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「第48話VS四天王オーバ!」パート1
アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ムクホーク、ストライク、スカタンク、エムリット
キクノを倒したアイコはエレベーターに乗って次の階へ入った。そこでは赤いアフロの髪をした男、あのオーバが待っていた。だがよく見るとオーバは後ろを向いていてアイコがいるのに気づいていないような素振りを見せた。
「あの、オーバさん・・・」
アイコは恐る恐る声をかけた。
「来た・・・、来たな、遂に来たな!いやっほう!」
オーバは高いテンションで振り返っていつもの眩しい笑顔を見せた。それと同時に部屋の燭台から炎が吹き上がった。
「キミならここまで来ると思っていたぜ。まさかの予感の的中にこの俺も驚いた!さあて、能書きはここまでだ。デンジに打ち勝った君と君のポケモンの熱い魂、俺達にぶつけてくれ!」
バトルが始まった。オーバはボールを投げてミミロップを繰り出して来た。
「行くよ」
アイコは一番手としてストライクで挑んだ。
「ストちゃん、シザークロス!」
「ストラーイク!」
アイコの指示でストライクはでんこうせっかで接近してシザークロスに出た。
「ミミロップ!」
「ミュン!」
オーバが指示を出すと、ミミロップは両手の指の間を開いて白羽取りをしてシザークロスを防いだ。
「え!」
「ストライク?!」
アイコ達が驚きを隠せなかった。ミミロップはサマーソルトキックで弾いてとびげりでストライクを怯ませた。
「ミミロップ、れんぞくパンチだ!」
「ミュン!」
オーバの指示でミミロップは接近してれんぞくパンチに出た。ストライクは鎌を盾にしてこれをガードした。
「スカイアッパーだ!」
しかし、ミミロップのスカイアッパーで振りほどかれて、ほのおのパンチを直撃してしまった。
「ミュン!」
ストライクが怯んだ所でミミロップは背後に廻ってストライクを羽交い絞めにした。
「ストちゃん、投げ飛ばすのよ!」
「ストライク!」
アイコの指示でストライクは背負い投げに出た。しかしミミロップは転ぶことなく着地してストライクを投げ返した。
「ミミロップ、ほのおのパンチで打ちのめせ!」
「ミューン!」
ミミロップは両手の拳に炎を溜めてほのおのパンチを振るって接近してきた。
「ストちゃん、いつものあれで行こう!」
「ストライク!」
アイコの言葉にストライクはその通りにしようと相槌を打った。ストライクはつるぎのまいをして踊り始めた。
「ミュ、ミューン?」
ミミロップは、何をしているのだ、と首をかしげたがすぐに決めようとほのおのパンチに出た。これにストライクは踊りながら回転してかわし、羽ばたきながらジャンプしてかわし、決めポーズを取った。
「ミューン、ミューン」
ミミロップはすごいダンスと拍手した。
「おーすご、じゃなくてミミロップ、今だ、とびはねるだぜ!」
「ミュ、ミューン!」
ミミロップはハッとして大ジャンプしてとびはねるをした。そしてストライク目掛けて急降下した。
「ストちゃん、かげぶんしん!」
アイコの合図でストライクはギリギリの所でかげぶんしんをしてミミロップのとびはねるをかわした。
「シザークロス!」
そしてシザークロスをしてミミロップに大ダメージを与えた。今のが決め手となってミミロップは力尽きた。
「戻れ、ミミロップ。やるねー、アイコちゃん。強い、強いぜ。今度はこいつで行くぜ!」
オーバはボールを投げてハガネールを繰り出して来た。
「行くよ、スカちゃん!」
アイコはストライクを戻してスカタンクを出した・・・。
パート2に続く・・・。