ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 豆電球 /作

第一章 ~旅立ちの道のり~
太陽の輝く昼下がり、ひとりの少女とチコリータが草むらをかきわけながら歩いていた。
リオン「まったく・・・ウツギ博士も人使いが荒いよぅ・・・ねーチコ・・・」
チコリータ(以下チコ)「チコ・・・」
リオンはついさっき、ウツギ博士にヨシノシティの先の30番道路にある、ポケモンじいさんの家にお使いを頼まれた。
その時に旅のパートナーとしてチコリータを貰い、チコというニックネームをつけたのだった。
そして現在に至る。
リオン「ちゃっちゃと終わらせて早くバッジ集めがしたいなぁ・・・」
チコ「チコリ!」
リオン「おわ!?・・・あー野生のポケモンか。可愛い~☆」
チコ「・・・」
リオン「呆れないでよ・・・ほ、ほらいこっ!」
リオン「さて・・・着いた着いた~。うわ、結構時間かかったなあ。早くはいろっと。」
ポケモンじいさん「やあ、やっときたのか。ほれ、これじゃよ。不思議なポケモンのタマゴ!生まれるのはどうやらトゲピーのようじゃがな。」
リオン「分かるのならなぜウツギ博士に見せるのですか?」
ポケモンじいさん「うむ。そうなんじゃが・・・ポケモンのタマゴという完全な確証がなくてのう。
まだ、タマゴを産んだ瞬間というのが確認されたことがないんじゃよ。だからぜひウツギ君に見てもらいたいんじゃ。」
リオン「へぇ・・・(感動)分かりました!私が責任を持って届けます!」
???「ほう。君はそのタマゴにかなり興味があるのかね?」
リオン「え・・・?えあああ!!??なぜ、あのオーキド博士がいらっしゃるのですかぁぁ!?」
オーキド「ああ、ワシもこのタマゴを見せてもらっておったのじゃよ。それにしても・・・」
チコ「チコ?チコリ~♪」
オーキド「やはりな。君にかなり懐いておるなこのチコリータ。パートナーになってまだ1日目なのだろう?」
リオン「・・・・」
ポケモンじいさん「あ・・・そろそろ帰らないと日が暮れるぞ。送っていこうか?」
リオン「いいえ。大丈夫ですよ。」
オーキド「・・・あー、すまんがちとワシの頼みも聞いてもらえんかの?この図鑑を受け取ってもらいたいんじゃが。」
リオン「え?図鑑って、ポケモン図鑑ですよね!?私が貰ってもいいのですか?(興奮)」
オーキド「君の事はウツギ君から聞いていたんじゃ。かなり有望なトレーナー候補がおるとな。」
リオン「ぜ、ぜひやらせてください!完成するかわかんないけど・・・」
ポケモンじいさんの家の外
リオン「わ~~実感ないよぅ・・・うれしいなぁ」
その時、リオンのポケギアがけたたましく鳴り響いた。あわててとると・・・
ウツギ『リオンちゃん!?た、大変なんだ!!』
リオン「何が大変なんですか?何かあったんですか?落ち着いて・・・」
ウツギ『と、とにかくすぐにすぐに戻ってきて!!』
プツン。
リオン「・・・せっかちな人だなあ・・・でも何かあったのなら急いで戻らないと!」

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