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*13*
サイクロンシャークはグランイーグル達を底の深い円形コロシアムへと連れていく
サイクロンシャーク
「バーストギアにはバーストギアのバトルフィールドがある...さぁ、戦おうグランイーグル、リボル...そしてヒーロー達!!」
グランイーグル
「...こうやって戦うのは初めてだが、オレは負けたくない!いくぞサイクロンシャーク!」
黒
「次の相手はマシーン系か、奴の攻撃をかわしながらのカウンターで攻める方針で行こう」
black
「ああそうそう今日はKARASAWA置いてきたから」
黒
「えっ」
サイクロンシャーク
「隙アリッ!!」
黒
「危なっ!」
サイクロンシャークは一目散に黒達の方へ突っ込んでくる!
たくっちスノー
「おい、まだスタートとか言ってないぞ!」
サイクロンシャーク
「そんな合図など必要ない!時間がないのでな!」
ダメタル
「フラッシュソード!」
たくっちスノー
「ブラックスプレッド!」
サイクロンシャーク
「遅い!」
サイクロンシャークはダメタル達の攻撃を難なく追い越しながら再度迫る!
ダメタル
「奴のスピードが俺たちの攻撃を遥かに上回っている!」
リボル
「あれだけの速さがあって、なんで壊し屋に...」
サイクロンシャーク
「行くぞグランイーグルッ!!シャアアアアーーーッ!!」
リボル
「来るぞイーグル!モーターを回せ!」
グランイーグル
「あ、ああ!!」ギュルルルルル!!
グランイーグルはサイクロンシャークと正面からぶつかり、火花を散らす!
サイクロンシャーク
「凄い馬力だ...あのマシン達とはずっと違う!それでこそグランイーグル!!」
グランイーグル
「サイクロンシャーク...オレはお前に聞きたいことがある!!」
グランイーグル
「半年前に作られたオレ達が、何故今更新品のオモチャとしてここに置かれたのかをお前は知っているのか!?」
サイクロンシャーク
「...お前もその事を疑問に思っていたか、しかしそれを知る必要はない」
グランイーグル
「何!?」
サイクロンシャーク
「何故なら勝つのは俺様だからだ!サイクロンアタァァァァック!!」
サイクロンシャークは突如回転し始め、勢いでグランイーグルは斜面に叩きつけられる!
グランイーグル
「うわっ!!」
紺
「イーグルさん!」
グランイーグル
「大丈夫だ...なんともない」
black
「驚いた...まさか自らの意思で回転するオモチャが存在するとは」
サイクロンシャーク
「アレを耐えたオモチャはお前が初めてだ...褒美としてもう一度だ!シャアアアアーーーッ!!」
白
「来るよ」
ダメタル
「白!お前が持っていた武器を奴に投げ付けてみろ!」
白
「なんで?」
ダメタル
「とにかく投げるんだ...俺の合図に合わせろ」
サイクロンシャーク
「シャアアアアーーーッ!!」
ダメタル
「1、2...」
白
「3」ビュンッ!
ダメタル
「待て、少し早い!」ビュンッ!
ダメタルはフラッシュソードを、白はバールのようなものをコロシアムに向けて投げ飛ばす
サイクロンシャーク
「もう一度くらえ!!サイクロンアタック!!」
グランイーグル
「くっ...」
サクッ
その時、柔らかいコロシアムに先ほど投げたバールのようなものとフラッシュソードが突き刺さる
グシッ!!
サイクロンシャーク
「ギャアアアッ!!」
プラスチック製のサイクロンシャークは鉄製のバールのような物に勢いよくぶつかり、武装がグシャグシャになる!
白
「ね?セーフでしょ」
ダメタル
「悔しいが...成功しただけに文句も言えない」
グランイーグル
「今だ!」
グランイーグルの表面アームが鳥の爪のように変形しサイクロンシャークを掴む!
リボル
「グランイーグルにあんな機能が!?」
グランイーグル
「うおおおおおおお!!オレは勝つっ!!!」ガリガリガリガリ!!
サイクロンシャーク
「うおおおおおおおお!!」
捕まれたシャークは走ることも出来ずコロシアムの斜面に削るように叩きつけられる!!
black
「主人公機のやることじゃない」
紺
「いけません!このままでは完全に壊れてしまいます!」
リボル
「イーグル、止まるんだ!!」
グランイーグル
「...え?」
リボル
「サイクロンシャークは...もう戦えない!!見ろ!」
サイクロンシャークは斜面に抉られタイヤは潰れ、フレームは削られシールはズタズタになっていた
サイクロンシャーク
「...分かっただろう、俺達がどんなオモチャなのか...なぁ、同胞」