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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権
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【第6話】
『最上級』
エンマは悩んでいた。
時空での生き方を
そして
エンマは不満だった、メイドウィンという存在が
………
エンマ
「………何してるんだ?」
「ひひひ、賭け事じゃよ」
「昔からファンタジー系は勇者を選んで魔王を倒させることが決まり事でな」
「そこで、どれだけ弱いやつを勇者にして魔王を倒せるのか、そういう賭けじゃ」
「後はこうしておけば………」
エンマ
「はぁ?世界を売る?」
「そうなんだよ、なんかこの世界もダメになってきたしどっかのロストメイドウィンにあげようかなって」
エンマ
「なんだよそれ………お前の作ってきた世界だろ!?そんな簡単に手放すような事………」
「神を肯定しない世界など不要じゃ!!」
……………
エンマ
「ぬらり、聞いてくれるか」
ぬらりひょん
「何か」
エンマ
「じいちゃんがさ、閻魔とは別のすげー役職についてたんだよ、俺はそれも受け継いでいる」
ぬらりひょん
「メイドウィン…………」
エンマ
「知ってたのか」
ぬらりひょん
「あのお方から名前を聞いたことなら」
エンマ
「そうか………なんというか、愚痴になりそうで悪いが、喋らせてくれ」
エンマ
「妖魔界を抜けて時空ってところに来て………出会ったメイドウィンというのが尽く酷かったんだ」
エンマ
「まるで世界や住民を玩具みたいに………好き放題操って、いらなくなったら他所に捨てて………そんなやつばかりだった」
エンマ
「まぁ、そんなやつばかりじゃないというのは分からなくもないんだが」
エンマ
「神さまっていうのは、もっと自分の守るべきものを大事にしないといけないよな」
エンマ
「じいちゃんも、同じ事で悩んでたかもしれない」
エンマ
「俺は………メイドウィンとして、エンマとして」
エンマ
「誰にも負けないくらい、神のその先まで強くなる」
エンマ
「あんな奴らから俺の大事な世界を守るために」
エンマ
「………そして、こいつら全員が安心するために」
そしてエンマ大王は『時空』の神の領域に立つ鍛錬をしていた
また別の可能性、別の歴史では太陽を宿し、闇に抗うエンマの姿もあったが…………
それらとの関連性は明らかにされていない………