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「第41話テンガン山、決戦ディアルガ!」パート2
アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ゴローン、クロバット(戦闘中)、スカタンク(戦闘中)、ストライク(戦闘中)
「クローっ!」
「ストラーイク!」
クロバットとストライクはエアスラッシュをドラピオンに向けて連射したがドラピオンはこれを全て叩き落とした。
「クロちゃん、クロスポイズン!」
「クロバーっト!」
アイコの指示でクロバットはクロスポイズンをした。
「こっちもクロスポイズンだ!」
ジュピターもドラピオンにクロスポイズンをさせてクロバットの攻撃を相殺させた。
「ストライク!」
ストライクはシザークロスに出たが、ドラピオンは片手でガードしてこれを掴んで投げ飛ばしたが、ストライクは一回転して着地する。
「スカちゃん、かえんほうしゃよ!」
「スカーン!」
スカタンクがかえんほうしゃを飛ばした。ドラピオンはしっぽを旋回させてこれを弾いた。
「クロちゃん、スカちゃん、ぼうふうとかえんほうしゃよ!」
アイコの指示でスカタンクとクロバットはぼうふうとかえんほうしゃを合わせてねっぷうを作り、ドラピオンに飛ばした。
「ピシャーオオオ、グオオオ!」
ドラピオンはねっぷうを受けて苦しんだがこれを耐えた。
「クローっ!!!」
「ストラーイクーっ!!!」
クロバットとストライクはこれならどうだとエアカッターを連射して攻撃したがドラピオンはこれを直撃しながらもこれを何とか耐えた。
「つばめがえしよ!」
アイコの指示で次につばめがえしに出たクロバットとストライクだがドラピオンはこれを両手で防ぎ、つじぎりをして二体を吹っ飛ばした。
「つじぎりよ!」
スカタンクがつじぎりをしたがこれもつじぎりでふさがれてしまった。ストライクはつるぎのまいをして攻撃を上げようとしたが、ドラピオンが両腕で掴んでしっぽのトゲで刺しにかかった。
「クロバーット!」
クロバットがおどろかすをしてドラピオンを怯ませてストライクを救出させた。
一方、ソウスケのブーバーンとガバイトはガルーラとブニャットと激闘を繰り広げていた。
「ブーバーン、にほんばれだーっ!」
ソウスケの指示でブーバーンはにほんばれをしてほのおの技の威力を上げた。
「だいもんじだーっ!」
ソウスケの指示でブーバーンはだいもんじをガルーラ達に飛ばした。
「その手に出たのね。ドータクン」
マーズは新たにドータクンを繰り出した。ドータクンはガルーラ達の前に出てだいもんじを受けた。
「何?!」
驚くソウスケだが、ドータクンは高威力のだいもんじを受けたにもかかわらずピンピンしていた。
「ほのお技を受けても平気だと・・?」
「私のドータクンはたいねつのとくせいを持っているのよ」
マーズが言うとドータクンはシャドーボールを連射してガバイトとブーバーンを攻撃した。
「ガ、ガーブ・・・」
ガバイトは厄介だなと言うと、ブーバーンはガバイトに作戦を話した。たいねつを持っているが、単体ではなく二匹の力を合わせての合体攻撃で一気に決めるべきだと相打ちをした。ガバイトも頷くと、一斉にかえんほうしゃを放った。今度は二体分のパワーである。ドータクンもこれには耐えられずに崩れ落ちた。
「な、力ずくね・・・。ブニャット、ガルーラ!」
「ブニャ!!」
「ガルーオオオ!!」
マーズの指示を受けてガルーラとブニャットは突撃した。ブーバーンはガルーラにガバイトはブニャットに向かって行った。
「ブーっ!」
「ガーブ!」
ブーバーンとガバイトはほのおのパンチとつばめがえしをして攻撃しガルーラとブニャットを背中合わせにぶつけた。
「投げ飛ばせ、ブーバーン!」
ブーバーンはかいりきを使ってガルーラを投げ飛ばして攻撃、ガバイトはブニャットのアイアンテールをガードしてドラゴンクローで攻撃した。ブーバーンとガバイトは二匹を掴むと相づちをしてお互いに向かって突進して、ガルーラとブニャットをぶつけた。
「グ、グワワワワ・・・!」
「ブーニャー・・・!」
ガルーラとブニャットは目を回してドシンと転がり込んだ。
「今だ!」
「ブーバーン!」
「ガバーイト!」
ブーバーンとガバイトはオーバーヒートとりゅうのはどうを飛ばした。ガルーラとブニャットはこれを直撃して遂に崩れ落ちた。
「そんな、馬鹿な、こんなこと・・・」
「やったぜーっ!」
マーズは地べたにしゃがみ込み、ソウスケはグーサインを作った。そしてアイコの方も決着が着こうとしていた。クロバットとストライクがドラピオンの両腕を掴んで動きを封じた。
「スカちゃん、かえんほうしゃよ!」
「スカーン!」
アイコの指示でスカタンクはかえんほうしゃをドラピオンに放った。クロバットとストライクが手を放したところでドラピオンに直撃した。
「ドラ、ピシャー、グオオオワ・・・!」
数々の攻撃を耐えてきたドラピオンだったが遂にスタミナ切れになり体を横にして力尽きた。
「うぐぐ、なぜなんだい・・・!」
「よし、やったーっ!」
ジュピターに勝利したところでソウスケの声が飛んだ。
「アイコ、こいつらに構ってる場合じゃない。早く行くぞ」
「うん、でも・・」
アイコはジュピターを見ていた。スカタンク達のことを本当に見放してしまっているのか、それが気がかりだったが、ソウスケに促されて先へと進んだ。
「全く、負けてしまうなんて・・・。これなら私一人で戦ったほうがよかったかしら。ジュピター?」
マーズがジュピターを見る。彼女の目から涙がこぼれ落ちていた。自分のトレーナーとしての器量がアイコに及ばなかった悔しさからか、それとも見捨ててしまったことへの後悔なのか。それは誰にも解らない・・・。
パート3に続く。