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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第30話カンナギタウンの昔話、謎の男アカギ現る!」パート2

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ゴルバット、ゴローン、ムクバード、ヨルノズク、トゲピー


 シロナと一緒にカンナギタウンに着いたアイコはそこで遺跡に描かれていた壁画を目にした。その絵には中央に伝説のポケモンが描かれていた。そしてその周囲を三匹のポケモンが囲んでいた。
「これは・・・」
「その昔、そこには神がいた」
 そこへ長老とシロナがやって来た。長老が話を続けた。
「そして、その周囲を鼎のごとく三匹のポケモンが均衡を保っていた」
「シンオウ地方に伝わる昔話よ」
「昔話?」
「詳しく知りたいかい、特にその三匹のポケモン、彼等は人々に知識と感情と、意志を与えたと伝わっておる」
「その話し、詳しく聞かせてもらおうか・・・」
「!!」
 アイコたちが振り向くと、そこには青い髪の威厳にあふれた男が立っていた。アイコは驚いた。
(あの人は・・・!)
 アイコの目の前にいた男は、あの時のテンガン山で会った、あの男だったからだ。
「貴方がこの街の長老だな。その伝説の三匹のポケモンにまつわる話を聞かせてはもらえないだろうか?」
「聞いてどうするんだい?」
「知りたいのだ。この世界を救うためにも。今の世界は多くの価値観が入り混じって、くだらない争いが行われている。その世界を変えるためにも伝説のポケモンの力が必要なのだ」
「なるほどねえ。でもあたしは今の世の中には満足しておる。お前さんの話に興味はないねえ」
「ほう、あくまでシラを切るつもりなのだな・・・」
 自分の大義を一蹴されたことにアカギは静かな怒りを見せた。そしてたった一つのボールを手に取った。実力行使に出ようとしていた。
「待って!」
 アイコが前に出てボールを手に取った。
「君は・・・。そうか。あの時出会った。名前を聞いていなかったな。君の名は」
「私はアイコ。貴方の考え、理解はできるけど世界はそんなに狂ってはいない。私が止めてみせる!」
「なるほど、私の前に立ちはだかるか。君とは解り合えると思っていたが、残念だ。すぐに決着をつけてやろう、行け!」
 アカギがボールを投げた。ボールからはヤミカラスが出てきた。
「さあ、来るがいい」
「行くわよ、ムクちゃん!」
 アイコはボールを投げてムクバードを繰り出した。一方、シロナは何かを思い出していた。あのアカギと言う男。彼とどこかであったような記憶があるような遠い記憶が浮かんでいた。
 すぐにバトルが始まった。ムクバードとヤミカラスは遺跡から出て空中戦を展開した。アイコ達もすぐに外に出る。ムクバードはかぜおこしに出た。ヤミカラスは宙返りをしてこれをかわしてつつきに出た。
 ムクバードはこれをかわしてでんこうせっかで奇襲した。そしてつばめがえしで攻撃に出た。
「ヤミカラス、くろいきりだ!」
「ケーっケケ!」
 アカギの指示でヤミカラスはくろいきりをして、自分の体を隠した。ムクバードはどこから出てくるか戸惑った。
「やれ!」
 アカギの指示でヤミカラスが霧から出てきてドリルくちばしに出た。ムクバードはこれを避けることができず直撃してしまった。そのまま押されて坂に衝突してしまった。ヤミカラスはムクバードを足で掴み、地面に投げ落とした。
「ムクちゃん・・・」
 アイコはムクバードをボールに戻した。そして次のポケモンを出そうとした。
「ヤミカラス、さしおさえだ!」
 しかしヤミカラスが、さしおさえの鎖を放ってきた。鎖はアイコのボールを縛り、ポケモンを出せなくしてしまった。
「あ!」
「すまないが、勝負に時間をかけたくないんでね・・・」
 アカギは早めに勝負を終わらせようとしたのだ。アイコは鎖がかかっていない無事なボールを探し、その一つを見つけた。
「お願い、頑張って!」
 アイコはそのボールを投げた。ボールから出てきたのは、
「トゲピー!」
 はりたまポケモンのトゲピーだった。
「ほう、まだ無事なボールがあったか。だが、そのポケモンは能力の低い赤子のポケモンだ。勝ち目はない」
「ケッケケケ!」
 ヤミカラスは笑うと、羽ばたいてトゲピーに攻撃するふりをしてその場をかすめた。トゲピーは転んでしまった。
「トゲピーちゃん、ゆびをふるよ!」
 アイコの指示でトゲピーはゆびをふるをした。ランダムでみずのはどうを飛ばした。しかしヤミカラスに払いのけられてしまった。トゲピーはヤミカラスをジッと見た。ヤミカラスは空を羽ばたいている。
「トゲ!」
 トゲピーは何を思ったか手をパタパタさせてヤミカラスに接近した。そして手を振ってジャンプした。
「あの子、空を飛ぼうとしている」
 シロナは気づいた。トゲピーが進化するとき、だがヤミカラスに届くはずもなく落ちてしまう。ヤミカラスはゲスい笑みを浮かべてケラケラと嘲笑った。しかしトゲピーは諦めなかった。再び空へ飛ぼうとした。
勢いよくジャンプしたその時、トゲピーはその姿を変えてトゲチックに進化した。
「進化した!」
「ほう・・」
「アイコちゃん、この石を使って!」
 シロナがアイコにある石を渡した。それは一部のポケモンを進化させる、ひかりのいしだった。アイコはそれをトゲチックに投げた。ひかりのいしを受け取ったトゲチックはすの姿を更に変えて・・・。


パート3に続く。

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