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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第35話シンジ湖の危機、VSマーズ」パート1

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ムクホーク、トゲキッス、フワライド、スカタンク、リオル


「臨時ニュースです!突如としてリッシ湖で大爆発が起きました。被害は湖のみでしたが、何者かの集団があるものを運んでいるとの情報もあるようです」
 リッシ湖の事件はテレビでニュースとして上げられていた。
「アイコ・・、大丈夫かしら」
 フタバタウンでアイコのママもそのニュースを見ているところだった。不安になるママだが彼女のパートナーのニャルマーも心配そうに見ていた。
「よっと!」
 その頃、アイコはトゲキッスの力でようやくフタバタウンに到着した。久々の故郷だが、今は湖の危機である。アイコは母親に心配はかけまいとシンジ湖へと向かった。
〜シンジ湖〜
「は?!」
 アイコがシンジ湖についてみるとそこは既にギンガ団に占領されていた。近くにナナカマド博士がいることに気づいた。
「博士、大丈夫ですか!」
「おお、アイコ!来てくれたか。ギンガ団が、湖のポケモンを!」
「え!」
「そうだアイコ、コウキが、コウキを助けてやってくれ!」
「分かりました!」
 アイコは下っ端たちを蹴散らしてコウキのもとへ向かった。
「コウキくん?!」
 アイコはコウキの元に駆けつけた。だが、そこで目にしたのは膝をついて苦しい顔をしているコウキだった。側でハヤシガメやユンゲラー、ピッピが力尽きて倒れていた。そしてそこには、
「遅かったわね」
 あの発電所で戦ったマーズがいた。
「貴方は、覚えているわよ。あの時、私に屈辱を味わせてくれた女の子ね、名前はアイコ」
「そうよ!」
「この情けない男の子を助けに来たのかしら。仲良しカップルのつもり?そう言うのって嫌いじゃないけど、厄介ね。ここで倒されてもらうわ」
 マーズはボールを手に取って鋭い眼光でアイコを見据えた。アイコもボールをすぐ手に取る。
「あの時は軽くのされたけど、今度はそうはいかないわよ。私一番のポケモンで相手をしてあげる」
 マーズがボールを投げた。地面に砂煙を上げてガルーラが登場した。
「ギャオーガオ!」
 ガルーラは雄叫びを上げ、拳をバシバシ叩いてアイコの出方を待った。
「行くわよ、ムクちゃん!」
 アイコはボールを投げてムクホークを出した。
「ムックホーク!」
「ひこうポケモンね。インファイトは使ってくるかしら?厄介だわ。消しなさい、ガルーラ!」
「グワーオ!!」
 ガルーラは咆哮を上げて突進してきた。ムクホークも羽ばたいて接近した。
「ムクちゃん、こうそくいどうよ!」
 アイコの指示でムクホークはこうそくいどうをして飛び回りガルーラを翻弄した。
「ちょこまかと、がんせきふうじよ!」
 マーズの指示でガルーラはがんせきふうじを飛ばして来た。ムクホークは宙返りをしてこれをかわした。
「ブレイブバードよ!」
「ムクホーク!」
 アイコの指示でムクホークはブレイブバードでガルーラに突撃した。しかし、
ガシっ
「え?!」
「残念ね、これぐらいのスピードで決められると思ったかしら?」
 ムクホークの体をガルーラが掴んでいた。ガルーラはジャイアントスイングをして吹っ飛ばし、ムクホークを湖に落とした。
「沈めてやりなさい」
「グオオオ!」
 ガルーラはいわなだれを放った。湖で上がろうとするムクホークに岩の雨を降り注がせた。いわなだれが止むとムクホークの姿は消えていた。
「あっけなかったわね」
「まだよ」
 アイコが言うと、バシャンと水音が響いた。ムクホークである。いわなだれが起こったとき、水に潜水していたのである。
「小癪ながらにやってくれるじゃない。ガルーラ!」
「ガールーラアア!」
 マーズの指示でガルーラは連続的に岩を投げてきた。ムクホークはこれを必死でよけていった。しかし、ガルーラの岩を投げる速さに接近できずにいた。
「どうすれば・・・」
「アイコ、奴の、ガルーラの手元を狙え!」
 ナナカマド博士がアイコにアドバイスを送った。
「手元・・、そうだわ、リオルちゃん!」
 アイコはリオルを出した。
「はどうだんよ!」
「リオ!」
 アイコの指示でリオルは小さめのはどうだんを飛ばした。はどうだんはガルーラの持つ岩に命中し岩がガルーラの足に落ちた。
「ガルー!!ガルーガルガル!」
 岩が足に当たってガルーラは痛み出した。
「今よ!」
「ホーク!」
 アイコの指示でムクホークはブレイブバードに出ようとした。
「させないわよ!」
「ガルーっ!」
 ガルーラは大ジャンプしてムクホークに迫った。かわそうにも避けきれない。
「ムクちゃん!」
 その時だった。何かがジャンプしてアイアンテールを振るい、ガルーラを叩き落とした。
「な、何ですって!」
 突然の乱入者に驚くマーズ。やって来たポケモンは・・・。


パート2に続く・・・。

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