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*142*
亜区里
「何故親が子供にオモチャを与えるか知ってるか...?」
【そんなの、喜ぶからだろ?】
亜区里
「そうだ、喜ぶだろう、子供が喜ぶから親は金を払い、子供にオモチャを与える」
亜区里
「楽しいオモチャ、面白いオモチャ、盛り上がるオモチャ」
亜区里
「それらを買って、子供達は楽しみ、笑顔になる...そして、笑顔の対価として会社に売り上げが戻ってくる」
亜区里
「そしてワシら職人はその売り上げで、また新たな楽しいオモチャを作る」
亜区里
「ウールヴィアはワシが作ったものではないが、似たような意思を持ち作られた商品だ」
ガング
「...?」
亜区里
「オモチャとは人を笑顔にするためにある、ワシらオモチャ職人は笑顔を売って商売していると言っても過言ではない!」
亜区里
「オモチャは喜ばれる儲かる、ワシが金を大事にするのは、再び客の笑顔に応える為だ!!」
亜区里
「だが貴様はオモチャを作る上で...子供の顔ではなく、親の財布ばかりを重点的に見るようになった」
亜区里
「貴様は金を払わせることに集点を起き、すぐに壊れるオモチャや多数買うことを要求するオモチャ、つまらないオモチャを次々と売り出した!!」
亜区里
「金ばかり見て子供の喜ぶことも分からない貴様に、オモチャを作る資格などないのだッ!!!」
【...なんだよ、なんだよ!!笑顔を売るって!!】
【お金を見て何が悪い...?オモチャなんて結局モノにすぎないんだ!!】
【モノを売るのは俺の仕事だ!何をしたっていいだろう!!】
亜区里
「...フン、言っても聞かんか、まあ分かりきっていたが」
メタルポリタン
「...後は、俺たちの仕事だ」
ザンシャイン
「亜区里富男...よくも私達オモチャをコケにしてくれたな!」
【黙れ!売り物の分際で!おとなしくデパートの棚に佇んでいればいいものを!お前だってオモチャなんだ!!俺に遊ばれてればいいんだ!】
メタルポリタン
「亜区里富男!俺は...俺たちはお前のオモチャじゃない!!」
ザンシャイン
「私達は...私達を愛してくれる皆の為のオモチャだ!」
亜区里
「...よくぞいった!お前達はいいオモチャだ!!」
「...どうやら真の敵は味方にあったようだな」
たくっちスノー
「あっ...この声は!!」
【ば、バカな...なんで奴が!?】
エストパルク
「エストパルクキーックッ!!」
天井からエストパルクが現れ、ビルドダイダイガーの右足を破壊する
メタルポリタン
「エストパルク!無事だったのか!!」
エストパルク
「ああ...なんとかね」
ファットマン
「皆、大丈夫?」
イクサー3
「...うそ、ファットマン!?」
ファットマン
「俺、体崩れなくなった...体真っ黒...」
たくっちスノー
「ああ、上手くいったか...」
イクサー1
「どういうこと?」
たくっちスノー
「もしもの為にマガイモノ成分を入れておいたんだ、ゴミの塊だからもしかしたらと思ってね」
イクサー3
「...よかったぁ!!」
エストパルク
「そうか...ファットマンは瓦礫の下敷きになっていた私を助けてくれたんだ」
ファットマン
「皆も どかした!」
black
「ああ...あの件では助かったぞ、ファットマン」
エストパルク
「さて、ミスター亜区里...私達オモチャを裏切った罪は重いぞ?」
ファットマン
「お前、エストパルクの敵!!俺お前倒す!!」
【お、おのれ...俺は、お前達なんかにいいいいいいっ!!】
イクサー1
「...これは!」
イクサー3
「どうしたの、お姉様」
イクサー1
「よく見なさい...人形からエネルギーが」
イクサー3
「...あっ!!」
ダンボールから、人形から...オーラのようなものが溢れ、メタルポリタン達オモチャとイクサーに吸収されていく
エストパルク
「これは...力がみなぎる!」
ザンシャイン
「人間達が...私達に力を貸しているのか!」
イクサー1
「まさか...シンクロ?全ての人間達と、シンクロしている...?」
イクサー3
「そんな事が出来るなんて...!!」
メタルポリタン
「市民が俺たちに力を貸しているわけか...それなら」
メタルポリタン
「ヒーローが、負けるわけにはいかないよなぁ!!」
メタルポリタン達は力を解放したように構えをとる
イクサー1
「この力は一時的な物...しかしあれを倒すのには充分です!」
メタルポリタン
「覚悟しろ!お前を...鋼鉄の刑法の名の元に死刑執行を命ずる!」