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『しりとりシリーズ』 『伝』の『その後』
自分は吉田ちゃんと結婚して、幸せな家計を築いた。
吉田ちゃんは可愛いなぁ、そう思いながら息子に絵本を読み聞かせる。
まぁ、この家庭は幸せ、という部類に入るのか分からないけれど、多分、自分は幸せなんだろう、と自分はそう思う、まぁ、その前に誰も『自分が幸せ』、なんて他人が決め付ける事は出来ない、そうだと思うんだ、『自分の幸せは自分でしか感じれない』、そう思うんだよ、自分は。
読み聞かせを終わらせた後、吉田ちゃんが自分を呼ぶ、今日のご飯は何だろう? 今は吉田ちゃんが作る料理が毎食毎食楽しみで仕方無い。
そして食卓に着いて、自分は言う──それではいただきます。
そう言って自分は吉田ちゃんのお手製の料理に手をつける──これが『幸せ』、というのかもしれない──
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