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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権
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*13*
【第3話】
「空っぽの世界」
メイドラゴン世界。
ジュラシック・パーク同様にリアルワールドでは見れない部分がそこにはあった。
リアルワールドで観測出来るのは「平和な時間」つまり、何事も無く小林とトール達が日常をすごしている1場面のみである。
だが………トールはなんとなく感じていた。
トール
「雲行きが変ですね………明日、じゃないといいですが」
小林
「何が?」
トール
「なんでもありません」
近いうちに、自分や世界が滅んでしまうのではないかと、気付いていた。
メイドウィンが死ねば、管理していた世界は10年以内に滅ぶと言われているが、実はそれだけではない
跡継ぎを探す為にその世界の実力のある者に終焉を予兆を見せて、行動に移させる
中でも有力者は、滅ぶ直前を夢で見る事が出来るのだ。
この世界で1番に選ばれたのはトールだった。
トールは聖戦(ここ)に来る前夢を見た
全てが真っ白になり、友も家族も知り合いも灰となって消えていく夢だった。
自分の住むよりどりみどりな場所が空っぽになっていく。
不思議とそれがただの悪夢ではないことも悟っていた、これもメイドウィンの力だろうか
結論から言うと、【小林さんちのメイドラゴン】のメイドウィンは既に死亡している。
メイドウィン達は口揃えて「奴(たくっちスノー)」の仕業と言った。
………
「黒影様、実は………」
メイドウィン
「……………」
メイドウィン
「そうか、なるほどね」
メイドウィン
「つまり今回の戦い、ジュラックを倒してしまえば………」
メイドウィン
「トールはメイドウィンになるんだ!!」
ジャガー
「なっ!!?」
………
たくっちスノー
「はあ!?トールがメイドウィンに!?」
松山
「あ、そういえばアイツら死んでたっけ」
小林
「は!?トールがあっち側になるってことか!?」
たくっちスノー
「仕事みたいなもんだから出世だな、おめでとうおめでとう」パチパチ
トール
「……………」
ジュラック
「………だと?」
ジュラック
「こんなヤツが………メイドウィンになる、だとぉぉ!!?」ビキビキビキ
ジュラック
「ふざけるなぁ!!こんな舐め腐った奴にぃ!!俺様は知っているぞ!!」
ジュラック
「なぜ本気を出さない!!なぜドラゴンにならないのだ!!」
トール
「…………」