二次創作小説(新・総合)
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- きらびやかな逃走中~魔法盗賊と修道女~
- 日時: 2018/12/01 21:44
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: f5Sjb9jT)
霊歌「タイトルコールだよ!」
マリオ「今回の舞台はとある王国!その王国に暮らす修道女の少女と、人間には周知されていない妖の国で暮らす、自分のやる事が正しいのか知る術の無い魔法使いの盗賊の青年が中心になって物語が進むよ!」
霖之助「僕ら裸族も頑張るから楽しんで見て「黙れや裸族がああああああああああああああああああああああ!!!」ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!?」
優衣「裸族はまたやらかしたのですね・・・;」
ソニック「裸族の事は放っておいて、楽しんでくれよな!」
- 第二戦 ボイド・鬼姫戦 ( No.119 )
- 日時: 2019/05/18 22:29
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: 8BUvyu0j)
レヴォル「図書館?どういう意味だ?」
???「それに関しては私が教えましょう」
エルのつけている腕輪から突如、女性の声が響き、ホログラムが映し出される。
金髪のロングヘアに紫のワンピース、黒い手袋に黒い帽子、黒いタイツを履いている女性だ。
エレナ「わぁ!すっごーい!何々!?今のどうやったの!?」
薬師寺「エレナちゃん、落ち着こうね;」
???→ジブリール「改めまして、私はジブリール。図書館の司書です。」
パーン「図書館?初めて聞く言葉だけど・・・彼らは何者なんだい?」
ジブリール「一言で表すなら・・・罪人ですね」
アリシア「罪人?」
さくら「ほえ?でも、私から見たら罪を犯したなんて思えないけど・・・」
エル「簡単に説明するよ。僕らはかつて、メルヘン・・・この世界で言うなら、想区で暮らしていた。でもある時、僕らはメルヘンの仕組みに気づいて、自分の役割を降りた。それが僕達の犯した罪」
スカーレット「そして、あたし達は自分の物語を失った。かつて信じた希望も、辿った絶望も、あたし達は覚えていないの」
ウィズ「そして俺らの魂は虚無の回廊に流れ着き、新しい肉体と空白の書を与えられる。そして、メルヘンに赴いてボイドを倒すのが、俺らに与えられた贖罪なんだ」
ティム「同じ物語を繰り返す点では一緒だが、ちょくちょく違う所もあるな」
白血球「それじゃあ、そのボイドとは何なんだ?」
エル「メルヘンに歪みを発生させ、メルヘンを虚無に陥れる存在・・・そっちのカオステラーと似ている存在なんだ」
アリシア「それじゃあ感知計はカオステラーじゃなくて、そのボイドが発生させた歪みを感知したって事ね・・・」
その会話の内容を聞き、薬師寺さん達は、この想区に現れたボイドが呪宝石に関係していると思い、協力すると言うと、9人(10人?)は快く許可してくれた。
感想まだです。
- 第二戦 ボイド・鬼姫戦 ( No.120 )
- 日時: 2019/05/19 08:54
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: 8BUvyu0j)
シェイン「まずは、町に行ってみませんか?」
エル「確かに、町なら何か情報が掴めるかもしれないね」
そう言ってまずは町に向かおうとするが、その先から1人の少年が歩いてくる。
桃の刺繍の施された鉢巻きに青い陣羽織、その上から赤い羽織を羽織り、両手に赤い手甲をはめている。髪は肩の辺りで綺麗に切り揃えられている。そして、腰には刀を差している。
エクス・シェイン「桃太郎(さん)!?」
桃太郎「え、エクス殿にシェイン殿・・・久しいでこざるな・・・」
エクス「久しぶりなのは分かるよ!でも、その怪我は・・・!?」
そう、エクスとシェインが驚いたのは桃太郎の様子だったのだ。
桃太郎には刃物で斬りつけたような傷がたくさんできており、出血もしている。
それに、失血のせいかあまり顔色も優れていない。
息もかなり弱くなっている。
シェイン「取り敢えず、まずは手当てをしないと・・・!」
レヴォル「桃太郎、僕達は少なくとも君の味方だ。何があったのか教えてくれるか?」
桃太郎「・・・鬼・・・姫が・・・!」
エレナ「鬼姫ちゃんがどうかしたの?」
???「ようやく追い付いたぞ。」
桃太郎「・・・!」
その声の主は桃太郎自身が良く知る鬼姫の声だった。
黒髪ロングヘアーに彼岸花の刺繍が施された黒い着物、頭は彼岸花の髪飾りでかざられ、そして、その手に持つ短剣には・・・
血が僅かに滴っていた。
これを見れば、桃太郎に怪我を負わせたのが鬼姫だと断言できる。
感想まだです。
- 第二戦 ボイド・鬼姫戦 ( No.121 )
- 日時: 2019/05/19 09:09
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: 8BUvyu0j)
シェイン「なっ・・・!?鬼姫さん、どうして桃太郎さんに怪我を負わせたんですか!?あなたは桃太郎さんを愛する運命を与えられたはずなのに・・・!」
レヴォル「?桃太郎を愛する運命?どういう事だアリシア」
アリシア「鬼姫は最初、桃太郎の暗殺の為に桃太郎の所へ赴くの。でも、鬼姫は桃太郎の誠実な性格、端正な容姿に惹かれ、恋心を抱く。その後の運命は想区によって異なるけど・・・一番多いのは復讐の心と桃太郎への恋心の板挟みの感情に苛まれ、海に身を投げる・・・それが鬼姫に与えられた運命なの。そんな彼女が自ら進んで桃太郎を殺そうとするなんて思えないわ」
鬼姫「別に良いであろう?それに、この苦しみは分からない・・・!空白の書の持ち主や、私を退治しようとする図書館の者達になどな」
エクス「え?何を言ってるの?どうして図書館の事を知って・・・」
しかし、エル達は鬼姫の言葉に何か確信を得た様子だった。
エル「『私を退治しようとする』・・・?まさか・・・!?」
鬼姫「ふふふ・・・」
月のように黄色い瞳は青色へと変わり、妖しく光ってどこか不気味な印象さえも抱かせる。
ウィズ「ジブリール、確認できたか?」
ジブリール「はい、こちらでも確認がとれました。あれこそが、メルヘンを破滅に導く虚無の元凶・・・」
スカーレット「あたし達が倒すべき敵、ボイドよ」
感想まだです。
- 第二戦 ボイド・桃太郎戦 ( No.122 )
- 日時: 2019/05/19 17:02
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: 8BUvyu0j)
ティム「あれがお前らの戦う相手なのか?カオステラーとは違う・・・!」
エル「カオステラーについてもジブリールから聞いてる。でも、カオステラーは登場人物自身が変貌するけど、ボイドは発現者の苦しみが意思を持って暗躍するって違いがあるんだ」
発現者本人であろうがなかろうが、鬼姫がボイドと分かった以上、倒すしかない。
だが、エル達は戦おうとする様子を見せない。
エクス「?どうしたの?早く戦わないと・・・」
ウィズ「いや、無理だ。今の俺達だけじゃボイドを倒す事はできない。」
エレナ「えぇ!?どうして!?」
ジブリール「そちらのカオステラーは力ずくで倒す事ができますが、ボイド討伐の為には発現者本人の絶望に立ち向かう意思・・・イコール『絶望を乗り越え、新たな道を切り拓く為の希望』が必要不可欠なのです。あの容姿からして発現者は鬼姫さんですが・・・」
薬師寺「ようは鬼姫がボイドと自分の意思で立ち向かおうとしない限りは・・・」
スカーレット「ボイドを倒す事はできないわ。早く発現者の鬼姫を見つけないと・・・」
マリオ「まだ本物の鬼姫の居場所を掴めていないよ!?どうすれば・・・」
エル「まずは逃げるよ!」
怪我を負った桃太郎を抱え、一行と逃走者達はキュベリエのいる泉へと走る。
感想まだです
- 第二戦 ボイド・桃太郎戦 ( No.123 )
- 日時: 2019/05/24 20:22
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: 8BUvyu0j)
キュベリエの泉についた逃走者と一行は桃太郎の傷を止血する。
キュベリエ「皆さん、ご無事で何よりです。」
エレナ「キュベリエちゃん!大変だったよ・・・」
パーン「しかし、ボイドを倒すには本物の鬼姫を見つけなくてはならないとは・・・」
エクス「そういえば、エル達はどんな罪を犯したの?」
エクスの言葉に少し考えた様子を見せるエル達だったが、意を決したのか話始める。
エル「世界の真実を知り、役割を降りた・・・役割に抗った事だよ」
白血球「役割に抗う?どういう事だ?」
スカーレット「あたしは最近過去を思い出したの。あたしはかつて『交われぬ獣達のメルヘン』・・・ここでいうと『赤ずきん』の想区で赤ずきんを食べる狼の役目を与えられていたの」
再編の魔女一行や逃走者達は目の前にいるスカーレットという少女が狼だった事に驚く。
赤ずきんを食べる狼だったのなら尚更だ。
スカーレット「あたしと赤ずきんはかつて親友だったの。その時のあたし達はメルヘンの事をわかってなかった。だからこそ、あたし達の絆は永遠に続くと思っていたの。」
がくぽ「だが、そうはならなかった・・・」
スカーレット「あたしと会ってた頃の赤ずきんは、頭巾をつけていなかった。でも、あの子が頭巾を被って現れた時、あたしは初めてあの子を『食べたい』って衝動に襲われたの。でも、あたしは必死に我慢して『あたしは赤ずきんを食べない。こんな運命に負けない』って・・・その日からあたしは水も飲まず、食料も食べないで赤ずきんを待ち続けたの。それで、気づいたら≪虚無の回廊≫にいたの」
思った以上に重いスカーレットの過去を知り、どんな言葉をかけるべきか、逃走者や再編の魔女一行は悩む様子を見せる。
特に過去を聞き出してしまったエクスは複雑かつ、申し訳なさそうな表情になった。
ウィズ「エクス君、そんな顔しなくてもいいよ」
エクス「でも・・・」
スカーレット「まずは本物の鬼姫を探し出すのが一番よ」
さくら「ほえぇ・・・でも、鬼姫さんの行きそうな所なんて・・・」
知世「想像つきませんわ」
桃太郎「大江山・・・」
彼らの会話に耳を傾けていた桃太郎が、弱々しい声である場所を口にする。
ジブリール「大江山は酒呑童子の言い伝えがあります。そこに住む酒呑童子を金太郎が倒すという『希代の少年のメルヘン』・・・ここでいうと『金太郎』の想区が存在します」
マリオ「なんでそんな所の名前を・・・ってまさか・・・!?」
シェイン「もしかして・・・」
エクス「大江山って・・・あぁっ!?」
周りはあまり理解していない様子であったが、グリムノーツとグリムエコーズを遊び尽くしているマリオと、鬼であるシェインとかつて調律の巫女一行と旅をしていたエクスは桃太郎が何故大江山の名前を口に出したのかを理解できたようだ。
桃太郎「鬼姫は大江山の酒呑童子とも親交があった。だからこそ、酒呑童子なら何か知っているかもしれぬ・・・」
エクス「確かに僕達のあった別の想区の鬼姫は酒呑童子と親交があった・・・もしもここに酒呑童子の物語も混じっているなら・・・!」
エル「じゃあ酒呑童子さんに話を聞きに行こう!」
桃太郎「拙者も本当は行きたい。行って鬼姫の助けになりたいんでござる。でも、今は怪我をしている体で、鬼ヶ島と同じように鬼の巣食う場所に行く事は・・・」
アリシア「確かに危険ね・・・鬼のいる場所に桃太郎を連れていけば、どんな事になるか・・・」
がくぽ「それに、怪我も治っていない。お前はここで休むべきだ。」
桃太郎「分かったでこざる・・・」
こうして桃太郎はキュベリエの泉で療養し、一行は酒呑童子のいる大江山に行く事になった。
感想まだです
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