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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*44*

そして...

black
「なるほど、黄と縁は君が作ったのか」

ガング
「黄と縁?そんな名前があったんだ」

たくっちスノー
「名付けてもいなかったのか...」

ガング
「名前をつける前にどこかに行っちゃったんだよ...」

たくっちスノー
「君のオモチャは元気だからね」


「てか、こんなのにも友人とか居るんだな」

たくっちスノー
「失敬な!居るよ普通に!」

イクサー1
「彼とはどのような関係で?」

たくっちスノー
「ああ、ガング君はまだ僕が時空監理局だったころに、うちのマガイモノ達にオモチャを与えてくれたことをきっかけに仲良くなったんだ」

たくっちスノー
「ガング君は他にも貧しい子供達のためにオモチャを作って時空を飛び回っているんだよ」

ガング
「僕は別に対したことはしてないよ」

ダメタル
「なるほど...確かにたくっちスノーが言ってたような善人のマガイモノメイカーも居るわけか」

菖蒲
「作ったマガイモノは結構生意気だったけどな」


「生まれて一日しか経っていませんしこれから良くしていけばいいんですよ」

ガング
「ごめんね」

たくっちスノー
「謝るのはこっちだよ、激昂して彼女の首を絞めてしまうなんて...」

ダメタル
「オモチャ職人...俺たちオモチャからすれば親にも等しい存在だ、まさか会えるなんて思わなかったよ」

ガング
「君は何のオモチャか分からないけど、デザインした人の愛が込められてる事はよーくわかるよ」

ダメタル
「ふっ、そうか...そんな誉め言葉は初めてだ」

菖蒲
「それで、なんでオモチャの世界に職人が居るんだ?」

ガング
「ティー君と大体同じだよ」

たくっちスノー
「え、なんで僕と?」

ガング
「君のことだから、誰かに頼まれて別世界に居るんでしょ?」

black
「なるほど、あいつの友人なだけあってよく分かってるな」

たくっちスノー
「うん、実は事件絡みでね...その口振りからして君も誰かに頼まれて?」

ガング
「うん、実は...」

『主様、主様...』

突然、時空の渦が現れ、中からブリキ製の青色のオモチャが現れる

たくっちスノー
「ブリキ君じゃないか!」

black
「あれもマガイモノ玩具か?」

たくっちスノー
「ブリキ君は高性能AIを付けただけの普通のオモチャだよ」

ブリキ28号
『アッ...ティー様、ご無沙汰しております』

ガング
「で、ブリキ君...何か用?」

ブリキ28号
『あの方がいらっしゃいました』

たくっちスノー
「あ、あの方?」

ガング
「あー、うん、それがね...」

「どけ!このぽんこつ!」

ブリキ28号
『アアアアア、押すなオイボレ』

ブリキ28号が慌てて飛び出すと、中から高級そうなスーツを来た老人が飛び出す


「あー...まったく、あのポンコツにはどんな教育をしやがったんじゃまったく...」

たくっちスノー
「...ガング君、彼は?」

ガング
「オモチャ会社の社長だよ、確か...マイスマイル社、だったかなぁ?」

ダメタル
「マイスマイル社だと!?」

メタルは数日前の事を思い出す


「マイスマイル社」それは...あのバーストギアの販売及び設計した会社である


ダメタル
(たくっちスノー、あれは...)

たくっちスノー
(...ええっ!?)

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