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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第29話ノモセ大湿原爆発!ギンガ団の陰謀」

 ノモセジム戦は判定係による実況で周囲はプールのリングで戦う勝ち抜き戦だった。アイコはマキシに2勝してこれに勝利。ジムを後にした
「よ、アイコ!」
「ソウスケくん?」
 ジムを出ると、外ではソウスケが待っていた。
「お、師匠のバッジを手に入れたってことは、勝ったんだな」
 ソウスケはアイコの衣装に着けてあるフェンバッジを指差していった。
「うん、そうよ。二勝一敗で私が勝ったの」
「一敗てことは一度ポケモンが倒されたんだな」
「そう、だけど・・・」
「ち、ち、ち。まだまだ俺ほどじゃないなアイコ。俺は師匠に完全勝利したんだぜ」
 ソウスケはピッピのように指を振って自慢した。
「ま、調子のいいこと言って。でも、そういうところ、好きよ」
「おいおい、おだてたって実力の差は譲ってやらないぜ。よしアイコ、師匠に勝ったついでだ。俺と勝負する?」
 ソウスケがボールを出してアイコに勝負を申し込んだ。すると、ジムのドアが開いて、マキシが現れた。
「外が騒がしいと思ったら、お前たちか」
「あ、師匠〜!」
 ソウスケはマキシに目を輝かせて駆け寄った。
「おいおい、いつからお前を弟子にした?確かにお前の親父とは知り合いではあるが、お前を弟子にした覚えはないぞ」
「いいっていいって、俺が勝手に決めたんだからさ。お師匠」
 マキシは困惑していたがソウスケはお構いなしだった。アイコはソウスケの父親を思い出した。ソウスケのお父さんは、シンオウ地方から放れたある施設で凄腕のトレーナーとして名を馳せていた。ソウスケが最強のトレーナーを目指しているのも彼を目標としていたからだ。
ドカーン!
 と、その時突如として街に爆発音が響いた。場所はノモセ大湿原の方からである。
「きゃあ、な、何?!」
「今の、大湿原から?!」
 マキシが驚くと、湿原の入口から、ギンガ団の下っ端が現れた。
「いやー、すごい実験だったな。これをあれに使うとは、さすがは我らの・・・」
「貴様ーっ!大湿原を、ポケモンたちに何をしたーっ?!」
 マキシが駆け寄って下っ端に問い詰めた。
「い、いや俺は実験のために・・・ええい俺は何も言わないぞ!お前たちの相手などするものかーっ!」
 下っ端は一目散に逃げていった。
「しまった!アイコ、奴を追いかけてくれ!俺は湿原の方を見てくる!」
「はい!」
「頼んだぜ!」
 ソウスケはグレッグルの観光パネルにはまって見張りをしていた。アイコは下っ端の男を追跡する。
〜213番道路、リッシ湖の近く〜
「はあ、はあ、ここまでくれば追いかけては・・・」
「そこまでよ!」
「な、何い?!」
 アイコは遂に下っ端を追い詰めた。ゴウカザルが観念しろとばかりに腕をコキコキさせていた。
「ぜえ、仕方ない、これでコテンパンにしてやる・・・!」
 下っ端はボールを投げてブニャットを繰り出した。アイコのゴウカザルがこれに挑んだ。
〜ノモセ大湿原〜
 一方、マキシは大湿原に入り、被害の状況を確認した。
「マキシマム仮面ーっ!」
「どうした?!」
「大変だ、湿原の奥でポケモンが暴れてるんだよーっ!」
「よーし、任せろ!」
 トレーナーから話を聞いたマキシは急いでその現場へと走った。
「ラグーっ!ラーっ!」
 湿原の奥では、ラグラージが怒りに任せて暴れていた。周囲にいたポケモンたちは逃げ出し、逃げ遅れた女の子に襲いかかろうとした。
「ゴダーっ!」
 そこへゴルダックが現れ、きりさくを一閃した。ラグラージはドシンと倒れた。
「おう、大丈夫だったか。さあ、このマキシマム仮面が来たからにはもう大丈夫だ。行くぞゴルダック!」
 マキシは女の子を逃すと、ゴルダックをラグラージに向かわせた。ゴルダックはラグラージのパンチを次々とかわし、水を溜めた切り裂き攻撃でダメージを与えていく。
「ラグーっ!」
 しかしラグラージはマッドショットを放ってこれを怯ませ、アームハンマーでゴルダックを攻撃した。
「負けるなゴルダック、ねんりきだ!」
「ゴダ!」
 マキシの激でゴルダックは、ねんりきをしてラグラージの動きを抑えた。そしてサイコキネシスで宙に浮かせて地面に叩きつけ、かかと落としで大ダメージを与えた。
「ラ、ラグ、ラグ〜・・・」
 ラグラージは、まいった、これ以上乱暴しないでくれと手を上げて命乞いをした。
「ゴルダック、そこまでだ。奴に戦う気はない」
「ゴダ」
 マキシの意を察するとゴルダックは手からアクアリングをラグラージに向けて放った。水のリングはラグラージを包み、ラグラージの荒ぶる心を消し、体力を全快させた。
「突然のことにパニックになったんだろう。もう心配はない。さあ、お前の元にいた場所へ戻れ」
 マキシはラグラージの頭を撫でると元の場所へ帰るよう言った。ラグラージは大人しく自分の住処に帰っていった。
「さて、きっとアイコも勝利していることだろう」
 マキシは不安の無い顔をして空を見上げた。その通りにアイコはバトルを優位に進めていた。ゴウカザルのパンチがブニャットにダメージを与えていき、
「インファイトよ!」
「ゴキャーっ!」
 とどめのインファイトでブニャットを倒した。下っ端は焦燥したかのようにトボトボと歩いて去っていった。
「アイコーっ!」
「ソウスケくん!」
 そこへ、ソウスケが駆けつけた。
「どうだったの?!」
「それそれ、師匠の伝言でさ、湿原は何も心配ないってさ。だから安心していいって」
「そうなの、良かった。ねえ、ソウスケくん・・」
「ん、何?」
「今、急ぎじゃない?」
「別に大丈夫だけど?」
「じゃあ、せっかく海も近いんだし、一緒に海で遊ばない?」
「えー、でも俺濡れるのはなー・・それに水着も持ってないし・・」
「ふーん、私と遊びたくないんだー」
「わ、ごめんって、まあちょっとくらい油を売ってもいいか。アイコ、行こうぜ」
「うん」
 ソウスケに手を引かれてアイコは海へ向かった。海ではソウスケとはしゃいで旅の疲れを発散したのだった・・・。

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