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「第32話こうてつじま、ゲンとトウガン」パート2
アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ムクホーク、フワライド、トゲキッス、スカタンク
(手持ち一匹外し)
「イワーッ!」
イワークがまきつくで攻撃に出た。ゴウカザルはこれをかわしてマッハパンチで奇襲攻撃をした。
「イワーク!」
イワークは次にたたきつけるに出た。ゴウカザルはそれをさらりとかわした。イワークのしっぽが岩に当たった。岩が砕けてその破片がリオルに迫った。
「ゴキ?!」
危ないと思ったゴウカザルが間一髪で飛びかかってリオルを抱いて岩から放した。
「リオ」
「ゴキ!」
ゴウカザルはリオルをアイコに任せるとここでジッとしていろとリオルに言ってイワークに向かっていった。リオルは顔を赤くしてゴウカザルを憧れの目で見た。
「イワーッ!」
イワークがしっぽで砂をかけてゴウカザルを怯ませてアイアンテールでゴウカザルを攻撃した。ゴウカザルはめいそうをして意識を集中させた。イワークがりゅうのいぶきを放つとゴウカザルはこれをかわして体中に炎を溜めて自分と同じ大きさの火炎弾をイワークに放った。
イワークはその衝撃で吹っ飛ばされ、ダメージを受けた。ゴウカザルはとどめをさそうとインファイトに出た。
「イワ、イワー・・・」
イワークは首を振って命乞いをした。それを見たゴウカザルはインファイトを止めてアイコに判断を委ねた。
「ゴウカちゃん、許してあげよう。あの装置で暴れさせられていただけよ。ね」
アイコに言われてゴウカザルはすごいキズぐすりを取り出して、イワークを回復させた。体力を回復されてイワークは元気になって元の住処に帰っていった。
一方、ゲンとトウガンもギンガ団の戦いに決着をつけようとしていた。
「ルカリオ、はどうだん!」
「トリデプス、ラスターカノン!」
ゲンとトウガンはルカリオとトリデプスに指示を出した。はどうだんとラスターカノンは見事にゴルバットとドクロッグに命中し、あっと言う間に倒してしまった。
「ゴウカちゃん!」
「ゴッキャーっ!」
ゴウカザルはフレアドライブをして突進して、装置を破壊した。
「うぬぬ、せっかくの装置が・・」
「やばい、逃げるぞ相棒!」
「お、おうブラザー!」
プルートと下っ端の二人組は一目散に逃げていった。ゲンとトウガンはアイコに駆けつけた。
「アイコちゃん!」
「おお、そちらも片付いたようだの」
「ゲンさん、トウガンさん、ギンガ団は?」
「尻尾を巻いて逃げていったわ」
「これでこの島も穏やかになるね。そうだアイコちゃん、お願いがあるんだけど・・・」
「何ですか?」
「私のリオルを君に託したいんだ」
「え・・・」
アイコはリオルに目をやった。リオルはすっかりアイコに懐いていた。
「私のリオルも大分きみに懐いているみたいだしね。まるできみの波導を気に入っているみたいだ。一緒に連れて行って色んな場所に連れて行って欲しい」
ゲンの願いを聞いてアイコはリオルの方を見た。リオルは自分にとても懐いている。自分から放れようとしない。アイコは決めた。
「解りました。この子を、大事に育てます」
「ありがとう、リオル、彼女の言うことはちゃんと聞くんだよ」
ゲンはリオルの頭を優しく撫でて言った。
「ほう、リオルが自分からパートナーになるとは。中々見所のあるトレーナーだな。さて、私はジムに戻らせてもらうよ。君との戦いが楽しみだ」
トウガンはひとまず先にジムに戻っていった。
「気をつけて帰るんだよ」
「はい」
「リオ!」
アイコはゲンにお辞儀をしてエレベーターに乗って島を出た。リオルが手を振ってゲンにバイバイをした。ゲンはリオルの姿が見えなくなるまで手を振り続けたのだった・・・。