二次創作小説(新・総合)
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- ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
- 日時: 2022/05/15 13:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【小説大会夏の部に向けた連続投稿、その1】
どうもメイドウィンです、これは『ナントカ三術将+α』が実在してるようなしてないような玩具で遊ぶだけの作品となっております!
【注意】
どこかで見たことある玩具が登場します!
たくっちスノーいます!
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.3 )
- 日時: 2021/07/06 07:15
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ユニ
「おや、黒いカード………数字以外もありますね」
メアト
「トランプ?」
たくっちスノー
「ま、まさか………マジで言ってんのかおまえら!?」
たくっちスノー
「まさか、お前らUNOを知らねーのか!?」
ジーン
「UNO?………なんですかそれ」
たくっちスノー
「!!」
イグニス
「聞いたことないな」
メアト
「初めて見たわ」
たくっちスノー
「おいおいおい………なんでんなこと……」
たくっちスノー
(………そうか!!ルービックキューブもUNOも、人間が作り出したおもちゃじゃないか!)
たくっちスノー
(魔族のジーン達が知ってるはずがねぇ………)
たくっちスノー
「…………えーと」チラッ
【玩具を楽しめば出られるよ!】
たくっちスノー
「やっぱりそういうオチか」
たくっちスノー
「えー………コイツらとUNOしなきゃなんないの?」
たくっちスノー
「UNO知らない希少種と?」
ジーン
「これで遊べと言われても………」
たくっちスノー
「………ルールを説明するからまぁ座れ」
ーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「いいか、まず前提としてこのゲームはローカルルールが多いから俺がよく遊ぶやり方でやるが、それでいいか?」
メアト
「なんでもいいわ」
たくっちスノー
「まずそのカードから合計7枚になるように手札を引く」
シャッシャッシャッ
たくっちスノー
「で、残った山札からカードをここに置く、今回は赤色の4か」
たくっちスノー
「このゲームはこの下にカードを置いて、手札を使い切ったやつが勝ちなんだ」
たくっちスノー
「カードを置ける条件はいずれか2つ」
①下のカードと同じ数字
②下のカードと同じ色
たくっちスノー
「つまり今回は赤色か、あるいは4なら置けるわけだ」
たくっちスノー
「今回はウチのローカルルールで、同じ数字に限り何枚でも置けることにしよう」
イグニス
「大体わかった」
ジーン
「最初は誰にします?」
たくっちスノー
「俺にやらせて、右回りでいいでしょ」
………
たくっちスノー
「はいよいしょ」
ジーン
「おっと赤色……出せばいいんでしたね?」
ジーン
「これで」ビターン!
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.4 )
- 日時: 2021/07/06 07:39
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ジーン
「ふふふ………赤、青、黄、緑………色鮮やかな札を握ると心が躍りますね」
メアト
「赤色ないんだけど!」
たくっちスノー
「そういう時は山札から1枚引いてターンエンドだ」
メアト
「ちぇー」
イグニス
「オレの番か………たくっちスノー、この黒いカードはいつ出せる?」
たくっちスノー
「ん?どれどれ………ああ、そいつは切り札だ」
たくっちスノー
「なんにでも出せる上に、出した時に好きな色に変えられるんだ」
イグニス
「なるほど、温存しておいた方が良さそうだな………今はこれを出す」スッ
ユニ
「僕の番ですね………ではここで数字以外の奴を」
ジーン
「なんですかそれ?停止マーク?」
たくっちスノー
「げっ!?スキップじゃねーか!?これを出されると次の奴が飛ばされるんだよ!」
ジーン
「となると再び私の番ですね………あー、もう赤色ありませんね、私も引きます」スッ
メアト
「これパス出来ないの?」
たくっちスノー
「ないよ、素直に引け」
メアト
「ちぇー」スッ
イグニス
「黒いカードを使う、色は緑だ」
ユニ
「緑ですか、これは随分縁起のいい……たくっちスノーさん、この2って普通のとは違うんですか?」
たくっちスノー
「それ隣の俺に聞く?まあいいや緑だし出してみろよ」
ユニ
「はい」
たくっちスノー
「更にドロー2!!」
ジーン
「えっ、ちょっとちょっと説明してくださいよ!!」
たくっちスノー
「ドロー2………こいつは恐ろしいカードでな、隣のヤツにカードを2枚追加させるんだ」
たくっちスノー
「回避する方法は1つ!自分もドロー2を出して隣に押し付ける!!」
ジーン
「はああああ!!?えーっとえーっと、あった!!くらえメアト!!」
メアト
「はあ!?………あった!!イグニスなんとかして!!」
イグニス
「オレも持っている」
ユニ
「ちょ」
ユニ
「…………………今、何枚出されました?」
たくっちスノー
「ユニ、俺、ジーン、メアト、イグニス」
ユニ
「……………え、10枚ドロー?」
たくっちスノー
「大丈夫だ、UNOではよくあるやつだ、割とマジで」
ユニ
「これ私勝てます?」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.5 )
- 日時: 2021/07/06 08:11
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
〜数分後〜
ユニ
「………」(増えた10枚が全然消えないの図)
イグニス
「………」(カードに秘められた戦略性に感心している図)
ジーン
「!」(この勢いだと上がれる事に気づいた図)
たくっちスノー
(よしよし、とりあえず全員楽しんでるな)
メアト
「!」
メアト
(相手にドローを4枚もさせて、色まで変えられるの!?)
メアト
(最強じゃん!!)
たくっちスノー
「あ、お前2枚だなジーン」
たくっちスノー
「1枚になったらUNOって宣言しないとペナルティだから気をつけろ」スッ
ジーン
「ではこれでUNOです」
メアト
「ドロー4」
イグニス
【待った!!】
メアト
「はあ!?」
たくっちスノー
「………フフ、メアトよぉ、あえて黙っていたルールを教えてやる」
たくっちスノー
「次の人はドロー4に対しチャレンジを宣言できる」
イグニス
「説明書を確認しておいた」
イグニス
「『ドロー4を出す条件は、場に出せるカードがそれ以外に存在していない』時だ」
イグニス
「だが、あえてそれを無視して出すことも可能………それが果たして条件を満たしているのか突きつける事も可能、書いてあった」
イグニス
「手札を………全て見せろ」
ユニ
「!!」
メアト
「…………これよ」
イグニス
「場にあるカードは青の9、お前の手札には………」
ジーン
「っ!!青の8があります!!」
メアト
「ぐっ………!!」
ユニ
「出せるカードがあるのにドロー4を出し、その上で気付かれてしまった時のペナルティは?」
たくっちスノー
「ドロー4を元に戻してカードを4枚引くのはお前の方だぁ!!」
メアト
「ぎゃあああああああ!!!」
ジーン
「こ、これ意外と心理戦出来ますね………人間の世界で人気なのも頷けます」
イグニス
「ようやく気付いたか」
たくっちスノー
「UNOにそこまでどハマりするやつも初めてだよ」
ユニ
「これどうやって勝てばいいんですか………」
メアト
「あたし終わったわ」
たくっちスノー
「まぁ真っ白になってるやつもいるけど」
メアト
「あんたも全然減ってないけど」
たくっちスノー
「俺ゲーム全般苦手なんだ」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.6 )
- 日時: 2021/07/06 22:04
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
なんだかんだで終盤
イグニス
「これで上がりだ」
着々とカードを捌いていったイグニスが上がり
ジーン
「UNOっ!!」
中々カードを出せないジーンが4回目のUNO
ユニ
「…………やっと3枚になりましたよ」
10枚あるだけに出せるカードも多く、少しづつ減らしていったユニ
メアト
「これもしかしてクソカードでは?」
ドロー4の使い道に悩むメアト
たくっちスノー
「おかしくねぇか?」
ここまで全員初心者相手であるにも関わらず何故かビリのたくっちスノー
ジーン
「く………イグニス!高みの見物とはいい度胸ですね!」
イグニス
「無計画にカードを置くからそうなるんだ」
ジーン
「なんで欲しい色が来てくれないんですか!」
たくっちスノー
「何が最悪ってこういう時大体全員がその色持ってないのがあるあるなこと」
ユニ
「僕持ってますよ」
ジーン
「あったーーーー!!!あがりだーーーー!!!」
イグニス
「メアト、ドロー4はこういう時に引けば良かったんじゃないか」
メアト
「あっそっかぁ」
ユニ
「奇遇ですね………やり返そうと思って僕も同じの蓄えていたんですよ、UNO」
たくっちスノー
「8ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
ユニ
「色は青色で」
メアト
「うわ無い」
ユニ
「あがりです」
メアト
「残り3枚………」
たくっちスノー
「俺11枚もあるんだけど!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メアト
「やっと上がれたわ…」
たくっちスノー
「俺結局すげぇ残ったままなんだが!!」
と、同時に扉が開く
ジーン
「………なるほど、この迷宮はこういう仕掛けになっているのですね」
メアト
「玩具で遊ぶだけなんて簡単じゃない」
イグニス
「…………本当にそれだけで済めばの話だがな」
ユニ
「ええ、ここから先何が待っているか」
たくっちスノー
「…………腐っても時空犯罪者、油断せずに行くぞ」
ーーーーーーーーーーーー
チモッチャ
「くくく、どうやら迷宮を進み始めたようだね」
チモッチャ
「あいつらはどんな風に遊んでくれるのかなー?」
チモッチャ
「楽しみだなー?」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.7 )
- 日時: 2021/07/24 22:29
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第2話】
「凶暴ドラゴンくん」
ジーン
「ふっふっふっふ‥‥‥‥特別な術士と聞いて身構えていましたが‥‥‥」
ジーン
「遊ぶだけなら案外楽勝ですね」
イグニス
「ジーン、あまり油断しない方がいい」
ジーン
「気にしすぎですよイグニス、向こうが遊べと言ってるのだから存分に楽しめばいいじゃありませんか」
メアト
「そうよ、結構面白かったし」
たくっちスノー
「つっても、他にどんなおもちゃがあるか‥‥‥」
そして、たくっちスノー達は次の部屋へ‥‥‥‥‥‥
ユニ
「なっ‥‥‥‥!!?」
そこには口を大きく開いた巨大なドラゴンが‥‥‥
イグニス
「言わんこっちゃない!」スッ!!
ジーン
「‥‥‥待ってくださいイグニス!」
イグニス
「なんだ!こんな時に!」
ジーン
「‥‥‥‥これ、作り物みたいですよ、玩具です」
イグニス
「何?」
‥‥‥‥
メアト
「こんな玩具もあるわけねぇ」
ユニ
「こんなものでどう遊べばいいんです?」
チモッチャ
【お困りのようだねぇ〜?】
たくっちスノー
「ドラゴンからチモッチャの声が!!」
チモッチャ
【その玩具は凶暴ドラゴンくん!!とーーっても、楽しいんだよ!!】
たくっちスノー
「凶暴ドラゴンくん‥‥‥‥‥」
チモッチャ
【ただし‥‥‥‥今回のおもちゃは犠牲者が1人出来てしまう、危険なものですけど!】
全員
「「「!!!」」」
チモッチャ
【でーはでーは!!】
たくっちスノー
「おい待てよチモッチャ!!」
メアト
「ちょ、ちょっと‥‥‥‥誰かが犠牲になるって、どういうことよ‥‥‥‥」
イグニス
「そう易々とはいかないとは思っていた」
ジーン
「‥‥‥‥‥まさかこれ襲ってくるんじゃありませんよね?」
ユニ
「‥‥‥‥‥あんなに堂々と口を開けてるくらいですから、襲ってくることは想像に難く無いですね」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥そうか、分かったぞ」
ジーン
「そうですか、こっちもルールを聞きたかった所ですよ」
たくっちスノー
「ただ‥‥‥今回はマジで危険かもしれない」
たくっちスノー
「‥‥‥‥何せこのサイズだからな」
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