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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第21話ヨスガジム、VSメリッサ」パート3

アイコ現在の手持ち
モウカザル(スタミナ切れ)、ムクバード(やけど)、スカタンク(ひんし)、ゴルバット、フワライド、トゲピー

 第2戦、サマヨール相手に苦戦を強いられたアイコだったが、スカタンクの捨て身の技で何とかサマヨールを倒したアイコたち。バトルは最終戦を迎えていた。
「エアカッターっ!」
「キッキ!」
 アイコの指示でゴルバットがエアカッターを飛ばすと、ゲンガーはメリッサの指示でシャドーボールをマシンガンのように連射してこれを相殺した。
「ゲンガー、くろいまなざしデース!」
「ゲンガー!」
 ゲンガーはくろいまなざしをして、ゴルバットを逃げられなくした。そして10まんボルトをを放って、ゴルバットを攻撃した。ゴルバットはこれを避けきれず直撃した墜落した。
「う、ゴルちゃん、戻って!」
 アイコは力尽きたゴルバットをボールを戻した。モウカザルはスタミナ切れで戦えない。ムクバードはやけどを負っており、スカタンクもひんしで戦うことは出来ない。
「フワちゃん、頼んだわよ!」
 アイコは捕まえたばかりのフワライドをバトルに出した。
「それで来ましたかー、ではゲンガー、シャドーボールデース、マシンガン、ゴーっ!」
 メリッサの指示でゲンガーはシャドーボールをマシンガンにしてフワライドに放った。
「フワちゃん、たくわえる!」
「フワーン!」
 アイコの指示でフワライドはたくわえるをして、ゲンガーの飛ばしたシャドーボールをすべて吸収した。
「ンガガ?!」
 ゲンガーが驚いている隙を突いてフワライドは触手でゲンガーを掴んで空高く飛んだ。ゲンガーを投げ飛ばそうとしたが、
「ゲンガーっ!!」
 ゲンガーが体中から電撃を放って10まんボルトをしてフワライドを攻撃した。ひこうタイプであるフワライドにはかなりのダメージとなり、落下した。フワライドはシャドーボールを放ったが、ゲンガーはこれを掴んだ。エネルギーを溜めて特大のシャドーボールを作ると、それをフワライドに投げ飛ばした。
「フワーン!!」
 今のはかなりのダメージとなりフワライドはすっかりグロッキー状態になってしまった。アイコは追い詰められた。もう頼れるのはフワライドしかいない。しかし今の状態ではいつやられてもおかしくない。フワライドを元気にさせる方法はないのか。
 その時、アイコは思い出した。タマゴから生まれたトゲピーがフワライドを救ったことを。
「フワちゃん、こっちを見て!」
 アイコはフワライドを呼びかけた。フワライドが振り向くとアイコはトゲピーを抱えていた。彼の心を救ったトゲピーを見せればやる気を出してくれるかもしれないと、アイコがボールから出したのだ。
「頑張って、ほら、トゲピーちゃんも見てるわよ!」
 アイコの腕に抱かれて、トゲピーは手を振っていた。それを見たフワライドは俄然やる気を出した。目に炎を出してスタミナを高めると、ゲンガーにあやしいかぜを放って攻撃した。追加効果でフワライドは全能力を上げた。
「ワーオ、ベイビーポケモンの応援だけでこんな、ゲンガー!」
 メリッサの指示でゲンガーは10まんボルトに出ようとした。フワライドはこれをかわすと、シャドーダイブをしてゲンガーを攻撃した。
「ンガー・・・」
 今のが決め手となり、ゲンガーは力尽きた。
「はあー、やったーっ!」
 アイコはトゲピーを抱えたまま跳んで喜んだ。辛勝ではあったが、見事にメリッサに逆転勝利したのである。フワライドが大急ぎで駆け寄って、アイコたちを抱きかかえた。それを見てメリッサは何故自分が負けたのかわかったような気がした。
(あなたたちの絆がワタシたちを上回ったようデスね。あせらず、一歩一歩強くなってくださーい・・・)
 メリッサは自分に勝った証としてレリックバッジを渡すのだった・・・。

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