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たくっちスノーZERO 〜ラグナロク〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権 
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アテネ
「‥‥‥‥‥‥」

ジルトー
「嬢さん、ちょっと隣いいかの?」

アテネ
「‥‥‥‥ああ、好きにしたらいいよ」


ジルトー
「‥‥‥恨んでいるようじゃな、黒影を」

アテネ
「自分でもどうしようもないと分かっているよ、何したってアベルが帰ってくること
はない」

アテネ
「いや正確には居るんだ、鏡の奥に‥‥‥瞳を凝らして見るとあいつの姿が確かにある」

ジルトー
「ふむ‥‥‥‥」

アテネ
「こんなことが起きるなら‥‥‥‥‥メイドウィンがクソだと言ってたアベルの気持ちも分かるような気がするよ」

アテネ
「1ヶ月経って、気持ちの整理が未だに追いついていないのに仕事仕事でさ」

ジルトー
「じゃからゼロ・ラグナロクに参加して自爆しようとしたのか?」

アテネ
「クリーパーが出来ることなんて自爆ぐらいだからね」

アテネ
「撮影は全部アベルがやってたからもう動画は取れないし、私のアイデンティティーは爆発だけになっちゃった」


アテネ
「アベルがどうしていなくなったのか知った後に、どうにもならないなら爆発しておこうと思ったんだ」


ジルトー
「ふむ‥‥‥‥やはりお前もメイドウィンに対し思うところがあったか‥‥‥‥」


ジルトー
「単刀直入に言うが、ワシと組まないか?」

アテネ
「え?」

ジルトー
「ワシも奴に対して思うところがある、それに‥‥‥‥そんな寂しい顔をするな」

アテネ
「もうこんな顔しか出来ない」

アテネ
「メイドウィンになった時点で、アベルと一緒にいた『アテネ』は死んだんだ」

ジルトー
「だったらワシが科学の力で蘇らせてやる」

ジルトー
「科学によって、どんな願いでも叶えてやるわい」

アテネ
「‥‥‥‥もしそんなことが出来るなら、賭けてみたい」


アテネ
「お前の力と私の設定を駆使して‥‥‥アベルを取り戻したい」


ジルトー
「ああ‥‥‥」


ジルトー
「ムゲンダイ科学研究所の‥‥‥復活じゃ!!」


アテネ
「何それ」

ジルトー
「過去にワシが作った研究グループじゃ」




そして、人類最後の科学者と望まれぬメイドウィンは手を取り合い‥‥‥
後にこの2人が、たくっちスノーにとって最大のライバルとなった『究極天才』を作り出したのは、また別の話。

END
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