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しりとりシリーズ 『緻密』の『その後』
暇だった、たったそれだけだった、最初は霊能力者として適当に歩いていたら、テレビの人が自分に名刺をくれた、そして自分は芸能界の第一歩を進んだ──
そして自分は心霊番組に出て、色々な心霊の話を展開して一躍売れっ子になってしまった、元々盗人なのに、こんなに売れても良いのだろうか? そう思いながら自分は働いていく──それも束の間だった、今年一年間出続けて、心霊の話をしたりもしたが、遂に過去は盗人の事がバレてしまった、その理由は、酒に酔って、盗人の事とかを言ってしまい、それを週刊誌が録音していたからだ。
あぁ、完全にしくじった──その週刊誌が発売してから数日後、自分の家に警察が来た、そして全て自分は打ち明けて、お縄となった──相当頑張ったよ、誰でも良いから自分を認めてくれよ、そして芸能人だった時が楽しかった──そう思いながら痩せこけた自分は思う、盗人をしたから、懲役が酷い、完全に忘れていた罪状もあったので、合計200件以上はくだらない……っていうか、完全に無期懲役並に年数が酷かった──そして目の前が虚ろになる──あぁ、もう死ぬんだな……自分はそう思いながら自分の人生を悔やみながら目を閉じる──そこは明るい楽園でありますように──そう願いながら自分は──
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