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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*25*

イクサー1
「ここは私の世界とは違うと?」

たくっちスノー
「...そうですね、目的があってここに来た自分達と違って、何故貴方がいるのかはこちらとしても分かりませんが」


「たくっちスノー、うp主によればあんたは時空監理局という職業をしていたのだろう?ならこういう事例に覚えがあるはずだ」

たくっちスノー
「まあね、時空は広いから時々穴が開くことがある、その穴から異界の人間が送られたり飛び出したりすることがある」


「ブラックホールみたいなものか」

たくっちスノー
「どっちかというと神隠しに近いものがあるね」

ゾンビ娘
「監理局ならそういうの止めるんじゃないのか?」

たくっちスノー
「その...監理局はもう無いんだ」

ゾンビ娘
「えっ」

たくっちスノー
「ま、まぁその話は後々!!...そんなわけで今の自分には貴方を送る力が無くて...すみません」

イクサー1
「いえ、お気になさらずに」

ゾンビ娘
「待て、ならどうやってこの世界を特定し」

たくっちスノー
「うーん...時空関連か、もしかしたらメタルポリタンが自分を呼んだのと何か関係しているのも」

ダメタル
「その俺はイクサー1が来ることを分かっていたと?」

たくっちスノー
「ああ、きっととんでもない事が起こるよ...だって、自分だけじゃなくて、自分の元になったblackさん達も呼んでるんだし」

black
「うーん、私も早く実況動画上げないといけないのに...」

たくっちスノー
「数ヵ月くらい間が空いてましたもんね」

ダメタル
「...それで時空監理局?イクサー1はどうする?」

たくっちスノー
「この件が解決するまでここに居てもらうしかないな...」

イクサー1
「...しかし、私の世界では今でも」

たくっちスノー
「あ、あの件でしたら心配ありませんよ、時空には特別な働きがありまして、別世界同士の時間は連動していないんです」

イクサー1
「と言うと?」

たくっちスノー
「極端な例ですがこの世界の一日は、貴方の世界の一秒にもならないでしょう」


「適当言ってるんじゃないだろうな」

たくっちスノー
「この座標だと大体これくらいだって」

イクサー1
「...本当にそうなら、良いですけど」

ダメタル
「いきなりここに来られて、信じろと言われても無理なのは分かっている」

たくっちスノー
「だけど...すでに元が付いた職業とはいえ、僕らにも【責任】というものがある...出来るかぎり最大限フォローします」

イクサー1
「ええ...」

ダメタル
「さて、これからどうするか...」

話を終えた後、ドア越しからサビィの声が

「先輩、怪盗ボーイの居所を突き止めたっすよ、メダベガスっす」

ダメタル
「メダベガス...マフィアやゴロツキが多いと言われているあそこか」

たくっちスノー
「都会か...やっぱり遠いのか?」

ダメタル
「ああ、この辺りの平原を抜け、港町へ行く...そこから船に乗っていけばメダベガスに着くだろう」


「待て、船と言ったか、船を使わないとメダベガスに行けないのか」

ダメタル
「そうだが?」


「ま、まずい...この世界にはレイヴンもリンクスもいない」

たくっちスノー
「そういえばblackさんから前に聞いたんですけど、貴方乗り物酔いしやすいんでしたっけ」


「じゃあ黒だけ留守番って事で」

たくっちスノー
「いや、自分が運ぶよ...肉体を変えれば海に浮かぶことぐらいは出来る」


「大丈夫?白めっちゃ重た」

ググキッ

たくっちスノー
「漫才はいいから!まず港町に行きますよ!」

ダメタル
「というか金あるのか?」

たくっちスノー
「...いくらかかるの?」

ダメタル
「一人につき1200紙幣」

たくっちスノー
「たっか!!」


「紺の持ってるアイテムを換金すればいいんじゃないの」

たくっちスノー
「あ、それもそうか」

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