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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*15*

【第三話】
『究極のノレネカ印!調味料を取り戻せ』

サビィ
「そうか、そんなことがあったのか、可哀想に...」

black
「オモチャとして満足に生きられない存在...か」

たくっちスノー
「僕ら生き物からしたら重い病気に掛かったような物だよな...」

サビィ
「ただ人生を全うしたかっただけ、サイクロンシャークはアレで満足したんすかねぇ...」

ダメタル
「...俺達には分からないさ」

サビィ
「ともかくお疲れさまっす、で次は...」

(ギュルルルルルル)

サビィ
「なんすかこの音」

black
「腹が鳴ったんだろ」

たくっちスノー
「そういやもうお昼時だからな...誰?」


「普通に考えて黒じゃないの」


「何をどう普通に考えて私になるんだ」パンッ!

【あーすまない、私だ】

black
「古参なのに出番が三話からってやばくね?」

たくっちスノー
「なんかすいません...ステルス解除!」

ステルスが解除され、黒達より一回り大きい女性が具現化されていく


「ゾンビ娘さん!」

ゾンビ娘
「出番が遅いのは別にいい、そんなことより私は腹が減ったのだが」

ダメタル
「急に言われてもな」

サビィ
「ヒーローソーセージしかないよ」

ゾンビ娘
「ソーセージじゃ腹は満たされん、ここら辺に飲食街はあるのか」

サビィ
「んー、あるっちゃあるけど...」

ダメタル
「ランチビレッジの事か」

ゾンビ娘
「ランチビレッジとやらに行けば飯にありつけるわけか、それじゃあ行くぞ」


「あ、待ってくださいゾンビ娘さん、ボクもお供します」

サビィ
「あっ、ちょっ待って!!」

サビィの話を聞き流し、ゾンビ娘と紺はアジトを抜けていった

サビィ
「あーもう話の途中なのに...」

black
「すまない、空腹時はいつもあんな感じなんだ」

サビィ
「今ランチビレッジに行ってもまともな飯は出ないと思うんだけどなぁ...」

ダメタル
「何かあったのか?」

サビィ
「いい出来事と悪い出来事、どっちから聞きたいっすか?」

ダメタル
「どうする?」


「先に悪いほうから聞いておこう」

サビィ
「...最近、ランチビレッジで泥棒が入ってるらしいっすよ」

ダメタル
「泥棒?」

サビィ
「ええ、どうやら調味料泥棒のようでさ...泥棒のせいで材料が足りず殆どの店が閉まってるんすよ」


「調味料?なんでそんなものを...」

サビィ
「グルメの村っすからねぇ~調味料でも高く売れるんじゃないっすか?」


「ふーん...で、良いニュースは?何さ」

サビィ
「今日はパイツァ・チキン社長、ノレネカ・ファーザー氏の誕生日!」

black
「誕生日?オモチャなら製造日じゃないのか?」

ダメタル
「いや、ノレネカ氏は実在の人物を元にしたオモチャだから誕生日でいいんだ」

サビィ
「で、それを記念した誕生日パーティーが毎年あるんすけど...ま、このままじゃ今年は中止だねぇ?」

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