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「第26話トバリシティ、マキシマム仮面登場!」
アイコ現在の手持ち
モウカザル、フワライド、トゲピー、ベトベター、ストライク、ムクバード
ズイタウンでの激しい激闘のあと、アイコたちは降り注ぐ雨の中を超えて、次の街に到着した。
「ふう、やっと着いたね」
アイコは額に着いた雨の雫を拭ってトバリの町並みを見た。
「ありがとう、フワちゃん」
街に来てすぐ、フワライドにお礼を言った。道中、フワライドが傘の代わりになってくれたからだ。フワライドはびしょびしょになっていたがアイコに感謝されて心が嬉しくなった。モウカザルが乾かそうとして火をフワライドに近づけるとフワライドが燃えてしまうわと怒って風を吹いてモウカザルの顔を黒焦げにした。
「ふふ、さてと、ちょっとデパートにでも行こうかな」
アイコは観光でデパートに入った。トバリシティにはショップの代わりにデパートがあってボールやキズぐすり、戦闘用のアイテムもすべて売ってある。アイコが店を歩いていると、フワライドが何かをじっと見ていた。それは棚に陳列してあるトゲピーのドールだった。大きさもトゲピーとおなじくらいである。
「フワちゃん、欲しいの?」
アイコが言うとフワライドはもじもじして何も言えないでいた。欲しいけれどそれを中々言えないのだ。
「ちょっと待っててね」
アイコはトゲピーのドールを手に持つとそれを店員のいるレジに言って買ってあげた。
「はい、大事にしてね」
アイコはトゲピーのドールをフワライドに渡してあげた。フワライドは嬉しかったのか体を膨らませて小躍りした。トゲピーは自分と同じ人形を見て目を丸くして驚いていた。
「さて、くすりもボールも買ったし、どうしようかな?」
アイコは冒険の準備をして両手を上げて背伸びをした。目を開けるとあるものが目に映った。それは、Gと言うイニシャルマークの着いたビルの建物だった。近くに倉庫やらが建てられていた。Gと言えばギンガ団のマークである。
「まさかここにも・・・なんて」
アイコは自分の不安が思い過ごしであって欲しいと心から思った。その時、
「リンーグーは俺の海ー♪荒れる海原大波小波ーっ、マックス!マックス!マキシマム!マックス!マックス!マキシマム!ウォーターストリームすべてを飲み込み流し去る!炎を消しされマキシマム!電気は苦手だマキシマム!あーあーあー、リーングーは俺の海〜!」
デパートから一人の男が出てきて陽気な歌を口ずさんでいた。その男は上半身が裸の半裸で魚のヒレが付いたマスクをつけていていかにもマッシブな体型をしたインパクトに溢れた人物だった。
アイコもそんな彼にすごそうな感じがした。モウカザルも力こぶを作って筋肉を見せようとしていた
「よう、そこの少女よ!バッジを三つも持っているのか」
「え、私何も・・」
「いやいや、言わなくても解るぞ。お前がただものではないということが。トバリのジムには挑戦したか?スモモと言う若いが強いトレーナーがいる。そしたら、この俺様と戦おう。では、さらばだ!俺様は、マキシマム仮面!」
マキシマム仮面と言う人物はアイコにグーサインを送ってトバリシティを後にした。
「じゃあ、行ってみようか・・」
アイコはマキシマム仮面に言われた通りにトバリのジムへと歩いて行った・・・。