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「第30話カンナギタウンの昔話、謎の男アカギ現る!」パート3
アイコ現在の手持ち
トゲピーを除いたポケモン(さしおさえ状態)、ムクバード(ひんし)、トゲピー
アカギの戦いで追い詰められるアイコ。残されたポケモンのトゲピーは、今、大きな進化を遂げようとしていた。トゲピーがトゲチックに進化して、更にひかりのいしの力で、トゲチックはその姿を変えた。
「トゲキーッス!」
まばゆい光の中から、大きな羽を羽ばたかせてトゲキッスが現れた。進化した嬉しさからか、それとも空を飛べたことへの嬉しさからか、トゲキッスは空を旋回した。
「進化した・・・!すごい、すごいよ!」
「これなら、あのヤミカラスとも戦えるわ」
「トゲちゃん!」
アイコの声に応じてトゲキッスはヤミカラスと対峙した。
「これは想定外だったな。やれ、ヤミカラス!」
「ケーっ!」
アカギの指示でヤミカラスがエアスラッシュを飛ばして来た。
「トゲちゃん、はどうだん!」
アイコの指示でトゲキッスははどうだんを飛ばした。そしてエアスラッシュを打ち消した。ヤミカラスは何っと顔をするとくろいきりを纏って姿を隠した。トゲキッスは羽ばたいて暴風を飛ばして霧を晴らした。ヤミカラスは次にドリルくちばしに出た。
「トゲ!」
トゲキッスは羽を開くとそれを盾にしてヤミカラスのドリルくちばしをガードした。ヤミカラスを弾くとトゲキッスは滑空をして地面のすれすれまで跳んで上へ上がった。ヤミカラスもその後を追った。
「まて・・・!」
アカギが気づいた。これは、ヤミカラスが地面すれすれまで来た時、生えていた草が伸びてヤミカラスに巻き付いた。トゲキッスは地面近くまで滑空したところでくさむすびを仕掛けたのである。
「なるほど、これでは私が負けるかもな・・・」
アカギの言うとおり、戦況はアイコの方が有利であった。
「トゲちゃん、はどうだん!」
「トゲーっ、キーッス!」
アイコの指示でトゲキッスははどうだんを飛ばした。はどうだんは見事に命中。ヤミカラスは力尽きた。
「部が悪かったか、休め・・」
アカギは自分の敗北を悟ってヤミカラスをボールに戻した。アイコは解放されたボールを構える。
「まあ待て、私が持っているのはこのヤミカラスだけだ。これ以上無駄な争いはしない。しかしさすがだな。その強さを持ってすれば我々の幹部にもなりうるというのに・・・」
「悪い人たちの手先にはならないわ!」
「本気にしなくていい、だが長老よ、お前の言っていることは解ったぞ。その三匹のポケモンがすべての鍵を握っているということをな!」
アカギはそう言って遺跡を去っていった。
「やれやれ、おかしな男じゃ」
「あの人、どこかで会ったような・・・」
「シロナさん?」
アイコが顔を覗くとシロナはすぐに我に返った。
「あ、ううん、なんでもないの。それにしてもギンガ団て。そうだ、アイコちゃん、これからミオに行くんでしょ?」
「はい」
「それはよかった。ミオに行ったら一度図書館に行くことをおすすめするわ。そこにはポケモンにまつわる話の本があってね。図鑑完成にもきっと役に立つはずよ」
シロナはアイコに助言を言うと、ひとまずカンナギタウンを後にした。アイコはしばらく遺跡を見ることにして、その後にコトブキシティを目指すのだった・・・。