ポケモン二次創作 【虹色の天空】 豆電球 /作

【虹色の天空】プロローグ
・・・三年前、かつてカントー地方を拠点に活動していた、ロケット団が復活した。
目的は、ジョウトの伝説のポケモン、ルギア、ホウオウの力を使った世界征服・・・
その野望を打ち砕いたのは、金と銀の光だった。
【伝エル者】の力は、ポケモンと意思疎通が出来る物。長時間使用すれば、その者の身が危うくなる・・・
しかし、金と銀の光は臆する事も無く立ち向かい、勝利した。
現在、ポケモンリーグチャンピオンの座に就いている一人の少女。
彼女の瞳は、金・・・・・・
この物語はあの事件から、三年後の世界。
けたたましく、警報がリーグ内に鳴り響く。それは新たな事件の始まりを告げる合図だった・・・
スタッフ「非常事態です!!こんな事、リーグ開設以来ですっ!!!」
イツキ「嘘でしょ・・・?」
カリン「まさか・・・」
シバ「・・・」
キョウ「リーグ、チャンピオンが・・・誘拐された・・・」
彼らは四天王。チャンピオンに挑戦するトレーナーに対する、砦として挑戦者を迎える者達である。
リーグチャンピオンが普段、待機している部屋。室内には争った形跡は無い。
ただ、部屋に一つだけある大きな窓。外から割ったらしく、ガラスの破片が室内に散乱している。
そして・・・
チャンピオンの特徴であった、漆黒の長い髪。それが一房の束になって、平然と置かれていた・・・
用済みとしてではなく、まるでずっとそこにあったかのように、違和感が無いように。
更に、彼女の相棒達が入っているモンスターボールも何事も無かったように置かれていた。
それも、五つだけ・・・
イツキ「・・・信じられない。まさか、彼女が。」
シバ「しかし、なぜ彼女の特徴である髪を、現場に残したのだ?それに手持ちも・・・」
キョウ「警察からは、すぐに対策本部を設置し、総力を挙げて捜索すると連絡が入った。」
カリン「私達も、少しでも沢山の情報を集めないと!これは非常事態よ!」
キョウ「しかし、あまりにも不可解な点が多すぎるだろう・・・何故、争った形跡が無い?彼女の髪が切られて、室内にあるのだ・・・?それに、手持ちも一匹のみ連れて行っているのか・・・」
トウジョーの滝前
二人の人間が話し込んでいた。一人は前々回リーグチャンピオン、ワタル。
もう一人は翠色の瞳に、短い黒髪が印象的な、少年。
ワタル「・・・これで、良かったのか?」
???「はい。これでいいんです。すみません、ワタルさんを巻き込んでしまって。」
ワタル「それは構わないんだが。一体何をたくらんでいるのやら・・・」
???「それで、昨日渡した情報は見ましたか?」
ワタル「ああ。・・・しかし、しぶといな。あいつらまた復活か。本当にゴキブリのような生命力だな。」
???「それにしても、ワタルさんが言っていたように、実に動き辛いですね。」
ワタル「・・・それで、わざわざ。」
???「最初はそんな事無かったんですが・・・」
ワタル「よし、では君はカントーに向かってくれ。俺はジョウトに残る。」
???「はい。」
ワタル「しかし、手持ちが一匹とは随分寂しい出発だな。大丈夫か?」
???「皆、連れて行っては目立つじゃないですか。」
ワタル「よし、じゃあこのミニリュウを渡そう。前に渡せなかった、あのミニリュウだ。」
???「色々すみませんね。それでは、行きます。」
ワタル「おっと、確認確認。君の名前は?」
???「僕は・・・「キオン」ですよ。」
ワタル「よし。健闘を祈る。」
ワカバタウン
サトル「ああ!!どうしてこんな事に!!」
取り乱している少年(青年か?年齢的に)は、彼女の幼馴染である、サトル。
マツバ「サトルくん、落ち着いて!取り乱したって、あの子が戻ってくる訳じゃないんだ!」
ミナキ「気持ちは分かるが、今は落ち着くんだ!」
サトル「でも!でもっ!!」
リオン母「・・・大丈夫よ。あの子なら。私は信じてるわ。」
マツバ「ママさん・・・」
リオン母「ね?」
サトル「・・・俺、探しに行って来ます!」
ミナキ「一人じゃ危険だ!俺も行こう。二人の方が情報も集まりやすい。」
マツバ「俺も、教会に連絡を入れてそっちに行くよ。」
協会本部
シオン「・・・」
山田「か、会長・・・、チャンピオンが・・・」
シオン「分かっている。さっき、警察から連絡が入った。リーグの象徴であるチャンピオンが・・・」
山田「ゆ、誘拐された・・・。最初、聞き間違いかと思いました。」
シオン「・・・何か情報をつかみ次第、オレもすぐに捜索に向かう!」
山田「しかし、貴方は会長ですよ!やたらと動いてはいけないでしょう!分かってます!?」
シオン「・・・そういえば、部屋に髪が残されていたらしいな。と言う事は、今・・・」
山田「・・・周りが見えて無いですね。一人で突っ走らないで下さいよ。」
シオン「・・・」
山田「・・・聞いてます?」
登場人物
キオン(希音)=リオン(璃音)
漆黒の髪と(切ったものの、少し伸びた。)金の瞳。
力を消失させたいと思っていたが、事件をキッカケに考え直すようになった。
ただ、精神が不安定な為、現在は入院中である。(至って良好。)
エンジュ(縁寿)
キオンが、トキワの森で出会った少女。
少し明るめのダークブラウンのショートカットで、瞳の色は蒼。
ポケモンの体力を回復する力を持つ。
手持ちはピカチュウ(ピイ)ピッピ(フェリー) ディグダ(ダイちゃん)
サトル(聡流)
リオンの幼馴染。物凄く一途な子。(誰にかって?前作をご覧あ~れ~★)
花言葉に詳しいなど、結構女心は理解できる(らしい)
リクエスト祭にて、何か攫われた上に惚れられてる模様。(でも、あくまでも一途でヘタレ)
手持ちは、オーダイル、オオタチ、ピジョット、ワタッコ、マリルリ、ギャロップ
ギンガ(銀牙)
釈放され、オーキド博士の養子になったものの、母親と、サカキの帰りを待つ事にした。
紅い髪に銀の瞳で、リオンと同じく【伝エル者】。
最近、見舞いにアイリスを持ってくるなど、少しアピるようになった。
手持ちは、バクフーン、マニューラ、ジバコイル、ゲンガー、ドンカラス、フーディン
シオン(詩音)
ポケモン協会会長。何かとリオンの事を気にする。我慢弱い人。
それでも、会長としての威厳はある(オーラか?)
実力については、ワタル以上とも言われているとか、いないとか。
四天王
チャンピオンに挑戦するトレーナーに対する、砦として挑戦者を迎える者達。
イツキ(通称いっつん)エスパータイプの使い手。
シバ 格闘タイプの使い手。知り合い以外には無口になる、シャイな人。
キョウ 毒タイプの使い手。四天王の総代表。
カリン 四天王一番の実力の持ち主。悪タイプの使い手。
ワタル
前々回リーグチャンピオン。実力は計り知れない。
クレイ(紅黎)
前回リーグチャンピオン。ボ時、バトルハウスの管理人に復帰。
かなり強いが、熱くなりすぎるところが弱点。(リオンにも、そこを突かれた)
ヒスイ(翡翠)
現トキワジムリーダー。クレイとは、腐れ縁の幼馴染。いつも彼の愚痴を聞いているらしい。
トキワジム、ジムリーダーと、オーキド研究所の研究員を兼任している。
じーじ&コト&マイ
エンジュを連れて帰ろうとした人達。マイとコト(コトブキ)は姉弟です。
ミナキ
スイクンハンター(自称)。別名ストーカー。
サカキ
二十章でリオンを攫った男。ギンガの父親。(本人はクソ親父と呼んでいる。)
六年前、トキワジムのリーダーをしていた。(で、クレイに負けた。)
とことん悪だった筈なのに、リオンのせいで、腰が少し可哀想な事に・・・
コガネ
ミウタウンの町長かつ、大佐。(ロケット団内の階級)性格に裏表がある。
現在行方不明。
ナナシマ編のロケット団共
ボス 現在の所何もかも不明。
??? 福島弁でしゃべる(うまく出来てないかも)男。
マコ 現在のギャルっぽい女性。(って書いてるけど多分未成年。)
何かサトルを気に入ったっぽい。
プライベートと仕事でのスイッチは切り替えるタイプ。

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