二次創作小説(新・総合)
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- ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
- 日時: 2022/05/15 13:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【小説大会夏の部に向けた連続投稿、その1】
どうもメイドウィンです、これは『ナントカ三術将+α』が実在してるようなしてないような玩具で遊ぶだけの作品となっております!
【注意】
どこかで見たことある玩具が登場します!
たくっちスノーいます!
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.18 )
- 日時: 2021/08/16 19:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ユニ
「何はともあれ始めましょう、さっきのでルールはわかりました」
たくっちスノー
「コマはこの車を使え、人は最初は1本だけでいい」
ジーン
「よし、やりましょう」
ジーン
「ゲームでも人生の負け組は御免ですよ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そしてゲームが始まり‥‥‥
たくっちスノー
「出目によってステータスが上がったりお金が増えたり減ったりするらしいが‥‥」ガラガラガラ
ユニ
「この端末で我々のステータスを確認できるみたいですね」
たくっちスノー
「便利になったもんだなぁ」
イグニス
「今はどの辺りだ」
たくっちスノー
「中学校だな、本格的に学歴が大事になってくるのは高校からだ」
たくっちスノー
「どういうタイプの高校に入るかも重要だ」
ジーン
「私は研究職に入りたいので学問系を磨きますか」
イグニス
「オレは偏差値を上げておくか」
ユニ
「では私は教師を目指しますか」
メアト
「志望が無い」
たくっちスノー
「やりたいことがない」
ジーン
「ゲームでもそれはどうなんですか」
たくっちスノー
「うるせー!リアルは充分勝ち組だからいいんだよ!!」
メアト
「そうよ!ゲームで負け組でもなんの影響もないわ!」
‥‥‥‥‥
たくっちスノー
「とか言ってたら就活出来そうだな」
たくっちスノー
「まぁ高校生だし進学するってのもありだが」
ユニ
「こつこつステータス上げてきたので既に志望してた仕事に入れる可能性はありますが」
ジーン
「決まってますよね」
イグニス
「大学に行く」
メアト
「あたしはめんどくさいから就活するわ」
たくっちスノー
「今のところごくごく普通の人生ゲームだな」
ジーン
「起きるイベントも塾に行ったり習い事したり、学校で何かしらしたりとありふれていますね」
たくっちスノー
「人生ゲームは大人になってから本番みたいなところはあるが‥‥‥‥さて俺も就活しようかな‥‥‥‥ん?」
たくっちスノー
「なんだこれ?選べる仕事が‥‥‥‥」
たくっちスノー
「実質時空監理局しかない」
ジーン
「はい?」
イグニス
「どういうことだ?」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.19 )
- 日時: 2021/08/16 21:38
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
イグニス
「‥‥‥‥数多くの部署?」
たくっちスノー
「種類こそ多いが、全部時空監理局の内部にある部署だよ」
ジーン
「なるほど、だから時空監理局編なんですね」
たくっちスノー
「あの組織、無駄にそういうのは多かったからな」
ユニ
「ふむ‥‥‥好きなように仕事が出来るというのもあながち間違ってないようですね」
メアト
「よく分かんないんだけどあたしどこに入ればいい訳?」
たくっちスノー
「メアトなら心組があってるんじゃね?」
メアト
「じゃあそこで」
たくっちスノー
「俺も牙組にはいっとくか‥‥‥‥‥」
‥‥‥‥
イグニス
「体組に入って護衛の部署に入るか」
ジーン
「私は当然技組です」
メアト
「全然給料が伸びない‥‥‥‥」
たくっちスノー
「我慢しろ、下っ端はマジで頑張らないと全然貰えないんだよ」
ジーン
「ところでこれ、ずっと住み込みなんですか?」
たくっちスノー
「いや、朝から晩まで働いてるだけでちゃんと帰るし休みもあるぞ」
ジーン
「それにしては全然疲れが取れないような‥‥‥‥」
ユニ
「あっ過労で倒れた!!ちゃんとしろ私!!」
たくっちスノー
「そういや監理局のヤツらもよく過労で倒れてたっけか‥‥‥‥うーん、リアル‥‥‥‥」
イグニス
「どうすればいいんだそんなもの」
たくっちスノー
「どうしようもならん」
メアト
「ええ‥‥‥働いたら死ぬし働かないとマトモに稼げないしどうすればいいのよこれ」
たくっちスノー
「俺にもそこら辺はよく分からん‥‥‥‥ん?」
【会社の同僚から「働いてるように見えるサボり方」を教えられた!】
ジーン
「なんですかこのイベント!?」
イグニス
「拒否する」プチッ
【会社の立場が悪くなった!】
イグニス
「は?」
ジーン
「は?」
【飲み会に誘われた!】
ユニ
「うわ、まだめんどくさいイベントが‥‥‥‥」
ユニ
「あれ、ていうか僕過労で今入院中では」
【同僚達が病室に酒を持ち込んで宴会を始めた!】
ユニ
「やめろ!!」
たくっちスノー
「こ‥‥‥‥‥これは‥‥‥‥!!」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.20 )
- 日時: 2021/08/16 22:25
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ジーン
「なんなんですか彼ら!?マナーが悪い連中ばかりじゃないですか!」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥」チラッ
たくっちスノー
「製造日がTS時代‥‥‥‥雪がいなかった頃のやつか‥‥‥‥」
ジーン
「え?雪さんが居ない頃?それが何か?」
たくっちスノー
「‥‥‥‥それな、1番時空監理局がクソだった低迷期だよ」
たくっちスノー
「どいつもこいつも自分が世界守ってやってんだって面で好き放題して、まるでメイドウィンにでもなったかのように自己主張が多い奴らだった」
ユニ
「そんな人たちの開発したゲームという訳ですか‥‥‥‥」
イグニス
「そう考えるとやけに宣伝が多いのも納得だな」
メアト
「なんかやる気途端に失せてきたんだけど」
たくっちスノー
「俺も正直クソゲー引き当てた彩月みたいになってきたけどやるんだよ、供養の為にも」
ジーン
「そもそもこれ、ゴール条件はなんですか‥‥‥一行に見えて来ませんよ」
ユニ
「言われてみれば僕も同じところをグルグル回ってる気がしますね‥‥‥‥」
たくっちスノー
「まるで社会の歯車みてーだ‥‥‥やがて時間の感覚も年齢の感覚さえも失って、人間だったことも忘れていくような‥‥‥‥」
メアト
「そして流れてくるゴミみたいな同僚のイベント」
【合コンにやってきた!監理局が世界を守ってやってるのに立場が悪いことを理解しない女にムカついた!】
ジーン
「1番ムカつくのは貴方の性根なんですけど」
たくっちスノー
「雪をあんな目に合わせるような奴だからな」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥ほら、来たよ例のイベントが」
【たくっちスノーを素体にして量産型の製造に成功しました!】
【仕事の効率が大幅に向上しました!】
メアト
「量産型?」
たくっちスノー
「ま、そんなことしてたんだよあいつらは‥‥‥‥」
ジーン
「人道的にはどうかと思いますが、仕事の効率が上が‥‥‥‥」
ジーン
「あれ?」
ジーン
「途端にイベント何も見えなくなったんですけど?」
イグニス
「オレの所もか‥‥‥‥」
メアト
「あたしも‥‥‥‥」
全員
「‥‥‥‥‥‥」
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.21 )
- 日時: 2021/08/16 22:56
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ジーン
「‥‥‥‥まさかこれって、全ての仕事を量産型がやってくれるから、‥‥‥‥‥」
メアト
「あたし達は何もしなくていいってことね、あー快適快適」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥‥‥なるほどねぇ」
ジーン
「なるほどねじゃないでしょ!?余計に面白みが無くなってきましたよ!?」
ジーン
「ただ監理局に居座って遊んでばかりじゃないですか!!」
たくっちスノー
「俺の親父もそんなんだったよ‥‥‥‥」
ユニ
「上も下も腐ってばかりですかこの組織は」
たくっちスノー
「ああ、しかもその上ってのはな‥‥‥‥‥シャドー・メイドウィン・黒影」
たくっちスノー
「つまり、この時空監理局を作ったやつでな‥‥‥‥」
【メイドウィンにゲームを貸してもらった!】
たくっちスノー
「ほら、あんな感じで黒影が持ってるゲームが特殊でな‥‥‥世界を改変して何もしてないのに有能扱いされてたんだ」
たくっちスノー
「多分アイツらも量産型で同じことしてたんだろうな」
たくっちスノー
「ていうかその通りだよ、これは‥‥‥‥」
たくっちスノー
「俺さ‥‥‥途中で辞めてたからいい資料になるぜ、これは」
ジーン
「あ、なんだかんだ言ってたらゴール見えてきましたよ」
メアト
「ようやく終わるんだ‥‥‥‥」
たくっちスノー
「よし、さっさとゴールふむぞ」
イグニス
「こんな茶番には付き合いきれんからな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴール!
たくっちスノー
「人生ゲームなのに家族はいないし、株も買ってねーし保険にも入ってねぇ‥‥‥資産に含まれそうなものは何一つ手に入れてねぇ」
たくっちスノー
「というか選択肢すら出てこねぇ」
ジーン
「時空監理局にはそんなものさえ不要ということなのか‥‥‥‥?」
たくっちスノー
「いや、多分違ぇな」
たくっちスノー
「これ作ったやつがそんなもん買ったことねぇから貰い方を知らねぇに1票」
メアト
「‥‥‥‥‥‥今までの中で1番つまんなかったわね」
たくっちスノー
「ここから出られたらもうちょっとマシな人生ゲームやらせてやるよ」
ユニ
「先を急ぎましょう」
END
- Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.22 )
- 日時: 2021/08/17 07:32
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第5話】
「術士ゲーム」
次の部屋は‥‥‥‥
ジーン
「またカードの部屋ですか」
ユニ
「こんどは術士の絵ですね‥‥‥晶喚術士、守影術士‥‥‥占星術士」
ジーン
「おや、ちゃんと彩喚士もありますね」
たくっちスノー
「それにこれは人間‥‥‥?そしてこの数‥‥‥」
たくっちスノー
「そうか、【人狼ゲーム】か!!」
ユニ
「人狼ゲーム?」
たくっちスノー
「ゲームの一種だ」
たくっちスノー
「まず、このゲームは立場がふたつある‥‥‥人間サイドの【魔術師】と人狼サイドの【勇者】だ」
たくっちスノー
「誰がどの役職なのかは分からない、自分の物だけだ」
たくっちスノー
「誰が勇者なのか各々で相談し、考察して毎晩怪しいヤツを処刑する」
たくっちスノー
「勇者は夜に1人につき1人魔術師を殺害する」
たくっちスノー
「魔術師が全ての勇者を処刑したら魔術師の勝ち、勇者の数が魔術師より上になったら勇者の勝ち」
たくっちスノー
「このゲーム風に言うとそんな所だ」
ユニ
「さながら術士ゲームというわけですね」
たくっちスノー
「その特別な術士にも特別な効果があるな」
たくっちスノー
「占星術士は【占い師】か、こいつは指定した奴が勇者かそうでないか当てられるぞ」
たくっちスノー
「とすると守影術士は【狩人】か?毎晩特定の人を指定し、そいつを護衛できるんだ」
ジーン
「彩喚士は?」
たくっちスノー
「うーん、【貴族】とか?1人で2人分の投票になる」
ユニ
「とすると晶喚術士はなんの能力も持たない【村人】ですか」
たくっちスノー
「おい、死んだやつが勇者かそうじゃないか判別できる【霊媒師】みたいなのはないか?」
イグニス
「これの事か?【死霊術士】だそうだ」
ジーン
「そんなのいましたっけ?」
たくっちスノー
「しかしどうするよ?ルールは理解したと思うが流石に数が少なすぎる」
たくっちスノー
「少なくともあと3人は欲しいかもな」
チモッチャ
【わっかりましたぁ〜】
たくっちスノー
「あっお前!!ちゃんと見てるんじゃねぇk
ピロロロロロ
たくっちスノー
「ぐわああああ!!」
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