかは答えの公表をお待ち下さい。

仮面ライダーブレイドの支援付きですが、活躍出来て良かったですね。ハンターが6体も船の中をウロウロしてるので慎重にいくのが正しい選択かと。

次回、何故作業員さんの偽物の化石をケイオスが回収しようとした真相に触れる予定です。余談ですが、かなり量が多い爆弾をココで爆破予定です。貴方も他の人の反応も気になりますなあ(黒笑)

次回プランを考え中

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.169 )
日時: 2020/09/05 11:22
名前: YUMA (ID: y36L2xkt)

12.ドラマパート3・ホワイダニット・1

今回のお宝タイム

98:15頃、2F、エスカレーター前。

Ga.と剣崎は前回の依頼の件で客室付近のエスカレーターに乗ろうとしていた。

ハンターC「...」

ただ、ハンターが乗り場でうろついている為に攻めあぐねていますけどね。

剣崎「...にしても、真司...何か進展あるならば良いけど」
Ga.「ハンター、だよなー。6体もいるから緊張感...?」

何処かを見て血相変えたGa.は剣崎の腕を引っ張る。

剣崎「まさか」
Ga.「...そのまさかなのだよ!ブツブツ...ここ使えないなんて超最悪だな!!」

なんと、

ハンターAA「...」

ハンターCの奥から別のハンターの影が。2人共、奴が通り過ぎてから乗ろうとしたら致命的だったご様子で。

剣崎「!(...あの顔、地下で見かけた...)すいません2人共、目的地まで遠回りします!」
Ga.「ちくしょぉおおおお!」
分厚い辞書の男(アーラシュ)「...こっちからだな」
作業員の男(以蔵)「...面倒じゃき。」

一方では。

97:50 3階、スパ入口。

蓮「さて、間違えてなければ...」
<ケースから紫水晶の蟹の甲羅を取り出す&お宝アプリを閲覧中

ベンチで一休み中のレンレンが持ってる宝石みたいな蟹の甲羅についてですが...この話はミッション中の際まで遡る。

*ここから過去回想

101:50頃。1F、フードコート内部。

時系列では地下2Fのハンターエリアの存在が一部逃走者に明らかになった前後ぐらい。

蓮「警備員もハンターも怖いけど...」

ざわざわ、ざわざわ、

蓮「?...警備員でもハンターでも、なさそう??」

フードコート内部に人が沢山集まっていたのだ。その中心には...

白いピエロ(津軽)「一度と言わずに何回も大旋風回転ーーーッ!」
<ジャグリング!
黒いピエロ(夏天)「このお宝を見るだニャー!」
<シルクハットから卵の形をしてるデカイ真珠が!
灰色ピエロ(達磨)「さて、誰にしようかなー。...?」

灰色の服装のピエロの少年、蓮と視線があうと

蓮「?」
灰色ピエロ(達磨)「そこのお兄さん、俺とお宝のお見合いする勇気、あるかな?」

一方的に"お宝を見せろ"と言われる。

蓮「...今持ってるのは、コレだけど?鑑定書曰く希少な天馬の骨格だって。」

蓮が取り出したのは化石。天馬の羽根の骨格の化石でガチで数千万くらいします。

灰色ピエロ(達磨)「OK。鑑定書ありなら気に入った!俺の自慢のお宝、フォー・ユー。」

ピエロの少年が半分強引にジョーカーへトレードで渡して来たのはアメジストクラブという珍しい蟹の甲羅。

灰色ピエロ(達磨)「鑑定書もセットだよー。」
蓮「お宝アプリでは...へえ。質が良いなら一部だけで基本の500万をオーバーする可能性ありの希少生物の甲羅か。」

ぱちぱちぱちぱちー。
<ギャラリー、蓮に拍手を送る

他のお客からは拍手喝采。しかし...

灰色ピエロ(達磨)「姉さん達?」
黒いピエロ(夏天)「眼鏡お兄ちゃん、ハイロのおめがねだっただけ感謝するネ。私とシロ姉ちゃんだったらそうはいかない」
白いピエロ(津軽)「私が仮にハイロだったらそうだなー、さっきの化石にプラス魔宝石系のお宝を渡さないと駄目かなぁ...クスクス」

詰め寄るピエロの女の子2人の怖い爆弾発言に青ざめてきたレンレン...

蓮「(まさかだけど、人によりお宝1つじゃダメな場合があるの!?)おパンツ一丁は勘弁してぇえええええ!((((;゚Д゚)))))))」

このままだと身ぐるみ剥がされる、と本能で危険を感じた蓮は慌ててエントランスまで戻ったそうだ...その際、

エヴォル「ん?お前...ジョーカー?」
<憔悴しきってる

*過去回想ここまで

蓮は立ち上がって、

蓮「その際に血相変えたエヴォルさんと出会ったのが驚いたなあ。"...手身近に言おう、トクマさんを知らないか?現時点でスタッフルームにいない連絡をさくらから受けたんだ!"...なんてね。」

同刻、1F、フードコート内部。

それと同じ頃、炎獄の作者の妹本人ですが...

エヴォル「ジョーカーからの情報...まだピエロの3人組がフードコートにいるならお宝をトレード出来るっぽいな。」

レンレンからのネタを参考にフードコートを訪問していた。まだピエロ3人がいるのか奥にはギャラリーが集まっている。

黒いピエロ(夏天)「お姉さん、何用?」
白いピエロ(津軽)「大口叩くなら私達のおめがねになるお宝があるのかしらねぇ(黒笑)」

バッ

エヴォルは即座に自分のケースのお宝を取り出した。

エヴォル「"煌姫(きらひめ)の大皿"。希少な粘土と魔宝石粉末を用いた周囲の魔力で発光する磁器の大皿だ。君らのおめがねにはどうだい?」

すると、黒服の道化師の女の子が反応。

黒いピエロ(夏天)「...お姉さん、モノは相談。それと引き換えだけど」

バッ

黒い服のピエロは自分のシルクハットからマジックで卵形のデカイ真珠を取り出してエヴォルに手渡す。本物である証拠に今回は鑑定書もセットでついていた。

黒いピエロ(夏天)「この真珠、常識的にありえへんくらいデカイ真珠、"卵真珠"って言う代物ニャー。鑑定書とセットで大事にしてくださいナー。」
エヴォル「よっしゃ、ツイてるなアタシ。」
灰色ピエロ(達磨)「クロ姉さん...」
白いピエロ(津軽)「私の場合...同じ大皿あと2枚かなー」

お宝トレードに関しては任意、逃走者にお任せしますが...

ハンターA「...」
ハンターB「...」
ハンターC「...」
ハンターAA「...」
ハンターAB「...」
ハンターAC「...」

ハンターが6体もエリア内を巡回してるので、気をつけないとその前に...ですよー?

今後のフラグもセットでついてます

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.170 )
日時: 2020/09/05 11:54
名前: YUMA (ID: y36L2xkt)

12.ドラマパート3・ホワイダニット・2

今回ヤバめな話題突入1

97:30頃、2F、D210号室。

ガチャ

もう1つのセーフティルームに作者2人が来訪。なお、月詠は裏側の件の後、仮面ライダーローグと途中で別れたみたいだ。

鬼藤「...ジェネさんにトクマさん...途中でエンカウントした月詠さんとセットで来ました。」
月詠「...真司側の方には永夢先生とゆかりがセットで来訪予定、牢獄にはもう色々伝わっているです。」

ただ、男子作者2人のうちいつでも動けるコンディションなのは現時点で突風の作者のみらしい。

トクマ「...今回色々すいませんでした。まだジェネさんについては安静に、って言われてま...え。」

ポンッ
<トクマの右肩にジェネの右手が!?

鬼藤&月詠「ジェネさん!?」
トクマ「アンタ...身体に関してもういい訳がねーだろ。1日分とはいわずもう少しでも」
ジェネ「...構わん。戻った記憶に関しての証言はトクマさんだけでは不十分だ。俺の話題も込みでなければ...」

あれから1日経過してもまだ顔色の悪い炎獄の作者がベッドから起き上がってきたらしいのだ。慌てて近くのソファに座らせる3人。

鬼藤「...(月詠さん)」
月詠「...(ドラマ都合なのか、2日目になってたんだ)」
ジェネ「...まず...俺、から」
トクマ「気分悪くなったら話題の途中でも中断させますよ?」

*以下過去回想。

ジェネサイド>

コレについては今から何ループか前で俺とトクマさんがまだ時間邂逅の悪影響を受けている時だ...

ループ×回目、1日目、地下1F、A214号室内部

今までのループの件で薄々察していた。変な既視感だ。

ジェネ「...」

毎度毎度、悪夢の様な事が船の中で起こる。そしてベッドから飛び起きて汗だくの体と謎の倦怠感...

ジェネ「ぐ、ゥう...!」
トクマ「ジェネさん、早いな。おはようございま...え、ちょいと待てアンタ!熱があるぞ!?」

トクマさんの姿を見て...あ、アンタも客室にいたのか。え?客室??

ズキッ

ジェネ「ーーーッ!!」

頭痛と共に目の前が真っ暗になり、すぐに気がついたら再度ベッドの上。

トクマ「熱冷ましの薬持ってたかなぁ...あ、ジェネさんは休んでて。俺が連絡と調査をしときます...」
ジェネ「...」

荷物の常備薬を探すのか寝室から出ていこうとするトクマさん。まだ俺の意識は虚ろだがお人好しさが身にしみて...

ガシリ

ジェネ「!?」

無意識のうちにトクマさんの腕を掴んでいた様だ。

トクマ「え、どういう訳?...し、心配してるなら大丈夫ですって。」

そしてそのまま部屋から出ていくトクマさんを見送った。

ジェネ「...」

誰かは詳しく覚えていないものの...

ジェネ「...いたのかよ」

姿を見て視線の相手の事を幾らか思い出す。

ジェネ「悪趣味にも程があるぜ。時計のバケモノ」
仮面の男(荒垣)「...」

少し前に聞いた話だが、作者には魔月感染時だけでなく月輪過剰か咎落ちか咎憑きか神憑きのどれかに該当な上、対象に対する怒りや憎しみや恨みが深ければ稀に作者限定で身体、精神的に異常な事態でも記憶と意識をある程度保つ"可能性"があるそうだ。

ジェネ「トクマさんは覚えてるかどうかは分からんがあの人と俺に対してやった事、全て忘れた訳じゃない...絶対に許さない」
仮面の男(荒垣)「...」

今回はそれに似たようなケースが発生して...俺はある程度時間邂逅時の記憶を維持出来ていた。完全に悪影響を振り払うまでには俺の場合時間がかかった上、時計にも触ったんだが。

仮面の男(荒垣)「...」
ジェネ「何?」

俺を見つめている男。

仮面の男(荒垣)「...何故だ」
ジェネ「?」

本題はココからだ...実は1つ前のループ時、コイツと俺とトクマさんは戦闘になっていた。

仮面の男(荒垣)「...何故、あんな行動をした。あの男は他人なのに」
ジェネ「トクマさんの事?さあな。作者さんである以前に信頼できる仲間だから、と言えばどうする?」

俺が質問に回答すると豹変する謎の男。ここからはトクマさんにも話していない事項である。

仮面の男(荒垣)「...違うな。他人は全員同じだ、最終的には自分の事しか頭にない、自分の見解とプライドと見栄で他人を勘違いする、何の金にも権力にも利益にもならないのに笑顔を大事にする、分かり合えないなら嘘をつく傷つけあう殺しあう!最終的に金にもならない不利益被るだけなのに争ったり嫌いな相手を許す、そんな奴らでも何かをしてあげるのが大切だとのたまう!お人好しなのが一番...!」
ジェネ「...?」

豹変して気になるワード数個をほざいたと共に突然、目の前の男が苦しみ始める。

仮面の男(荒垣)「...はらが、へった」
ジェネ「目が怖...」

言動の色と仮面で隠れてるとはいえこちらを見る目付きが怖い。しかもそれに加えてバイオ発言...まさか。

仮面の男(荒垣)「く わ せ ろ」
ジェネ「!...や、やめ」

ガブリ

首筋に噛み付かれ、血を幾らか吸われる。

ジェネ「ぐぁああああッ!?」

この時点で俺は殆ど残ってない体内のマナを更に吸われたせいか意識が薄れて再度目の前が真っ暗になった。

*ジェネの回想ここまで

通常サイド>

ジェネ「...あの時計触ってリカバリーした後にオリジナルのワンダークロックのデータと情報を見て...この船の中で起きた全てを昨日、この部屋まで移動しながらトクマさんと共に整理した結果、あの仮面男がシビル本人である可能性ありと結論を出した。コレでいいか?」
トクマ「あー、そうか。」

ココでトクマが口を開く。

トクマ「コイツに血を吸われてジェネさんはまた意識不明になってたのか...なら知らねーよな。あの後コイツ...シビルって奴が俺らに何したのか。」

*ここからはトクマの回想

トクマサイド>

ループ×回目、1日目、地下1F、A214号室内部

スタッフとの通信も不調で全く繋がらない、ジェネさんは熱出して倒れたりとおかしな事がこの船の上では多いのを疑問視しながらも、

トクマ「えーっと、熱冷ましは俺の荷物のサイドポケットだったかなー...?ありゃ?使われた痕跡が」
<荷物から使われた痕跡がある錠剤箱の中身を取り出す

俺はあの時荷物から薬を取り出してボトルの水と共にジェネさんへ持って行こうとした際に...

ジェネ「ぐぁああああッ!?」
トクマ「!」

ジェネさんの悲鳴が聞こえて大急ぎで腕輪を取り付け、現場に駆けつけた。

ガタン!

トクマ「ジェネさん!悲鳴が聞こえたからまさかとは思ったが!!」

部屋に入ったら眼鏡をしていてもなんとなく彼の周囲に違和感を感じ、

トクマ「面倒...魔眼じゃないと見えねーのかよ」

スチャ
<トクマ、眼鏡を外して魔眼を使用...

眼鏡を外して一時的に裸眼の視力矯正した上で魔眼を使うと...

仮面の男(荒垣)「...!ほら...だから言ったんだ、人はみんな、同じだ」

寝室には口元が血で汚れた仮面の男が立ち尽くしており、ベッドには首筋に噛まれた跡があるジェネさん。

トクマ「どーいう訳かは知らねーけど...コイツ...吸血種モドキなバケモノかよ!」
<眼鏡は襟にぶら下げ&目が金色
仮面の男(荒垣)「チッ。...あと少しでコイツの血やマナだけでなく魂も食えそうだったのに食事の邪魔をするなんて...」

眼鏡オフで金眼な俺を見た男は豹変。血や体内のマナだけでなく魂まで?まさかだけどコイツの場合は吸血種とかではなくて...

トクマ「テメエ..."魂喰らい"って奴か!」
仮面の男(荒垣)「...別にどうでもいいだろ。食わないと体がもたねえからなあ。まあ、コイツの場合は少しの血だけで多少腹一杯だし美味いご馳走で数日もちそうだしさあ。生き血全てと魂まで食ったらどうなったかなぁ?」

俺を見て舌舐めずりする男。まずい、今のコイツの目は直感から見て捕食者の目...!魂喰らいとは死んだ人間の魂をそのまま餌にするバケモノだが人間の生き血も体内のマナも吸うパターンがあるとはね。

仮面の男(荒垣)「なあ」
トクマ「!」

まずい!防衛本能から...

仮面の男(荒垣)「モ ッ ト ク ワ セ ロ」
トクマ「喰われて、たまるかぁ!雷神拳ッ!!」

ズドンッ
<トクマの雷の拳が仮面の男の鳩尾に!

仮面の男(荒垣)「ぐぁあああッ!うう...はっ...ハァ...ハァ...!」
トクマ「ぜー、はー、またか、また消えちまった...」

血を幾らか吸われてしまったジェネさんを先の拳のせいなのか体がふらつきながらも守り切った俺だが...相手が魂喰らいの時点で薄々気づいた。魂やマナだけでなく人間の生き血も吸う系統ならもう助けられない可能性がありうる。最悪...

トクマ「なんとなくだけど原因の時計、場合によっては壊すしかないとか?」
<眼鏡をかけ直す&目の色が元に戻る

そして、うん。そうだなぁ。俺の場合時間邂逅について知ったのはこの後にこっそりとVIPルームに潜入して時計に触ったよ。掃除されてても周りに大量の血痕の匂いが濃いめで残ってた事とダクトの施錠緩くて潜入上手くいってたから...時間帯的には俺より前にここに来た"誰か"とほぼ同じか少しだけ後くらいかな?

*トクマの過去回想終了

通常サイド>

トクマ「みんなも...ジェネさんも今の今まで黙っててごめんなさい。薄々感じていると思いますがあの時計の影響は俺の場合無理矢理引き剥がした、って訳じゃなかったんだ。まあ、自力でなんとかも出来たけどタイムリミット的に」
ジェネ「アンタな...うん、大体分かった。後色々ボウケンジャー側で確認する事もあるがそれより」

いつの間にか、仮面の男が4人の近くに現れていた。

仮面の男(荒垣)「...魂喰らいのバケモノの本能は抑える気なんてない。悪く思うな。まあそれよかお前らが死ぬ気で足掻いて苦しんで無駄に何度も何度も死んでいくのが面白い...ククク...」
鬼藤「元から悪趣味なのは分かる...」

テンション上がっているのか、男の言動はノンストップ。

仮面の男(荒垣)「笑顔は大事なのだろう??他人を虐げる笑顔も、金儲けしてる奴の笑顔も贅沢三昧の日々を過ごしてる輩の笑顔も子供を苦しんで産んで笑顔でいられる女も他人いじめてるガキ共の笑顔も恨んでる奴殺して笑顔でいられる奴も喋れないから平気って言って躾名義で自分の子供を虐待する奴の笑顔も自分と違う自分を演じて笑顔もいじったり他人の顔を使った顔での笑顔も自分の思い通りになる笑顔も犯罪や悪いことした笑顔もおしゃべりに夢中になる馬鹿共の笑顔も...!」
月詠&トクマ((((;゚Д゚)))))))

月夜、突風の両作者はこの時点で怖気しかなかったそうな。

仮面の男(荒垣)「...笑顔は薬というが俺には伝染病か...死なないと治らない病気にしか見えねえよ!!そういう奴らに俺の家内とまだ3つの娘を俺の仕事妬んでる奴らに殺された!そいつらは全員笑顔で大笑いしていたよ!それじゃ足りないのか仕事が出来なければ良いと嘲笑いながら俺の右腕を切った上に切り刻んで肉塊にしやがった!そんな笑顔の奴らは...人間は全て死ねば良い...!」
鬼藤「あの発言から...強く出てきたか。」
ジェネ「...」

フッ

かなりの怖い発言をして即座に消えた仮面の男。多分...

月詠「最後の通告って奴かな?...嗚呼そうだ...」

ここで月夜の作者は誰かを探し始める。当然だけど...

トクマ「さくら姉さんなら、奥の方にいますよ?」

月詠さん、さくら姉さんにもご予約が

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.171 )
日時: 2020/09/05 12:18
名前: YUMA (ID: y36L2xkt)

12.ドラマパート3・ホワイダニット・3

今回ヤバめな話題突入2

月詠が探していたのはボウケンジャー側の全員...特に今はボウケンピンクだった。

蒼太「...」
<リアルタイムでPCとスマホで情報調査中...声かけない方が良さそう
月詠「あ、いた。すいませんさくらさん、トクマさんから聞いてます。まだチーフさんと真墨が回復しきってないって...」

実はトクマ曰くまだボウケンジャー側は2日目になっても魔術耐性の無さからレッドとブラックが体調不良から回復出来てない状態だという。

さくら「...ええ、先日よりはマシになっていますが法則から6日目まで2人共本調子にはならないみたいです。それと月詠さんと鬼藤さん」

ボウケンピンクの発言、それはセーフティルームに関する話題だ。

さくら「私の仲間とトクマさんとジェネさんにもお伝えした話題の繰り返しですが...私については今後、支援を期待しないで下さい。セーフティルームの維持の為にこの部屋から出られない状態なんです。...城戸さんも発言してはいないものの、私とほぼ同じ状況かと思います。」

セーフティルームの維持の為には動力核である契約者がずっと部屋にいないといけないとの事。仮面ライダー龍騎も敵に気付かれてしまう危険性があったのを差し引いても実は彼女とほぼ同じ状況だったのならコレは痛い。

鬼藤「あちゃー...仲間達みんなの安全とセーフティルームを優先してさくらはこうなった訳か...月詠さん、戦隊側は今聞けるだけ追加情報聞いちゃう?」
月詠「...そーするつもりなのです」
さくら「分かりました。では...」

ぐいぐい...どたん、ばたん!

さくら「...物音から理解してると思いますがお2人とトクマさん...少しご協力頂けませんか?今...」
<音を聞いて即座に呆れ顔
映士「馬鹿!動くなって言ってんだろ!!あの絵の件も含めて俺サマ達にとって大事な話なのは分かるが...ッ!!」
菜月「回復してからでもお話は大丈夫だから、真墨はさっさと寝ててよーー!」

禍罪の作者は先と似たようなシチュエーションから状況を一瞬で理解した。

鬼藤「分かりました。月詠さん、トクマさん」
トクマ「了解でーす。そういや知らないうちに時計に触っていたな、ボウケンブラック!」
月詠「多分話を聞かないと大人しく寝てくれなさそう、です」

ガラガラッ。

そして作者3人は件の2人が寝込んでいる部屋へ。そこは和室に布団が2つ敷かれていた。

真墨「ーーーッ!はな、せ!早く...!」
菜月「あ、さくらさんも作者さん達も!丁度良かった!真墨をどうにかして...」
さくら「菜月、高丘さん。予定が全て変更になりました。私がいいと言うまで一旦部屋の外に出てくれませんか?」

内心不安なボウケンイエローは即座に部屋から出て行く。

映士「...そういう、訳か?明石とコイツの事は逃走者にも、ジェネとトクマにも関与してくる案件なのかよ。」
さくら「すいません、チーフはともかく真墨に関しては話を全て聞くまで落ち着いてくれない可能性があると判断しました」

作者3人へ疑惑の目を向けながらも、大体状況を理解したボウケンシルバーも部屋から出て行く。

さくら「さあ、コレで大丈夫でしょう?知ってる事を我々に全て話して貰いますが、よろしいですね?真墨も、寝たふりしてるの丸出しなチーフも。」
明石「...(汗)」
<布団かぶってます
真墨「...!」

まだ布団をかぶってて動く気配の無いボウケンレッドはさておき、ボウケンブラックは観念したのか冷静に口を開いた。

真墨「...この話は、さくら姉さんが怪我してダウンしてたループの間の話になる」
さくら「...(やはりか。私がヘマをして寝込んでいた間にーーーッ!)」

*ここから真墨の過去回想

真墨サイド>

本編ループから3つ前ループ、1日目

菜月「さくら、さん...あ、ぁあああ...!嫌ぁああああーーーッ!」

菜月の悲鳴で我に返った俺達。

真墨「...え。」
蒼太「な、コレは...」
映士「血!?」

なんと、さくら姉さんには何故か胸に銃で撃たれた傷痕。周りは大量の血が。

明石「さくら!?...誰でもいい!早く医務室に連絡を入れろ!!菜月は離れて落ち着け。」

当時、姉さん以外は全員時計の悪影響のせいで記憶がリセットされていて何故彼女がこうなったのか原因を知らなかった。気付いたら目の前で仲間が倒れてる、何故か銃で撃たれてて血塗れで...だからな。

数分後、A206号室前。

姉さんがユマの"契約者"で幸いだったのか、彼女の怪我は数日で回復するらしい。正直胸を...肺や心臓に撃たれて即死や致命的なのを数日で回復ってどこまで生命力があるんだよ...

菜月「...」
真墨「医者はしばらく安静に、って言ってたな。お前がついてやれ。俺らで後の事はなんとかする予定だ。」

不安そうな顔の菜月を部屋に戻して考える俺。

真墨「ずっとこの船、おかしくねーか?何故か夢であって夢でなさそうな事を寝てたらしょっちゅう見るし...服も血で汚れてたり破れていたり海水で濡れてたり...」

そう、モノや服とかは時計干渉を受けてないので違和感は感じていた。加えて...今回の俺の場合、作戦室に入ろうとした瞬間だったな。

蒼太「え、どういう訳なのさ映士...ッ!」
映士「テメエも明石も...さくら姉さんが倒れてんのによく平静保てるな!ユマとの契約者で命に別状なくとも...弾の当たりどころから普通は死んでる致命傷なんだぞッ!!」
真墨「...!」
<ドアをそっと開けて隙間から覗く

そうか、姉さんずっと寝てて知らねえ話題だったな。映士と蒼太はあの時アンタが倒れた際、作戦室で口論になってたのさ。

明石「...やめないか、2人共!」

で、明石が止めに入った前後。

菜月「さっきチーフの大声が聞こえて...あ、そうだ真墨、コレ」
真墨「?」

いつの間にか俺の後ろにいた菜月から渡されたメモには...

真墨「(...は?...ワンダークロック?逃走者?城戸サンの名前と部屋番号...?)菜月お前、一体何処からコレを。」
菜月「さくらさんの上着のポケットに入ってたの。何か、菜月達に言えない事をさくらさんは隠しているんじゃないかって」

さくら姉さんが持ってた手書きのメモの内容...コレで俺は予定を大幅に変更することにした。アイツらより真っ先に絵画を回収するだけじゃねえ。この騒ぎと違和感の原因が時計にあるならワンダークロックも可能ならば...!

ダッ

菜月「え、ちょっと真墨ーーーッ!?」

知らないうちに俺はメモを菜月に返却、駆け出していた。目指していたのはVIPルームのケイオスの部屋、その付近にある奴の秘密のお宝倉庫!

*数分後。

特に問題なく、ダクトから倉庫の中へ潜入出来た俺。施錠の偽装も上手く施して、だ...作者のトクマも倉庫の中へ入れたのはこの偽装がずっと誰にも気付かれてなかったか、時計に触った件が俺と同じループ中だったんだろうな。

ガタン...スタリ。

真墨「ここまでは問題なし、気付かれてはいないな...!」

運良く、潜入したエリアは絵画用の倉庫で良かった。主目的の絵画..."神妃の肖像画"は即座に発見出来たものの...

真墨「ーーーッ!」
<目的の絵画に対して背中を向けた!

絵の女と目を合わせてはいけない為に背中を向けて近付き、その状態で絵画のハザードレベルを測定する。

ピピッ

ハザードレベル>0

で、サーチ結果が一番問題だったんだ...狙ってた絵画はプレシャス反応無しの偽物だったんだよ!

真墨「...(嘘だろ!?俺達まさか下手したら偽の絵画掴まされる寸前だったのか!!)」

マズい。コレはとてもマズい。俺の中で警告音が鳴り響く。早く倉庫から出て他の5人に偽物の絵を掴まされそうになってる事を知らせなければ!!だが...

ガチャ

真墨「(誰か入ってきたのか!?)」

ますみん、大ピンチ!


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