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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第21話ヨスガジム、VSメリッサ」パート1
 
アイコ現在の手持ち
モウカザル、ムクバード、ゴルバット、スカタンク、フワライド、トゲピー(手持ち変更)

 ヨスガシティで起きていた神隠し事件を無事解決したあと、アイコはヨスガジムに入った。ジムではメリッサが待っている。入ってまず、ある看板が目に付いた。
「これ、何かしら?」
 アイコが目をやると、看板には「12+28はいくつ?」と書かれていて下に答えらしき数字が三つ書かれていた。
「これは簡単よ」
 アイコは自信満々で40の答えの扉に入っていった。部屋にはまた看板が、見てみると、「正解」の文字が書かれていた。そのあとライトを持ったトレーナーたちがたむろしている暗闇の部屋を通り抜けて、メリッサのいるステージに到着した。
「おーほっほっほ!」
 到着早々、メリッサの高笑いが広がった。
「お待ちしていまーしタよ、アイコさん、私、このシンオウ地方に来て、いろいろ勉強シタ。そしたらジムリーダーになりましたー。さ、勝負シマショ」
 バトルの合図がなった。メリッサはボールを投げて、一番手のヨマワルを繰り出してきた。
「行くわよ、モウカちゃん!」
 アイコはモウカザルを繰り出してこれに挑んだ。
「ヨマワル、かげぶんしんねー!」
 メリッサの指示でヨマワルはかげぶんしんをしてモウカザルを取り囲んだ。
「モウカちゃん、ジャンプ!」
 アイコの指示でモウカザルはジャンプした。そして回転して火の粉を連射させてヨマワルの分身を消すと同時にダメージを与えた。
「やりますネー、ヨマワル、オハコをミセマショ」
 メリッサが言うと、ヨマワルは一回り大きいシャドーボールを作った。ただ作ったのではない。ヨマワルはシャドーボールの中へと入っていった。ヨマワルの入った暗黒のボールは意志を持ったように動き出しモウカザルにたいあたりをした。
「モカ!?」
 シャドーボールは連続的にたいあたりをしてモウカザルを攻撃し、モウカザルをプレスして押さえつけた。
「モカ、モカ!」
 モウカザルはパンチをして、自分に乗っているシャドーボールを壊そうとする。しかしボールからヨマワルが現れ、みちずれをしてモウカザルをボールの中へと引きずり込んでしまった。
「モウカちゃん!」
「さーて、おサルさん、どう出ますー?」
 アイコは心配した。一方、モウカザルはボールの中で闇の力に苦しんでいた。シャドーボールの暗黒の力に苦しみ悶えていた。力なく倒れようとしたとき、何かが聞こえてきた。
(諦めないで!)
 アイコの声だった。モウカザルは立ち上がると、体中に炎のエネルギーを生み出してフレアドライブを発動させた。内からの異なるエネルギーにヨマワルが苦しみ始めた。シャドーボールは炎がうごめいて、遂に爆発四散してしまった。
「ワッツ?」
「・・・・」
 煙が晴れたあと、そこには黒焦げで立っているモウカザルと、しおれて倒れているヨマワルがいた。
「オー、やりますネー?」
「やった!」
 メリッサはヨマワルをボールに戻した。幸先のいい勝利だが、アイコのモウカザルは、エネルギーを使い果たして、ばったりと倒れてしまった。戦闘の続行は不可能である。
「よく頑張ったわ。ゆっくり休んで・・」
 アイコはモウカザルを戻して休ませることにした。メリッサは二番手にサマヨールを繰り出してきた。アイコは・・・。

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