ポケモン二次創作  【虹色の天空】  豆電球 /作



第五十章 ~前回は、四十九章まででしたよね!?よし!記録更新!~



ギンガ「え~っと・・・そのぅ・・・」
サトル(どうすんだよ!早くしないと、リオンが・・・)
???「インタビューは、我々がお答え致します。報道陣の皆々様。」
救世主キター!!いよっしゃぁぁ!!
ヒスイ「彼らは先程まで、極限の状態でバトルをしていました。体力は限界だと思われます。」
クレイ「それに、僕達の方が、皆様の疑問にスムーズに答えられると思いますしね。」
ギンガ「ヒスイさん、クレイさん!何故・・・」
ここで思い出す。ジムリーダー達が、自分達の応戦に来てくれていた事を。
ヒスイ(早く。リオンちゃんを、病院へ。)
クレイ(遅くなったが、ようやく役に立てそうだしな。ここは任せろ!)
どんなバトルよりも、考えようによっては面倒臭い事を引き受けてくれたのだ。
サトル「ギンガ、行くぞ!」
ギンガ「宜しくお願いします。」
リポーター4「ああ!待って!まだ話が・・・」
クレイ「さあて、行きますか。」
ヒスイ「では、一社ごとに質問をお願いします。」

ギンガ「何とか報道陣は撒けたな・・・で、病院はどこに・・・」
???「リオンちゃん!」
サトル「師匠!それに、ミナキさん!」
マツバ「良かった・・・無事で。本当に・・・」
ミナキ「で、病院に行きたいんだよな?」
ギンガ「はい、でも何処の病院に行けばよいのか・・・」
???「なら、協会直属の病院がある。そこにリオンを連れて行こう。」
???「会長!貴方は、マスコミ対応を・・・!」
サトル「シオン会長!山田さん!どうして・・・」
シオン「ああ・・・!リオン・・・良かった・・・・」
山田「会長・・・。」
ギンガ「サトル、この方達は?」
サトル「ポケモン協会会長のシオンさんと、部下の山田さん。2人共、リオンとは仕事仲間だぞ。」
シオン「して、リオンを背負っている君は、オーキド博士の養子の・・・」
ギンガ「ギンガ、と申します。詳しい話は、病院でしますので・・・」
シオン「ああそうだった!山田!車でリオン達を病院へ送り届けてくれ!俺は、修羅場に行ってくる。」
山田「畏まりましたー!」
ギンガ「え?ええ!?」
サトル「心配無えよ。さあ、行こうぜ。」

協会直属病院。
既にエンジュは、運び込まれたらしい。二人室へ案内された。
ベットにはエンジュが座っていて、相棒を撫でていた。いつの間にか、意識が回復したみたいだ。
隣のベットにリオンを横たわらせ、エンジュに向かう。
エンジュ「ギンガお兄ちゃん!サトルお兄ちゃん!リオンお姉ちゃん!・・・おかえり。」
ティア「お待ちしておりましたわ。ね、お兄様。」
ティアの傍に、美青年が立っていた。お兄様、と言う事は・・・
サトル「ラティオスか!すっげー!始めて見た!ティアと同じ事が出来るんだな!」
ギンガ「ティア、ご苦労様。初めまして、ラティオス。」
ラティオス(以下、ティオ)「・・・妹が、世話になったのである。」
サトル「我輩口調・・・!シスコン疑惑だ・・・」
ギンガ「ティア・・・ラティアスには、本当に世話になった。感謝しても仕切れないぐらいな。」
ティオ「・・・我輩らの前に現れたのは、その娘ではなかったようだな。思念体?と言ったか。」
ギンガ「ああ。リオンは、俺の親父のせいで何人もの思念体に分けられていたんだ。」
サトル「もう元通りなんだが、一気に四人分の記憶が混入して、パニックになったみたいだ、今の状態になっている。でも、心配は要らない。直に回復するだろうから。」
ティオ「そうか。では、ラティアスの役目は終わったのだな。では、帰るぞ、南の孤島へ。」
ティア「お兄様!ごめんなさい・・・私、もう少し人間として皆さんの旅に同行したいです・・・」
ティオ「駄目だ!今回だって、組織に攫われたであろう!外の世界は危険なのである!」
エンジュ「え~、あぶなかったら、お兄ちゃんたちがまもってくれるよ~?」
サトル「リオンが復活したら、それこそ最強だろうな・・・」
ギンガ「って事で、安全性に関しては絶対的な保証があるんだが・・・」
ティア「・・・お兄様、ダメでしょうか?」
出た。妹ビーム。兄属性に、160のダメージ!
ティオ「む・・・ラティアスが、そこまで言うのならば。いいだろう。」
ティア「お兄様・・・!」
ティオ「しかし!我輩も付いていくのである。折角、久しぶりにこの姿になった事だしな。」
ギンガ「あれ・・・?3人旅のはずが・・・」
サトル「俺達とエンジュちゃん、ティアとラティオス・・・6人旅だな。いや、4人と2匹旅か。」
エンジュ「いーじゃん!よろしくね!ティオ!」
ティオ「・・・?」
ティア「お兄様の、人間名ですわ。そのままでは目立ってしまいますし。」
ギンガ「ってことは・・・」
サトル「リオンが目を覚ましたら、このメンツで旅に出直すんだな。」
エンジュ「お姉ちゃんは、こんどはほんとうのことを、はなしてくれるよね。」
ティア「ええ。きっと。」
ティオ「我輩も、こやつには言いたい事がある。ホウオウ様、ルギア様から言い付かってきたのだ。」
サトル「ホウオウとルギアから?」
ギンガ「一体何なんだ?」
ティオ「ギンガ殿、お主も【伝エル者】であるな。では、先にギンガ殿に話をしようか。」
ギンガ「ああ。宜しく頼む。」