二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
日時: 2022/05/15 13:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【小説大会夏の部に向けた連続投稿、その1】


どうもメイドウィンです、これは『ナントカ三術将+‪α』が実在してるようなしてないような玩具で遊ぶだけの作品となっております!


【注意】
どこかで見たことある玩具が登場します!
たくっちスノーいます!

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.53 )
日時: 2021/08/22 07:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「ドグレ!右手を青色!」

ドグレ
「よっと」ググ

ユニ
「あの屈む体制を維持……なかなか厄介そうですよ」


たくっちスノー
「なぁにこんなのまだ序の口!イグニス!右足を緑色に!」

イグニス
「よし………」


たくっちスノー
「左足を赤色!!」

ドグレ
「えっ、あ、足!?足を赤色!?」

ジーン
「………あっ!」

ジーン
「ツイスターの面は4色だが同じ色を1列………ドグレの腕は麺をクロスするように押して……この体制は!」


ドグレ
「ぐ………!!」

ジーン
「かなりキツい!!」

たくっちスノー
「イグニス!右足を青色!」

イグニス
「緑から青に変更か………っく」

ドグレ
「おっと、言い忘れてたが動かしてる時に倒れるのもアウトだぞ?」

イグニス
「そんなもの言われなくても分かっている………!!」

メアト
「あれってそんなにキツいの」

ジーン
「ちょっと貴方イグニスの体制やって見なさい」

メアト
「ぐ…………」


たくっちスノー
「ドグレ!!右手を赤色!!」


ドグレ
「はぁ!?ここから赤色か!?ふざけるな!!」

たくっちスノー
「ガタガタ言うな!出来なくても負け扱いだからな!!」

ドグレ
「くっ………やってやろうじゃねぇか!!」

ビターン


ドグレ
「はははっ!!出来たぞ!!」


たくっちスノー
「イグニス!!右手を黄色だ!」

イグニス
「黄色………ッ!」


イグニス
「………よし」


メアト
「こ………これって………」

ジーン
「凄い………たしかに凄いんですが………」

ユニ
「ええ……………」




メアト
「見てる方としては思いっきり迫力に欠ける………!!」

ドグレ
「メアトお前!!後で覚えてろよ!!」

ドグレ
「オレ達がどんなに死に物狂いでこの勝負をしているか!」

たくっちスノー
「左手を青!」

ドグレ
「おっと手が滑ったァ!!」ブオン!!

イグニス
「ぐっ!!」ボコッ

たくっちスノー
「イグニス!右足を赤に!」

イグニス
「お前の腕が邪魔だ!!」ブオン!!

ドグレ
「ぐっ!!お前!!」

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.54 )
日時: 2021/08/22 08:42
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「すげぇ戦いだ!!」

ドグレ
「もらった!!」

たくっちスノー
「でも妨害はするな!!」


イグニス
「………くっ」

たくっちスノー
「イグニス!!左手を緑に!」

ジーン
「左を緑!?そんなことしたら体凄いねじれますよ!?」

たくっちスノー
「そういうゲームなんだよ!」

イグニス
「ぐ…………!!」

たくっちスノー
「よし成功!頑張れよ」

ユニ
「これがツイスターゲーム………なんて恐ろしい遊びなんだ……」


たくっちスノー
「ドグレ!右足を青!」

ドグレ
「く………青だな!」



ドグレ
「………」スッ



ドグレ
「………………」





ドグレ
「……………‥」



メアト
「早く動かしなさいよ!!」

ジーン
「………いや、違う!!わざとだ!!」

ジーン
「現在のイグニスの体勢は普通ではとても耐えるのが困難なもの!」

ジーン
「少しでもイグニスの体力を削るためにわざとゆっくり動いてるんだ!なんてセコい!!」

ドグレ
「なんとでも言いやがれ!オレは……オレは遂に、イグニスに勝てるんだ!!」


たくっちスノー
「よく耐えたイグニス!左手の赤!」


イグニス
「くっ」

メアト
「あっ、体勢が少しマシになった!」


たくっちスノー
「ドグレ黄色の左足!!」

ドグレ
「何!?」

ドグレ
「くそっ、ここでやられてたまるか!!」

ジーン
「あっ影柱使った!!本当に汚い!!」

たくっちスノー
「イグニス、青の右足!!」

イグニス
「影柱!」

プスッ

ドグレ
「ぎゃあああああああああ!!」

メアト
「こっちもこっちで酷い!!イグニスの影柱がドグレのやばい所に!」

ジーン
「影柱が尖ってる分余計に痛いヤツだ!」

ユニ
「誇り高き守影術士が何しょうもないことに術使ってるんですか!!」

たくっちスノー
「おらっ!!頑張れーー!!ドグレ!!」


たくっちスノー
「赤を左手に!!」

ドグレ
「ぐっ!?赤…………」


ドグレ
「これでいいか」ペト


イグニス
「いいわけあるか!!」ブンッ!!

ユニ
「あの構えからドグレをぶん投げた!?」




Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.55 )
日時: 2021/08/22 10:34
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Lr4vvNmv)

ドグレ
「ぶん投げるときに手を離したからオレが勝ったんだ!!」

たくっちスノー
「いや赤色無理と感じてイグニスの服で妥協したよねお前?」

ジーン
「もう………この人は」

たくっちスノー
「で、ゲーム終わったならさっさと帰ってくれない?」

ドグレ
「帰る?」

ドグレ
「さっきも言っただろ、オレは突然ここに送り込まれたんだ」

ドグレ
「てっきりお前たちの仕業とばかり………」

たくっちスノー
「え?じゃあ何も知らないのか」

ジーン
「大方、彼に対戦相手として呼び出されたのでしょうか」

ドグレ
「一体どういう状況なんだ?」


…………


ドグレ
「X級時空犯罪者……なんだ、雑魚じゃないですか」

たくっちスノー
「その雑魚にちょっと苦戦してるのが俺たちなんだけどな」

ドグレ
「………で、その力で玩具に明け暮れてたわけか」

ドグレ
「オレの方も何かと遊んでみたところなんだ」

たくっちスノー
「お前よくルールわかったな」

ドグレ
「本屋のガキ共に色々付き合わされたからな」

ドグレ
「で、ここでお前たちと勝負したのも理由があってな………」

ユニ
「理由?」

ドグレ
「どうやら、この扉の先が最深部………」


ドグレ
「つまり、次の玩具で最後ということだ」

たくっちスノー
「!!」

ユニ
「ようやくですか……」

メアト
「やーーっと、チモッチャの奴に会えるわね」

イグニス
「しかし………何故チモッチャは子供をこんな迷宮に閉じ込めているのだろう」

ジーン
「子供を楽しませるためじゃないんですか?」

イグニス
「………だが、それにしては妙じゃないか?」

たくっちスノー
「さっきさ、魚釣りの玩具やってたんだけど……その玩具、ぶっ壊して再生したらさ」

たくっちスノー
「子供たちになった」

たくっちスノー
「どれも被害者となった子供たちだ」

ドグレ
「は?つまりそいつは子供からおもちゃを作るサイコ野郎ってことなのか?」

たくっちスノー
「いや、そんなの聞いたことねーよ……」

たくっちスノー
「玩具にされてた子供たちも特に精神に問題はなかったしな………」

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.56 )
日時: 2021/08/22 16:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「まぁ、兎にも角にも…………」

ジーン
「あの奥にチモッチャが居ることは確かなんですから………本人に直接聞けばいいでしょう」

ドグレ
「オレもそろそろ子供の遊びには飽きてきたところだ、さっさと終わらせてくれよ」

ユニ
「全くですね………元はと言えば僕らも巻き込まれてしまったわけですから」

たくっちスノー
「悪いと思ってるってマジで、出たらなんかお詫びするから」

メアト
「玩具以外で頼むわよ」

たくっちスノー
「わーってるって、んじゃ………」


たくっちスノー
「久しぶりにその面拝んでやりますか!!」


ガチャッ



チモッチャ
「……………」

たくっちスノー
「久しぶりだな…………時空犯罪者チモッチャ

チモッチャ
「………どうです?玩具の迷宮は、童心に帰って楽しんでくれましたか?」

たくっちスノー
「童心どころか無知の集まりでな、教えるのに苦労したよ」

メアト
「ま………ほとんど面白くなかったんだけど」

イグニス
「そんなことはどうでもいい、お前には聞きたいことが山ほどある」

チモッチャ
「話は結構、だがその前に………」

たくっちスノー
「なんだ?また玩具で遊ぼうということか?」

チモッチャ
「ええ、最後に………私と遊ぼう」



チモッチャ
「このエアーホッケーで」


たくっちスノー
「………………」


たくっちスノー
「本当に最後なんだな?」

チモッチャ
「うん」

たくっちスノー
「本当の本当にだな?」

チモッチャ
「うん」

たくっちスノー
「次があったら斬り殺すからな」

チモッチャ
「ふふふ…………怖い怖い」


ジーン
「待った」


ジーン
「この勝負、私が受けましょう」

たくっちスノー
「ジーン?」

ジーン
「我々としては、巻き込まれただけの被害者であり………招かれた客の1つですからね」

ジーン
「それに言いたいことは私も結構あります」



ジーン
「これで?これを?弾けばいいんですか、なるほど単純ですね」

チモッチャ
「ゲームは単純だからこそ面白い」

ジーン
「それもそうだ………さぁ、最後の遊びを始めましょう!」

END

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.57 )
日時: 2021/08/22 16:57
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【最終話】
「帰還」


ジーン
「私も1人の術士として、研究者として………玩虹術士を名乗る貴方は興味深く思いますよ」スコーン

チモッチャ
「それはそれは」


ジーン
「なので、私はあえて単刀直入に言わせてもらいます」



ジーン
「___なんで、時空犯罪者になんてなったんですか?」

チモッチャ
「…………」

チモッチャ
「気になりますか?」

ジーン
「ええ、個人的にも……」


チモッチャ
「あれは10年も前の………」

ジーン
「おっと」スコーン

チモッチャ
「えっ」

たくっちスノー
「1点」

ジーン
「回想や入り浸りは結構です、私の質問に答えるだけでいい」


ジーン
「…………それだけでいいんです、ゲームに集中してくれないと私も楽しめません」

チモッチャ
「それは………失礼した」


ジーン
「まず………貴方はなんでこの迷宮を作ったのですか?」

チモッチャ
「それは………」

チモッチャ
「おもちゃを作るのが」


チモッチャ
「おもちゃで喜ぶ姿が」


チモッチャ
「おもちゃで遊ぶのが」


チモッチャ
「何よりも楽しいことだと知っているから」

チモッチャ
「そして、私には魔法が使えた………だから、魔法で迷宮と玩具を作り、この空間を作り上げたのです」


ジーン
「………好き、ですか…………」

ジーン
「まぁ確かに、魔族の我々からしても新鮮な気持ちで遊ぶことは出来ましたよ………」

チモッチャ
「別種族についても検討を入れておきます」

ジーン
「………では、次に………そうですねぇ」

ジーン
「貴方は元々、どんな存在だったのですか」



チモッチャ
「私?私は………もう、忘れました」

チモッチャ
「ここに来るまで、色々ありましたので」

ジーン
「そうでしたか………何年続けています?」

チモッチャ
「いつからでしょう」

チモッチャ
「竹とんぼ………駒回し……やじろべえ」

チモッチャ
「私が作る玩具も、人々は次第に関心を示さなくなった」

チモッチャ
「興味本位で触るものも居ましたが………出来ることは、新しいおもちゃを作ること」

チモッチャ
「時代に合わせた玩具を………」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。