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「第49話VS四天王ゴヨウ!」パート1
アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ムクホーク、ストライク、スカタンク、エムリット
四天王オーバに勝利したアイコは四天王最後の階に到着した。
「?」
そこでは、ステージの中央で一人のワインレッド色のスーツに紫の髪の眼鏡をかけた男が椅子に腰掛けて読書をしていた。
「来ましたか・・」
男はアイコの存在に気づいたようで本をパタンと畳んで椅子において立ち上がった。
「丁度、本を読み終えたところです。では改めて自己紹介を。私は四天王のゴヨウ、エスパータイプの使い手です。ここまで来るとは中々の実力者のようで。四天王、最後の壁である私が全力で相手をしましょう」
ゴヨウがボールを手に取ると、アイコもボールを手にした。まずゴヨウがバリヤードを繰り出して来た。
「行くよ、ムクちゃん!」
アイコはボールを投げてムクホークで挑んだ。
「ムクちゃん、ブレイブバードよ!」
「ピーっ!」
アイコの指示でムクホークがブレイブバードで突進攻撃に出た。
「ではこちらも、リフレクターです」
ゴヨウが指示を出すとバリヤードはリフレクターを張ってムクホークの攻撃を防いだ。ムクホークは宙返りをして再びブレイブバードに出た。
「バリヤード、バリヤーで囲みなさい」
「バリバリバリーっ!」
ゴヨウが指示を出すと、バリヤードは次々とバリヤーを作り出した。バリヤーは四角い壁を作ってムクホークを閉じ込めた。
「え、ムクちゃん?!」
「これも作戦の内、バリヤード!」
「バリ〜っ!!」
ゴヨウの指示でバリヤードはねんりきをした。すると、バリヤーの中から10まんボルトが一斉に流れてムクホークに大ダメージを与えた。バリヤーは外れて、ムクホークは地面に落下して力尽きた。
「ムクちゃん、ごめん・・」
「さあ、次はどうしますか?」
「この人、強い・・!でも、負けない。スカタンクちゃん!」
アイコはムクホークをボールに戻すと、次にスカタンクを出した。
「スカーン、スカーっ!」
「スカタンクちゃん、行くよ!」
「ほう、どく・あくタイプで来ましたか。これは分が悪いですね。ですがその劣勢を覆すのが四天王、バリヤード、10まんボルトです!」
「ビリビリビリビリ!」
バリヤードはゴヨウの指示で10まんボルトを飛ばして来た。スカタンクはこれを避けながら進んでつじぎりに出た。
「つじぎりよ!」
「甘い、リフレクターです!」
スカタンクの攻撃はバリヤードにリフレクターでガードされた。次にきりさくに出たが、これもリフレクターでガードされた。
「バリヤーです!」
「バリバリ!」
ゴヨウの指示でバリヤードが再びバリヤーを貼り付けてきた。今度は自分とスカタンクをバリヤーの中に囲んでスカタンクを逃げられないようにした。
「さあ、逃げられませんよ、どうします?」
ゴヨウがどう戦うと問いかけると、アイコは迷わずスカタンクに指示を出した。
「スカタンクちゃん、えんまくよ!」
「スカーン!」
アイコの指示でスカタンクはえんまくを飛ばした。バリヤーの中が煙で覆われて見えなくなった。
「まさか!」
ゴヨウの不安が的中した。えんまくの中ではバリヤードは視界が見えず、スカタンクの姿を探すのに精一杯だった。スカタンクは見えないところからつじぎりをして攻撃した。
「スカーン!」
そして最後にどくづきをして、バリヤードを攻撃した。バリヤーが砕けて煙が上がると、バリヤードは力尽き、スカタンクが会心の一声を上げていた。
「よし!」
「さすがは、お強い。では、これはどうでしょうか?」
ゴヨウはバリヤードを戻して、キリンリキを繰り出して来た・・・。
パート2に続く・・・。