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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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*7*

「第6話トレーナースクール」
 202番道路でムックルを仲間にしたアイコは、コトブキシティにたどり着いた。シンオウ地方の中心と言える都市でテレビの放送源であるテレビコトブキや、ポケッチを作っているポケッチカンパニーがあり、人々が暮らすマンションやビルが置かれていた。
 「わあー、広ーい。見てみて、大きな建物がこんなに、ここが話に聞いていた、コトブキシティね」
 「やあ、アイコ」
 「あ、コウキくん」
 「そのポケモン、ムックルだね。早速ゲットしたんだ」
 コウキはムックルを目にして、アイコがポケモンを捕まえたことを確認した。
 「うん、ゲットしたの。ムーちゃんよ」
 「そうか、よくやったね。で、捕まえたのはその一匹?」
 「そうだけど?」
 一匹しかゲットしてきたことを指摘すると、コウキはもっと多くのポケモンを捕まえておいた方がいいよとアドバイスをした。育てるのは大変かもしれないがその分楽しさが一杯になると同時にバトルで役に立ってくれると話した。
 「そうだアイコ、トレーナースクールに行ってみたらどうかな?ソウスケも入っていったし・・」
 コウキはアイコにトレーナースクールへ行ってポケモンについての基礎知識を学んでみてはと勧めてみた。
 「そうだね、ソウスケくんもいるっていうから、行ってみようかな」
 アイコはコウキと別れた後、コトブキシティのすぐ近くにあるトレーナースクールに足を運んだ。校内ではトレーナーの卵達がポケモンについての基礎やバトルの心構えを学び、黒板に書かれていることをしっかり写している子もいた。
 「みんな、こうやって勉強してるんだ。ソウスケくんはどこかな?」
 アイコは勉強熱心なトレーナー達の中でソウスケの姿を探した。黒板の近くでバトルで大事なことを書いている少年を見つけた。ソウスケである。
 「ソウスケくん」
 アイコはソウスケの肩をポン、と当てた。
 「おわ、なんだアイコかよ。俺ならトレーナーとしての心構えはしっかり書いたぜ。自分のポケモンを傷つけないようにするのも大切なことだからな」
 「ふーん、そうだソウスケくん、渡しておきたいものがあるの」
 アイコはソウスケに、彼のママから渡されたお届け物を渡した。
 「あ、ありがと。俺に届け物か、何だろ」
 ソウスケは受け取ると箱の中を開けた。
 「お、やった。タウンマップが入ってるじゃん。しかも二つも。うーん、二つあるのもあれだからな。よし、もう一つはアイコにやるよ」
 「ありがとう、ソウスケくん」
 「いいって、礼なら母さんに言ってくれよ。さて、準備はバッチシ、俺の最強のトレーナーへの道が開けるんだな、じゃあアイコ、俺は行くぜ」
 照れ隠しをしてソウスケはトレーナースクールを後にした。
 「ばいばい、ソウスケくん。さて、私はどうしようかな・・?」
 ソウスケを見送ったあと、アイコはここで少し勉強してくことにするのだった。そして203番道路。そこでは、ソウスケとのバトルが待っていた・・・。

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