イナイレ*最強姉弟参上?!*
作者/ 伊莉寿

第19話 合宿スタート&驚きの指示
~瑠璃花side
とうとう合宿が始まりました。
監督さんより、イナズマジャパンの選手さん達はかなり早く来ていて正直びっくりしました。
すごくやる気に溢れている…そんな気がしました。
私達(私と魁渡)もユニフォームを着て、マネージャーの方達の手伝いをしてました!選手の皆さんの体調チェックとか。
魁「!久道監督…」
瑠「あ、冬花さん…」
彼女は私に気付くと、小さく手を振った。私も振り返して微笑む。
監督さんは集合をかけ、全員を集めました。そして冬花さんを紹介。
冬「マネージャーなんてやった事ないから、上手く出来るか分からないけど…」
キャプテンが心配すんな!みたいに言ったりする会話からして、キャプテンの友達だったようで…
でも、覚えてない…そう考えた私の脳内に、ラティアの顔が思いだされた。
久「今のお前たちでは世界には通用しない。」
全「!」
全員が息を飲む。そんな中、私の弟はというと…
魁(うわ~、ストレートに言った~)
呆れたような顔をしていた。分からなくもないですが…すると監督さんが続ける。
久「なんだその顔は。まさか自分達が世界レベルだと思っていた訳ではあるまい。」
そう言って魁渡の顔を見られたように思ったのは、見間違いでしょうか^^;その見られた方はジッと見返していた。
でも、世界レベル…私はそれがどれ位なのか…マークさん達が世界レベルのお手本じゃないですか!!!このままだと予選で終わる可能性も出て来ましたイナズマジャパン!
あ、すっごく失礼な…何て事を!!!!
魁(瑠璃姉何考えてんだ、頭かきまくって…^^;)
久「先に言っておくが流星姉弟を予選に出す気は無い。」
全「…え?!」※一部除く
メテオなら予選は勝て…あれ?今少しばかり恐ろしく嬉しい言葉が聞こえた気が…そう思って周りを見ると、全員の視線が私と魁渡に集中していました。
瑠「…へ?」
鬼「監督、それはどういう…」
鬼道さんの言葉を遮り監督さんはさらに続ける。
久「それと鬼道、吹雪、豪炎寺、円堂。私はお前達をレギュラーだとは全く考えていない。」
吹雪さんが一瞬驚き、戸惑ったような表情をしました。実際私も名前を出されて現在混乱中なので人の事は言えませんが…
……といろいろ考えていたら監督さんの話は終わっていました^^;
そんな話の後だからでしょうか、練習は張り切っていたらしいです。
私と魁渡は見ていないので、分かりません。
魁「何で俺等は試合に出れないんですか。」
…何このドラマ的シーン。
校舎の影になる所で、私と魁渡、そして監督さんが話をする事に。話題はもちろん監督さんの「予選に出す気は無い」宣言。
久「お前達は強いと聞いた。だからだ。」
魁・瑠「…は?/え?」
え、え?強いから?私そんなに強くないですよ??!!!!
魁「いや、出して貰えないって所に突っ込めよ^^;」
久「FFIでは沢山の試合をする事になり、戦うごとに相手は強いチームになっていく。その時、その先お前達に頼ったプレーをするチームになってしまった場合。このチームの弱点は分かりやすくなり攻略も簡単にされてしまう。今までの戦いとは全く別格なのだからな。それに本戦に行った時殆どデータが無ければ勝ちやすくもなる。」
瑠「……」
そう…マーク達とのサッカーバトルで世界レベルは理解した。なかなか気が抜けないバトルで(体思い通りに動かなかったけど)すごいと思った。
フュイ達と試合やりたい…楽しい試合やりたい!その為には強くならなきゃ、このチームと一緒に強くならないといけない。
瑠「監督さん、これからよろしくお願いします!!」
この指示は、イナズマジャパンが予選を突破しないと50%以上意味が無くなる。だから、練習は皆さんのレベルアップを集中的にやらなければ!!
新たなる舞台と監督さんにチームメイト。
私の心は、楽しみに震えていた。

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