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引きニート感情論 完
作者: 火羅 ◆t2Fwfd0vJs  (総ページ数: 115ページ)
関連タグ: ドラクエ 二次創作 重なる世界続編 
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終章引きニート感情論

「なるほど、素晴らしい。ケフフ。」
「っ!?何処だ!!」
どれほど憎んだか、殺してやりたい声。
学李がいるっ!!
「まぁ、落ち着け。ひとまずは自己紹介をしよう。戒学李。邪学者なんて物騒な異名をもっとるおいぼれじゃよ。」
自己紹介に対し、無視はできない・・・。
「僕は雨祢氷見弥。あんたが、どんくらい知ってるかは別だが、一つ言えることがある。」
息を吸い込み怒鳴る。
「姿を見せて僕に殺されろっ!!爺っ!!」
室内に声は響きわたる。それでも、姿は見えない。
「ケフフ、威勢が良い。素晴らしいことだな、希代の賢人の息子らしい。あの男が生きているようじゃ。ケフフ、ケフフフフフフ!!」
乾いた笑い声は響きわたる。待ち望んでいたかのように・・・。
「あの短歌、‘てをだすな’なんて暗号出して。大した自信だ。後悔させてやる!!」
これが決戦。
引きニート対邪学者。
雨祢氷見弥対戒学李
知識と策略が、
交差する。

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