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「第38話キッサキ神殿、レジギガスの暴走」パート1
アイコ、現在の手持ち
ゴウカザル、トゲキッス、フワライド、ムクホーク、スカタンク、リオル
アイコ達はキッサキ神殿の中を走っていた。本来神殿は人が入るのは禁じられているのだが、ギンガ団が強引に突破したのだ。
「それにしても、どうしてこの神殿に」
アイコが言うと、スズナが神殿の概要を話した。
「このキッサキ神殿には、ある伝説のポケモンが祀られているの。そのため人が入るのは厳禁にしてあるんだけど・・・」
「どうやら、あのギンガ団の仕業かもしれませんね。急ぎましょう」
アイコたちは急いで走り、奥へと進んだ。
〜216番道路〜
その頃、216番道路では、
「まさか、あの爆弾は湖のポケモンを奪うための実験だったとはな・・・」
吹雪の中をマキシはいつもの半裸のスーツでフローゼルと進んでいた。
「シンジ湖、リッシ湖、遂にはエイチ湖にまで、大変なことになったね、父さん」
「ああ、いよいよ奴らの動きが本格的になったという事だな」
ラムパルドとトリデプスに乗ってヒョウタとトウガンが話をした。
「危ない状況になってきまーしたね」
「スモモちゃんの呼びかけに応じたけど、向こうは大丈夫かな」
ナタネとメリッサも手持ちのロズレイドとゲンガーを連れて進んでいた。スモモの呼びかけでヒョウタを始めとしたジムリーダー達が集結したのだ・・・。
〜キッサキ神殿〜
「ふう、丁度半分まで来たところだねえ」
その頃、神殿ではプルートがギンガ団を連れて門に入ろうとしていた。
「そこまでよ!」
「な、なんじゃ?!」
プルートが振り向くと、アイコ達がボールを手に取って構えていた。
「なんだ、お前さんあの時の小娘か。二人も友達を連れてなんのようかね」
「あなた達、この神殿で何をしようとしてるの!」
「ありがちな台詞じゃな、まあよい、話してやろう」
プルートはこの神殿に来た目的を話した。
「このキッサキ神殿には島を移動させたと伝わる伝説のポケモンがいると言われておる、詳しく調べた所、奴はこの奥にいることが解った。捕まえた上でギンガ団の強力な兵器にしようというのさ。この天才のプルート様の手でな」
「伝説のポケモンを捕まえる?!そんなこと、させない!」
「ここで止めて見せます」
スモモとスズナがやらせはしないと対峙した。
「おっと、お前さん等の相手などせぬぞ、余計なことになるのは見えているからな。さあさ、おいで、ワシのポケモン達よ」
プルートが手を叩くと、扉の中から10匹のポケモンが現れた。エレブー、ブーバー、ヨノワール、エレキブル、ゴローニャ、バクーダ、ニドキング、ニドクイン、ハッサム、エルレイドの10体のポケモンである。共通すべきは全員にプロテクターがつけられていたことである。
「これは・・・」
アイコが驚くとプルートが訳を説明した。
「驚いたかね、あのあと様々なポケモンに装着出来るよう量産型のプロテクターを発明したのさ。これをつければどんなポケモンも一定は強くなる。わしの芸術品さ。さあ、相手をしてやりな」
プルートが突撃の指示を飛ばすと、10体のポケモン達はアイコ達に向かって突進してきた。プルートは下っ端達を連れて奥へと進んで言った。
「く、来たわ!」
「10体・・・、気を引き締めて挑みましょう!」
「もちろん、早く倒してあいつ等を追わないと!」
アイコ、スモモ、スズナはボールを投げて、ゴウカザル、チャーレム、ユキノオー、ルカリオ、カイリキーを出した。一匹に付き二体を相手どるというのである。ゴウカザルたちは覚悟を決め手プロテクター軍団を相手に突き進んでいった・・・。
パート2に続く・・・。