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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第31話ミオシティ、ソウスケとのバトル!」

 天気は夜、だがコトブキシティは街の光に照らされて夜でも明るかった。ビルの一角にある居酒屋。木造で小さくビルの間に建てられていた。そこへぶらりと、いつものコートを着たゴウカザルが入ってきた。店に入ると店員であるゴルバットが翼を羽ばたかせて焼いている料理をほどよい加減に冷ましていた。
「フガーっ」
 店長のスカタンクが注文の品はと言うと、ゴウカザルはイアの実の串焼きを頼んだ。早速ゴルバットが翼で皿を掴みバランスに注意しながら料理を置いた。ゴウカザルは串を持つと刺してあるイアの実を一口つまんだ。
「フーっ!」
 丁度いい暑さと辛さでゴウカザルは火を噴いた。電柱に止まっていたドクケイルに火がついてドクケイルは外に逃げていった。ゴウカザルが焼き加減の良さを尋ねると、スカタンクは次のネタを焼いているところだった。
 だが、ただ焼いているのではない。何と、お尻から火炎放射を出してネタを作っていた。それを見たゴウカザルは丁度イアの実をもう一口つまんでいるとこだった。ゴウカザルはブッ、と木の実を吐いて咳き込んだ。隣ではフワライドがブリーの実のお酒を飲んでべろんべろんに酔ってトゲキッスにベタベタしていた。
 次の隣ではムクバードがモモンの実のジュースが入ったガラスのコップをドンと叩いて悔し泣きをしていた。
 思えばこの頃の彼は連日負けが続いていた。メリッサ戦、マキシ戦、そしてアカギとの戦い、最近の彼は負け越しである。イワークに勝利したムックル時代が懐かしいとピーピー喚いていた。ゴローンが肩を叩いて宥めていた。
「ゴキ?!」
 ゴウカザルが目を覚ました。だがあの居酒屋ではなくポケモンセンターの宿泊施設だった。ベッドでアイコを始め仲間のポケモン達が寝ていた。今までのことは夢だったのである。最近よくこういう夢を見るよなー、とゴウカザルはため息を吐いた。
 外の涼しい空気に浴びようとゴウカザルは屋根に登った。夜の空に涼しい風が吹いていた。背伸びして隣を見ると、あのムクバードがいた。アイコのムクバードである。すっかりげんなりとした顔をしていた。
 辛気臭いなとゴウカザルが言うと、ムクバードは他の皆は強くなっているというのに自分は強くなれていないと嘆いた。ゴウカザルは気にしなけりゃいいと言った。そして自分もよく負けていたさと語って負けが自分を強くしてくれると言ってムクバードの肩を叩いた。そしてムクバードにある物を渡した。
〜ミオシティ〜
 港があり、海に通じている街のミオシティ。アイコはフワライドに乗ってミオシティに到着した。
「ありがとう、フワちゃん」
 アイコはフワライドを戻して町並みを見た。そして、橋を通ったところに図書館があることに気付いた。
「じゃあ行って見よっかな」
 アイコは橋を歩き出した。
「ちょっと待ったーっ!」
 そこへ反対のほうからソウスケがやってきた。
「ようアイコ、これからジムに挑戦か?!」
「え、私これから図書館に行こうと・・」
「へー、そうか。意外じゃん。いつもは真っ先にジムへ足へ運ぶのにな。まあそれは置いてアイコ、勝負と行こうぜ!」
「ええ、今から!」
「お前とは久々の勝負だからな。俺が強くなったこと。よく見せてやるよ。行くぜ!」
 ソウスケの掛け声と共にバトルが始まった。ソウスケは一番手にムクホークを繰り出してきた。
「ピーーーっ!」
 登場してムクホークは甲高い雄叫びを上げた。
「もう、強引だね。でも久々の勝負、嬉しいかな。こっちも強くなったのを証明するよ」
 アイコは最初にムクバードを出した。
「お、そいつで来る?まあアイコがこれって言うならいいけど」
「ムクちゃん、つばめがえし!」
 アイコの指示でムクバードはつばめがえしに出た。
「ホーク!」
 しかしムクホークは翼でこれをガードしてムクバードを弾いた。ムクホークは翼を羽ばたかせて突風を飛ばして来た。ムクバードは宙返りをしてこれをかわした。
「ムクホーク、とっしんだ!」
「ホーク!」
 ソウスケの支持でムクホークはとっしんで攻めてきた。
「ムクちゃん、ガードよ!」
 ムクバードはアイコの指示でガードした。しかしムクホークの攻撃の高さに防ぎきれず大ダメージを受けて吹っ飛ばされる。
「ムクちゃん、強い・・・!」
「そろそろ決めるぜ、ムクホークブレイブバードだ!」
「ムク、ホーク!」
 ソウスケの指示でムクホークはブレイブバードで攻めてきた。ムクバードはアイコの指示でかわそうとしたがムクホークはどこまでも追ってくる。アイコは回避する方法はないのかと考えた。そして海に目をやった。
「ムクちゃん、海へ向かって!」
 アイコの指示でムクバードは戸惑うもアイコに言われて海へと飛んだ。ムクホークもそのあとを追った。そしてムクバードは海のすれすれのところまで来た。ムクホークが接近してきたとき、
「ムクちゃん!」
 アイコの合図でムクバードは上へと飛び立った。
「ホーク?!」
 ムクホークは仰天した。飛び上がろうにもスピードを制御できない。ムクホークは海にザッパーンと衝突してしまった。
「しまった、こいつが狙いだったのか」
 ムクホークはびしょ濡れになって空に飛び上がろうとした。
「ムクちゃん、ブレイブバードよ!」
「ムクバード!」
 アイコの指示でムクバードは力を溜め始めた。ムクホークがようやく海から出た時、ムクバードは超速球で突進し、ブレイブバードでムクホークに大ダメージを与えた。ムクホークはソウスケの方に落下して力尽きた。ムクバードは、ゴウカザルからもらったオボンの実をひとかじりして体力を回復させた。
 すると、ムクバードの体が光りだし形を変えてムクホークに進化した。
「うう、負けたか。でも、まだほんの序の口だぜ!」
 ソウスケは次の手持ちを繰り出した・・・。

パート2に続く・・・。

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