二次創作小説(新・総合)

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自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲
日時: 2023/01/16 22:59
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

ユマです。

いよいよ本格始動です。"いつもの奴"を。

ep3番外・体内マナとある死体の話>>244-247

0.プロローグ・豪華客船にて>>1-4
1.舞台とルールと参加者のみなさん>>21-28
2.オープニング・取材クルー現る>>34-39
3.ドラマパート1・黒いケースの眠れるお宝>>52-59
4.ミッション1・宝玉はどこにある?>>69-75
5.ミッション1・死季時計、起動セリ>>83-92
6.通達2・死季時計の惨状>>100-105
7.ドラマパート2・通報します>>109-117
8.ミッション2・警備員室の残影>>121-130
9.ミッション2・ベルフェゴール・デッキ>>135-140
10.ミッション2・戻る記憶>>145-151
11.通達3・ユマを信じるな!>>154-163
12.ドラマパート3・ホワイダニット>>169-179
13.ミッション3・復活したいなら>>183-194
14.ミッション3・最後のお宝>>197-201
15.ミッション3・復活ゲーム裏側編>>206-213
16.ミッション3・反撃開始>>216-223
17.通達4・船内、大パニック>>226-231
18.ドラマパート4・置き土産>>234-240
19.ミッション4・逃走者達、地獄を見る>>248-254
20.ミッション4・もう、黙ってて下さい>>256-267
21.通達5・例のやり方とセピアの秘密>>268-271
22.ドラマパートF・助ける価値、ありましたか?>>272-276
23.エピローグ・死季ノヲワリニ>>277-281

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.157 )
日時: 2020/08/13 16:32
名前: YUMA (ID: /48JlrDe)

11.通達3・ユマを信じるな!・4

リュウガの依頼

99:30頃、2階船外、西プロムナード

リュウガ「!」

もう1人の城戸真司、2人の人影に反応。それは当然...

Ga.「めんご、待たせてすまたんな、リュウガ〜」
剣崎「言動色々と大丈夫?Ga....まあいいや。リュウガ、連絡受けて彼とセットで来たけど、何なの?(0w0;)」

なんと、仮面ライダーブレイドが受けた連絡は水翼の作者も隣で聞いて彼も同行したらしい。リュウガの本題は...

リュウガ「2人共、大体さっきの連絡で聞いているとは思うが...」

彼の視線の先にある休憩用ベンチには、

分厚い辞書の男(アーラシュ)「...」
作業員の男(以蔵)「...」

寝かされているケイオス絡みの被害者2人、意識を戻す方法については共有済みで...

ヒュッ

パステル(理)「お待たせ、真一さん」

突然現れた手にはもちろん、ケイオスの被害を受けた被害者の魂入り宝石2個。

パステル(理)「...早く元に戻してあげて。そこからさ」
Ga.「おし、ここに行って正解だったかもよ、剣崎」
剣崎「...分かった」
宝石の声A(作業員の男)「な、ワシの体じゃ...」
宝石の声B(分厚い辞書の男)「...ブツブツ...ブツブツ...」

Ga.は辞書の男の傍らに、剣崎は作業員さんの傍らに宝石を置く。

バチ、バチッ×2
<宝石が反応した!

リュウガ「!」

パキッ×2
<宝石、砕け散る

で、被害者2人は実況席の想定通りに宝石から魂を体に戻した事で元に戻る。

作業員の男(以蔵)「...な、ワシの、カラダ...」
分厚い辞書の男(アーラシュ)「うぷっ...まだ少し気持ち悪いけど...ありがとう」
リュウガ「で、お2人。まだ危険なのはわかってる?」
Ga.「嗚呼。剣崎から追加で大体聞いたよ。地下の魂入りの宝石の倉庫の事も込みねー。」
剣崎「俺もGa.から出た情報は聞いたよ。ケイオスのお宝倉庫が大半贋作でしめている事と時計はボウケンジャー側と作者2人が回収して現時点で所持してるんだね。」

話が早い、とリュウガ。

リュウガ「真司から伝言を預かっている。今からそこの2人を全てが終わるまで自分のセーフティルームで匿うって。

Ga.「って事は...」
剣崎「B102、中1階まで逆走か。」

後は、道中でハンターとのエンカウントを避けなければいけない。

PPPPP...

リュウガ「もしもし...え?真司??ああ、ああ。分かった...Ga.ならそれに加えて戦隊側とジェネとトクマの件。真司からの伝言で折り入った話題だが...」

リュウガ、途中からGa.に伝言を...

Ga.「あ、そういう系?なら、お二方は下手な行動しない限りは安全か。了解ー。共有して俺も機会があれば部屋に向かうよー。」

不穏が残る&男子作者2人は?

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.158 )
日時: 2020/08/13 16:40
名前: YUMA (ID: /48JlrDe)

11.通達3・ユマを信じるな!・5

作者&ボウケンジャー側へ

98:40頃、2F、D210号室前。

ズズッ...
<周囲の空間が歪む音

さくら「...権利者側にとって危険人物であるスゥの関与確定の為、私も城戸さんの分に追加でセーフティルームをこの部屋に"設定"します。」
映士「...マジかよ。オートガードとゴキブリ並みの生命力以外にも契約者の特権色々あるとは聞いてたが」

ボウケンピンクはあの後、ジェネとトクマと仲間達5人と共にとある人物達の客室を借りてそこをセーフティルーム化。彼女の手には真司の件と同じケイオス絡みの資料が。

さくら「本来なら城戸さんのセーフティルーム作成の権限だけで限界だったのですが..."スゥ絡みの戒厳令とゲームの中止が現時点では出来ない為、仕方ない"との事で私にも同じ権限を与えてくれました。彼の所持していた資料のコピーも混みです。」

以上で身の安全を保障するセーフティルームはコレで2つ。更に...

真墨「...ソウルジェム(*意訳)的被害受けた奴が2人いた、とか言ってたが」
トクマ「それは大丈夫ー。連絡で真司にもOK貰えたからー。」
明石「ケイオスの被害を受けたり記憶が戻った輩は城戸側の部屋で匿う予定だ。ジェネにルージュ刑事、回復度合い次第ではブラン警部補も移動して貰う事になるが...」

実はD210号室の主は熱血刑事と彼の部下の相部屋だった。その部下については...

ぺたん。
<ブランの右の手のひら、時計に

寝込んでいた彼の手を時計に触らせて記憶が戻った所。やはりだが...

ブラン(カムイ)「ぐっ...ぁああああッ!?あた、まがッ!がぁああ!?」
ルージュ(鳴上)「...おいブランよ、ちょっとは目ぇ覚めたか。病み上がりで気分悪い所申し訳ないが...」

リバウンドの苦しみよりも上司ではない誰かを見て驚くブラン。

ブラン(カムイ)「!?...あ...あの、人は...!」
ルージュ(鳴上)「...は?誰の事だよ。」

ブランが驚いた輩とは...

ブラン(カムイ)「うしろ...仮面の、奴は、駄目です、ルージュさん...!」
ブラン以外全員「!」

部屋にいた一同全員が後ろを振り返ると...

仮面の男(荒垣)「...」
<不機嫌そうな顔...

あの、神出鬼没の仮面の男が出入り口付近に...!

トクマ「...チッ、またアンタ?」
<フルオープンの嫌悪の顔。

しかし今回は彼を見て嫌悪の顔を浮かべる男子作者2人がいたのでコイツの正体にも一歩手前。更に加えてジェネが口を開く。

ジェネ「アンタさ、自分の残した時計でここまでの騒ぎが起こると...思ってなかったというよりその様子から正直どうでも良かったんだろ。何とか言え、..."シビル・クロックワーカー"」
仮面の男(荒垣)「...それがどうした」

ジェネの驚愕の一言と、一同に向けられた声。炎獄の作者はこの男の事を周り以上に知っていた...!

菜月「え?さくらさん、作者さん達もどういう事なの!?」
さくら「!...私も初めて聞きました、開発者本人...というか」
ジェネ「...ワンダークロックに関する情報はこちらも知っている。大体可能性がありうる名前を述べたまでだ」
トクマ「そのありうる話題一致してたのは俺も彼も想定外っすー...あのバケモンが開発者本人だったとはね。正確に言うと中身少し違うかも、だけど」

作者2人以外は全員動揺。ただ、

蒼太「...悪びれる様子も無いわけか。あの時僕からも血を吸っておいて平気でそんな態度とれるとはね」
<ポーカーフェイスだが、目が怖い

その中冷たい声色と目つきの蒼太のみ...仮面の男の事を覚えていた。ゾッとする彼とあの男以外の全員。

仮面の男(荒垣)「...チッ、あそこで即死してれば良いモノを青い奴の場合覚えていたとはな」
<更に不機嫌そうな顔...

そのまま消えた仮面の男。すぐ全員に可能な限り声色を優しく戻して真剣な顔のボウケンブルーは、

蒼太「まずは...みんな、ごめんなさい。今までずっと大変な思いをして、苦労をかけたさくらさんにはこの中で1番謝罪しなくちゃいけないかな?もしかしたらだけど...彼女以外の僕ら全員がループで毎回倒れたり寝込んでた原因...僕が作ったかもしれないんだ。」

蒼太君、どういう訳?

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.159 )
日時: 2020/08/13 16:47
名前: YUMA (ID: /48JlrDe)

11.通達3・ユマを信じるな!・6

蒼太の謝罪会見1、鬼藤さんの件の後日談

<間奏11・最上蒼太の謝罪の原因>

蒼太サイド>

ループ開始前、7日目、4F会場付近。

それは時間邂逅の原因になった最終日のオークションの開始前の時刻...要するにワンダークロックの起動前だったかな?

蒼太「...一応、作者の鬼藤さんから運良くコレをトレード出来たとはいえ、素直に相手が応じてくれるかなぁ。」
<クリスタルシードの化石を取り出して眺めてる&黒いスーツ姿

逃走中に参加していた女性作者から偶然の一致で手に入れたお宝、"クリスタルシードの化石"。これから僕が会う予定の人物はこのお宝に幾らか関係のある人物だった。話がコレで通じれば良いけど。

コツ、コツ、コツ...

作業員の男:岡田以蔵
(Fate/GrandOrderシリーズ)

蒼太「...!」
作業員の男(以蔵)「...おまんじゃな。もうええ加減」

僕が要件あるのは...この睨んできた作業員の人だった。実は...

スッ
<蒼太、化石を見せる

作業員の男(以蔵)「...!それは」
蒼太「あ、存じていましたね。コレ」

僕が言葉を紡ぐ前に彼が血相を変えて叫んでいた。

作業員の男(以蔵)「クリスタル...シード!アンタ、ちょい待っちょれよ!!」

ごそごそっ。

更に加えて彼は自分のポケットの中のケースから僕の持つモノと同じ様な化石を取り出し、見せてきた。

作業員の男(以蔵)「...コイツの事は前から調べちゅう。クリスタルシードちゅうのは化石やとしても互いにホンマモンなら光が共鳴する筈ぜよ。」

ただ、僕の化石も彼の化石も光が共鳴していなかった。まさか、だけどね。驚いて僕と化石を見比べる相手。

蒼太「...すいません、"マホガニー・ポッチャーリ"さん。だんまりするのはもう無しにしましょう。貴方とクリスタルシードとケイオスに関係ある事を全て話して下さい(黒笑)」

可能な限り、笑顔のままで脅す。実は事前に彼の名前含めた事情は調べ済み。ただの腕利きメカニックの作業班長さんではなかったのである。それも...もう騙し通すのは無理と判断したのかため息をついて、口を開く作業員。

作業員の男(以蔵)「...今、もっちゅうこんクリスタルシードちゅうのはワシのモノやない。昔に縁を切った親父と兄貴が何年も前にケイオスの船のオークションで何百万も払うて買っちょったモンぜよ。」

ただ、コレを購入した後が彼の父親とお兄さんに関する問題だったという。

作業員の男(以蔵)「...悪い事は2人共まっこと沢山しちょった。詳細まっことどうでもええ。理解しとうない。警察の世話になるんも当然きに。そんで...その後や。急に2人共亡くなった聞いて...人はあまりおらんけんども葬式全て済ませた後"形見分けじゃきに、綺麗な色した石ころじゃ"と親戚からケースに入れたコレがワシに届いた...親父と兄貴があん船でパチモンの化石を掴まされとったんは今おまんと会って知ったばかりじゃ。」

もう、これ以上は彼も知らないって訳か。別れようとしたその時だった。

ドタドタドタドタ!

黒い服を着た男達が3人、僕らの前に現れた。...まさかもうケイオスに...!

黒服A:英利(beatmania Ⅱdxシリーズ)
黒服B:サイレン(beatmania Ⅱdxシリーズ)
黒服C:ニクス(beatmania Ⅱdxシリーズ)

黒服A(英利)「見つけたぞ...!」
黒服B(サイレン)「2人共発見しました、マホガニー氏の所持している化石も無事です。...了解」
黒服C(ニクス)「これより、対象2人を始末し化石を回収する...」
<全員黒スーツとサングラス姿に片耳に通信機。

彼等の目的は作業員さんの持つ"偽物の"化石?僕の持つ本物ではなく??

チャキ
<黒服達、拳銃を取り出す

蒼太「拳銃まで出すなんて。貴方方、正直言ってやり方過激なんじゃないですか?」
黒服B(サイレン)「この船では法も何も関係ないぞ、最上蒼太。...ボウケンジャーである事もお前の以前の勤め先の事もサーシェス絡みもな。」

僕絡みも色々知られている!まずい。こうなったら...!

蒼太「それよりも...何故僕の持つ化石じゃなくて彼の化石を?僕が持っている化石は..."本物"なんですけどねぇ!」

ポイッ
<蒼太、自分のケースを黒服Cの顔面に投げ付ける

黒服C(ニクス)「うわぁッ!?」

バンッ、バンッ!
<蒼太、サバイバスターで黒服AとBの足を撃つ

蒼太「早く自分の化石を持って誰もいない場所に逃げて!僕にもこの人達は要件があるらしいですから!!」

作業員さんは慌てながらも化石を持って何処かに逃走。逃げ先は非常口だが...作業員絡みスタッフなら本人しか知らない道を知ってるのかもね。

蒼太「さてと...黒服達の正面から逃げた僕はどうしようかな...客室が近くて助かったけど」

VIP客室の付近で潜伏していた際だった。

ドスッ

それは一瞬。後ろから誰かの人肌。僕の腹部の違和感と痛み。後ろから不意をつかれて刺されたのか、と変に冷静な頭が判断する。

ガッ
<蒼太を刺した人物、傷口を思い切り踏み付け&爪先でグリグリ

蒼太「ぁ、ああ...ぐ、ぁあああ!」

更に加えて僕を刺した相手...確か情報が正しいならあの女はケイオスの秘書...!

セピア(伊那谷)「ボウケンブルー、最上蒼太。貴方も例外なく...思っていたより相当な命知らずの輩みたいですわね。この場合、リーダーの明石暁さんかと思っておりましたわ。お仕置き代わりにすぐ死なない部分を刺しましたが...」
蒼太「にしては傷口を蹴り飛ばす時点で僕の生死について優先してるか否かはおかしいと」

ぶちっ
<セピア、蒼太の刺された傷口を両手で無理矢理開こうとする

蒼太「ぐがぁあああーーーーーーッ!?」
セピア(伊那谷)「口答えすんじゃねーよ、青い甘酢の肉団子!嗚呼、最上蒼太を絶望させて殺すならまず口の回る舌を切り取っておくべきだったか...?手も汚れたし!!...まあいいわ、その失血量とクソ寒い冷房の効き具合ならコレぶっかけて放っておけばそのまま寂しく死ぬと思いますわねぇ。」
<手に謎の水を入れたボトルが

バシャバシャバシャバシャ...
<セピア、蒼太の傷口にボトルの液体を...!

PPPPP...

蒼太「××××ーーーーーーッ!」
<声にならない悲鳴
セピア(伊那谷)「着信はケイオス様...はい、はい。ええ、逃げた邪魔な青い蟲は私の側で始末しました。マホガニー氏の件は...?は、はい。1品目の"アレ"の手配ですわね。...チッ。もっとボウケンブルーをレクイエム代わりにリアルに死ぬまでイジメ倒す予定だったのによぉ、空気読みやがれクソ上司...」
<手に仕事用のスマホ

この、いたみと、匂いはどこかからすくってきた海...すいか!?もうこれ以上ない激痛が僕を襲う!

蒼太「...?」

で、放置されてどれくらいの時間が経過したのか。朦朧とする意識の中で思った。体はもうとっくに動かない。僕も年貢の納め時が来た訳か、とね。

仮面の男(荒垣)「...」

しかし、そんな僕の目の前に無言で現れた仮面の男。そして...

ガブリ...ゴクッ、ゴクッ...

蒼太「ーーー!?」

僕の傷口から何かしら...血か何かを...飲んでる!?嘘でしょ...疑問符は血を吸われたのと同時に発生した黒い何かの歪みと薄れていく意識の中に消えていった...多分、この前後にワンダークロックがオークションで起動したのかな?

次へ続く

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.160 )
日時: 2020/08/13 16:52
名前: YUMA (ID: /48JlrDe)

11.通達3・ユマを信じるな!・7

蒼太の謝罪会見2、マナ枯渇に関する話題

1回目ループ、1日目、A209号室内部

ここからはさくらさんも分かっていると思う内容。だって、

ぐらり

蒼太「!?...え?な...にが」

バタッ

気がついたら目の前で僕が倒れたのを僕以外の一同全員が見たんですから。今の今まで理由も全て忘れていた自分が恨めしい。ただ問題はこの後。

菜月「蒼太さん、お医者さんがまだ動いちゃダメって言ってたから大人しく寝ててね...」

バタン

蒼太「...(今なら、誰も見てないか)」
<ベッドの上で愛用のミニノートとスマホとタブレット端末を取り出して調査を行う。

後から部屋に来たお医者様の診断では特に肉体的な異常は無かったのだが...体温が異常なレベルで低かった事、船から降りたら病院で専門家の精密検査を受けるのが必須な事を指摘されて...個人的に気になり心配するみんなの目を盗み、色々と調べた。

蒼太「体内、マナ理論...?枯渇した際の症状も僕の検診結果とほぼ同じ...念のために可能な限り携帯にメモを取っておくか。」

結果、体内マナに関する問題でビンゴ。

蒼太「ん?..."マナ枯渇に瀕した患者の場合、置かれた状況などの条件が重なると低確率で周りの人間から不足分のマナを肉体維持で吸い取る場合がある"...その法則は僕ら全員で区切って、最も当てはまるのは...チーフと、真墨?」

で、1番僕がいけなかったのは起動した時計の事もあり...今の今までこの枯渇に関する重大な話題を含めて多くを忘れていたせいでした。

開始から3回目ループ、A209号室内部。

バタッ

明石「」
<急に卒倒
さくら「え、チーフ!?しっかりして下さいッ!?」
蒼太「!?」

僕らの中で最も魔術関連の悪影響を受けやすい体質の明石チーフがループ開始3回目から急に倒れる様になってからが僕がずっと忘れていた最悪の事態の発端だった...

*過去回想、ここまで。

さくらサイド>

蒼太「その後はさくらさんもみんなも知っている通りに僕の受けたマナ枯渇の余波が他の全員に対して発生して...さくらさん以外の5人全員にマナ枯渇の症状が発生したんだ。僕と幾らか近い属性の適性を持つ人から最優先で次々と体内マナを肉体的な維持で奪っていって...こうなったのは全て僕があの時やらかして、あの男に血とセットで体の中のマナを即枯渇するレベルで大量に吸われた事が原因です。時計でなくした記憶が全て戻ってからの為、単純に重要な話題を話すのが遅れた事もありますが...謝罪1つで済まされるモノでないと思います」
トクマ「さくら姉さん」
ジェネ「確認するが、ループが開始してボウケンジャーで最初に倒れたのは蒼太で当たりか?」

ジェネさんの発言に頷く私に声が出てこない全員。私以外の5人がこうなったのはループ開始前の蒼太君の行動にあったなんて。

真墨「...ったく、そういう訳。お前の場合素直に寝てない事は薄々感づいていたぜ?」
映士「お前がここで俺サマ達にやらかした事があるとしても今は...」
菜月「そうだよー!菜月だって知らないうちに何処かであの人に血を吸われたかもしれないから最終的に何が原因でみんな倒れたのかはもう分からないよ、蒼太さんが原因だったとしても...」

心配する周りの中、口を開いたのは...

明石「と、言うわけだ。蒼太、お前だけじゃない。時計絡みはさくら以外の全員に原因があり得る上...ループ開始前の魂喰らいからお目覚めのディナー代わりに血を吸われる良い経験になったとは個人的に...(`・ω・´)」
さくら「すいませんチーフは少し黙って下さい蒼太君の心情も察しろど馬鹿が(黒)」

と、そこでルージュ警部が介入。再度寝込んでいたブラン警部補からの証言を聴き終えたらしい。

ブラン(カムイ)「...」
<落ち着いてきたのか寝ている
ルージュ(鳴上)「...すまん。色々ゴタゴタしてる所申し訳ないが手帳のメモの事もセットでコイツから証言聞き覚えた所だ。やはりだったぞ」

ドラマパートはルージュの証言

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.161 )
日時: 2020/08/13 17:31
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

11.通達3・ユマを信じるな!・8

ドラマパートは回想式

*ドラマパートです

ブランサイド>

本編ループ、2F、D210号室内部。

ブラン(カムイ)「...」
<ベッドの上から回想中...
ルージュ(鳴上)「...分かった、何も言わずに動ける様になるまで寝とけ。それが今のお前の最優先の仕事だ。」

上司のルージュさんに話した話題について、僕は全て話し終えた。...多少、作者さん2人や戦隊関係者で騒がしかったものの。1つ目はループが開始して2回目の事。

*過去回想。ブランの記憶がリカバリーする前になる

ループ2回目、2日目夕方、1F、カフェ内部。

ブラン(カムイ)「...」

あの時、僕とルージュさんの両方に面識のある雑誌記者と偶然船で再会し、個人的にカフェで出会う約束をしていたのだ。

ブラン(カムイ)「...ルージュさんは怪盗捕まえる為の腹ごしらえと言ってフードコートに特効してましたし、僕1人だけならかえって丁度良いかな?」

どかっ。
<相手=雑誌記者が豪快にブランの向かいの席に座る

雑誌記者:足立透(ペルソナ4)

胡散臭さ満載の男だが、この人は有名人や芸能人やセレブ専門のゴシップ雑誌記者、ギンネズ。僕がコンタクトしたのは今回乗船した客達の関連を聞き出す為だった。

Case1.雑誌記者・ギンネズ氏の場合

雑誌記者(足立)「分かってるよねぇ?僕の酒飲みのダチであるルージュを連れてこない、ブラン君限定って事は...」
ブラン(カムイ)「...心得ています。 今回乗船したお客さんの名前だけで僕の場合充分ですね」

だから嫌だったんだ。ルージュさんが仮にいたら僕は酒飲み飲んべえ共2人に確実に振り回される羽目になる!一度給料日前にこうなった反省は忘れられない。

雑誌記者(足立)「嫌なくらい正直過ぎ、若くて良いねぇ...この特製ブレンドコーヒーの肴には(黒笑)」
<水出しのこの店特製ブレンドアイスコーヒー。詳しくはおまけで
ブラン(カムイ)「...アイスコーヒー2人分は僕のおごりで。」
<雑誌記者と同じブレンドコーヒーを飲み、相手を見つめる

相手は少し怪しい目線だが本題突入。目の前の記者は口を開いた。事前に調べて注文した水出しコーヒーも美味しいらしいので機嫌が良さそう。

雑誌記者(足立)「まず...シスター・アズール。眼鏡のシスターさんだ。中1階のB111号室が部屋だった。」
<怪しいシスターの写真付き。
ブラン(カムイ)「?」

訳がわからんが、

雑誌記者(足立)「...フランム伯爵夫妻、何処かはわからんが3階の客室らしい。隣にこのメイドさん3人の客室、ここなら分かる。E102だから隣のE103が可能性大かな?高貴な人らだから出会ったら失礼の無いようにね。」
<白い礼服の男と白い礼服の女とメイド3人の合計5枚の写真。
ブラン(カムイ)「...」

相手の名前だけでなく...

雑誌記者(足立)「1年前から定番化した若い常連の競売人である宝石眼のワスレナ嬢。部屋番号は地下1階のA212号室。今回は2日目の昼に姿を見かけただけだが苦労して客室を掴んだよ。」
<眼帯のゴスロリ女の写真。

雑誌記者(足立)「強面なミスター・クリムゾン。部屋番号は不明だが1階のロビーとエントランスを普段はうろついている。あんな様子だが性格は普通だから話せば分かると思うよ。」
<派手な服の強面男の写真

雑誌記者(足立)「ベテランのお医者様、シルバー先生とその孫のエバー君。先生がお年だからかお孫さんもしっかりしてるみたいだよ?部屋は2階だね」
<老医者と孫の写真。

雑誌記者(足立)「金髪スーツのボンボン男、ミスター・プリムローズ・Jr。典型的になにもかもがウザいから絡まれない様に。部屋は地下にある以外不明、普段は景色のいい3階のプールの隅のベンチでダベってる事が多いらしい。」
<スーツのウザい男の写真

雑誌記者(足立)「有名男性ヴィオリストのハナダ氏。部屋番号は地下1階のB220号室。周辺から演奏が聞こえたら何処かで彼が演奏してる可能性大、本当の事は知らんけど」
<ヴィオリストの写真

顔写真と出会った際に対する注意事項、

雑誌記者(足立)「有名財閥令嬢のペシェ嬢と彼女の専属執事、トキ女史。4階VIPの上客という事以外不明だが、執事さんが相当な神経質らしいよ。」
<お嬢様と女執事のそれぞれの写真2枚

雑誌記者(足立)「魔本収集家でも一番若くて一番の変人魔術師、ダイダイ卿。理由もなく2階をうろついているが部屋番号は3階のE208号室。マトモに話をしたいなら彼のおめがねの魔術絡みのお宝か魔本を提示しないといけない」
<黒いローブの男の写真

分かる範囲内で部屋番号まで教えてくれるとは。

雑誌記者(足立)「3つ子の普段からピエロ姿のモノクローム3兄弟。白い道化師服が長女のマシロ、黒い道化師服が次女のマクロ、灰の道化師の男の子が末っ子のハイロさ。レアなお宝を何処からか手に入れては毎度何処かで自慢してるらしいから人混み探せばすぐ出会えると思うけど、長女との取り引き時は法外な条件ふっかけてくるから特に気をつけて」
<3人の道化師の写真を見せる。

白いピエロ:菱宮津軽
(beatmania Ⅱdxシリーズ)
黒いピエロ:夏天
(beatmania Ⅱdxシリーズ)
灰色ピエロ:刃雪達磨
(beatmania Ⅱdxシリーズ)

ピエロ3兄弟の後に...ここからはダイジェストだ...

雑誌記者(足立)「彼は豪快な性格と大声が目立つエンジ卿。VIPの上客でも一番の常連客だね。」
<豪快な紳士の写真付き。

豪快な紳士:ナポレオン
(Fate/GrandOrderシリーズ)

雑誌記者(足立)「彼女の場合...別な競売に出てた輩だ。以前この目で見かけた。確か...本名不詳で通称"群青の空"と呼ばれていた女剣士というかサムライ女と言うべきかな...」
<取り出したのは旅の女侍の写真。

旅の女侍:ルキナ
(ファイヤーエムブレムシリーズ)

雑誌記者(足立)「この船ではスタッフの女性ライフセーバーだが...嗚呼失礼。君には言えないネタだからご了承を。一応競売客の証明書であるブラックカード持ってて、登録してる名前は"レディ・オリエンタル"...オークションの客らしいよ?」
<ライフセーバーの写真付き。(なお、見た目は第1再臨に近い)

ライフセーバー:カイニス
(Fate/GrandOrderシリーズ)

雑誌記者(足立)「派手好き男好き悪趣味で悪名高いマダム・オーキッド。プライベートは割愛するが、今回の落札率は彼女が1位。ただ欲しいと思ったモノはお宝だけでなく若い男も欲しがる奪いたがる、嫉妬深いタチらしいから君の場合、気をつけてね。」
<写真にはセクシードレスの女(余談だが魔王に近い大人の姿だ)

セクシードレスの女:カーマ
(Fate/GrandOrderシリーズ)

雑誌記者(足立)「部屋番号不明、常連客なのは確かだけどなかなか証拠を掴めない謎の女忍者...黒装束と変な関西弁から通称、"幻の利休"と呼ばれてるくのいちらしい。」
<幻のくのいちの写真

幻のくのいち:べレス
(ファイヤーエムブレムシリーズ)

雑誌記者(足立)「常にお面を被って素顔を隠してる常連のVIP、ミスター・マジョリカ。正体は...おっと、割愛かな?」
<仮面の男の写真

仮面の男:マルス
(ファイヤーエムブレムシリーズ)

で、ここで一つ間を置いた相手。今回目立つ参加者はここまでらしい。

雑誌記者(足立)「じゃあ僕は仕事の事があるので失礼...コーヒーありがとねー。」

1ケース目だけでも濃密


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