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「第30話カンナギタウンの昔話、謎の男アカギ現る!」パート1
アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ヨルノズク、ムクバード、ゴローン、ゴルバット、フワライド、トゲピー(手持ちチェンジ)
ある夜、涼しい風の吹く夜。月夜の光が照らす夜空をシルクハットにコートを着た一人の・・・いや、一匹のゴウカザルが歩いていた。しばらく歩いていると森の中であるカフェを見つけた。カチャっと音を立てて入る。
静かな雰囲気の中でマスターであるヨルノズクが念力を使ってカクテルを作っていた。モウカザルが椅子に座った。注文は、とヨルノズクが言うと、ゴウカザルは一番熱いモーモーミルクを頼んだ。ヨルノズクがねんりきで浮かせてそれを運んだ。
モウカザルは香りを楽しんだ後、一口飲んで、ふっと火を噴いた。フワライドは泡立っている紫色のネバネバした飲み物を飲んでリラックスしている。トゲピーは、ミルクを飲んで寝てしまっているようだ。
ゴルバットはワインだろうか、血のような真っ赤な飲み物を300cc飲むとそれをゴローンに勧めたが、ゴローンはいやいやと断り、代わりにチーズを口に入れて今までの旅の経緯と思い出を語った。
アイコのパートナーとなり、ジムリーダーやギンガ団、様々な戦い、そしてクスリとさせられるような出来事などを懐かしいように語った。その一方ではムクバードはミルクをドン、と叩いて最近自分が負け越しになっていることを嘆いている。それをゴローンとゴルバットが慰めていた。今日ものどかなポケモンのカフェ・・・。
「ゴキ?!」
そこでハッとゴウカザルが目を覚ました。辺りは星空の輝く夜。カフェは無く、自分の近くでアイコと仲間のポケモン達がすやすやと眠っていた。ゴウカザルは頭を掻いた。あれは自分の夢の中の出来事だったのである。やれやれ、とゴウカザルは再び寝息を吐いた・・・。
〜215番道路〜
ノモセジムに勝利後、アイコは215番道路へと戻ってきた。次のジムリーダーがいるミオシティに行くためである。
「あら」
その途中、アイコはある物を目にした。それは道の間で群れで立ち往生をしているコダックの群れだった。
「おーい、元気にしてたー?」
そこへ聞きなれた声が、アイコが振り向くとシロナが手を振っていた
「シロナさん!」
「お久しぶりね、図鑑は順調?そうだ、アイコちゃん、あのコダックたちは今見た?」
「はい、なんだか頭を抱えてるみたいです」
「あれはきっと頭痛を起こして動けなくなっているのね。困ったわ。でもこれがあれば」
シロナはコダックの群れに近寄ると、ある何かをコダックたちに与えた。するとコダックたちは喜んだ顔をしてシロナに感謝して去っていった。
「よし、これで大丈夫」
「何したんですか?」
「コダックたちにひでんのくすりを飲ませてあげたの。丁度私がジョウト地方にいる時に手にした薬でね。いつか使おうと思ってたけどようやくそれが来たって感じかな。ねえアイコちゃん」
「はい」
「急ぎじゃなかったら、一緒に来てくれない。カンナギにいる私のおばあちゃんにこれから会いに行こうと思ってね。いいかな?」
「はい、ぜひ」
アイコはシロナと一緒にカンナギタウンに行くこととなった。道中、霧が覆っていたもののシロナのポケモンがきりばらいをしてこれを晴らしてくれたので難なく進むことが出来た。
〜カンナギタウン〜
「シロナさんのおばあさんはどんな人ですか?」
「そうね、何ていうか凄く偉そうなオーラをまとっている感じ・・・あら?」
町に入って早々、アイコとシロナは何やらカッカと怒っている老婆を目にした。
「あの人は?」
「あら、おばあちゃんだわ。何を怒ってるのかしら?」
二人はシロナのおばあさんことこの町の長老のもとへ駆け寄った。
「おばあちゃん、どうしたの?!」
「おお、シロナか。丁度いいところに来てくれた。あの遺跡にいる宇宙人のような訳のわからん奴がここを爆弾で爆破してやると戯言をいっておる。ちと懲らしめてくれ!」
アイコがめをやると、そこにはあのギンガ団の下っ端が遺跡にいた。
「私に、任せてください!」
アイコは急いでその遺跡の近くに走った。
「こんな遺跡、何もないなら爆発してやる!」
ギンガ団は爆弾を使って遺跡を爆発させようとした。そこへアイコが駆けつけた。
「そうはさせない、私が相手よ!」
「何、ギンガ団に逆らうとは、宇宙に逆らうバカだな!」
ギンガ団の下っ端はグレッグルとアゲハントを繰り出してきた。アイコはゴウカザルとムクバードで迎え撃った。百戦錬磨の戦いを繰り広げたアイコに下っ端は敵ではなかった。ゴウカザルのフレアドライヴとムクバードのつばめがえしで、見事これを倒したのだ。
「くそー、帰ってやる!」
負けた下っ端は逃げ帰っていった。
「アイコちゃん、さすがよ。強くなったわね」
「お前さん、中々見所のあるトレーナーじゃの。せっかくこの町に来たんじゃ。この遺跡の中に入ってみるかね?」
「はい、それじゃあ行ってみます」
アイコは長老の言われた通りに遺跡の中へと入った。入って奥へ進むと、そこにはある壁画が刻まれていた・・・。
パート2に続く・・・。